『あぁっ!!』
大量の血が流れる。
右腕の方を見ると……。
『う、腕……腕が、無い』
『ソラ!!私のことは構わないで逃げて!』
『姉、さん……』
『早く!!』
私は全速力で走った。
もう無我夢中で。
途中、腕に包帯を巻きながら。
とにかく、走った。
「おいおい、どこにあんだよ、このダンジョンはよー」
「たぶんこの辺だと思うんだけど…」
んもー、いったいどこなのー!
もうとっくについてもおかしくないはずなのに……。
「ぱーるぅ、るーみぃおなかぺっこぺこだおう」
「わたしもおなか空いてきました」
ルーミィ、そしてキットンが不満を言いはじめた。
まあ確かにお昼過ぎてるもんね。
そろそろお昼にしよっかな。
「パステル、そろそろお昼にしない?」
あ、クレイも同じこと考えてたんだ。
おっと、自己紹介を忘れていたね。
私はパステル・G・キング。
職業は詩人兼マッパー。
そしておなかぺっこぺこだおう、と言っているのはエルフのルーミィ。
このパーティーの中で唯一魔法が使える。
職業は当然魔法使い。
私と同じことを考えていたのはクレイ・S・アンダーソン。
職業は
いっつも不運なことに巻き込まれる竹アーマーの戦士だ。
最初の方にセリフを言っていたのはトラップ。
本名はわかんない(新フォーチュンクエスト1で分かります)。
職業は
大体クレイが不運なのってトラップが原因なのよねー。
そしてルーミィと一緒におなか空いたと言っていたのはキットン。
記憶喪失らしい。
職業は農夫。
そしてそして、一番後ろで文句も言わず歩いているのはノル。
職業は運搬業。
行方不明の妹を探している。
あと、ノルのリュックの中で眠っているのはシロちゃん。
子犬に見えるけど、実はホワイトドラゴンの子供なの。
バレるとまずいので子犬のふりをしてもらっている。
だけどね、どうしてもわんわんって泣こうとしても、ついついわんデシってなっちゃうのよね。
そこがまた可愛いけど。
さーて、自己紹介はこのぐらいかな?
長くなっちゃってごめんなさい。
さて、お昼にしよう!
「さ、お昼にしよっか」
「わーい、ルーミィおなかぺっこぺこだおう!」
「ごはんデシか?」
「ちょっと待ってね、今お弁当出すから」
えーと、あったあった。
猪鹿亭特製のお弁当!
リタったら気が利くなぁ。
「「「「「「いただきまーす!!」」」」」」
「おいしーい!」
「うっめぇ、これ誰が作ったんだ?」
トラップが聞いてきた。
「リタよ。本っと、美味しい」