番外編2 使い魔をGET!? を送ります。
では、どうぞ。
どーも、一誠です。
今現在、冥界の使い魔の森にいます。
えっ?何でそんな所にいるのか?
え~と、話は三時間程前に遡る。
~三時間前~
「そういえば、一誠先輩。以前に話していた使い魔?みたいな三体なんですけど、一体何処で契約を結んだんですか?」
今はオカルト部の部屋のソファーにいる。そして、俺の膝の上に子猫ちゃんがお菓子を食べながら、質問した。
「そういえばそうね。異世界とは言っていたけど、詳しくは聞いてはいないわね。」
「えーと、言わないといけません?」
「「「「「詳しくは聞きたい!!」」」」」
「はぁ・・・・・・。わかりましたが、他言無用でお願いします。特に魔王さんには。」
「あら、それはどうして?」
「あの時にも実感したと思いますが、古龍と言われる龍達は本来、伝説と言われる存在なんです。そして、そんな龍と従える事が出来たら、どうなります?」
「それはもちろん、その龍達を捕まえに行くわね。行き方を知っていれば。」
「そうなんです。行き方さえ知っていたら、上級悪魔の人等は捕まえに行きますよね?でも、よく考えて下さい。先程も言いましたが、伝説と言われる存在です。中にはこんな存在の古龍もいます。[白き神、世界を崩壊せしき時、その忌まわしき封印を破り、この世界に再びその姿を現し、世界を崩壊せん]、[黒き神、世界を破壊せし時、その忌まわしき封印を破り、この世界に再びその姿を現し、破壊せん]。これが白き神[ウカムルバス]と黒き神[アカムトルム]の言い伝えです。古龍達はその名に相応しい一字が付けられます。ウカムルバスは崩の一字を。アカムトルムは覇の一字を。他にもいますがここではこの二体だけにしておきます。因みにですが、コイツらよりも強い古龍もいます。」
「「「「「・・・・・・。」」」」」
その言葉に絶句する五人。
「他の一字は[戦]や[霞]や[鋼]などの一字があります。」
「因みに貴方の古龍の一字は?」
「アマツの一字は嵐です。尚、俺が知っている一字は全十種くらいですね。あとは俺の知らない古龍ももっといるでしょうし。」
「そ、そうなんだね。とにかく、物凄く恐ろしい伝説と共にあると言うのがわかったよ。」
「まぁ、古龍の恐ろしさが分かってくれたようで結構結構。ところで今、こんな話をすると言う事は、使い魔でも捕まえに行くんですか?」
「えぇ、そうよ。相変わらず、貴方は洞察力が凄いわね?」
「いえいえ。それ程でもありますよ。なははは!」
「何て言ったらいいのか・・・。僕にはわからないよ・・・?」
その時、ドアが開かれた。
ガラガラ。
全員がそちらを向いた。
そこには生徒会のメンバーがいた。
「ん?ここに生徒会のメンバーが来たって事は、生徒会も悪魔の方々ですか?部長。」
「ええ、そうよ。その様子だと今、気が付いたようね?イッセー?」
「まぁ、そもそもおおよその検討は付けていましたけどね?」
「そう。それでソーナーはどうして、ここに?」
「最近、私の下僕の匙からの報告でオカルト部に人間がいるとの事で、それを確かめに来たのよ。」
「あらそう?確かに私の目の前に座っている子達が人間よ?彼の上に座っているのは私の下僕よ?」
「リアス、何故ここに人間がいるのか、聞いてもいいかしら?」
「この間、墮天使達がこの町にいたのは知っているわね?」
「ええ、貴女から、聞いたもの。」
「その墮天使達を倒したのがこの彼なのよ。正確には彼が召喚した龍みたいな存在が倒したのよ。」
「そうですか。その事はまだ聞いていませんでしたね。」
「あとね?はぐれ悪魔、バイザーを倒したのは彼自身よ。私達の知らない力を持っているのよ。敵対はしない代わりに、監視と言う名目でここにいるわ。
そして、その隣にいる彼女は協会を追放されたようで墮天使達の元に行こうとしてた所、彼に保護されたのよ。因みに、墮天使達は彼女の神器を抜き取ろうと考えていたようで、彼が怪しいと思ったらしいの。それで彼に企みが発覚したの。さらに言うと、私達は何も出来なかったわ。と言うのもさっき言ったように彼の使い魔のような龍達が倒したの。それに対し、此方は龍一体に攻撃すら出来なかったわ。龍が身に纏う嵐に阻まれてね。」
「!?それ程までに強力な龍だったの?」
「ええ。彼曰く、異世界の古龍と言う存在らしいわ。
それはそれとして、これから、私達は彼女に使い魔を持たせようかと思ってね。私の眷属にはならないけども、身を守るために使い魔を持たせてもいいかなと思ってね。」
「そうね。保護しているとは言え、いつも誰かが側にいるとは限らないわね。まぁ、それくらいなら、私の方から報告はしなくていいわね。私の下僕の匙も使い魔を持たせようかと思っていたのよ。一緒に行ってもいいかしら?」
「私は構わないけど・・・。(チラ)」
そう言って、一誠の方を見るリアス。
その意図を理解したのか、一誠は。
「俺は構いませんよ。久し振りに冥界に行きたいですしね。」
「あら、そう。ありがとうね、イッセー? って、ちょっと待って?今何て言ったのかしら?」
「ん?久し振りに冥界に行きたいですしね、って言いましたけど?それが何か?」
その言葉に驚く悪魔勢。
「一誠君、冥界には普通行けないんだけど、その口振りから言うと、前に言った事があるのかい?」
「ん?あぁ、ある。確か・・・、4・5年前くらいにドライグに言われて、夏休みに修行の一貫で行ったことがある。俺が契約している龍達も森の奥にある洞窟内のゲートから、異世界に行けたな。そう言えば、そろそろ、封印を再度施さないと、より強力な封印を何重にも。」
さらに口にした言葉に驚く悪魔勢。
「森の奥って言うと、思い当たる節は使い魔の森しかないわね。」
その中で、リアスは冷静に考えていたようだ。
「まぁ、、考えていても仕方ないわ。さっさと行きましょう?」
こうして、準備とかをして、今現在、ここ、使い魔の森にいる。
「部長、ここに行くのは分かっていましたが、誰が案内をするんですか?」
「それなんだけれど、案内人がいるはずなんだけど?」
「ゲットだぜぃっ!!」
木の上から唐突に現れる悪魔。おそらくここの案内人だろう。
「あんたがここの案内人か?」
「おう、そうだぜぃ。ここの案内人ザトゥージ、使い魔マスターだ。リアス・グレモリーさん、この二人が今回の人等だな?」
「えぇ、この二人よ。あとこの子にも使い魔を見立てて貰いたいのだけれど、いいかしら?」
「別に構わないぜぃ!ん?お前さん、どっかで会った事はないか?」
「いや、ないと思うけど?」
「そうか?まぁ、いいか。そんじゃ、始めるぜぃ。」
そう言って、説明を始めるザトゥージ。
「なぁ、何かオススメで強い魔物はいないんですか?」
そう聞く匙。
「おうっ、いるぜぃ。龍王の一角、そして龍王最強と謳われている伝説級のドラゴン!天魔の業龍、ティアマットだ!ちなみに龍王の中で唯一の女だぜ!未だに使い魔に出来た悪魔はいないぜぃ!!」
「うおいっ!!オススメの意味を分かってて言ってんのか!?それは死亡フラグだろうが!?」
「匙、ティアッマットを使い魔にしなさい。」
「会長それは無理です。完全に使い魔にする前に死にます!」
「匙、やる前から何を諦めているのですか?」
そんな時、奥の方から大きな声が聞こえた。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ。
その声を聞いた途端、一誠は声が聞こえた方へと走って行った。
(あの声、まさかとは思うがアカムの声だ。あんまり気には仕度はないけども、無視は出来ない!)
そう頭の中で考えながら走って行く。
「部長、一誠君のあの様子はきっとただ事ではありませんよ?」
「えぇ、そうね。ここはお兄様に連絡した方がいいわね。ソーナー、先程の声とイッセーが走って行った事はただ事ではないわ。貴女も姉の魔王様に連絡して頂戴。厄介な事になるわ。」
「その様ね。彼の走りは普通の人間の域を越えているもの。あまり頼りたくは無いけども、そうは言ってられないわね。」
そう言って、各自、魔王に連絡を取ったり、自分の師に連絡を取ったりとかなりの緊急事態になった。
その頃、一誠はと言うと。
「えぇい!さっさとぶっ倒れろ!アカム、この野郎!!」
絶賛バトル中だった。
[Boost!Boost!Boost!Boost!]
<一誠よ。こやつが先程言っていたアカムトルムか?>
「あぁ、そうだよ!こいつらには弱点部位ってのがあってな?こいつの場合っつうか、大体の奴等は顔が弱点部位なんだが、かなり厄介なんだよ。さっき話していたアカムとウカムはよ!」
<どんな厄介だ?>
「こいつらの共通は咆哮でな、特にアカムとウカムは咆哮した時に近くにいるとダメージを喰らう。アカムは龍殺られの攻撃を持つ。ソニックブラストって言うんだが、これが非常に厄介なんだよ。近くにいてもやられるし遠くにいてもやられる。タイプも2つ。直線と扇型だ。」
<ほうほう。それで?>
「向こう側では、タイミングよく音爆弾っていうのを投げると十秒くらいだが、怯むんだ。この場にそれがあれば、多少は楽に戦えるんだが・・・。現実はそんなに甘くはないもんな?ん?来る!?」
そんな事を話しているとアカムトルムがソニックブラストの準備をしていた。
「ちぃ!厄介だぞ!本当によ!ん?誰か此方に来る!?ヤバい!今来られたら、下手すれば、死人が出かねない!大ダメージを覚悟で突っ込むか!」
そう言いながら、アカムに攻撃を仕掛ける。
そんな時、後ろから声が掛かった。
「げぇ!?なんだあの生き物は!?雰囲気だけでとてもヤバいのが丸わかりだぜぃ!!!」
「何と言う強さなの?最上級悪魔と同等、いや、魔王様達と同じか、それ以上だわ!!」
その声を聞いて、驚くと同時にヤバいと感じた。
(なんで、このタイミングで出て来るかな?今の攻撃で怯むか体制を崩してくれると助かるんだが・・・・・・。)
そんな事を考えながら、今出来る最高の攻撃をアカムの顔に喰らわす。
グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
予想以上の攻撃だったのか、今の一撃で倒した。
「ふう、ちっと疲れた。どこか休めそうな場所はないかな?」
そう考えていると、目と鼻の先に洞窟があった。
「ん?なんか、行かなければいけないような気がする。とりあえず、いって見るか・・・。」
そう思い洞窟に入って、歩いた。少し歩いた所に二本の剣が刺さっていた。
「この感じ、魔剣と聖剣か?にしてもボロボロだし・・・、とりあえず手に持って見よう。」
そう思い、手に持ってみた。すると、指にチクリとした感触があった。
(ん?どっかで切り傷を作ったか?)
そんな事を考えていると、剣がドクンドクンと胎動を始める。そして、二振りの剣は光輝く。
光が収まるとそこには何故か全裸でソックスのみを履いた少女と黒いドレスを着た少女がいた。
「「我ら二人、血の契約に依りて、汝を主として認め、ここに汝の剣として、敵を葬る刃となりて、ここに契約は完了せん」」
え~と、色々と言いたい事があるがとりあえず。
「君らの名前は?」
「私の名前はエスト。真名は人間は発音出来ませんので、エストとお呼び下さい。ご主人様。」
「私の名前はレスティア。そのまま、レスティアとでもティアとでもどちらでも呼んでいいわ。ご主人様。」
「えっと、なぜにご主人様と呼ぶの?」
「「貴方が私達の契約者だから。」」
二人同時に言う。
「二人は一体何者?さっきは剣だったみたいだけども?」
「私達は異世界の剣の精霊。色々な呼び名はありますが呼び慣れているのは[魔王殺しの聖剣]です。尚、異世界では勇者の剣でした。」
「私も彼女と同じ、異世界の剣の精霊。彼女とは反対の闇の精霊。尚、今言った様に闇の精霊と言う事は、私は異世界では魔王の魔剣だったわ。」
そう言うエストとレスティア。どこかで懐かしむ様子で言う。
「そうなんだ。ん?と言う事は俺はエストとレスティアの二人と契約したと言う事?」
「「そう。」」
そう言う二人。
「これって、結構異例の事何じゃないの?」
「はい、そうです。」
「と言うより、異世界に来る事自体が初めてよ。」
「そうなのか~。まぁ、帰れるかどうかは知らんけども、今は俺の使い魔?でいいんじゃない?」
「そうですね。と言うより、貴方からは人間とは違う感じがします。」
「そうね。貴方からは他の人間とは違う感じがするわね。勇者の気配もするし、魔王の気配もするわね。どう言う事かしら?」
「まぁ、それに関しては追々、話すとして、そろそろここから出るから、剣の状態になってくれる?」
「「わかった。」」
そう言うと二人は剣の状態になり、それを手にして、洞窟を出る一誠。
新たなる相棒を手に何処まで進むのか?何処まで人外じみるのか?
第一章「真夜中のディアボロス」完全に完
第二章「戦闘校舎のフェニックス」に続く
はい、番外編もこれにて、一旦、終了です。
次回からは二巻の「戦闘校舎のフェニックス」編です。次回もお楽しみに!!
次回予告
ある日、夢を見る一誠。そこは剣が無数にある丘の上。空には歯車がある。
何処か寂しげな雰囲気を持つ白髪の男に出会う。
そこで交わされる会話。そして、男の過去。
一誠は、そこで何を感じ、何を思うのか?
そして、男との会話で新たなる決意を胸に秘め、新たなる物語が幕を明ける。
次回、デート・ア・D×D 「無限の剣製の男からの贈り物」