設定では、中学時代に虐めが悪化し、さらに親に見捨てられたのをきっかけに家出。
さ迷ってる内に、風都の探偵事務所で生き倒れ、拾われる
左翔太郎の弟弟子ではあるが、探偵を目指しては無い。だけど、おやっさんの意思は受け継いでいる
性格はハードボイルドな自己犠牲。一人暮らしの為、小町はいません
内容がめちゃくちゃですが、割合して読んでください
俺が中学三年生の頃だった。
学校ではイジメが原因でぼっちになり、家では両親からは相手にされないし、妹を愛していた。妹だけは俺の味方だと思っていた。だが、俺はそんな妹すらも信じられなくなってしまった。だからある日、俺は家出をした。
頼る人もいない。金も無い。こんな世の中で養われてるだけの子供だった俺が一人で生きていけるような甘い世界じゃなかった。
空腹になり、行く宛もなく彷徨い続け、遂には倒れてしまった。
そんな俺を救ってくれたのは、おやっさんだった。
おやっさんは私立探偵で、男の中の男。まさにハードボイルドな人だった。
偶然、探偵事務所の前で倒れていた俺を保護してくれた。それから、俺は探偵事務所に居候することになった。
もちろん、バイトっぽいこともした。働かざる者食うべからずだそうだ。
普通なら、事情を聞いてくるのにおやっさんは何も聞かなかった。俺は、それが嬉しかった。
おやっさんの弟子の左翔太郎。翔兄さんは、俺と同じくおやっさんに憧れている。
翔兄さんは結構熱くなりやすい人で、おやっさんに半人前扱いされて怒られていた。
でも、俺はそんな翔兄さんの事を気に入っている。だって、俺を俺と見てくれたし、俺を弟の様に相手にしてくれた。
そんなある日、おやっさんの下に一件の依頼が来た。
おやっさんは一人で依頼を受けようとしたけど、翔兄さんが無理やり付いていった。
俺も行きたかった。でも、お前はここにいろと、翔兄さんとおやっさんに強く言われてしまった。結局、俺は依頼について何も詳しくは教えてもらえなかった。
数日後。帰ってきたのは翔兄さんと知らない少年だけだった。
そして、翔兄さんの口から、おやっさんが殺されたことを知った。
その日、俺は生まれて初めて、声を上げて大泣きした。
それから2年後
おやっさんが死ぬ原因となったミュージアムは崩壊した。
だが、ガイアメモリの事件が無くなった訳じゃない。
フィリップが居なくなった翔兄さんは最初こそ落ち込んでいたが、今では立ち直っている。
俺はというと、おやっさんが死んだ後、千葉に戻った。何というか、ケジメってやつだ。実家と絶縁してきたからな。ただ、妹の泣き顔だけには心が痛んだ。
おやっさんには色々と叩き込まれたし、翔兄さんたちの協力もあって、総武高校に入学できた。もちろん一人暮らしだ。
まあ、入学式の時に車に惹かれそうになった犬を助け出したというハプニングは有ったが、まあ打撲程度で済んだから問題はない。
高校二年に上がった新学期、俺宛に一通の手紙と小包が届いた。
それは、フィリップの母であるシュラウドからだった。
そこには、おやっさんから俺宛に預かったモノがある。それをどう使おうがお前の自由だと書かれていた。
つまり、おやっさんからの遺産だった。
小包に入っていたのは翔兄さんが使っているモノと同じロストドライバーと、ドクロでSと書かれた絵のガイアメモリが入っていた。
翔兄さんから聞いたことがあった。おやっさんは仮面ライダースカルで、ドーパントと戦っていたと。
でも、それを聞いて俺は、少し悲しかった。
憧れだったおやっさんが仮面ライダーだったのには驚いた。でもそれ以上に・・・・・おやっさんが一人で戦い続けたのかと思うと、悲しかった。
翔兄さんには相棒のフィリップや仲間の照井さんに所長さんがいる。
手紙にはこう書かれていた。
「もしも俺が死んだときに、この手紙を居候の八幡の手に渡してくれ。
お前は俺によく似ている。考え方も、行動も、好みもな。
だからと言って、俺の様になれとは言わん。むしろなるな。家族を置き去りにし、自分の決断の甘さの所為で多くの人を泣かして大切な相棒をこの手で殺してしまった。だが、そんな俺でも誇れる事がある
一人は翔太郎だ。半人前の馬鹿弟子だったが、俺の意思を強く受け継いでいる。相棒が出来ればきっといい探偵になるだろう。
もう一人はお前だ八幡。最初はただの家出少年のガキだと思っていた、警察に突き出して保護させようと思った。だが、お前の目を見て気が変わった。
お前の目は確かに腐っている。だが、そんな目だからこそ、人間と言うものを理解できるのだろう。
翔太郎にも教えたが、「Nobody's Perfect」完璧な人間などいない。その人間1人1人が創っていくのが人生と言うゲーム。
もう一度言う。お前は俺によく似ている。お前も、俺も孤独を好みつつも、結局は他人を欲する理性の化物だ。そんなおまえだからこそ、お前自身の本物を見つけろ。
そして、俺に万が一の事があった時に備え、コイツはお前に託す。俺が使っていたロストドライバーとスカルメモリの予備だ。お前ならきっと、スカルとの相性が良いだろう。
もし、使う時が来たら・・・・・まずは、自分の罪を数えろ。
数え切ったとき、改めて相手に己の罪を数えさせろ。
それが、ハードボイルドって奴だ。
じゃあな、八幡」
おやっさん・・・・・・アンタは俺の本当の父親のような人だったよ。
もう涙は流さねえ。俺は決めた。
風都は兄弟子達に任せた。だから俺は、この千葉を守る。
最近、ガイアメモリの犯罪がこっちで起き始めて嫌がるからな。
だがまあ、取り敢えず目の前の出来事から解決しないといけないな
「そうだろ、由比ヶ浜」
「あは、アハハハハハ!ヒッキーならわかってくれると思ったのになぁ」
文化祭以降、コイツの様子がおかしかった。
そして、総武高校で起こった男女無差別障害事件。
犯人は犬の化物であり、最初の被害者は・・・・・相模南だった。
次に相模の友人が。
つまり、文化祭のあの出来事を知ってる事を条件にされている。
だから、一番行動が怪しかった由比ヶ浜を監視していたら、案の定だった。
俺は警察でも探偵でもない、ただの学生。
だから、コイツが犯罪を犯してしまっても、俺は通報する気はないし、逮捕させるつもりもない。悪いのは、純粋なコイツにガイアメモリを渡した奴だ。
そう、だからこそこれ以上コイツが罪を犯さないようにしなくてはならない。例え、俺がコイツに嫌われてもな。
「俺の罪は三つ」
「え?」
「一つは、お前たちの事を考えずに一人で行動して相模を罵倒したこと。二つ目は、お前の気持ちを一切考えずに周りを放置したこと。三つ目・・・・・お前の様子がおかしいと気づいていながらも、お前じゃないと勝手に否定し、その間にお前の罪を増やしてしまったこと」
「何を言ってるのかな。ヒッキー?」
「俺の罪は数えたぜ、由比ヶ浜」
《skull》
俺はガイアメモリを取り出し、起動スイッチを押した。
そして、腰のロストドライバーにセットし、右側に押し倒した。
「変身」
《skull》
自分で自分の姿は見えない。まあ、きっとドクロを模した異型になってるだろうな。
左手には何故か、おやっさんの帽子が握られてたから、それを俺はおやっさんのように被った。
「ヒッキーもそんな姿になれたんだぁ・・・・じゃあ、手加減はいらないよね!」
《dog》
由比ヶ浜は犬のガイアメモリでドーパントに変身した。しかし、犬好きだからって、犬のドーパントかよ。てっきり、アイツに適合するのはスイーツかと思ったんだけどな
『ヒッキーは私が守る。だから、全部壊してあげる!!』
「させねーよ。これ以上、お前に罪を重ねさせない。さあ・・・・」
おやっさん、アンタの言葉を借りるぜ。由比ヶ浜が今まで犯してしまった罪を償わせるためにも。
「お前の罪を・・・・・・数えろ!」
俺がお前を守ってやるよ。今度こそな。