問題児たちと斬魄刀を持ったチートが異世界から来るそうですよ? 作:shu.
転生しました。
意識が戻った直後目の前に広がるのは青い空、青い海?が目の前に広がった普通なら喜ぶのだが……
「ちょ、目覚めていきなりこれ!?」
絶賛落下中(笑)の身には楽しむと言うより恐怖しかなかった。
そして高く水柱が上がった…
「し。信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句落とされるなんて!」
「右に同じだクソッタレ。まだ石の中に召喚された方がましだぜ」
「いや、石の中じゃ動けないと思うが?」
「俺は問題ない」
「そう、身勝手ね」
フンと鼻を鳴らし、服を絞る二人。それを横目に見ながら三毛猫を持った少女を引き上げる。
「此処………どこだろう?」
「さあな。まあ、世界の果てっぽいのが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねぇか?」
「いや、だとしたら亀でかすぎだろ?」
「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」
スルーかよっっ
「そうだけど、まずは“オマエ”って呼び方を訂正して。───私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえてる貴方は?」
「…………春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。それで、刀を腰にさしているあなたは?」
「刀?…………あっ!」
斬魄刀のことかあとよく見ればこの格好死覇装じゃないか隊首羽織も着てるし。
「ちょっと!聞いてるの!?」
「あっ、ああ。すまない俺の名前は霜月 悠斗って言うんだ悠斗って呼んでくれ」
「そう。じゃあ悠斗君と呼ばせてもらうわ。私は飛鳥でいいわよ。
最後に野蛮で狂暴そうなそこのあなたは?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
なんというか混ぜるな危険って感じだな。
「そう。取扱説明書でも書いてくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ハハ、マジかよ。じゃあ今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラ笑う十六夜
傲慢そうに顔を背ける飛鳥
我間せず無関心を装う耀
斬魄刀やら死覇装やらをいじる悠斗
(うわぁ………問題児だらけですねえ………)
召喚しておいてなんだが頭を抱えたくなったウサギであった。
「てか、召喚されたのに誰もいないってのはどういうことだ?
こういう場合この“箱庭”ってのを説明する奴が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。説明のないままでは動きようがないわね。」
「・・・この状況に対して落ち着き過ぎてるのもどうかと思うけど。」
「お前が言えたことじゃないぞ春日部」
(全くデス。出ていく隙がないじゃないですか。)
心の中で突っ込む黒ウサギ。
「とりあえず、そこに隠れてるやつにでも話を聞くか?」
「あら、気づいてたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ。そっちの二人もそうだろ」
「当然」
「風上に立たれればいやでもわかる」
まぁ、ぶっちゃけ原作知識なんだけどな。
四人が殺気を含んだ視線を向けると
「や、やだなあ御四人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「拒否」
「あっは♪取りつく島もないですね」
ウサ耳少女もとい黒ウサギはバンザーイ、と降参のポーズをする。
というよりも黒ウサギは春日部に気づいているのか?
「てい」
「フギャ! ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる業」
「自由にも程があります!」
「へえ? このウサ耳って本物なのか?」
「………じゃあ私も」
「じゃあ便乗して俺も」
「しなくていいのですよ――ッ!」
ここから一時間ほどたっぷりイジりました・・・・・・哀れ黒ウサギ。
ここからは黒ウサギの長い説明だが割愛して要約すると
・ここは人外共が生活する為の場所
・箱庭では必ず“コミュニティ”に属さないといけない
・ここではギフトゲームとやらに参加可能
・ギフトも含めていろんなモノを賭けたり手にいれたり出来る
・ほぼギフトゲームが箱庭のルールみたいなモノだが、一応禁止事項もある
・黒ウサギが俺たちを呼び出した。
こんな感じかな?
「さて、皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それらを全て語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまでも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきないのですが……よろしいですか?」
「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
話を進めようとする黒ウサギに十六夜が異議を唱える
「……どういった質問でしょうか? ルールですか? ゲームそのものですか?」
「そんなのはどうでもいい・・・・・・。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは、ただひとつ。あの手紙に書いてあったことだけだ」
十六夜が不敵に笑う
「この世界は・・・面白いか?」
その質問はまさに全員が待ち望んでいたもの。
悠斗含めすべてを捨ててきたのだ。面白くないとは言わせない。
「YES。『ギフトゲーム』は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。
箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします。
もっとこうしたほうがいいというアドバイスや感想など待ってます。