DARK SOULS ~Revenge of the knight~ 作:だ~くぱんぷきん
失踪気味で1年と5ヶ月ぶりですがモチベーションが上がってきたのでまた始めてみようかと思います。
見てくれると…嬉しいです
第47話[近づく真理 ~Approaching truth~]
アンドレイとの対話が終わった後、次の王のソウルを持っていた者、白竜シースを討つため俺は再びアノール・ロンドまで足を運んだ
『次はアノールロンドに迎え、そこにあの白竜へと続く道がある』
ヤツは相も変わらず、姿も見せずにそう言っていた
いい加減、面の一つでも見せてはどうだと言ってはみても
『今は…その時では無い。時が来れば私はお前の前に立つことになる。』
今までの半ば威圧的な態度とは裏腹にその声には悲壮な覚悟が聞き取れた
その言葉を聞いて、なんとなく察した
ヤツの言う通り後に俺の前に立つのだろう。だが、それは決して喜ばしい事ではなく、恐らくヤツにとって、それは最後の最後にやるべき事なのだろう
奴にも、奴なりの覚悟があって、俺に試練を与えてまでグウィン王と戦わせようとしてるのだと分かって、奴の言葉に俺は承諾の意を示した
「貴公、もしやシースの書庫へ?」
真鍮の鎧を纏った火防女に声を掛けられる
「あぁ、ちょっとした用事が」
「ふむ、シースは既に没し、もうあそこにはシースの残滓である結晶と膨大な書物だけが残っているばかりだが…まぁ、用事があるようなら止めはしないよ。気をつけるんだぞ」
「なに、心配は無用さな。」
無論、シースの残滓を殺すのは言うまでも無い
が、今回シースの大書庫に向かうのはもう一つ大きな理由がある。
この世界の状況について調べたいのだ
今、不死の呪いは一切の機能を果たしていない
[彼女]にせよ大勢の亡者も、以前ならば不死は死んだとしても篝火へと送り返され生き返り、亡者達だって際限なく蘇っていた。
それが今となっては何もかも土に還る
幾ら始まりの火が戻りかけているからと言ってもあまりに不自然なのだ。
そもそも始まりの火が戻りかけているのならば"不死そのものが無くなる"はずなのだ
しかし身体に刻み込まれたダークリングは一向に消える気配がない
あまり期待は出来ないし、俺の考えが間違っている可能性だってある。が、調べてみる価値は十二分にある。
この世界の真理…ソウル、古竜、王のソウルを見出した神達、そして最初の火。
その当たり前の中にある大きな謎に迫れるかもしれない
そう思うと奥底にある知識欲が溢れてくる。
少々楽しみになってきた
『ふ、戦い方の割には意外と頭も冴えているのか?』
「まぁ…人並みには?理力だって無いわけじゃない。」
以前、グウィンドリン様は俺が魔術や奇跡の類を[使えない]からと言って理力や信仰がなくとも魔法や奇跡が使える奇跡のタリスマンを授けてくださったが何も使わないだけであって使えないと言うのは間違いである。
多分、恐らく、そのはずだ。知らんが
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「…妙だな」
アノールロンドからこの書庫に入ってきてからと言うもの少々違和感を感じる
「…何もいない」
そう、何もいないのだ
以前、シースは自らが持たざる[古竜の鱗]を作る為に様々な実験を行っていたと聞いていたからてっきり変な魔物でもいるかと思ったが…
足を進めていると、一体だけ、動く様子のない結晶で造られた魔物を見つける
明らかに自然発生したものでは無い所を見る限りこれはシースの実験の成果なのだろうか…
興味本位で見つめていると、その結晶の身体の中に一つ光る物を見つける
ペンダント…だろうか
無意識のうちに近づいて凝視していた事に気づき慌てて魔物から離れる
「…どこか…懐かしい…いや…そんな馬鹿な」
そんな考えを鼻笑いで一蹴し、先へと進む
その矢先、背後から恐ろしい衝撃に襲われ、先に見えていた階段の方まで吹き飛ばされる
幸い武器を背負っていたから脊髄は損傷しなかったものを階段にぶつけられた衝撃で臓器が潰れた
急いでエストを飲み、先程の魔物の方へと向き直る
「なかなかやってくれるじゃないか…?」
血反吐を吐きながら大斧を構え臨戦態勢をとる
兎にも角にも間を詰めねばならない
体勢を低くし、地面を蹴り、自らと魔物の間の距離を詰め、大斧を振りかぶり、大きく横に薙ぐ
しかし、その結晶の身体はヒビが入るのみで砕け散りはせず、反撃とばかりに魔物もその腕を振りかぶりこちらへ拳を振りかざす
咄嗟に右腕で防御する
否、出来なかった。今、この身体に右腕は無い。
その結晶の拳は無慈悲にも俺の顔面をめがけて勢いをさらに増す
「しまッ…!!」
「しゃがんでッッ!!」
背後から聞こえるその声に驚きつつ、その言葉の指示通り床に付すように身体をさらに低くする
するとどうだ。目の前にいた魔物は吹き飛び、代わりに1人の人間が立つ
「…貴公は…一体…?」
「そうだね…あえて名乗るとしたら…」
明らかにこの暗く世界には場違いなくらいに明るいその"少女"はこう名乗った
「