DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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第30話[過ちは繰り返さない。繰り返せない ~Mistakes will not be repeated . Repeated not~]

ボチャンと折れたツヴァイヘンダーが毒沼へ落ちる

 

迂闊だった。これ程の数がいるとは・・・

 

―リン・・・お父さんはもうダメかもしれん・・・―

 

もはや武器や鎧も、私自身も限界だ。

 

彼は無事逃げられただろうか・・・

 

そして化け物が私にトドメを刺そうとした時だった

 

―自分の子供より先に逝く親があるかァッ!!!―

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ジーク・・・頼むから生きていてくれ・・・

 

貴方に死なれたら俺はもう・・・

 

必死に来た道を戻っていると、先程の化け物共の何匹かがこちらに向かって来ている事に気づく

 

―邪魔だァァァァァ!!!―

 

そいつらを大斧と大剣でソウルへと還し、その沼をはしり続ける

 

その間にも化け物がこちらを殺そうとしてくるがその尽くを切り捨てる

 

ジークが惹き付けているにも関わらずこれ程の数がいるのか・・・マズイぞ

 

ようやくジークマイヤーの姿が見えてくる

 

―間に合ったか!!―

 

すると死角にいた化け物がジークマイヤーを殺そうと触手を振り下ろそうとしているのが目に入る

 

ジークも最早諦めているように見える

 

―自分の子供より・・・

 

 

距離を出来る限り詰め、その化け物が見えた瞬間に古龍の大剣を思い切り投げつける

 

先に逝く親があるかァァァァァァァァッ!!!―

 

その大剣は見事突き刺さり、その化け物もソウルとなって消えるが、化け物が次から次へと現れる

 

―貴公!逃げろと言ったはずだ!―

 

ジークマイヤーを無視して、人間性を彼に渡す

 

―これは・・・―

 

―貴方に死なれたら俺が困るんだよ。貴方の娘さんになんて言えばいいんだ。残された人の事を考えてもみてくれよ。―

 

そう言って古龍の大剣を彼に貸す

 

―生きろ。生きてくれよ。死ぬとしても自分で死ぬと伝えてから死んでくれ―

 

―・・・ハハハ!私もまだ他人から教わる事があったか!―

 

―よくもまぁこの状況で笑えるなぁ・・・―

 

―にしても・・・貴公、よくこれ程の剣を片手で振るえるな。私では両手が精一杯だ。―

 

―まぁ、それなりに鍛えてますからね―

 

―・・・私の背中。貴公に託すぞ―

 

―俺の背中も頼みますよ。―

 

―2人でここを出るぞ!ハイネル!―

 

―心得たァッ!―

 

―来いッ化け物共!貴様らの相手はこのカタリナの騎士ジークマイヤーと!―

 

―東の国のブライ、基、この暗月の騎士 ハイネルがご相手しようッ!―

 

まずは眼前の三匹。

 

―推して参るぞッ!!―

 

一番距離がある化け物との間を一気に詰め、大斧で打ち、そのまま思い切り壁に叩きつける

 

―ひとォつ!!―

 

次に背後から襲おうとしてるのを大斧で無理矢理突き刺し、そのまま抉るように大斧を振り上げる

 

―ふたァつ!!―

 

最後の化け物の方に振り向くと、その触手は最早眼前まで迫っていた。

 

それを腕で挟み込むように掴み、こちらへ引き寄せる

 

―喰らいやがれよ化け物がァ!―

 

大斧を逆手で持ち、重力と己の筋力に任せ、化け物を叩き潰す

 

―ジーク!!―

 

急いでジークマイヤーの方を見るとそこにはソウルへと変わり果てていく化け物と玉ねぎの様な鎧を纏った騎士が立っていた

 

―貴公・・・済まないが先に行っててくれ・・・―

 

―どうした!?一緒に出るんだろ!?―

 

―私は・・・もう・・・―

 

するとジークマイヤーは腕を組み、次の瞬間にはジークマイヤーの鼾が聞こえてきた

 

―なんだ・・・寝てるのか・・・―

 

古龍の大剣を静かに取り、代わりに[彼女]のロングソードを近くの地面に突き刺す

 

ロートレクへの復讐を終えた俺には既に不要なものだ。彼女だって、ホントは俺が復讐することすら望んではいなかったはずだ

 

―そろそろ行くかね―

 

大斧と大剣を背中に担ぎ、再びこの沼からでる階段の方へ向かう。

 

道中、七色石を置いて来たからジークマイヤーも簡単に抜け出せるはずだ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

やっとの事で沼から抜け出し、混沌の廃都へと再び足を踏み込む

 

まだ探索してない場所は・・・正面の通路だけか

 

残っていた石像を破壊しながら進んでいくと、通路の真ん中で楔のデーモンが立ち塞がっている

 

デーモンもこちらの姿を視認すると手にしている刺叉から魔法を放つ

 

ローリングでそれを躱しながら、デーモンの懐に入る

 

―貰ったァ!―

 

デーモンを両断しようと古龍の大剣を思い切り振り払うが両断するどころかその身体に喰い込ませるのがやっとだった

 

刺叉の振り下ろしを避けて1度距離を置くが、デーモンはそれを許してはくれず、この狭い通路で飛び上がり再び刺叉を振り下ろす

 

それを大剣で受け止めるが、その力は凄まじく思わず膝を着く

 

このデーモンは今迄のデーモンとは比べ物にならない

 

そう確信した

 

それならこちらはそれ以上の力で当たるのみだ

 

刺叉を弾き返し、もう一度デーモンの身体に向けて大剣を振るう

 

やはり喰い込ませるのがやっとだが、今度は右手に竜王の大斧を持ち逆方向から全力で打ち払う

 

大斧で打たれた勢いで大剣は更に深く食いこみ、再び大剣を両手で持ち、そのまま力任せに薙ぎ払う

 

デーモンの身体は泣き別れ、トドメにと脳天に向かって大剣を振り下ろし、更に両断する

 

その姿はソウルへと変わりながら俺の体内へ入りこんでくる

 

ソウルを取り込み終え、デーモンの楔石を拾って先に進む

 

―アァァァァァァ・・・―

 

何かのうめき声が先から聴こえてくる

 

警戒しながら先に歩みを進めるとうめき声の正体がそこにはいた

 

―その鎧・・・アンタは・・・―

 

―遂に・・・遂に見つけたぞ!俺の太陽を!!―

 

その"太陽"が描かれた二つと無い鎧

 

―どうしたんだよ・・・―

 

その手の輝かしいタリスマン

 

―俺が・・・俺自身が太陽だ!!ハハハハ!!!―

 

その人物には見覚えがあった

 

―ソラール・・・!!―

 

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