問題児たちと斬魄刀を持ったチートが異世界から来るそうですよ? 作:shu.
十六夜のもとへ向かう途中一つの雄叫びが響き渡った。
『まだ…………まだ試練は終わってないぞ、小僧ォ!!』
原作知識で蛇神だとわかっているが一応先を急ぐと、身の丈三十尺強はある大蛇がいた。悠斗に気づいた十六夜が話しかけてくる。
「あ?悠斗、お前も来たのか」
「え、悠斗さん!?なんで来たんですか!?」
「好奇心?」
悠斗がそういい放つと黒ウサギはプルプルと震えだし、いかにも私怒ってますよオーラを出していた。悠斗はヤバッと思ったがもう遅い。
「こぉっっのお馬鹿様!!」
悠斗は黒ウサギになぜか握っているハリセンで頭をおもいっきり叩かれた。あまりの痛さに悠斗は悶える。
痛た!?これが黒ウサギのハリセンの威力なのか!?…………ヤバい意識が飛ぶ(遠い目
「黒ウサギ、やりすぎだ悠斗が死にそうだぞ?」
「え?え!?ゆ、悠斗さん!?大丈夫ですか悠斗さん!?」
「…………もう、ダメだ……」ガクッ
「ゆ、悠斗さーーーん!!」
悠斗の名前を叫ぶ黒ウサギ、その側で倒れている悠斗、そのやり取りをじっと見ている十六夜。ここまでのやり取りを見ていた蛇神のこめかみに青筋が立つ。
『いつまで我を無視し続けるんだぁ!!人間共ォ!!』
水神の大蛇は空を仰ぎ、雄叫びをあげる。すると、大蛇の眼前に一本の水柱が立ち上る。そしてその水柱は十六夜に迫る。
「十六夜さん!下がって!」
「何を言ってやがる。下がるのはテメェだろうが黒ウサギ。これは俺が売って、奴が勝った喧嘩だ。手を出せばお前から潰すぞ。お前は悠斗連れて下がってろ」
十六夜から本気の殺意が黒ウサギに向けられ黒ウサギは歯噛みする。黒ウサギは十六夜に迫っている水柱をどう対処するか考えていたその時黒ウサギの耳に悠斗の声が聞こえた。
「黒ウサギ。下がってろ」
「悠斗さん!?気がついたんですか!?というより大丈夫なんですか!?」
「あぁ大丈夫だ。自業自得だしな」
そんなことを言いながら悠斗は黒ウサギの前に出る。
『ウオォォアァァァァ!!!』
突然蛇神が雄叫びをあげた。それに応えるように、風がさらに水を巻き上げ巨大な水柱を作りだした。
流石にまずいと思ったのか、黒ウサギは十六夜と悠斗にむかって叫ぶ。
「十六夜さん!悠斗さん!」
圧倒的な破壊力を持つ水柱は川辺を軋ませながら、悠斗たちを飲み込もうと迫ってくる。
黒ウサギが叫ぶが十六夜も悠斗も避けようとしない。
…………斬魄刀使ってみるか…………
そして悠斗は刀を鞘から抜き斬魄刀を解放する。
「舞え
悠斗が解放したのは【袖白雪】。解号を唱えると柄頭の先に長い帯が付き刀身も鍔も柄も全てが純白の形状に変化した。その刀を見た黒ウサギはあまりの美しさに今の状況を忘れ【袖白雪】に見惚れていた。
「十六夜。水柱は俺が対処してもいいか?」
「別にいいがその刀のこと後で教えろよ?」
悠斗は十六夜に「分かった」と了承しそして水柱を睨みながら刀を構える。
「初の舞……月白!!」
悠斗は巨大な水柱に瞬歩で近寄り刀で円を描く、するとその範囲に含まれている水柱もろとも全てが凍り、高くそびえ立つ氷柱が生まれた。そしてその氷柱は徐々にひびが入っていき砕け散った。
「「っ!!」」
『馬鹿な!?』
黒ウサギと十六夜、蛇神までもがこの光景に自分の目を疑った。
「ふぅ。予想以上だな。次は十六夜の番だぜ?」
その言葉に十六夜はニヤリと不適に笑い
「あぁ!!」
この言葉と同時に十六夜は目にも止まらぬ速さで蛇神の側まで移動した。
「悠斗があんな凄いもん見せてくれたんだ俺も見せてやるぜ!!」
ハッと蛇神は我に帰り、十六夜を攻撃しようとするが明らかに十六夜のほうが早かった。十六夜は獰猛な笑みを浮かべて蛇神に伝える。
「…………ま、中々だったぜオマエ」
蛇神にそういい放ち綺麗な半円を描きながら一撃必殺の蹴りを入れる。
『っがあぁあ!』
声にならない叫びをあげながら蛇神は十六夜の前で意識を失い、川に落下し、水飛沫を上げた。
「くそ、今日はよく濡れる日だ。クリーニング代ぐらいは出るんだよな黒ウサギ」
冗談を言った十六夜の声は黒ウサギには届かなかった。
黒ウサギは、頭の中でパニックになるものの思考を止めない。
(人間が…………神格の攻撃無力化、あまつさえ神格を倒した!?それも十六夜さんはただの力と技で。そして悠斗さんは神格の攻撃をあの刀の能力で無力化した。そんなデタラメがあるのですか!?)
黒ウサギは衝撃を受けた。これが人類最高クラスのギフト保持者なのかと。
ということで袖白雪を出しました。
それにしても戦闘シーンは難しいです。何時間もかかってしまいました。…………文才が欲しいな。
今後いろんな斬魄刀を出すのでお楽しみに!