DARK SOULS ~Revenge of the knight~ 作:だ~くぱんぷきん
ソラールの援護を受けながら、先ほど投げた大剣の場所まで走る
ーそれで?なんで俺がここにいると分かった?ー
ーアンドレイから聞いた!種火の事を教えたと言っていたから恐らくここだろうと思ってはいたが、まさかこんな場所に落ちていたとはな!おかげで探すのにも一苦労だ!ー
ーそりゃ…すまんかったッ!!ー
大剣を拾い上げ、蛙共のいる方向に渾身の力で衝撃波を放ち、化物共を一気に消し飛ばす
ー流石の豪腕だ!右腕を失っていてもやはり貴公の戦いは見ていて気持ちが良い!ー
ーほう、その賞賛は素直に受け取るとしようか…しかしながら…ー
蛙共が次から次へと来る最中、俺とソラールは道に沿って走り出す
ー流石にこれは撤退だ!無限に湧いてくるんじゃお話にもならん!ー
ー仕方がない!貴公は俺に付いてきてくれ!篝火まで走るぞ!ー
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走り続けること5分ほど。
ソラールに付いていくと、そこには暖かな篝火があった
ーようやっと振り切れたか…ー
ーと言うよりも貴公。貴公の親父には会ったのか?ー
ーあぁ、やっぱりソラール殿だったのか…[一足先に太陽の所に行く]なんて宣っていたから、あの顔面に重いのを叩き込んでやったよー
ーそれは…アーロンの奴も、災難に会ったものだ…こんな筋肉野郎に思い切り殴られれば、そんな馬鹿な考えごと吹き飛ぶだろうよ。ま、痛みはとんでもなかっただろうがー
そう言いながらソラールは大きな笑い声をあげる
それに思わず釣られこちらも豪快に笑ってやる
まぁそれはそれとして、無くなった右腕が戻らないのが少しばかり気にかかる。このまま戻らないのであればそれに応じてこれからの戦い方を考えなければならない
ーむう…どうしたものかな…ー
ー…宝箱が開いていたから、貴公はもう種火は手に入れたのだろう?ー
唐突にソラールがそんな事を言い出す
ーいやまぁそうだが…なんかいい案でもあるのかー
ーなぁに、腕が戻らぬのなら、義手の一つでも作ればいいさー
ー簡単に言ってくれるな…義手なんてどこで…ー
ー貴公、暗月の剣なのだろう?ー
そこまで聞いて、ソラールが言おうとしてる事を察し、声を荒らげる
ー馬鹿言うな!!今まであの方には迷惑をお掛けしているんだ!これ以上は…ー
ーそれもそうか…あまり神に縋りすぎるのも考え物だなー
『それはどうか…』
またもや唐突に頭に声が響く
もうこの急に聞こえて来る声にも大部慣れてきた
『グウィンドリンは貴公の事を相当に気に入ってるみたいだからな。貴公が頼まなくとも、その惨状を見れば義手の一つや二つ作るやもしれん』
それはそれであのお方に申し訳ないな…
『人の…いや、神の好意は素直に受け取っておいた方がいい。今の内にな…』
今の内に?
『…お前の目的はなんだ?世界の主になり、この世界を変えるのだろう?』
それと一体何の関係…
そこまで言ってようやく気づく
今までの自分が何をしようとしていたのか
『そう、世界の主になる以上、貴公と同等の者が存在してはならない。それは
己の鼓動がとんでもない速さで動いているのを感じ、思わず胸を抑える
ソラールがいなければ大声を上げて悶えていただろう
自分がようやく見つけたただ一つの目的が、自分に目的を見つけさせてくれた恩人を殺す事に他ならないなんて、考えうる限り最悪の問題だ
ーどうした?顔色が優れない様だが…ー
ーソラール…ー
ーどうした?なんかあるなら聞こうー
ー…もし、自分のやるべき事で自分の大切な人を殺す事になってしまった時、ソラール殿ならどうするー
俺がそう言うと、ソラールは何かを悟った様に言葉を発する
ー…そうだな。俺なら、否が応でも大切な人を殺したりはしないー
ーなら…ー
ーだが、やるべき事はしっかりとやり遂げたいー
ーんな…!?ー
ソラールの言ってる事は支離滅裂だ。それはどうしようもない真実だ
だが…
ーいや、それもまぁ…ー
とても素晴らしい生き方だと感じた