1月の雨を忘れない 作:二階からぼた餅
たまたま手に取った読者様、どうして手にとった。
この便所の落書きは、差別的表現や中傷表現を含みます。また、筆者は大学入試の論述試験以来自分の言葉で長い文章書いていないので、文章力がうんこです。偏りがあります。矛盾も孕んでいます。それでも構わないという鬼畜な筆者様はお進みください。
人間『美奈』として生を受けて早15年―ーー性別が変わった事への違和感はもうなくなったように思う。
それもそうだ、前世 魔龍皇『ビューネイ』としての人生を含めると500年以上の生を経たのだ。既に一度目の生の…サラリマン?であった頃の記憶や生態など擦り切れてしまっている。
魔龍皇としての生活はそれなりに意義あるモノであったと思う。長すぎる生は時に冗長に感じることもあったが、何百年に一度かの「死食」の際には、それこそ現代でいう祭的な気分の高揚を覚えた。勿論その都度攻め込んでくる「魔王」や「聖王」には辟易させられたが。
圧倒的な強さを見せ、人間の身でありながら我らアビスの軍勢すら組敷かせた魔王。
四魔貴族最強であるこの私が靴を舐めさせられた屈辱は再度転生した今でも鮮明に思い出せる。というか屈辱的過ぎて思い出したくもない。まぁ高くなりすぎた鼻を見事にへし折ってくれたことに関しては確かに感謝ではあるが。負けた私を意気った筋肉バカとクソショタ野郎が罵ったが、私以上にボコボコにされていたので良い気味であった。魔炎長?知らない子ですね。
魔王に勝るとも劣らない力で我々に攻勢に出た聖王。気の向くままに単身乗り込んで来て暴虐の限りを尽くした魔王とは違い、侵略への自衛として大元を倒すため自身の軍勢を率いてきたが、正直あれはあれで迷惑だった。
もともと私自身地上世界への侵略など更々興味なく、筋肉バカとクソショタ野郎が勝手に意気づいただけである。にも関わらず四魔貴族というだけでケチをつけられ虎の子である龍魂まで削らされるという始末。まぁ聖王自身は話が通じない相手ではなかったので、私の直下軍勢である鳥類モンスター1/3が亡くなるという被害で済んだ。(ちなみに魔王の時は九分九厘に至るまでが逝った)
これ以後さすがに懲りたのか、他の魔貴族共も積極的に人間界に攻め込むということはなかった。
そして最後に来た「運命の子」のパーティについてだが―――これはまた別のタイミングで語ろう。
閑話休題
そんなこんな、女としての体には慣れたはずだ―ーーとはいえ、魔族としての生活が長かったためか人間の体や慣習には戸惑うことがある。
初めて月のものが来たときは死ぬかと思うくらいしんどかったし、宙を舞っての移動は世間様の目から憚られるようだ。
初めて自分の魔力で空を舞ったときは、あまりの驚きに今世の父親に卒倒された。(母親は「さすが私の子供ねぇ」と微笑んでいたが)
ひょっとするとこの現代社会において力をもて余した私は、アビスにいた頃より窮屈な思いをしているのではないか。
―ーー私、龍公院美奈は転生者である。
テレビでこ○るりの顔を見るたび野球のホームベースの形状を思い出す。