記憶喪失な雪風と勇者王(改訂中)   作:蒼妃

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ただ紹介するのも面白くないので、ちょっと工夫してみた。


第2章 動き出す黒幕
雷牙とソールの設定紹介 世界観編


 

 

 

雷牙「僕ちゃんと……」

 

 

ソール「ソールの……」

 

 

雷ソ「「世界観解説コーナー !! 」」

 

 

雷牙「さて、今回はこの物語の舞台になっている世界について説明するぞ。」

 

 

ソール「私たちが現在住んでる世界は、雷牙たちの故郷とは別の宇宙に存在する地球。

    あまり大きな違いはないけど、一番違うのは人類に敵対してる存在かな ? 」

 

 

雷牙「僕ちゃんの地球ではゾンダーと機界31原種。こっちの世界は深海棲艦じゃな。

   ついでに深海棲艦が現れて、艦娘が現れるまでの経緯も説明しておこうか。」

 

 

ソール「年表にするとこんな感じ。」

 

 

10年前:船舶の失踪が相次ぐ。2カ月後、駆逐級の深海棲艦が発見。

 その3カ月後:深海棲艦による被害が相次ぎ、討伐隊が編成→敗北

 更に3カ月後:軽巡級の深海棲艦が確認。深海棲艦の勢力圏が拡大。

        同時に勢力圏内の国が深海棲艦からの侵略行為を受ける。→国連が動く。

 その1カ月後:国連軍が編成され、深海棲艦との全面戦争が勃発。

        →大きな被害を受けるものの勝利。しかし、撃滅には至らず。

 その数日後 :重巡級・戦艦級の深海棲艦が出現し、各国の軍が甚大な被害を負う。

        →シーレーンが破壊され、日本が海上で孤立する事態に。

 更に数日後 :深海棲艦が日本本土へ侵攻。

        →“始原の艦娘”の出現によって、間一髪阻止。

 その直後  :妖精が表舞台に現れ、協力関係を築く。また、艦娘の建造が可能に。

9年前:空母級の深海棲艦の出現により、空路にも被害が及ぶ。

 その1カ月後:深海棲艦が戦略を学習し始め、艦娘の連戦連勝がストップする。

 その数週間後:各地に鎮守府が設立され、国に代わって提督が艦娘の指揮を執る。

8年前:本土近海の安全を確保。各鎮守府が海域解放へと乗り出す。

7年前:姫級深海棲艦の存在が初めて確認されるも死闘の末に撃沈。

5年前:GGGが夢幻島に漂着。

 その数日後 :ソールがGGGと協力関係を結び、GGGベイタワー基地の建設が開始。

2年前:GGGベイタワー基地が完成。数日後、満潮がGGGに保護される。

 その少し後 :とある事件で満潮が片腕を失い、手術を受ける。

2年前~数カ月前:ボルフォッグ覚醒。川内らと共に本土の諜報活動へ。

数ヶ月前:ルネ、Jが響を拾う。

約2カ月前:哨戒任務中に雪風を保護。

 

そして、現在に至る。

 

 

ソール「他にもいろいろあったけど、それは省略するよ。」

 

 

雷牙「全部纏めると長くなってしまうからのう。さて、次は艦娘の説明に移ろうかのう。」

 

 

ソール「ん。この作品の艦娘は霊水晶(セフィラ)をその身に宿した少女よ。

    但し、妖精による建造でしか生まれ来ないから、妖精の機嫌を損ねたらアウト。

    例外は、艦娘の原典になった吹雪、叢雲、漣、電、五月雨の5人だけ。

    もちろん大戦時の記憶も持ってる。」

 

 

雷牙「そういえば、同型艦は存在するのかのう ? 」

 

 

ソール「居るよ。でも、同じ鎮守府では同型艦は建造されないようになってる。

    保護された場合とかは別だけど。あと、同型艦でも趣味嗜好とか性格は違うよ。

    各鎮守府では艦娘に見分けがつくようにアクセサリーを支給することもある。」

 

 

雷牙「ふむ。艦娘について分かってるのはこれくらいかのう。」

 

 

ソール「じゃあ、ついでに艦娘が使う霊子力についても説明するよ。

    艦娘のコア、霊水晶(セフィラ)から生み出されるエネルギーが霊子力。

    このエネルギーを運用して、肉体を強化したり、浮力を発生させてる。」

 

 

雷牙「他には装甲にも使われるのう。この装甲は要するにバリアじゃ。

   それを抜かれると肉体にダメージが負う。

   そうじゃのう……性質的にゾンダーバリアが近いかもしれん。」

 

 

ソール「一番重要なのは、物体が持つあらゆる機能、性能を強化できること。

    艦娘の艤装が小型なのに艦船の時代と同じ威力を出せるのは、このおかげ。」

 

 

雷牙「さて、この霊子力。まだ未知の部分があるが、GGGではある推測を立てている。

   僕ちゃんたちの宇宙に存在する木星が持つ超エネルギー、ザ・パワーが変異した

   モノがこの霊子力ではないか。まだ確証はないがのう。」

 

 

ソール「じゃあ、次は深海棲艦の解説……と行きたいところだが」

 

 

雷牙「残念ながら深海棲艦については未解明な部分がほとんどじゃ。

   分かっているのは、あらゆる海に自然発生すること、霊子力とよく似た

   エネルギーを使用していることぐらいじゃな。」

 

 

ソール「――――ということで深海棲艦の解説は終了。

    あと説明したおいた方が良い事って、他にある ? 」

 

 

雷牙「あとは妖精のことぐらいじゃな。人によって設定が違うからのう。」

 

 

ソール「ん、分かった。本編でも触れたけど、妖精は白の星の住人の末裔。

    三重連太陽系11の遊星の1つだった白の星は早い段階で移民計画を立てていた。

    だから、機界昇華が始まった時も多くの住人が生き残ることができた。」

 

 

雷牙「元はソールのように人間と同じ大きさだったと聞いておるが、何があったんじゃ ? 」

 

 

ソール「この星に着いた時、まだ平安時代辺りだったから身を隠す必要があった。

    突出した技術は争いの原因になる可能性が高いから。

    その中で唯一交流を持ったのが同じように隠れて住んでいた小人族。」

 

 

雷牙「小人っていうと……一寸法師とかスクナヒコのことか ? 」

 

 

ソール「その通り。それで小人族の子は必ず小人になるから、時代が進むにつれて

    私以外が全員小人になった。もちろん、持ち込んだ技術は継承してるよ。」

 

 

雷牙「………その割には若く見えるが、何か理由があるのか ? 」

 

 

ソール「内緒。」

 

 

雷牙(相変わらず、口の堅い奴じゃわい。)

 

 

ソール「そうそう、艦娘には必ず艤装妖精が着いてるけど、あっちは白の星とは無関係。

    ――――というより、正体は私たちも良く分かってない。」

 

 

雷牙「ある程度仮説は立っておるが、立証する術がない状態じゃ。

   基本的に艤装妖精は無口じゃからのう。」

 

 

ソール「艦娘は言ってることを理解できるらしいけど、ね。」

 

 

雷牙「さて、現時点で公開できるのはこれくらいかのう。」

 

 

ソール「作者が思い出したら加筆修正するかもしれないけど。」

 

 

雷牙「まあ、その時はその時じゃろう。

   取り合えず、世界観解説コーナーはこれにて終了じゃ。」

 

 

ソール「ご精読ありがとうございました。」

 




取り合えず、現段階で出てきている設定と今後触れそうにない設定を纏めました。本文にも書いてあるように、思い出したら加筆修正します。

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