……と、冗談はさておき、本当の理由は早く物語に入りたかったからですかね~。
……と、いいつつ、まだまだ入らないけども。
――さぁ、あれから何年たっただろうか…。
僕はもう15才。……この歳になるまでいろいろありすぎたよ…。
まず始めに、お父様の修行と名のつく地獄を味わい死にかけたり、ドライグとアルビオンの戯れ合いで死にかけたり、お母様がたまに面白半分で作る殺人料理で死にかけたり………と、家族の間ではそんな事が起こっていた。
――他には、偶々遊んでいた公園の近くにこの世界の主人公である立花響に、そのヒロインである小日向未来の二人に出会った事だ。そのあとなんやかんやで仲良くなり、いまじゃ家に遊びに来るぐらいに仲良くなった。……家は、特殊な結界で守られて現実世界とは異なる世界に建っているため、特殊な結界を解くための術式を仕組んだ石や玉をアクセサリーにしたものでしか入れないため、二人にはペアリングのネックレスを渡したりした。
……更に、今から二年間に、風鳴翼と天羽奏のユニット――ツヴァイウィングの“ノイズ・ライブ事件”が発生した。
僕は、その時別の場所で発生していたノイズの対応に行っていたため、事件の方に遅れてしまった。……他には、最近 原作知識が衰えているせいと、どの時期に転生したのか確りと確認していなかったのもあり、事件の対策を十分に出来ていなかったのだ…。
幸いにも、ノイズが襲撃してから3分以内に辿り着いたため死者はそこまで出なかったが、それでも数十にんの尊い命が失われた…。ノイズによって出た死者は、精々10人いるかいないか程度だが、後の人は、逃げる途中で瓦礫が落ちてきて下敷きになったり、慌てて逃げる人々に押され潰されたり、慌てすぎて階段から転げ落ちたりなど、人的被害が多かった。
――――――ただ…、一番の最悪な結果が…、立花響――ひーちゃんを原作通りにしてしまった事だ…。
僕は、できればひーちゃんをこんな場所に巻き込みたくなかった…。確かに原作では、彼女はこのおかげで背中を預ける仲間や彼女の日溜まりである小日向未来との絆も深まり、とてもよい方向にと進むのだが、もちろんだが、良いことばかりではない…。――寧ろ、彼女の幸せよりも、不幸の方があきらか多いいだろう。―――…だからこそ、彼女には普通の一般人同様の生活をしてもらいたかった…。……彼女には平和な生活をしてもらいたかった!…でも!――僕は彼女を結局守れなかった…。――彼女は原作通りに天羽奏が自身の持つ“ガングニール”で庇い、その破片が彼女の胸に刺さり、死にかけた。……だが、天羽奏の声で意識を過労ながらも保ち、そのおかげで彼女――立花響を治療できた。……なんとかギリギリながらも治療が間に合い、ガングニールの破片さえ除けばあとは無事に済ませる。――そのあとも、ひーちゃんを回復させている間に、原作通りに天羽奏が絶唱を解き放ち、回復が終わる頃には絶唱も終わり死にかけていた。
……そのあと、天羽奏は文字通り灰となって消えてしまったが、運よく魂は無事だったので、誰にも気づかれることなく天羽奏の魂を無事に回収できた…。あとは、彼女の灰となった体からDNAを採取し、身体を作ってその器に魂を憑依させれば大丈夫だ。――問題は魂とその器となる身体が合うかどうか心配だったが何事もなく無事にすんだので良かったと思う。
……――しかし、大変なのはここからだった…。天羽奏はべつに大丈夫だったが、立花響ことひーちゃんの方が大変だった…。あのライブのあと、直ぐに助けに来た救急車のおかげで彼女は無事に助けられてリハビリして復活したのだが、学校では、陰湿な苛めが酷かった…。――よりにもよって、俺が遅れたために死んでしまった人の中にひーちゃんの通っていた学校の生徒が何人かいたのだ。そのなかでも、その時死んでしまったとある男子が好きだった、ひーちゃんと同じクラスの女子が生き残ったひーちゃんに恨みをもって彼女を筆頭にクラスで苛めだしたのだ…。ひーちゃん以外にも生き残った生徒はいたのだが、みな理由は違えど苛められていた…。……何故苛めが起きるのか、理由は簡単だ。世間では、ノイズから生き残った人達をよく思わない人達が多くいる。……今回の苛めも日本の各地でよく起こっている事だ。……ただ、幸いなことにも、ひーちゃんの実家の方の被害は原作の時よりも、予想外にも少なくて、何故かはわからないが、恐らく今回の事件が予想以上に被害が少なかったためなのか、はたまた別の理由かはわからないが、原作みたいな悲惨なことにならなくて、良かったと思った。……でも、父親は原作通りに、いつの間にか蒸発していたみたいだが…。
――――ただ、学校での苛めの酷さは日に日に酷くなり、ひーちゃんを庇った善良な子や小日向未来にさえも被害が及んだ。……俺は、まず苛めの立案者でもあるその彼女を捕らえて、全て吐かせた。――なんだかんだいいながらも、彼女はひーちゃんが悪くないことはわかっていたようで、日に日にボロボロになっていく立花響にたいしてかなり罪悪感で押し潰されていたようだ。その時、何故止めないのかと聞いたら、“自分がまいた種であり、日に日に酷くなっていき止められないのと…、学校の先生でもある大人が命令してくるので、怖くて逆らえず止めることが出来なかった…”と語ってくれた。……確かに、日に日に酷くなりあきらか中学生が考えてするような苛めじゃ無いものもあったので、もしかしたらと思いし独自で学校の事を調べていたのだが――――もう、出るわでるわ。面白いぐらい、何人かの大人の糞ったれな悪事がわんさかと出てきた。……恐らく、この大人たちが彼女達生徒を脅して命令し、ひーちゃん達生き残った生徒に、その人達を庇った人達を苛めていたのだろう。
……予想以上に時間がかかってしまい、ひーちゃん達を長いこと苦しめてしまったのだが…――――――胸くそ悪いぞクソッタレ共が!!!!!!
たった、大人のストレスの発散でひーちゃん達を巻き込んだ挙げ句、更に日に日に酷くし、ボロボロになっていくのを見て楽しんでいた、人間と言えないクソッタレなカス共には“OHANASYIをしなくてわね~…”
俺は、そのまますぐに行動した………そして――
――そのあと…、その先生を見た者はいないと言う…
しばらくして、全ての元凶でもある大人達が警察に捕まり、学園に平和が訪れた。ひーちゃんを苛めていた彼女は、ひーちゃんに心の底から何度も何度も頭を深く下げて謝っていた…。挙げ句の果てには、“私を殴りなさい”やら“土下座するわ!”やら“私を貴女の下僕にしてちょうだい!”等と言った度を過ぎた謝罪をしていたらしい。ひーちゃん自身が止めなければ、永遠にしていたと思う…とひーちゃんが後に語ってくれた。
……それでも、彼女達はどうしても罪滅ぼしをしたかったらしく、ひーちゃんの家に貼られた暴言の紙や落書き、あとは投げられた石などの撤去、更にはよく思っていない近所の人達の説得や面白半分でこんなことをしていた人に対しての説得(物理)をしていたそうだ。人は罪悪感で押し潰されそうになると変わると言うが………変わりすぎだと思うのは僕だけだろうか…?
―――まぁ、そんなこんなでよくも悪くもとんでもない数年を味わっていた。
ただ、いまから二年前のあの日以来、僕は修行をいままで以上に増やした。……理由?そんなの簡単だよ。僕があの時、ちゃんとした力さえあれば、あのライブで誰かが死ぬことなんてなかったんだし、なによりひーちゃんがこんなにも苦しむ事なんてなかったんだ。―――――だから僕は強くなる。いまよりも、ずっと、もっと、強くなる!……世界中の人達が笑って安心して暮らせる世界にするため、僕は強くなる!ひーちゃんや未来ちゃん、それと世界中の困っている人達を助け、守るために…守れるように、僕は強くなるんだ!!!
――――そんな、志(ココロザシ)を胸に抱き、僕は今日も修行をしている……………んだけども――。
「どうしてこうなった………」orz
僕はとある場所で人目構わず両手両足を地面に付けていた…。
何故、僕がこんなことをしているのかというと、時はいまから二日前に戻る―――
僕は、あの日以来ずっとお父様に頼んでよりいっそう厳しい修行を耐えていた。
そんな何一つも変わらない日常を暮らしていたのだが、突然、お父様とお母様に呼ばれた。
僕は、いつになく真剣な声と表情で呼ばれたため、何事かと思いつつも両親が待っているリビングへと入った。……すると、リビングにあるテーブルと一緒に置いてあるソファーの所に、両親の二人は座っていた。
僕は、お父様とお母様に体面するようにもうひとつのソファーに座り、お父様とお母様の顔を見た。
二人の表情はいつになく真剣だ。僕は生唾をゴクリと飲みながら二人が喋るのを待った。
暫くの無言の中……最初に口を開いたのはお父様だ。
「……椿。お前にはいつも苦労をかけている。ノイズの討伐に、邪神の捜査、過度なる修行に家の手伝い。本当にお前にはいろいろと苦労を欠けていて、とても世話になっている」
真剣な表情で語るお父様。……別に、僕が好きでやっていることなので、これといって苦行と感じたことはありませんけどねぇ…。
「しかしだ!……お前には全くの自由時間がない。それこそ、酷いときには24時間――まる1日働きっぱなしの日もあったぐらいだ。
さらに、お前には本来人として行くべき場所であり、若人が青春を語る場所…――つまり!学校というものに、一度も行かした事がない」
……うん、まぁ、確かに行ってなかったね。でも、別に行きたいって訳でもないし、そんなのに時間を使うなら、なにか人の役にたちたいし、1秒でも長く多く修行をして強くなりたいしね。
「そして、お前ももう15才だ。流石にこのままじゃ、親としてもそうだが、とても未来が心配だった…。(特に人間関係とかで…)
てなわけで、私達はある結論に行き着いた!このままじゃいけない。でもどうするか?答えは簡単だ。なら、“学校に通わせばいいんだ”……と」
…………はい?
「――と、言うわけで、明後日から学校に行ってもらうぞ、椿!」(*≧▽≦)b グッ!
物凄く、清々しい笑顔でサムズアップするお父様。
…………って
「いや、何でですか!?お父様!いきなりすぎますよ!……しかも、明後日からって…」
……な、なんで急にこんなことに…
「あ、因にだが、何処の学校か知りたいだろう?お前もやっぱり知らない人がいる場所だと不安になるから、知っている人がいた方が安心すると思ってな?お前が明後日から通う学校は――――――」
僕はお父様が次にいう言葉に心底驚くことになった。
「私立リディアン音楽院高等科だ!」
……………………………………ぇ?
「えぇぇえぇえええぇえぇえぇ!?嘘ですよね!?お父様!お母様!?」
「俺が嘘を言うとでも?」
「私が嘘を言うと思います?」
両親そろっていい放つ。……うそ…だろ…!
………………はっ!まてよ、確か私立リディアン音楽院高等科は、リディアン音楽院事態が女子高だ!女子高は文字通り女子しか入れない!見た目が女の子って言われる僕でも、性別はどんなに頑張っても“男”!なら、私立リディアン音楽院高等科には、性別という問題で入れn――――――
「あ、因にだが、もうすでに入る準備は出来てるぞ。……ほら、確りとお前の“制服”も届いているしな!」
お父様は足元の隣に置いていた段ボール箱から一式の制服を取り出した。……私立の女子高だからもちろん――女子制服だ。
「…………い、いや、お父様?御言葉ですが僕はこれでも生粋の日本男子。男です。何が言いたいのかと申し上げますと…、つまり、私立リディアン音楽院は純粋の女子高であるため、正真正銘“男”である僕が入れるのは0%でございます。……ですからこのまま諦めて――――」
ポンッ…
すると、突然お母様に肩を優しく叩かれた。……何故に?
「……大丈夫ですよ。何故なら貴方には…――――――“身体変換”の能力があるじゃないですか♪」
「……つ、つまり?」
あ、これ、あかんやつだ~
「――それで、“女の子”になっちゃえば問題ありませんわ♪」
――――――ふふ、オワタ\(^o^)/
「ま、そう言うことだ。……あ、因にだがそこの校長とはお父さんは仕事の付き合いで何度か出会って仲良くなった友達だからな!お前の事を話したら一発で気に入られてな?――お前の事は全部知っているから安心しろ♪」(*°∇°)b
安心できませぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!
「てなわけで、早速明後日からだ。それまでに、女性の支度の練習をお母さんとやっときな。その間はとうぶん修行も無しだ。それが、修行と思え!まぁ、取り合えず頑張れ」( *・ω・)b グッ!
そ…そんなぁぁぁ!!!!?
「……うふふ♪それでは、お母様と一緒に楽しいお勉強をしましょうか…ツ・バ・キ♪」
「――い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
この日、少女の悲鳴が木霊したという………
……と、まぁ、今にいたるんだけども…。
ジィーーー……ヒソヒソ
「……うん。取り合えず、ここから覚悟を決めてさっさと入るか…。そして、教室に逝こう…」
僕は回りの視線が気になり、覚悟を決めて女子の花園へと足を踏み込むのだった。……ん?“いく”の感じが違う?――いや、これでいいんですよ。……これで…ね…。
そして、こうして僕の新たな物語が、始まるのだった…。
どうでしたか?一応、まだこの話は次回も続きます!もうすぐ、次回かその次回で原作の立花響がガングニールを纏う所に入ります!まだ、あと少しだけ作者についてきてください!お願いします!!
それではまた次回で…、じゃぁ~、バイバーイ!