DARK SOULS ~Revenge of the knight~ 作:だ~くぱんぷきん
今思えば・・・
今ここにいる俺は
今いるこの場所で産まれたのかもしれない
その名は"最下層"。
この神の地でも一二を争う程、穢れた場所
普通ならこんな感情は抱かなかっただろう
もしかしたら俺の頭がイカレてしまったのかもしれない
そうだ…此処こそが…この場所が…
俺の復讐の始まりだったんだ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「彼女」と初めて出会ったのがこの場所だった
飢えた古竜を共に倒してくれたのは「彼女」だった
そもそも彼女と出会わなければ俺はここで亡者と化していただろう
しかし出会ってしまったせいで色々と狂ってしまったのも事実だ
オレの心も、生き方も、何もかもが。
それも今となっては良かったと思える
代わりに大きな力を手に入れることが出来たのだから
ーフンッ!!ー
前にいた亡者を古竜の大剣で叩き切る
あの時の俺はこんな亡者すら恐れてビクビクしていたのだから笑えて来る
一息ついて背後に迫ってた亡者の顔面を鷲掴みにし、前方にいたもう一体共々、壁に叩きつける
なんなんだこの感覚は
胸糞の悪さと快感が混じりあったこの感覚は
やはり俺のアタマはおかしくなってしまったのだろうか
そんな事を考えながら目の前に現れる亡者共を斬り飛ばす
しかしこの亡者共、妙に硬い
この程度の相手ならもっとすんなりと死んでくれる筈なのだが
死に際に必ず1発は攻撃を受けてしまう
俺の反応速度が鈍っただけか・・・?
そうしてようやっと一つ、宝箱を見つけるがその前には番犬と何かの肉を包丁で切りつける醜い化け物
あんな所に宝箱があったのか
最初にここに来た時は殺されないようにするのが精一杯だったからか全く気づかなかった
こちらに気づいて襲いかかる番犬を大斧で叩き潰したあと、大剣の衝撃波で肉の乗っていたテーブルを破壊する
どうやら今ようやく気づいたようで、その腕の動きを止める
その赤い瞳は俺を見つけると一目散にその包丁を俺に向かって叩きつける
受け止めようとはしたものの本能が作用したのか、後ろに飛んで避ける
その力は異常を通り越しており
あんなボロくさい包丁が石の床を砕いている
すぐさま反撃に移ろうと踏み込み、大剣を脇腹に向かって振り払う
次の瞬間だった
奴の包丁が振りかざされたかと思うと
俺の視界が捉えたものは
俺自身の身体だった
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目覚めたのは下層へ行く前に休んだ篝火
『思い出したか?死の恐怖を』
思い出すも何もだ
あまりに一瞬すぎて何も言えたもんじゃない
確かな事は一つ
ボスでも何でもない一雑魚に俺は殺された
いくら何でも酷すぎる
『そうだな。ならばそれを乗り越え無ければ世界の王など夢のまた夢だ』
乗り越えるねぇ…そういうのは苦手なんだがなぁ
いや、考えるのはもっと苦手か
ならばもう1度、往こう。
アイツを倒さなければ種火も手に入らないしな
これから戦っていくためには己の力や武器、鎧を強化する事も必要不可欠のはずだ
それにこのまま負けたままというのも気に食わん
俺は知らぬ間に血を流すほど拳を握り締めていた