DARK SOULS ~Revenge of the knight~   作:だ~くぱんぷきん

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第68話 [蠢く暗闇 ~Writhing darkness~]

仮面の男を倒し、廃墟を進んだ先は、深淵に呑まれた異形達の巣窟と化していた

 

上層で見た様な奴等が多いが…何体か杖を持った個体も混じっている。あの様な姿になっても魔術を使える奴もいるとは

 

先程手に入れたクロスボウを取り出し、1番手前にいた異形に狙いを定め、その巨大な頭蓋を貫く

 

そいつが倒れると、周りの異形はこちらの存在に気づき、長い腕を振り回しながらこちらへ駆け寄ってくる

 

竜王の大斧を取り出し、駆け寄って来ていた異形達の頭を次々と潰していく

 

元は罪の無い人間だったのだ。それならば出来る限り少ない苦痛で逝かせてやるのがせめてもの救いだろう。もう痛みを感じるのかどうかも、分かりはしないのだが。

 

その間に、杖を持っていた異形の放った魔術を大斧で受け止める

 

重い…通常の魔術に重さは存在しないが、この黒い魔術は魔術に加え、物理的な、岩を投げつけられた時の様な重さを感じる

 

魔術を弾き飛ばし、何故か高笑いをしている異形の魔術師に、デーモンの大鉈を投げつける

 

鉈は的確に魔術師の身体の中心を捉え、その身体を泣き別れにする

 

うむ、デーモンの大鉈の方が投げる分には古竜の武器より軽くて扱いやすい。

 

大鉈を拾い上げ、更に先に進むと、身体中に鎖を巻き付けられ、その中心に磔に使われていたであろう木材が突き刺さっている化け物が立ち塞がっていた

 

人かどうかも判断に困るが、息を荒げながらこちらへ殺気を向けて来ているのならば恐らく人間に近いのだろう。

鎖を繋がれている以上、虜囚である事には違いないのだろうが、何もあそこまでする必要があるのだろうか

 

そんな事を考えていると、虜囚が暴れだし、周囲の柱を破壊しだす。

 

なるほどあの怪力、あぁでもしなければ抑えられなかったのか。

 

一頻り暴れた後、その鎖巻きの虜囚はこちらへ突進を繰り出す

 

それに合わせてデーモンの大鉈で切り付けるが、纏わりついている鎖に阻まれ、その身体まで到達する事はなく弾かれてしまった

 

かつて囚われていたであろう鎖を、身体に巻き付けることで簡素な鎧にしているのか、いくら鎖と言えど、上半身の形が読み取れない程の分厚さともなれば刃は通らないか。

 

大鉈をしまい込み、竜王の大斧に持ち替え、もう一度その身体に横薙ぎの一撃を叩き込む

 

相手の芯を掴んだ、確かな手応え

 

鎖巻きのの虜囚が、壁の方まで吹き飛ぶ

 

壁に激突する寸前でどうにか耐えたようだが、あの一撃はなかなか手痛いものだったのだろう。鎖の隙間から血が零れているのが見えた

 

効いているのならば、話は早い

 

一気に距離を詰め、力と体力の限り、手に握る大斧を振るう

 

一撃、ニ撃、三撃、四撃

 

途中、鎖を振り回し暴れるが、その鎖を受け止め、虜囚ごと振り回し壁の方へと投げつける

 

「潰れろッ!!!!」

 

叫びながら、渾身の力で壁に項垂れていた虜囚を叩き潰す

 

流石に絶命しただろうか、様子を見てみても動く様子は無い。

確かに叩き潰した感覚もあった

 

竜王の大斧をしまい、振り返り、先へと進もうとした瞬間

 

「ガハッッ!!!」

 

背中からとてつもない衝撃が襲い、そのまま引きづられ続ける

 

まだこれ程の体力が残っていたのか、振り払おうとしても虜囚はその歩みを止めない

 

そして向かう先に見えたのは、先の見えない暗い穴

恐らく昇降機なのだろうが、肝心の乗る床が下に降りてしまっている

 

あの先がどれほど深いかは分からないが、こんな重量のやつの下敷きになれば間違いなく死ぬ。

 

だが背後に喰らいついた虜囚を振り払う事は出来ず、

その深い穴へと転落して行った

 

 

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