DARK SOULS ~Revenge of the knight~ 作:だ~くぱんぷきん
ー・・・フゥ・・・ー
再び、あの
装備も出来る限り動ける様に古竜の大剣のみにし、甲冑も兜と手甲を外し必要最低限のものにした
大丈夫だ。攻撃力は前とは比べ物になっていないが動き自体はそんなに変わってない
回避をしないのはダメ、ゴリ押しなんて持っての他だ
まずは番犬を潰し、即座に化け物にも大剣による衝撃波を飛ばそうとする
いや少し待て、あの時だってさして効果は無かった
無闇に衝撃を放ってあっちの先制攻撃を貰う位なら・・・
そう思い少し助走を付けて飛び上がり・・・
化け物がこちらに攻撃を仕掛ける前に・・・
ードウラァァァァァァッ!!ー
雄叫びをあげながら、顔面に飛び蹴りを喰らわせる
それなりの有効打にはなったか、化け物は声にならない叫びをあげながら背後の穴へと落ちて行く
これは思わぬ誤算だった
有効打になれば良いとは思っていたが、まさかあの穴に落ちるとは
あの先に大した逃げ道は無い。下に降りられると厄介だがそれを止める手はある
行くしか無い
そう考え、穴の中に飛び込み、真下にいた化け物に大剣を振りかざす
惜しくも致命傷にはならず、片腕を飛ばしただけ
だがまぁ、良い
ここで殺しきれば良いだけ・・・
化け物は残った腕で包丁を振るうがそれを紙一重で躱し、出来る限りの力で薙ぎ払い、化け物の腹をかっさばく
攻撃の手はそれで緩めずに、続いて側頭部に蹴りを再び打ち噛ます
その勢いで壁に叩きつけられ、中の臓物が溢れ出てくる
はっ、なんだ。大した事無いな
ー拍子抜けも・・・ー
口を斜めに尖らせ、無様の姿の化け物に大剣を突き立てる
ー良い所だ・・・!!!ー
そのまま大剣を捻じるようにして更に突き刺す
吹き出す血がかかるが今はそんな事どうでもいい
化け物は先程とは違う叫び声をあげながら必死に大剣を引き抜こうとしている
こんな愉快な光景を見逃せるものか
先程、俺の首を撥ねた奴の姿はもうどこにも無く、そこにあるのは必死に藻掻き、足掻き続ける醜い料理人
思わず笑いが込み上げてくる。
こんな奴に?
俺はこんな奴に殺されたのか?
大剣を引き抜くと、料理人は俺の方に
その手は尚も自らの武器を掴み、俺を殺そうとしている様だった
包丁が振りかざされた瞬間、その顔面を鷲掴みにし、再び壁に叩きつける
徐々に力を込めて行くと悶え苦しむ料理人の声が微かに聞こえてくる
あそこまでの屈辱は久々だった。
ロートレクに仲間を殺された時以来だった
しかしコイツは何でもないたかが1匹の
そいつにあんな屈辱を味あわせられたのだ。
ーその代償はー
めり込み始めていた指に力を更に加える
ーデカいぞー
次の瞬間、指の隙間から料理人の頭部の肉片が弾けるようにして出てきた
後に残ったのは料理人の醜い身体と包丁のみ
終わってみれば呆気ないとはよく言ったものだ
何故、アイツに殺されたか。
よく考えれば至極簡単だ。
"油断"。その一言に尽きる。
もう敵などいないと思っていたあの時の俺には少々手強い敵だった
ただそれだけ。
どうやってあの宝箱の所へ戻ろうか思案していると背後から妙な音がしているのに気づく
ガッ・・・ガッ・・・
次第にその音は大きくなっていく
ガッ・・・ガッ・・・
まるで石同士を力を込めて擦り合わすような、あまりいい気分にはならない音
背後を見るとそこには巨大な、腐敗している鼠の顔がそこにはあった。
すると石で出来た、今立っている床が崩れ始め、水浸しのもう一段階下の地面へと叩き落とされる
そこは、まさに地獄絵図をそのまま表したような場所だった
あまりに多くの死体
それを貪る多くの鼠
そしてそれを統括しているであろう巨大な鼠
耐えきれないような臭いが充満するここで生きている人間はただ1人
全く冗談も程々にして欲しいものだ
ー流石に笑えねぇぞ・・・ー
そう言いながらも、俺の口は僅かに斜めへと釣り上がっていた