問題児たちと斬魄刀を持ったチートが異世界から来るそうですよ? 作:shu.
今のところアンケートで票が多い黒ウサギ、レティシア、ウィラ、飛鳥、耀、ペスト、白夜叉の七人から四人か五人ぐらいに絞ろうかと思います。アンケートはヒロインを選ぶ参考にしたいと思うので活動報告に投票お願いします。
『ギフトゲーム名:“FAIRYTAIL in PERSEUS”
・プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
霜月 悠斗
・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル
・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件 プレイヤー側ゲームマスターの降伏・失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細 ルール
*ホスト側ゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはならない
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行できる
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“ペルセウス”印』
黒ウサギが“ペルセウス”に宣戦布告をした翌日、つまり今日、“ペルセウス”と決闘することになった。
「姿を見られたらルイオスに挑めない…か。まさしくペルセウスの暗殺だな」
「そらならルイオスは宮殿の最奥で寝てるはずだが、そこまで甘くないだろうな」
…………とりあえずジンを連中に見つけられないようにしないとな。
「YES。そのルイオスは最奥で待ち構えているはず。それにまずは宮殿の攻略が先でございます。伝説のペルセウスと違い、黒ウサギ達はハデスのギフトを持っておりません、不可視のギフトを持たない黒ウサギ達にはかなり綿密な作戦が必要でございます」
「となると必要な役割は3つだな」
「ジンと一緒にルイオスを倒す役割、見えない敵を感知して倒す役割、そして、失格覚悟で囮と露払いをする役割の3つだろ十六夜?」
「あぁ、そして役割分担なんだが、春日部は鼻が利く。耳も目もいいから不可視の敵は任せる」
「黒ウサギは審判としてしかゲームに参加する事が出来ません。ですから、ルイオスさんを倒す役割は十六夜さんにお願いします」
「なら、私は囮と露払いかしら?」
飛鳥が不満そうに文句を言う。
飛鳥のギフトはルイオスにはあまり効果が無かったためここ場合はルイオスと闘うより兵士相手に闘う方が効率がいいのだ。
「悪いな、飛鳥。お嬢様のギフトはルイオスにはあまり効果が無かったからな。すまんがお願いしていいか?」
「ふん、いいわ。今回は譲ってあげる。ただし、負けたら承知しないわよ。」
飛鳥の言葉に十六夜は任せろと言う。
「で、悠斗なんだが……お前は俺と一緒でルイオスを倒す役割だ。手札はなるべく多い方がいいからな」
「あぁ、わかった」
「皆様に一つご注意があります」
黒ウサギが神妙な面持ちで話しかけてくる。
「何だ黒ウサギ?、もしかしてルイオスがめっちゃ強いって言うんじゃないだろな?」
「いえ、ルイオスさん自身そこまで強くありませんが、問題は彼が所持するギフトです。
黒ウサギの推測が正しければ彼のギフトは」
「「隷属させた元魔王」」
「そう、元魔王の・・・・え?」
悠斗と十六夜が同時にそう言うと黒ウサギは目をパチクリさせながら見てくる。
「神話通りならゴーゴンの首は戦神アテネに献上されたはずだ。」
「でもルイオスは石化のギフトを使ってくる。」
「と言うことは箱庭に招かれたのは星座としてのペルセウスということになる。ならさしずめ奴のギフトは」
「「アルゴルの悪魔だな」」
悠斗と十六夜の話が分からなかったらしく春日部と飛鳥は顔を見合わせている。
黒ウサギは驚愕して固まっている。
「・・・・・まさか、箱庭の星々の秘密に・・・・・?」
「まぁな、星を見上げっときに推測して、ルイオスを見た時にほぼ確信した」
「俺もそんな感じだ」
…………ホントは原作知識なんだけどな…………
あっけらかんと答える悠斗と十六夜に黒ウサギは含み笑いで聞いてくる。
「もしかして、御二人は意外と知能派でございますか?」
「何を今さら、俺は根っからの知能派だぜ。黒ウサギの部屋もドアノブを回さずに扉を開けたしな。」
「いえ、そもそもドアノブは十六夜さんが来る前に悠斗さんが刀で貫いてドアノブを壊したのでドアノブはありませんでしたよ」
冷静にツッコミを入れる黒ウサギ。
「そうか。なら今からドアノブを回さず開けてやるぜ」
そして十六夜はヤハハと笑いながら宮殿の門の前に立つ。
「こうやってな!」
十六夜の蹴りが門に当たり、扉はそのまま破壊する。
そして、“ペルセウス”とのギフトゲームが始まった。
ーーーーー
遠くから水が流れる音と多くの男どもの悲鳴が聞こえる。どうやら首尾よく囮はうまく行ってるようだ。
「ぐっ!」
ドサッと地面に何かが倒れ、急に男が現れる。
どうやら春日部が不可視のギフトを持つ兵士を倒したらしい。
「不可視のギフト、ゲットだな」
「やっぱり匂いと音は消せないみたいだね」
ハデスの兜とは言え、所詮はレプリカ。
本物みたいに音や匂いまでは消せないらしい。
「このゲームはこのギフトが鍵になる。最奥に続く道に数人配置されてたら不可視にでもならないと攻略は無理だ。兜を使う手下を限定してるのも安易に奪われないため」
「だが、不可視の兵士をさがして動き回るのは自殺行為だ」
「この兜で御チビだけ守っても俺が見つかれば勝ち目はなくなる。
となると作戦変更だ。もう一つ兜を奪う。春日部には悪いが―――」
「気にしなくていい。私が敵を引き付けるから透明になったまま叩いて」
不可視のギフトは最低でも2つ必要。
欲を言えば悠斗と春日部の分も欲しいところだが欲を出し過ぎて失格になれば元も子もない。
「良いとこ取りみたいで悪いな。これでもお嬢様や春日部、悠斗にはソレなりに感謝してるぞ。今回のゲームなんかは、ソロプレイで攻略出来そうに無いし」
「大丈夫、埋め合わせはしてもらうから」
「安心しな。埋め合わせはする。悠斗が」
おい、なんで俺なんだよ!
「期待してる」
こっちに親指を立てて春日部が言ってくる。
「よし、御チビは隠れとけ。死んでも見つかるなよ」
兜を被り、十六夜の姿が消える。物陰から飛び出して宮殿を駆け回る。暫く廻ってると兵士どもと遭遇した。
「いたぞ!名無しの娘だ!」
「これで敵の残りは三人だ!」
兵士が一斉に襲い掛かってくる。
「邪魔だ!」
見えない十六夜の拳が炸裂し、兵士を一気に片づける。
「春日部、こいつら以外に敵は?」
「今の所何も聞こえない・・・わ!?」
いきなり春日部が飛ばせれて驚く。
「春日部!」
春日部が気づけないってことはオリジナルのハデスの兜か。
「くそ、ここはひとまず撤退だ!」
十六夜が春日部を抱えて逃げようとすると十六夜も殴り飛ばされた。
殴られたときに十六夜の被ってる兜が取れて十六夜の姿が現れる。
「くそ!兜が取れちまった!」
姿が見られたため十六夜は失格になってしまった。すると悠斗は刀を抜き解号を唱えた。
「鳴け【
すると、リーンと音が聞こえ、そのあとに人が倒れた音が聞こえた。そして悠斗は物陰から出てきた。そしてそのまま兵士は崩れ落ち兜を拾う。
「こいつが本物か」
「悠斗、どうやって奴を気絶させたんだ?」
「私も気になる」
十六夜と春日部が不思議そうに聞いてくる。
「この刀の能力だ超音波みたいなのを発生させて相手を気絶させることができるんだ」
「またその刀の能力かよ。どんだけ万能なんだよ」
そう言うと十六夜はヤハハと笑った。
「取り敢えず、ハデスの兜のオリジナルが手に入った。後は最奥まで行くだけだ。十六夜、護衛を頼んでいいか?」
「あぁ、いいぜ」
そして、いつの間にか居たジンにハデスの兜を渡し、ルイオスのいる最奥まで進んだ。
ーーーーー
「よっ、黒ウサギ」
「悠斗さん!十六夜さんとジン坊ちゃんも!」
宮殿の最奥に着くと黒ウサギがいた。
悠斗たちの姿を確認すると安堵したかのように息をもらす。
「ふん、使えない部下共だ。これが終わったらまとめて粛清しないとねともあれようこそ白亜の宮殿・最上階へ、ゲームマスターとして相手しましょう
あれ?この台詞言うの初めてかも?」
ルイオスは翼の生えた靴で空に飛びあがる。そしてギフトカードから炎の弓をだして悠斗に構える。
「炎の弓?神霊殺しの鎌ハルパー使うのだと思っていたんだが?」
「飛べるのにどうして同じ土俵で戦わなきゃいけないのさ。
それにメインで戦うのは僕じゃない。コイツさ」
するとルイオスは首のチョーカーについてる装飾を引き千切ると投げ捨てた。
「目覚めろ。アルゴールの魔王!」
装飾が光を放ち、その中から拘束具に縛られた女性と思しき者が現れた。
「GYAAAAAAAAAAaaaaaaa!」
アルゴールの絶叫が響き渡る。
その直後、空から何かが落ちてきた。
「飛べない人間は不便だよね。落ちてくる雲も避けれないんだから」
アルゴールの持つ石化のギフトで雲を石化した。
アルゴルとはペルセウス座のゴーゴンの首の位置にある恒星で“悪魔の頭”という意味がある。
ゴーゴンの首の位置にあるから石化のギフトを持っているというのが十六夜の推測らしい。
「今頃君たちの仲間と部下どもは石になってるだろうさ。ま、無能にはいい罰さ。安心しなよ。君たちに石化のギフトは使わない。すぐに終わらせたら勿体ない」
「目論見は外れたな。レティシアが戻れば魔王に対抗できると思ったんだろうが、肝心のレティシアは使えない。どうする、例の作戦止めるか?」
「・・・・ですが、僕たちにはまだ貴方たちがいます。
この舞台でそれを証明してください」
「OK。見せてやるよ」
十六夜の言葉に黒ウサギは期待するような目で十六夜を見る。
「まぁ、おれは参加資格を失っちまったけどな」
「え?・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
十六夜の言葉に黒ウサギは驚く。
「ならどうやって戦うんですか!?」
「落ち着け黒ウサギ。まだ悠斗がいる」
「その通りだ」
悠斗は鞘から刀を抜く。
「見ておけ黒ウサギ。俺の真の力を」
悠斗は刃を地面に向ける。
「卍解」
すると悠斗は刀を完全に手から離し、地面に向かって放り落とす。すると刀は地面に吸い込まれるように消え、同時に足元から巨大な千本の刀身が立ち昇る。
「
直後それらが一斉に舞い散る。その様子は桜の花弁を思わせる。その数は約数億枚。
「こいよ、名前負け野郎。すぐに終わらせてやる」
悠斗はルイオスを挑発した。
「この――――名無し風情がァ――――ッ!」
ルイオスが切れ、炎の弓を放つ。
「遅い」
すると放たれた炎の矢に桜が集まり矢をを一つ残らず払い落とす。弓が無駄だと分かるとすぐさま仕舞い、今度はハルパーを取り出す。
「押さえつけろ!アルゴール!」
…………アルゴールと挟み込んで俺を討つつもりか。
アルゴールは俺に襲い掛かって来てねじ伏せようとする。
だが、悠斗は真正面からアルゴールを見据えて迎え撃つ。
「
するとアルゴールに数億枚の花弁全てが敵の全方位を球形に囲み、斬砕する。
「くっ、調子に乗るなよ!」
「お前がな!」
後ろからハルパーで斬りかかってくるルイオスの鎌をよける。
「破道の三十三〔
「ガハッ!!」
蒼い爆炎が悠斗の手から放たれルイオスに直撃しルイオスは吹き飛ばされた。
「なんだ?そんなものか?」
「はッ、あれでアルゴールが終わったと思うなよ。
今だ!押しつぶせ!アルゴール!」
アルゴールはさっきの攻撃を受けてなおすぐさま意識を回復させ後ろから悠斗に殴りかかる。
「残念だったな!これで僕の勝ちだ!」
「遅い」
「な!?」
アルゴールの一撃は悠斗に当たらず地面を砕いただけだった。
悠斗は瞬歩でアルゴールの攻撃を躱しルイオスの背後に移動した。
「破道の四〔
「がは!」
悠斗の指先から一条の光がルイオスの肩を貫いた。
「くそっ!アルゴール!宮殿の悪魔化を許可する!奴を殺せ!!」
ルイオスの命令に従うようにアルゴールは絶叫する。
すると黒いしみがアルゴールを中心に広がり、あたりからいろんな魔獣を生み出す。
「あぁ、そういえばこんなのもあったな」
「そうだ!これが数々の魔獣を生み出したゴーゴンの特性!お前の相手はアルゴールとこの宮殿そのものだ!お前の逃げ場はないと知れ!」
「そうか」
悠斗はそれだけ言うと卍解を解除した。それを見たルイオスは悠斗が降参すると思ったのか勝ち誇った顔をしている。
「フハハハ、どうだ絶対に勝てない敵を目の当たりにした感想は!だがお前は簡単には殺さない、精々苦しむんだな!」
「卍解」
「なっ!?」
悠斗の言葉にルイオスは驚いた。
「
すると悠斗の動きに連動して動く鎧兜を身に纏った巨人が現れた。
「なっ、なんだそいつは!?」
ルイオスは突然現れた巨人に驚きを隠せない。
「だが、この宮殿には常時防御用の結界が張られている!いくらなんでもそれを破るのは不可能だ!」
「なら試してみるか」
悠斗は刀を振り上げるすると巨人も同時に刀を振り上げる。そして一気に刀を降り下ろすと巨人も一気に刀を降り下ろす。すると巨大な音と共に闘技場が破壊された。
「あっさりと壊れたぞ?」
ルイオスは悔しそうな顔を浮かべるがすぐに真顔に戻った。
「もういい、アルゴール。終わらせ―――」
「られるとでも思っているのか?お前の負けだよルイオス」
ルイオスが何かを命じようとするがその前に悠斗はアルゴールに巨人の刀をくらわせた。
そして、元魔王アルゴールは動かなくなった。
「まぁ、こんなもんか。まだなんかあんのか?」
「・・・・・・もういい、やめだ。お前たちの勝ちでいい。もともと乗り気じゃなかったんだ。こんなことで生死を掛けたくない」
「悠斗さん、もうこれ以上のものは出ないと思います。アルゴールが拘束具で繋がれてる時点で察するべきでした。ルイオス様はアルゴールを支配するにはまだ未熟すぎるのです」
ルイオスは悔しそうにした俯く。
「おい、このまま終わっていいのか?」
悠斗の言葉にルイオスは反応する。
「このゲームでお前たちの旗印を手に入れたら、今度は旗印を盾にもう一戦申し込む。
そして、次は名前を頂く。そうすればお前らも名無しだ」
ルイオスは恐怖に顔を歪め怯える。
大方、“ノーネーム”になった自分たちを想像したんだろう。
「そして、また名と旗印を掛けて勝負をする。お前たちから絞るだけ絞って、箱庭で活動できなくなるぐらいに徹底的に潰してやるよ」
「や、やめろ!僕のコミュニティが…」
「なら、最後まで戦え。ゲームマスターとして、“ペルセウス”のリーダーとして最後まで立ち向かってこい。途中でゲームを終わらせるな。ゲームはまだ続いてるぜ!」
ルイオスはゆっくりと立ち上がりギフトカードからハルパーを出す。
「いいだろ。やってやる。やってやるさ!アルゴールがいなくても、僕の力でやってる!」
ルイオスは鎌を構え突っ込んでくる。
「ふつ、いい根性してるじゃねーか」
そして、悠斗の回し蹴りはルイオスの顔面に直撃した。
こうして“ペルセウス”とのギフトゲームは幕を閉じた。
最近更新が遅くてすいません。最近ちょっと忙しくて更新する暇がなかったんです。次もいつ更新できるか分かりませんが応援(感想)をよろしくお願いします。