DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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第29話[1人の男として ~As one man~]

混沌の魔女の成れの果てを倒した後、骨片を使い最後に休んだソラールが座っていた篝火へと転送する

 

本来ならば苗床の下にあった篝火で休みたいところだが、あそこで休んでしまっては1度祭祀場まで戻らねばここの探索に来るのは不可能なのだ。流石にそこまで戻って探索するのは嫌気が刺す。こんな事になるなら最初から病み村を探索しておくべきだった

 

恐らく近くに転送出来る篝火があるのだろうが生憎俺はその転送出来る篝火は灯していない

 

渋々百足のデーモンから勝ち取った黒い指輪を指にはめ、溶岩の上をなりそこない共に気づかれないように渡る

 

奴等と戦ってもいいのかもしれないがあんな数を相手に戦うなんて自殺行為だ。まともに戦う筋合いも無い

 

無事に混沌の廃都に再び足を踏み入れ、石像共を竜王の大斧で砕きながら探索する

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

探索を続けていると混沌の魔女の1人がいた付近に分かれ道があるのに気付き、その道を進んでいく

 

前は魔女との戦闘で周りが見えなくなってこの道に気付かなかったか。

 

その大樹で出来た道を進み、再び現れた石像共を蹂躙する

 

少し先に進むと少し大きめのソウルの塊を見つけ、それを取ろうとする

 

すると大きな音と共に立っていた床が崩れ、下にあった床に着地する

 

―クソ・・・戻る道は・・・―

 

道を探していると玉葱の様な鎧を着込んだ騎士がこちらを見ているのに気づく

 

―その鎧・・・ジークマイヤーか!?―

 

大声で叫ぶと、騎士もこちらに応える

 

―やはり貴公だったか!久しいな!―

 

センの古城以来すっかり見ていなかったので思わず駆け寄る

 

―あの番人を倒したのか!見事なものだ!―

 

―マイヤー殿も流石です。この廃都まで来れるなんて。そういえば・・・娘には会えましたか?―

 

―ああ!嫁からの言葉を伝えにわざわざこんな所に来てくれたらしい。全く困った娘だよ。リンは。―

 

―それは何より。俺の万能鍵を渡して良かったですよ。それで何故こんな場所に?―

 

―貴公と同じでここに落ちてしまってな。寝ていたら崩れた筈の床も元通りだし上に上がる為の階段への道を見つけるには見つけたんだが・・・アレを見てくれ―

 

恐る恐る下を見ると幾つもの悍ましい口がこちらを呑み込もうと下で待ち続けている。

 

―あの化け物共がいる階から上に上がる為の階段へ行けると私は践んでいる。―

 

―なるほど。つまりはアレを倒さねば上には戻れないと―

 

―そういう事になる。む~ん、どうしたものか・・・―

 

あんな所に飛び込んではあの化け物共にこちらが蹂躙されてしまう。落ちた時に骨片も何処かへ落としてしまった。どうしたものか・・・

 

―・・・貴公は色々と私を助けてくれたな。―

 

―「人が人を助けるのは当たり前」そう教えてくれたのはジークマイヤー、貴方だ。だから俺は貴方を助けた―

 

―ハッハッハ!確かにそうだな!・・・―

 

喋っていたジークマイヤーが突然口を閉じる。

 

―ハイネル。私が化け物を引きつける。その間に貴公は階段へ逃げてくれ。―

 

その言葉は余りに突然だった

 

―な、何を言っている!そんな事したら貴方はどうなる!―

 

―なぁに。私もカタリナ騎士の端くれだ。あんな奴等に殺されはしないさ。・・・遅れるなよ!―

 

そう言ってジークマイヤーは下の沼へと飛び込んで行く

 

彼の決意を無駄にする訳には行かないとすぐさま沼に飛び込む

 

―さぁ行けハイネル!ここは私に!―

 

その気迫に負け、ジークマイヤーが化け物が引き付けている間に通路へ進む。

 

―化け物共!貴様らの相手はこのジークマイヤーだッ!!ー

 

こちらへ近づいてきた化け物をそのツヴァイヘンダーで真っ二つに切り裂く

 

―カタリナ騎士を舐めるなよッ!!!化け物共!!―

 

―ジーク・・・―

 

―さぁ!早く行け!私を無駄死にさせる気か!―

 

―・・・ッ!―

 

沼でもたつく足を必死に動かしてその場から離れる

ジークマイヤーなら何とか切り抜けるだろうと、そう思いながら

 

―ハイネル殿・・・娘に会ったら、よろしく頼むぞ―

 

隠れていた化け物も姿を現し、何体か数えるのも辛くなってくるほどの数になる

 

―さぁ化け物共!!このジークマイヤーが貴様らを葬ってくれるッ!!―

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ジークと離れてから何分ほど経ったろうか。

ようやく上に上がる為の階段を見つける

 

これを上れば戻る事が出来る

 

足を階段に伸ばした時に,ふと失ってしまった大切な人の顔を思い出す

 

心折れた戦士、そして「彼女」

 

俺が選択を間違えたばかりに失ってしまった大切な人

 

俺はその間違いをまた繰り返そうとしていのではないか?

 

ジークマイヤーはほんとに奴等に勝てるか?

 

勝てたとしても瀕死の深手を負うのでは?

 

俺はつくづく阿呆だな。

 

そして俺は来た道を全力でもう一度走り抜ける。

 

もう大切な人を失わない為に

 

1人の男として、武士として、騎士として

 

大切な親友を守る為に

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