問題児たちと斬魄刀を持ったチートが異世界から来るそうですよ? 作:shu.
黒ウサギに箱庭と呼ばれる天幕巨大都市に連れられる途中悠斗は周りの風景を楽しみながら歩いていた。するといきなり
「んじゃあ、ちょっと世界の果てに行ってくる」
十六夜から話しかけられた。
「わかった。黒ウサギには?」
「ああ。聞いてきたらそういっといてくれ。」
「了解。聞いて来たら言っておくよ」
悠斗の返事を聞いた十六夜は、ものすごい勢いで駆け出した。
……十六夜生で見ると意外と速いな。
そんなことを考えていると黒ウサギが誰かを見つけたようで声を上げる。
「ジン坊ちゃーん!新しい方々を連れてきましたよー!」
えっ!?あれがジンなのか!?思った以上に小さいぞ!?
そんなことを考えながら黒ウサギとジンの会話に耳をすます。
「お帰り、黒ウサギ。そちらの御三方が?」
「はいな、こちらの御四人さまが・・・あれ?」
黒ウサギはジンの言葉に違和感を感じ、あわてて振り返り、そのまま固まった。
「・・・あれ?もう一人いませんでしたっけ?全身から”俺問題児!!”ってオーラをはなってる殿方が!!」
「ああ、十六夜なら世界の果てを見に行ってくるから黒ウサギが聞いてきたら伝えてくれって言ってあっちのほうに行ったぞ?」
悠斗は断崖絶壁があったほうを指差す。
「な、なんで止めてくれなかったのですか!?」
「別にいいかなって思って」
「ならせめて、黒ウサギにその場で伝えてくれてもいいじゃないですか!?」
「いやだから聞いて来たらって言われたからいいかなって、飛鳥と春日部もそう思うだろ?」
「「うん」」
黒ウサギはorzのポーズをとった。
「ところで黒ウサギ、あっちのほうから動物?の鳴き声がきこえるんだけどいいのか?」
「はっ、そうでした。このままだと十六夜さんが幻獣のギフトゲームに!!」
「難しいのか?」
「はい。幻獣は強力なギフトを持っているものが多いので。」
「?ならそのギフトゲーム受けなければいいんじゃないか?」
「あの方がそんなギフトゲームを受けないわけないじゃないですか!!」
「「「確かに」」」
悠斗、飛鳥、春日部はまだ十六夜と短い付き合いだが十六夜が面白そうなものには目がないことは少なからずわかっていた。
「あら、じゃあ彼はもうゲームオーバー?」
「ゲーム参加前にゲームオーバー?・・・斬新?」
「どんなゲームだよそれww」
「冗談を言っている場合じゃありません!!はあ・・・・・・ジン坊ちゃん。申し訳ありませんが、皆様の御案内をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「わかった。黒ウサギはどうする?」
「ジン坊っちゃん問題児を捕まえに参ります。事のついでに―――“箱庭の貴族”と謳われるこのウサギを馬鹿にしたこと、骨の髄まで後悔させてやります」
すると黒ウサギは、淡い緋色の髪を戦慄かせ踏みしめた門柱に亀裂を入れる。全力で跳躍した黒ウサギは弾丸のように飛び去り、あっという間に四人の視界から消え去っていった。
黒ウサギ速えぇ~そして怖えぇ~
「……ええと・・・簡単に自己紹介を。コミュニティのリーダーをしているジン・ラッセルです。齢十一になったばかりの若輩ですがよろしくお願いします。」
「ええ、よろしく。私は久遠飛鳥よ。そこで猫を抱えてるのが」
「春日部耀」
「俺は霜月悠斗。よろしくな」
「はい。よろしくお願いします」
「ところでジン君ちょっといいかな?」
悠斗の呼ぶ声に答えるジン。
「はい。なんでしょうか?」
「今から十六夜のところにいってくるね」
「え?」
ジンはあまりに突然のことで理解が追い付かなかった。
「じゃ、また会おう」
悠斗は瞬歩で十六夜のところへ向かった。
眠いので今日はここまでにします。
誤字脱字や感想など待ってます。