DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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第15話[放浪者~Wanderer~]

相手はあの放浪者と楔のデーモン・・・

 

先に楔のデーモンからだな。

2対1で勝てる程、この放浪者は弱くない。

寧ろあの騎士と共に戦っても勝てるかどうか・・・

 

まずは鋼鉄斧で衝撃波を放つが、目視する事が出来ない衝撃波を放浪者は当然の如く躱す。

 

しかし元より放浪者に当たるなど思ってない

 

狙いはその後ろの奴だ

 

デーモンの顔に衝撃波が直撃し、顔が吹き飛ぶ

 

ーこんなもんかー

 

楔のデーモンはそこに楔石を落とし、ソウルとなって消えていく

 

鋼鉄斧に修理の光粉を浴びせ、放浪者に向かって再び構え直す

 

ーいい武器持ってんじゃねぇか。雑魚には勿体無いぜ。ー

ーハッ。そちらさんの武器も立派なもんでー

 

馬鹿にした様に言ったが、放浪者の持つ武器はかなりの物だ。

特にあのレイピアも混沌の魔女の持っていた魔剣

まともに攻撃を受ける事は許されない

 

ー仕方ねぇ、少し遊んでやるー

ーまた随分と余裕だな。俺を確実に殺せるとでも?ー

ーテメェみたいな雑魚を殺すなんて容易いんだよ。ー

 

まずは牽制に鋼鉄斧の衝撃波を放つ

 

半身を逸らすだけで避けられるが当てる事が目的ではない。

 

体制を出来る限り低くし、懐に入り込もうとするが膝蹴りされ体制が崩れる

 

レイピアで腹部を狙われ、蹴りを加え距離を取ろうとすると背中に担いでいたツヴァイヘンダーの斬撃をもろに喰らう

 

ーッ!!ー

 

かつての相棒であるツヴァイヘンダー。

敵となるとここまで強いのか・・・

 

ーまだまだァ!ー

 

大斧を振りかぶりながら一直線に放浪者へ向かう

 

ーやっぱり期待外れか・・・ー

 

全力を込めた大斧を振り下ろすがその一撃はいとも簡単にパリィされ、

 

大斧が宙に浮き身体がむき出しになる

 

苦し紛れに左手の鋼鉄斧で放浪者に攻撃するが、斧が蹴り飛ばされ、壁に刺さる

 

ーしまっ・・・ー

 

腹部をレイピアが貫くと共に激しい痛みが走る。

 

あまりの痛みに意識を失いかけるが、放浪者を蹴り飛ばし、距離を空ける

 

竜王の大斧も深紅の鋼鉄斧も手から離れてしまった・・・

仕方無く蛇人大剣と巨人の大盾を手に持つ

 

ーまだ死なねぇのかよ。ゴキブリがー

ーへへへ、悪いがまだ付き合ってもらうぜ。こちとら邪魔者なんでなー

 

盾を構えながら放浪者へと徐々に近づく

 

放浪者が蛇人大剣の攻撃範囲に入ると共に体全体を巨人の大盾に隠しながら突進する

大盾が蹴り飛ばされると同時に大盾を宙に放り投げ、蛇人大剣の突きを放つ

 

しかしながらこの攻撃を放浪者は上半身を逸らすだけで避けた

 

ー惜しかったなぁ。狙いは悪くねぇが・・・ー

 

突きに全力を込めてしまった為に身体がふらつく

 

ー1回1回の動きが鈍いー

ーは・・・?ー

 

混沌の魔女の魔剣が脇腹を切り裂かれる。

致命の一撃では無いため何とか耐える事が出来たが正直、今の俺は気力だけで立っているような状態。あと1回でも奴の攻撃を貰えばそこでおしまいだ

 

こちらの武器は全て無くなった。

体内のソウルの中にもアイツ相手に役立ちそうな武器は・・・巨人のハルバード程度だろうか

しかし使い慣れてない武器で奴に勝てるか・・・?

 

こんな物信じるくらいなら・・・

 

放浪者を睨みつけ、再び構え直す

 

ーいい加減、死ねよ。こっちだって暇じゃ無いんだがな。ー

ーゴチャゴチャ、ゴチャゴチャ喋ってないでかかって来いよー

ー俺は丸腰の相手を殺す趣味はねぇが・・・ー

 

ただでさえとんでもない殺気だったのに彼が喋り出した瞬間にその殺気が数倍強くなった気がする。

さっきまでは手加減してくれてたって事かよ・・・

 

ーその相手が[死]を望んでるなら仕方ねぇよなぁ!?ー

 

奴のレイピアが眼前に迫る

 

ー待ってたぜ・・・ー

 

体制を限界まで低くする

 

ーお前が攻撃してくるのをなぁ!!ー

 

左手でレイピアを弾き、奴の右手を掴む

 

若い頃、散々糞ジジイに教えこまれた[柔術]・・・

こんな所で使う事になるとは思っても見なかったぜ

 

そのまま放浪者をこちらに引き寄せ、全身全霊を賭けた背負い投げを喰らわせる

 

放浪者も今迄見た事のない戦い方だったからか対応が遅れ、その背中を床に叩きつけられる

 

柔術は本来人を殺さずに捕らえたりする為の技だが・・・俺の場合だと全身の骨が砕けちり、内蔵が潰れ死に至るだろう

 

ーテメェ…今…のは…?ー

 

掠れた声で放浪者が俺に問いかける

 

ーこっちの…戦い方じゃ…ないだろ…どっから来た…?ー

ー東の方から来たー

ーシバの野郎と…同じかよ…どおりで妙に腹が立つ訳だ…ー

ーあっそー

ーテメェのその姿…覚えておくからな…ー

 

そう言って放浪者は消えていった

 

勝った・・・あの手練に・・・勝てたんだ

 

そう思うと不思議と涙が零れてくる

 

ーまだ俺に[涙]なんてあったんだな・・・ー

 

疲れと痛みのあまり、そこに仰向けに寝っ転がる

 

次会った時はもう柔術も通じないだろう。

次は本当に殺されるかもな

 

デーモンの楔石と武器も拾ってこなきゃいけないのに、もう動けねぇや・・・

 

少し位・・・休んでも良いよな・・

 

俺は勝利の余韻に浸かりながら目を瞑った

 

To be continue

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