1月の雨を忘れない 作:二階からぼた餅
現実でこんな子居ません。
現実感ないのは分かるんですが僕の薄い頭とポッテリしたお腹ではなかなか共感得られる感じが捻り出せません。
とはいえ、私はこの退屈な日常が嫌いではない。
レッドドラゴンのくしゃみで夕食を黒焦げにされる事はないし、裸足で出歩いて肉の芽に小指をぶつける事もない。
用を足そうと思って厠に行ってもアビスと違って平然と火だるまのクソジジイが覗きに来ることもなければ。親切心で肩についたタイニィフェザーを龍魂で払おうとしてもクソ童顔野郎から風車を喰らうこともないし、貧乏ゆすりで大震撃を起こす筋肉バカもいない。
皆当時の私の足元にも及ばぬ戦力ではあったが、寝首をかかれそうになった事も一度や二度ではないのだ。
そう考えれば、命の危険はない上、常に平穏な状態に保っていられるというのは実に気分が良い。
勿論、この世界でも何が起こるか解らないので四魔貴族だったころの勘を忘れないよう日々鍛練している。
毎朝4:30に起きてからは近くの公園でコンクリのローラーを引いているし龍魂のコントロール強化のためローラーで一周した後に小さな石を選別して道の端によけていく。
また、趣味の領域を出ないが様々な格闘技をたしなんでいる。合気道、太極拳、空手、剣道、薙刀、弓道…。ただでさえ魔貴族だったころより比べるべくもなく肉体強度は落ちたのだ。龍魂と術だけで戦って負けてしまった最終決戦で人間の持つ底力は痛いほど学習した。だから私も学ぶのである。―ーーうん、ニ度の敗戦で腐らない私エライっ。あと分身剣とタイガーブレイク怖い。
ちなみに最終決戦で人間共が使っていた武器は一通り扱えるようになったと思う。ただの殴打に始まり、稲妻キック、ナイアガラバスター、果ては龍神烈火拳。中3からは気を貯めてタイガーブレイクを再現できるようになった。
自己研鑽はいくらやっても終わりは見えないが、魔族並みとは言えないまでもそこそこスペックの高い体のお蔭で人間の枠にしては中々のレベルにあると思う。
閑話休題
最近では高校の帰りに近所の銀髪オッドアイのちびっことじゃれあうのが私の日課だ。「さすが二次元、モブの癖に綺麗すぎだ」とか「本編まだかな…」とか「ニコポが利かない…だと?!」とか怪しい事を言っていた気もするが、基本的には目があったら挨拶してくれる良い子である。
よく公園の砂場でひとり寂しそうな顔で黙々と城を作っているのを見かけるが(本人曰く戦艦らしい)、遠くから私に気がつくと目を輝かせて飛んでくる。
かわいい。銀色のラブラドールである。
ラブラドールくん(命名 私)はあまりに可愛いので何かにつけ抱き締めてしまうこともしばしばだ。(「お姉さん良いにおいがする」っつ言われてグッと来たのは内緒だ。)
話してみると随分博識で、中身なかなかどうして見所のある仔犬君だ。よしお姉さんがハーゲンダッツ買ってあげよう。
しかしながら時折精神と知識がアンバランスに思えるときもある。情緒が不安定なのは幼さからくるものとは思うが、時折ボソッと「原作までにあとやらなきゃならない事は…」って呟いたり、やけに近代兵器の運用方法に語りたがったりする。
ひょっとしてこの仔も私と同類(てんせいしゃ)か?
まぁ私のように既に生を二回経ている者もいるし、他にも転生者がいたっておかしくはないだろう。些事だ些事。そんなことより野球しようぜ!
という訳で、このあと無茶苦茶ナデナデした。
みんな大好きビュー姐さん。
おっぱいポロンしそうな和装ですからね、そらスケベジジィも常にストーキングですよ。ほら、朱鳥なんでフェザーシールで姿隠せるし。で、姐さんの怒りを買ってアースライザーまでが鉄板。
この他私の中での理解は海ショタはデカフォークの腹黒自信家、「青春しろっ」の人は周りに迷惑かけるタイプの筋肉バカ(某寺門さん的な)。
ちなみに割りと大きくなるまで、海ショタはカマキャラだと思い込んでました。
あとラブラドールくんはお察しの通り踏み台転生者です。中学とかでたまに居ますよね、やたら軍事とか兵器とか詳しい子。正直私自身フワッとしたことしか書けないので彼の知識等のお披露目はないものと考えてください。(私が出来なきゃ姐さんも理解できませんので)。
彼の特典とかデバイスの設定とかは特に考えてません。あとで適当に貼り付けます。姐さんは彼が魔力保有してるのは気付いてますが、多分転生一周目なんで積み重ねが無い分危険視されてません。