DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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第41話 [血反吐を吐いて、涙を飲んで ~Spit blood stagnation, drink tears~]

ー流石に笑えねぇぞ・・・!ー

 

思わず口が釣り上がる

死屍累々とはまさにこの事ではないか

辺りに広がるのは腐り果てた死体とそれを貪る鼠、そして吐き気を催す様な腐臭

 

そしてそれを統括してるであろう目の前の巨大鼠

 

逃げ場は無し、戦えばこちらの圧倒的不利は覆せないが、既に巨大鼠はこちらを見据えて臨戦態勢に入っている故に骨片を使っての一時撤退も不可能

 

もはや涙すら出てくる

 

この状況で生きて帰る事はほぼ不可能か?

 

そう考えていると、巨大鼠がこちらに口を広げながら突進してくるのに対し、横に飛び込む様に転がり避ける

 

巨大鼠は案の定、壁に激突し、大きな音を立てながらこちらを再度睨みつける

 

お陰で周りの鼠共もこちらに気づいてしまう始末。軽く10匹は超している

 

額に滲んだ汗を払いながら、古竜の大剣を構える

竜王の大斧ならば、竜の力で広範囲への攻撃が可能。故にまだ勝てるかもしれないがこの大剣の力が発生するのは一直線上にのみ。一対多の戦闘には端から向いていないのだ

 

巨大鼠だけに狙われていたならば命からがら大斧を取り出せたかもしれないが、あの数十匹の鼠と同時に狙われたうえで武器を取り出そうものなら一瞬で奴らの餌と化すだろう

 

ならばここは先手必勝

 

「フンッ!!」

 

巨大鼠を避ける様に小鼠が群がらる場所へ一気に踏み込む

 

「!?」

 

しかし巨大鼠の動きは想像以上に俊敏

真横を通り過ぎるその刹那

 

右腕が肩の部分から強烈な痛みを伴い巨大鼠の口内へと消え、古竜の大剣もその時地面に落としてしまう

 

今更勢いを殺すわけにも行かなく、悶えそうな痛みに耐えながら目の前の小鼠を踏み潰す

 

その際に2匹の鼠に足を抉られる

またその瞬間にも3匹程の小鼠が飛びかかり、肉を甲冑ごと持って行く

 

反撃とばかりに足に喰らい付いていた2匹を片方は足で潰し、もう片方は左手で引き剥がし、飛びかかってきた小鼠を剣を振るう要領で薙ぎ払う

 

その間にも小鼠は飛びかかり、その尽くを小鼠の死体で打ち払う

 

噛まれた時に毒でも喰らったか、喉まで上がってきていた血を口から吐き出す

本当に毒ならばもう長くは持たない

 

1度、後ろにローリングし、落ちていた大剣を手に取る

 

今にも喰らいつこうとしてた巨大鼠の口を頬ごと切り裂き、そのまま飛びかかってきた小鼠共を一掃する

 

口を切り裂かれても尚、巨大鼠はこちらに突進し始め、それを大剣で受け止める

 

しかしその威力は片腕で抑えられるものではなく、汚水が流れる坂へと吹き飛ばされ、下にあった穴へと落ちる

 

その下もまさに地獄絵図だった

 

石と化した人間達が不気味な表情でこちらを見ているようにも見える

 

興味本位で触れてみると、すぐさま音を立てて粉々となり、代わりに背後から妙な視線が感じられる

 

振り向くと同時に大剣を振るうと、蛙の化け物が妙なガスを撒き散らしながら息絶える

 

流石に不味いと思い、バックステップで撒き散らされたガスから距離を取る

 

泣き別れになった蛙の奥を見ると数匹の同じ化け物が見える

 

またもや背後に気配を感じて足を動かさないまま見てみると、案の定目に入る蛙の化け物

 

ーあれまァ・・・ー

 

少し笑いながら頭を掻く

 

最下層の危険さは重々承知していたはずだが・・・

 

ここは…

 

ーこんなに危ない場所だったか・・・?ー

 

 

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