一話   作:夏々

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一話

 

 

 

『あぁっ!!』

 

 

 

 

大量の血が流れる。

 

 

右腕の方を見ると……。

 

 

 

 

『う、腕……腕が、無い』

 

 

『ソラ!!私のことは構わないで逃げて!』

 

 

『姉、さん……』

 

 

『早く!!』

 

 

 

 

私は全速力で走った。

 

 

もう無我夢中で。

 

 

途中、腕に包帯を巻きながら。

 

 

とにかく、走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、どこにあんだよ、このダンジョンはよー」

 

 

「たぶんこの辺だと思うんだけど…」

 

 

 

 

んもー、いったいどこなのー!

 

 

もうとっくについてもおかしくないはずなのに……。

 

 

 

 

「ぱーるぅ、るーみぃおなかぺっこぺこだおう」

 

 

「わたしもおなか空いてきました」

 

 

 

 

ルーミィ、そしてキットンが不満を言いはじめた。

 

 

まあ確かにお昼過ぎてるもんね。

 

 

そろそろお昼にしよっかな。

 

 

 

 

「パステル、そろそろお昼にしない?」

 

 

 

 

あ、クレイも同じこと考えてたんだ。

 

 

おっと、自己紹介を忘れていたね。

 

 

私はパステル・G・キング。

 

 

職業は詩人兼マッパー。

 

 

そしておなかぺっこぺこだおう、と言っているのはエルフのルーミィ。

 

 

このパーティーの中で唯一魔法が使える。

 

 

職業は当然魔法使い。

 

 

私と同じことを考えていたのはクレイ・S・アンダーソン。

 

 

職業は戦士(ファイター)

 

 

いっつも不運なことに巻き込まれる竹アーマーの戦士だ。

 

 

最初の方にセリフを言っていたのはトラップ。

 

 

本名はわかんない(新フォーチュンクエスト1で分かります)。

 

 

職業は盗賊(シーフ)なんだけど、もう口が悪いのなんの。

 

 

大体クレイが不運なのってトラップが原因なのよねー。

 

 

そしてルーミィと一緒におなか空いたと言っていたのはキットン。

 

 

記憶喪失らしい。

 

 

職業は農夫。

 

 

そしてそして、一番後ろで文句も言わず歩いているのはノル。

 

 

職業は運搬業。

 

 

行方不明の妹を探している。

 

 

あと、ノルのリュックの中で眠っているのはシロちゃん。

 

 

子犬に見えるけど、実はホワイトドラゴンの子供なの。

 

 

バレるとまずいので子犬のふりをしてもらっている。

 

 

だけどね、どうしてもわんわんって泣こうとしても、ついついわんデシってなっちゃうのよね。

 

 

そこがまた可愛いけど。

 

 

さーて、自己紹介はこのぐらいかな?

 

 

長くなっちゃってごめんなさい。

 

 

さて、お昼にしよう!

 

 

 

 

「さ、お昼にしよっか」

 

 

「わーい、ルーミィおなかぺっこぺこだおう!」

 

 

「ごはんデシか?」

 

 

「ちょっと待ってね、今お弁当出すから」

 

 

 

 

えーと、あったあった。

 

 

猪鹿亭特製のお弁当!

 

 

リタったら気が利くなぁ。

 

 

 

 

「「「「「「いただきまーす!!」」」」」」

 

 

「おいしーい!」

 

 

「うっめぇ、これ誰が作ったんだ?」

 

 

 

 

トラップが聞いてきた。

 

 

 

 

「リタよ。本っと、美味しい」

 

 

 

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