DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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序章[呪い~curse~]
第1話[始まり~beginning~]


ロードラン・・・

 

多くの不死人がそこで生を感じ、時には死んでいった

 

いや、肉体こそ死にはしない。

だが精神はどんどん死んでゆく。

 

私と共に戦ってくれた彼らは今どうしているのだろうか・・・

今も尚、力無き者の為に戦っているのだろうか、

それとも既に亡者になりこの地をただただソウルを求め徘徊しているのだろうか・・・

 

いや、今は私の事を考えよう

 

私はこの世から“不死”を消さなくてはならない。

そのために私の命が犠牲になろうとも。

共に戦ってくれた故も知らぬ戦士たちの為に。

そして・・・

[愛すべき家族の為]に・・・

“燃え殻”は取り除かなくてはいけない。

 

それが例え・・・火の時代をもたらした[神]だったとしても

覚悟はある。後は行動だ。

 

さぁ、神様との謁見だ・・・

 

私は霧をくぐり抜け、火の時代をもたらした神の顔をこの目に焼き付ける。

さすがは神様と言ったところか。たった1歩の歩みで心臓が押し潰されそうになる。

刀を握り締め私は彼に向かって走り出した

 

「薪の王よ・・・いざ行かんッ!!」

 

~~~~~~~~~~~~~

時は約1年程前だろうか。私はこの神々の地ロードランにシバともう一人の黒い男とここに来た。

 

「それにしてもこの地はおかしなものだ…いくら最初の日が陰っているからと言って、ここまで化け物が蔓延っているとは…」

 

「…おい、あんた。上の鐘を鳴らして疲れてんのは分かるが、そろそろ下の方にも行った方がいいんじゃないのか?ずっと進めないままだぞ?」

 

この地の恐ろしさを改めて噛み締めていると、鎖帷子を纏った男に話しかけられる

 

火継ぎの祭祀場でずっと座っていて、新しくロードランに来た不死人にちょっとしたアドバイスの様なものをしている。今ではまともな人間が少ないこのロードランでの唯一無二の話し相手だ

 

「行くのは別に構わんが…もう少し休んでからにしたいな…どうやら、下の方はもっと大変なそうだ」

 

「ん?なんだ?誰かに教えてもらったのか?」

 

「ああ、鐘の番人のガーゴイルと戦う為に白霊を呼んだのだが、その道中でな。どうやら毒やら蟲やらで、気持ち悪いのなんのと。それはもうすごい顔で語っていてな…ハハ」

 

全く、毒は兎も角として、蟲は少々勘弁して欲しいな。気が滅入る

 

「まぁ、もしも諦めたくなったらこの祭祀場で座っていればいいさ。幸いここには化け物も湧かないしな」

 

その忠告は今の俺にはとても魅力的なものだったがそんな考えを振り払って立ち上がる

 

「それも良いが…このまま干からびるのも御免だ。」

 

「そうか。まぁ、せいぜいマトモでいろよ。ただでさえ退屈なんだ。話し相手が減るのは困る」

 

戦士はニヤケ面を浮かべながらそう言い、見送ってくれる

 

「あぁ…そうだな、また土産話を持ってくるさ」

 

俺は彼にそう告げて城下不死街を抜け、下層に向かった。

 

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「ハァ…ハァ…この山羊頭…手強い敵だった…」

 

何とか倒した山羊頭のデーモンはソウルと共に一つの鍵を落とす

恐らくは、この先にある最下層への扉の鍵であろう

 

「憂鬱だが…仕方があるまい…」

 

渋々、錆び果てた扉を開き、俺は最下層へと足を踏み込んだ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

その後、俺は敵を倒しながら進み、こじ開けた扉の先に篝火を見つけ、一時の休息を味わっていた

 

しかし、途端に篝火が消え失せ、霊体が召喚された時の特有の音が響く

 

「侵入か…」

 

俺は盾を構えながら慎重に闇霊を探した。

闇霊の恐ろしさはこの身を持って味わった。心優しい戦士から人間性を沢山プレゼントされたから多少は安心出来るが…

 

そして、遂に闇霊と相見える。が、その闇霊と戦闘になることは無かった。

 

まるで戦う気の無い、その出で立ちは、道中で見かけた亡者の料理人を思い出させる、防御等、全く考えていない。まるで何を考えているかも分からない

 

「……なんなのだ…お前は…?」

 

闇霊に問うが、返事はなく、その闇霊は右手に持つ鞭をこちらへ振りかざす

 

「何をっ!!」

 

すぐさま後ろへ跳ぶように下がろうとするが、その鞭は俺の足に絡みつき、距離を取らせてはくれなかった

 

そしてその闇霊はこちらへ歩み寄り、その顔をこちらへ近づけ、声を発する

 

「…人間性を寄こすのです…」

 

ずた袋でくぐもっているとは言え、その声は明らかに女の物であった

 

「……はぁ…」

 

ここまでしておいてそれだけなのかと警戒しながら、内のソウルより人間性を5つ程取り出し、その女に引き渡す

 

すると女は何事も無かったかのように鞭を解き、一礼したあと、黒水晶を使い、自分の世界へ帰って行った

 

「…なんだったんだ一体…」

 

全く理解出来ず、とうとう脳が思考を放棄した

 

取り敢えず分かったことと言えば…

 

こんな地でもあんな風に楽しそうに生きれる人間がいるという事だろうか

 

そんな考えを後にし、俺は更に奥へ進んだ

 

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