全くネタがなかったのが、一番の痛手でした。
さて、これからは、頑張って、できるだけ一週間に1話を投稿できるように、頑張っていきます!
こんな、作者ですが見てくださる人達の皆さま方には凄く感謝をしています!本当にありがとうございます!!
では、今回もまた、ゆっくりしていってね♪
―椿 side―
私はいま、お父様が造ったとても広い異空間のフィールドで修行をしている。
ここのフィールドは富士の樹海の様な深林をモチーフにした場所だ。
でも、ここは富士の樹海と言うよりも、シ○神が出てきたもの○けの森の様な神秘的な深い樹海だ。
――で、そんな樹海の中を木を使いながら上手く修行相手から逃げている私なんですがぁ…
「いい加減に諦めてくれないかなぁー!!」
悪態を吐きながら木々の間をつたい跳んでいた。
ズバンッ!ズバンッ!――ズズゥゥゥン………
太く巨大な木々が重たい太刀筋の音で綺麗に崩れ落ちていく。
「はっはっはっ!椿様、逃げてばかりでは意味がありませんよ!!私達ふたりを倒す勢いでかかって来なければ!でないと、ずっと逃げてばかりで体力だけが削れますよ?」
「うむ、ナグネス将軍の言う通りだ。我々を倒さなければ意味がありません。椿様、さぁ、かかってきなさい!」
僕の後ろで、白の騎士と緑の騎士が叫んでいた。
――いや、それはね?わかっているんだよ?でもね、なぜ逃げているのか………それは―――
「あなた方の鎧をどう突破すればいいのですか!?どんだけ重装備なのですか!なんでそこまで馬鹿げた防御力を持っているのです!?ありえないでしょ、普通!!」
そう、いま相手をしているこの二人はただの騎士ではない。完全に見ただけでも分かるほどの重装備なのだ。
現に、このおふた方の名前が………
『重装騎ダルヴァン』と『重鎧将ナグネス』
そう、皆さんおわかりいただけただろうか…。
二人の二つ名には、必ず“重”が付いている。それぐらい、強固で頑丈な鉄壁の鎧を常日頃着けられておるのだ。
「まだまだこと程度で根を上げておられるのであれば、椿様はまだまだですよ!私達には、この状態から更に、あと二つ進化――いえ、神化があるのですから!まだまだこれからですよ!!」
「そうだ。だから諦めて戦うのです、椿様…。重装騎の名に懸けて、あなた様を強くさせなければ意味がないのです!(それに、我々があなた様に付く悪い虫は全ては祓えませんので、ある程度の力を上げて抵抗力を付けなくてはいけませんから。でなければ、とこぞの薄い本の様になってしまいます。……まぁ、そのような事をしでかす虫共は全て、我々が祓う(物理)ことになりますけどね――フフ)」
ゾクリッ!
「――ッひゃん!?」
な…なになに!?なんなのいまの悪寒!――こ、怖いよ~……グスン
「どうかしましたか?椿様…(危ない危ない…、思わず我が殺気が…。椿様はとても敏感なお人でおられたのを忘れておった…)」
「大丈夫ですか?椿様…(バカか!ダルヴァン。椿様に向けて殺気など!椿様の涙目かわい――ゲフンゲフン!……可哀想だろうが!)」
ダルヴァンとナグネスが私を心配してくれた。……でも、なんだか二人の間でなにかの会話がおこなわれている気がするのだけど…気のせいかな?
「――ッ!?で、では今日はここまでにしましょうか。十六夜様もご心配をしておりますので(ヤバイぞ…、いまので十六夜様が椿様の涙目を気づいたようだ…)」
「そうです。私もナグネス将軍の言葉に賛成です。最近、過激な修行をしてばかりでしたので、流石に学園の生活に響いては意味がありませんから…(それは大変だな…。急いで戻らなければ!)」
ダルヴァンとナグネスが今日はここまでと言ってきた。確かに、最近は過激な修行をしてばかりだし、身体に無茶ばかりをしてきたので、いまは初めての学園生活を僕が楽しんでいるのを知っていてか、学園生活に響かない程度に終わらせてくれるそうだ。――それでも、なぜか裏がある気がするのは考えすぎなのかな…?
――うん、考えすぎだね!仲間を疑うなんて最低だもんね♪
※ちなみに、これを騎士団の中で呟いたとき、騎士団の9割以上があまりの純粋さに眩しすぎて、自身の邪な心が更に醜く感じ、全てを浄化(純粋な笑顔による物理)により成仏(物理)しかけていたのを、椿は知らない…。
これを、騎士団は『椿様、邪 浄化 殲滅 事変』と名付けるのだった…
そして、これにより騎士団の過保護が増えて両親の親バカと過保護がより一層濃くなるのだった。
―一方その頃本家では…―
「――ハッ!うちの椿が涙目になっている!?……あいつらぁ…俺たちの天使を泣かせたのかなぁ?あいつら…殺してやろうか?」(^言^)
一人のバカ親が、リビングでくつろぎながらも、謎の電波を受信して自分の息子?の状態をキッチリと把握していた。……もはや、度が過ぎすぎてなにも言葉がない…
―side out―
―戻って 椿 side―
僕はダルヴァンとナグネスの二人と別れて、シャワーを浴びて汗を流したあと、いま自室でのんびりとしている
「さ~てと~、なにをしようかなぁ~」
僕はいま、物凄く暇をしていた。……今日は、家に誰もいなくて、ゆういついたお父様も、『この二人にちょっとOHANASYIがあるから、お父さんは手が離せないんだ。すまんな、椿』なんて言われた。なぜか、“お話”の所だけ別の単語に聞こえた気もしたが、お父様は笑顔だったので別に何か仕事とかのお話をするのだろう。だから、そこまで気にはしなかった。
「今日みたいな時にかぎってノイズは来ないんだよね~」
まぁ、こんな事を言った日には…
「椿様!ノイズが出現しました!!」
――はぁ、ほらね?
「わかった、それでどこ?」
「はい!それは―――」
――――――――――――――――――――――
ここは現在、日本の何処かの道路。……そこでは、二人の少女がノイズと戦っていた。
そう、その少女は、ひーちゃんと風鳴翼だった。
「あ、あの翼さん!私、今は全然頼りなくて足手まといかもしれないですけど……きっと強くなってみせますから!だから……私と一緒に戦ってください!」
ノイズを殲滅したあと、響は決意を風鳴に伝える。風鳴翼はひーちゃんの方に視線を向けると風鳴翼が剣先をひーちゃんに向けた。
「そうね………私とあなた、“一緒に戦いましょう”」
その時、ぞわりと悪寒が走った。慌てて走るが、風鳴翼が全力で響に剣を振りかざしていたので間に合わない。
「(あ、あれは手加減なんてしてない、あの人は殺す気ですか!?そんなこと―――)」
―――――絶対させない!!
僕は、『剣王ゼルバーン』の力を借りて“ゼルバーン”の緑の全身鎧を纏い、ひーちゃんと風鳴翼の間に入り、ひーちゃんを庇うように風鳴翼の剣を受け止める。
ガキィィン…!
「――ッ!貴様は何者だ!!」
風鳴翼が叫ぶ。
「ぼk…俺の名はゼルバーン。訳ありこの場に参上つかまつった」
危なかった…もう少しで僕なんていいかけたよ……。
こんな見た目なのに僕なんて、なんだか違和感がありまくりだからね~……。
「そうか。ならゼルバーンと言ったな?何故そこにいる立花響を庇う。貴様と立花響の関係はなんだ!」
風鳴翼がそう聞いてきた。僕はひーちゃんの方を一瞬チラッと見たが、ひーちゃんは困惑しついるだけだ。
当たり前だね…、ひーちゃんは僕が戦っているのを知らないのだから……。
「それは、昔から俺が知っていた……としか言えぬな。なんであれ、俺はお前がこの少女に向かい手加減なしでその剣を殺すつもりで降り下ろしたのだ。そんな場面をみすみす見逃すほど、俺は甘くないぞ!」
それよりも、ひーちゃんが怪我をするのはダメだからね。……でも、風鳴翼さんの気持ちもわからなくはない。だって、ひーちゃんが纏っているシンフォギア――ガングニールは元々、家で寝ている奏さんのシンフォギアだったんだから。
奏さんが大好きな風鳴翼さんが、ひーちゃんに怒りを覚えるのは人として仕方がないと思っている。
――でもね?翼さん。そんな事をしても、奏さんは悲しむと思いますよ?
「そこを退きなさいゼルバーン!私が用があるのは後ろにいる立花響ただ一人だ!!」
「退くわけにはいかぬ!我はこやつを守ると誓った身。絶対に退くわけにはいかぬのだ!!」
僕がそう言うと、風鳴翼が剣を構えた。
「ならば―――押し通るのみ!」
「こい!風鳴翼!!」
ガキィィィィィン!!!
僕と風鳴翼の剣が交差した。
――――――――――――――――――――――
風鳴翼と“ゼルバーン”こと姫神椿との戦いを当然司令室にいた二課の面々はモニターを介して見ていた。
素人から見れば、さながら互角に戦っているように見える
だが、武術を嗜んでいる者が見れば、風鳴翼が若干押されていると見える
当たり前だが、翼は幼少時より鍛錬に勤しんでいたのに対し、姫神椿の師匠は全員人を超えた達人ククラスや伝説の英雄たちなのだ。……それでも、風鳴翼の叔父上でもある風鳴弦十郎も、その達人クラスの中に入っているのだが…。
「なっ……何をやっているんだあいつらは!?」
「んーッ、青春真っ盛りって感じねェ」
驚く弦十郎をよそに、シンフォギアの研究者である了子はどこか楽しそうに顔を綻ばせ呟く。
そんな了子にため息を吐きながら弦十郎は席を立ち、個人高速エレベーターに向かう
「司令、どちらへ?」
「誰かが、あの馬鹿者共を止めなきゃいかんだろうよ…!」
そう言って地上へ上がっていく
あっという間に見えなくなると、了子はまた呟く
「こっちも青春してるなァ……。でも、確かに気になる子よねェ? 放っておけないタイプかも」
その顔に喜色や好奇心、妖艶、そして獲物を見つけたような表情が浮かんでいたのは
その場の誰一人、知ることはなかった。
――――――――――――――――――――――
現在、風鳴翼と僕は剣で打ち合っている。
「うひゃぁっ!」
後ろで情けない声が聞こえるが、振り返ってられない。
「(流石に、風鳴翼さんは強いですね…。この太刀筋は小さいときから相当苦労して剣術をやってきている証拠。一筋縄ではいきませんか…!)」
そんな事を思いながらも、何とか本当にギリギリ押しているのだった。
《蒼ノ一閃》
青い斬撃を自分の持つ剣で弾く
……と、思ったら今度は天空から《千ノ落涙》―――数十本もの剣を降らしてくる風鳴翼
「(うへぇ~……きついな~!てか、危ないよぉ~!)」
かなり、焦っている僕は、頑張って耐えていた。
こんなときに修行を見てくれたあの人達に感謝をしてしまうのは、仕方がないことだと思うんだよ。
――天ノ逆鱗――
そんな事を思っていたら、《蒼ノ一閃》の時よりも巨大な剣を投擲してきた。
そればかりか柄に蹴りを叩き込み、速度を加速させている。
「(あやや……流石にあれはヤバイですよ…!)」
それは何故か…、僕が纏った『ゼルバーンの鎧』は、今日の朝の修行時に使っていて、その時にダルヴァンとナグネスの同時攻撃を防ぎきれず受け流したせいか、かなりのダメージを負ってしまい鎧がボロボロでした。……何とか、戦闘ができる程度まで回復はしたけれど、やっぱり風鳴翼さん相手じゃ持たなかったようだ。
パキ…ピシピシビシン!
……ヤバイのですよ。ここまでなのですか!?
巨大な剣がもう少しで落ちてくる瞬間―――
「――おらぁ!」
突然眼の前には、僕に背を向け《天ノ逆鱗》に“素手で対抗している生身”の人間がいた
赤いワイシャツにスラックス。そう――二課の司令官…風鳴弦十郎だったのだ。
「叔父様ッ!?」
「うそッ!?」
風鳴翼と立花響の声が重なる。……正直僕も、ここまでとは思っていなかった。
どうして生身の人間が素手でシンフォギアに対抗できるのかまったく不明だが……
――しかし、これで終わってはいなかったのだ。
「―――フンッ!!」
――――――轟ッ!
拳で受けた衝撃を受け流すかのように地面から“離していない”足で踏み抜くと、人間では壊すのがほぼ不可能なアスファルトをいとも簡単にひび割り、抉り、吹き飛ばす
その範囲、―――実に半径数十メートル。
さらには埋まっていた水道管を破裂させ、間欠泉の如く溢れ出る
風鳴翼と風鳴弦十郎の後ろにいた俺はその衝撃に吹っ飛び受身も取れぬまま地面に落ちる。
「(あ…危なかったよぉ~!……あの人、予想以上に危険だ…。やっぱり大人って怖い…)」
つくづくそう思うのでした。
「あーあ、こんなにしちまって。何やってんだお前達は」
そう、言いながら風鳴弦十郎は服をパンパンと叩いていた。
いまやったのは弦十郎の《震脚》と呼ばれる中国拳法だ。
その時の影響で破裂しぶらさがっているような革靴で弦十郎は翼に歩み寄る
「らしくないな、翼。ロクに狙いもつけずにぶっ放したのか、それとも―――」
そこではたと気付く
「お前、泣いている―――」
「泣いてなんかいませんっっ!!」
拒絶するように
いや、まるで自分に言い聞かせるように叫ぶ風鳴翼
「涙なんて、流していません……! 風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です。だから……!」
――見ていられない
この場にいた全員の感想だった。
俺は立ち上がり地面に刺さった剣を抜き、風鳴弦十郎はそれ以上何も言わず風鳴翼を抱き上げようとして、
響は必死に思いを告げる
「あのっ……私、自分が全然駄目駄目なのはわかっています。だから、これから一生懸命頑張って―――頑張って、“奏さんの代わりになってみせます”!」
それが度が過ぎた慰めの言葉と知らずひーちゃんは宣言した
そして、その言葉を受けた風鳴翼は
「―――ッ!」
全ての想いが止まれなかった
怒り、悲しみ、何もかもを動員させ、最後の力おもいで左手を振るった
――バチンッ!
乾いた音が響く。その音で一気に静かになっていた。
風鳴翼を連れて風鳴弦十郎が一足先に帰るのを見届けながら響は未だはたかれた頬を押さえ呆然としていた。
そんな姿を俺は、静かに見届けていた。……励ましたい気持ちはあるが、こればかりは僕ではどうしようもできない。何故なら、この問題は立花響 自身が気づかなければいけない事だからだ…。
「(これから先……今日のような危険なヤバイことにならなければいいのだけれども………正直、不安だね…)」
そんな事を思いながら、僕は静かにその場を離れるのだった。