不殺の暗殺者~孤独なアサシン~【休載中】   作:愛歌

9 / 13
こんにちは!愛歌です。
懲りずに投稿しちゃいました。
今回は短いです。
タグのキャラが・・・

ではでは・・


陰謀の時間

 

 

「はは・・・はははっはははははははははははははっ」

 

暗い闇に満ちた教室に、独りで笑う孤独な少年。

その声はもう、狂気に満ちている。

彼の心はもう、どうしようもなく壊れてしまっていた。

 

「ははははっはは、は・・・」

 

しばらく笑い続けていた少年は、不意に聞こえてきた足音に、耳を傾ける。

その特徴的な足音の発信源が、少年にはすぐ誰なのかわかった。

 

・・・知っているなんて、生半可なものではない。

少年に取っては小さい頃からよく知る、()()()()()

 

開け放ったままの入り口から1人の青年が、歪な笑みを浮かべ、入ってきた。

際限なく大きくなっていく足音が、不意に止む。

青年が少年のすぐ後ろで、静止したからだ。

 

・・・少年は、振り返らない。

まるで、振り返る必要などないと言わんばかりに。

 

そんな少年の態度に、青年は笑みを濃くする。

 

「よぅ、元気そうだなあ。『シンタロー』?」

 

耳にまとわりつくような気持ちの悪い声が、少年の鼓膜を揺らす。

 

まるで人の神経を逆撫でするような声に、少年は嫌悪感から僅かに眉をひそめた。

 

「・・・なんでだ・・?」

 

『シンタロー』と呼ばれた少年は、疲れきった、それでいてなんの感情もない声で問う。

 

自身が一番わかっているはずの、認めたくない、最悪の《解答(答え)》を。

 

「なんで・・なんであいつを巻き込んだ?あいつは関係ないだろ?()()()に目をつけられるようなことなんて・・・「それがしちまってんだよなあ」」

 

少年のわかりきった疑問に、青年は答える。

 

「『女王』はお前を大層気に入っている。それだけでお前にどれだけの価値があるか、・・・まさかわからないわけないよなあ?」

「・・・」

「お前は『女王』の《()()》だ。『女王』の大事な大事な《人形》を横取りしようとした、愚かな()()を始末した。ただそれだけの話だろ」

「・・・・・・なのか?」

「は?」

 

「『命令』したのは・・・()()()、なのか・・・?」

 

「ああ」

「・・・っ」

 

青年の《解答(答え)》に、少年は絶望する。

信じられないものでも見るような瞳で、青年を見る。

 

結局は少年でさえも、あの『女王』の《玩具(おもちゃ)》でしかなかった。

 

少年は、そこですべてを諦めた。

思考を放棄したのだ。

 

いや、正確には、放棄せざるおえなかった。

これ以上はもう無理だと、体自体が拒絶したのだから。

 

少年はやがて、意識さえも手放した。

糸が切れたように、その場に倒れる。

 

青年がそんな少年を見つめ、どんな表情を浮かべていたかは、誰も知らない。

 

ただ・・・

 

「・・・くだらねえ・・」

 

ただそんな声が、教室に響いた。

本当につまらなそうなその声が・・・

 

 

              -to be continued-

 




最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
そろそろネタ探しの旅に出ます。
課題もあるので、行き詰まることが多々あるかと。
でも、ちゃんと頑張ります!

ついでに、感想やリクエスト、コラボなど、随時募集中です!
こちらもよろしくお願いします!

ではこの辺で・・
ありがとうございました!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。