分けたくせに分ける前よりも長くなりました。
2015年12月4日
主人公が淡白過ぎた気がしたので、バトル前の心理描写を多少増やしました。
「紫苑、分かる?」
焦った表情のまま地面に顔を押しつける紫苑を待ち、周囲を見渡す。集中しきれていないからだろうか、必死になってはいるがなかなか梔子の匂いを判別できないらしい。犬とは違うといっても今は人間より遥かに鼻が利く彼女に頼る他ない。
一歩一歩地道に進みながら私も周囲を見渡して遠目から探す。ああ、こういうときに鳥ポケモンがいてくれたならすぐ見つけることができるのに!
「みゃおん」
「どっち?」
「みゃあ」
顔を上げて短い返事の後に走り出す。
窓には鍵が掛かっていた筈だ。外から開けられるわけがない。ゴーストポケモンのフワンテだって勝手に入ってくることはなかったのだ。だけれど、それはつまり梔子が自分から出て行ったということになる。認めたくはないが、そうとしか考えられない。なら、一体何故? 何か不満があったのだろうか。もしかしたら紫苑についてきただけで本当は群れに戻りたかったとか?
「みー?」
「あ、ごめんね。なんでもないよ」
私が足を止めていることに気がついた紫苑が振り返り、疑問気に鳴く。
そしてすぐさま余計なことを考えていることに気づいて頬を叩く。今は梔子を見つけることが優先だ。確かに原因も大事だがそれで発見が遅れてしまったら本末転倒だ。今は梔子を見つけることだけを考えればいい。
「みゃあん?」
「行こうか」
「みっ!」
匂いを追っていくと次第にそれがハクタイの森に向かっていることに気づく。自主的に練習でもしているのだろうか。いや、違う。耳を澄ませるとべちゃべちゃと何かをまき散らすような音と一緒に威嚇する梔子の声が聞こえてくる。
「紫苑、バトルはできる?」
「みゃあ」
顔を軽く見合わせて確認する。眠いのではとも思ったがごく最近まで夜行性生活をしていたからかまだまだ大丈夫なようだ。
◇◆◇
森に着くとそこは別物と化していた。
アリアドスかデンチュラが襲撃したのではないかと思うほど虫の糸で覆われた樹木に地面まで垂れ下がる罠。それはまるで獲物を逃がさないように作った檻のように森の一部を巣と化している。
私は入るのも出るのもこれでは苦労しそうだと思いながら紫苑を抱き上げる。もし万が一糸に当たってしまったらそこからこれをやった犯人にバレてしまいそうだと判断したからだ。少し抜けている一面のある紫苑がぶつかっても困るし、分断されかねないのもよくない。ここからはアスレチック迷路を通るような意気込みで行かなければならない。
軽いと自分でも思うが心境はそんな感じだ。正直蜘蛛の糸に似た虫の糸だらけの森というのは薄気味悪い。だがこの先に梔子が待っているのだ。姉である紫苑も心配しているのだ。私が怖がってどうする。
彼が何を思って真夜中に抜け出したのかは分からないが、例え私を認めていなくてもいい。ただ無事で戻って来てほしい。そう思って迷路を進んで行く。
やがて、人工的な明かりが見えて咄嗟に私は茂みに身を隠した。不満気な顔をする紫苑に「しぃー」と口元に指を当てて言ってから頭を撫でる。
流石に何の対策もなしに突っ込んで行く気は毛頭ない。こんな真夜中に色違いのポケモンを捕まえようとしているだなんてどう考えてもやばい奴だ。焦って両親を起こさずに来たのはまずったな。隣部屋に泊まっているはずの二匹がノックで気づいてくれていることを祈ろう。ついでにジュンサーさんを呼んでくれていることを祈ろう。
今は戻ってる暇もなさそうだ。
茂みからそっと覗くと迷彩柄の服を着た男が一人。梔子に連続斬りだと思われる技を当てようと走り回っているコロトックが一匹。逃げ道を大まかに塞ぐように水鉄砲をしているヌオーが一匹。あとはこの森を糸だらけにした犯人がいるはずだが、イトマルかアリアドスをもっていること前提で考えた方がいいかもしれない。
コロトックは体の大きさを把握できていないのかしょっちゅう障害物にぶつかりそうになっているので進化したばかりと想定してレベル10以降。ヌオーは進化レベルを加味してもレベル20以上。ワタルのカイリューのような現象がこの世界になければ最低でもそのラインで作戦を考えなければならない。
「紫苑、今日練習した通りに周りを見ながら立ち回れるようにするんだよ。あと、技の指示なしでも梔子に手助け使ってあげて。両用できなかったら私の指示優先で」
「み」
短い返事の後にもう一度頭を撫でて顔を上げる。
「よし、やろうか。紫苑、スピードスターで技相殺。乱入するよ!」
「みいぃぃ!」
彼女が二回尻尾を振ると金色に光が灯り、星形の弾幕が放たれる。
それは真っ直ぐ進んでコロトックの目の前に着弾。次いでヌオーの放った水鉄砲に当たり、粒子となって消えていった。
言われなくとも両方を牽制する紫苑さっすが! 通じるか不安だったけれどもこれなら息を合わせられるかな。
「なんだ? お前」
男が訝し気な顔でこちらを見る。真夜中にポケモンゲットを邪魔されることなんて普通はないからね。一応丁寧に接しておこう。絶対にないとは思うが他人のポケモンだと知らず純粋にゲットしようとしてる一般トレーナーかもしれないからね。
「こんばんは。申し訳ないのですがその子は私のポケモンですからゲットはできませんよ。私は迷子になったポケモンを探していたんです。…… 梔子、心配したんですよ」
虫の糸だらけの森に真夜中迷子を捜しに来るお淑やか (猫かぶり) な女の子とか白々しすぎて自分でも笑えてくる。梔子はこちらに合わせてとりあえず近くに来てくれたが微妙に呆れ顔。私はしゃがんで彼の頭を撫で、小声で「今はこっちに合わせてね。バトルもよろしく」と言う。
「ミ!」
心なしかバトルと言った時に目が輝いた気がする。もしかしてバトルがないから自分から森に来てたのかな。そうかそうか、梔子は勉強よりも運動して覚えるタイプなんだな。だったら少し方針を変えなければならない。とはいえ、自分の手持ちの性格や嗜好を把握できないなんて新米とはいえブリーダー志望失格だな。家に帰ったらもっといろんなことを質問したりして親交を深めよう。
だから今はこの暫定一般トレーナーの話を訊いてみるしかない。
心の中では黒だと断定しているが判断は話を訊いてからだ。
「はっはっは、お嬢ちゃん。世の中にはニーズってものがあるんだよ。私はそういう人のために日々仕事を頑張っているんだお分かりかな?」
こいつ、わざと子供に認識されずらい言葉を使って誤魔化そうとしてるな? ニーズなんて言葉知らない子供の方が多そうだしとりあえず仕事って言っとけば納得するだろうという魂胆が見え見えだ。
ああそうかい。なら私も全力で猫被ってキャラ作りして遊んでやる。こっちだって知識だけはあるんだからどうにかなるだろう。…… まあアニメとか漫画知識からキャラを作るので少し情けないと言われれば何も言えないのだが。
謝りもしないし人のポケモン? だから何とでも言いたげな態度。真っ黒だな。善良な一般トレーナーAの可能性は皆無だ。
「ああ、そういえばお金に物言わせて努力もせずにポケモンを扱うような輩がいることを忘れてました。そうですよね。そういう方がいらっしゃるならそれに媚び諂う方もいるのですよね。私、そういうのは都市伝説だと思ってましたよ。」
お嬢ちゃんと呼ばれたあたりで梔子は確実に鼻で笑った。己密猟者め許さん。
「それはそれはアクセサリーを調達するのは大変でしょうね。心中お察しいたします。でもどうせなら物言わぬ石をアクセサリーにしたほうが良いのではないですか? 生き物では扱いが大変でしょう?」
ええ八つ当たりですとも。
そうしないと食っていけない人がこの世界にもいるかもしれないとは思っているしこいつもその一人かもしれない。
でもさ、それがなんだって言うんだ?
別に目の入らないところでそういうことをしているならば警察に任せればいいと思う。目の前でやっていたら流石に止めるが組織に喧嘩売ることは絶対にしない。そういうのは警察の領分だし突撃するのはゲームの主人公だけで十分だ。
だが私の
私のポケモンを狙った。私から奪おうとした。ただそれだけの理由で万死に値する。いくら大人と子供だろうが、そんなもの私が梔子を諦める理由の一欠片にもなりやしない。私が退く理由にもなりやしない。やっとできたパートナー。私が守らなくて、一体誰が守るんだ?
今から行うのは勝つにはなんとも絶望的なバトル。
ヌオーもいるから相性は最悪。レベル差は10以上。
絶対に勝つことはないだろう。
…… 上等じゃないか。
絶望的な状況で勝利するか、圧倒的レベル差に敗北するか、二つに一つ。
ならば勝ちに行くだけ。そう、全ては梔子の……いや、私のためだけに!
理由はただ一つ、梔子を失いたくない。ただそれだけだ!
「梔子、体力は大丈夫だね?」
「ミー」
念願のバトルとあってか梔子のポテンシャルは最高。
軽く見た感じでは足が泥だらけになっているが毛並みにも乱れはないし技には当たっていないようだ。レベル差を敏感に感じ取って立ち回っていたのだろう。
だが長時間逃げ続けていた可能性を鑑みるべきかもしれない。スタミナ切れになってしまったら狙われるのは梔子だ。ボールが狙われる可能性もあるがそれは紫苑を動かさなければいいだけの話。相手は二体。こちらも二体で近・遠距離タイプと綺麗に役割が分かれている。慎重に立ち回りながら迷路を抜けられれば万々歳だが背を向けるのは得策ではない。
「へぇ言うねぇ。でもそういうこと言うのは十分な知識を蓄えて実力が伴ってからのほうがいいんだよ。分からないかなお嬢ちゃん。」
「知っている上で言っているとは思わないのですか? 他のことはどうでもいいですが、この子をまだ狙おうと言うのなら見逃せませんよ」
「その上から目線が気に入らないな。生意気なガキは嫌われるぞ」
「大きなお世話ですわ」
意外とキャラ付けして喋るとすらすら言えるな。これならがさつとか言われないだろうし、家族以外にはこれでいこう。黒歴史になるような気もしないではないがまあいいだろう。
短い問答の後にさっと距離を取り、紫苑の後ろに着く。そのタイミングは相手も同じ。
同時に動き、同時に指示を始める。
野良試合だからか、はたまた手段選ばず梔子を手に入れたいからか勝手に泥遊びを始めたヌオーを余所にコロトックがジャンプする。それに合わせて駆け出した梔子に紫苑の手助け。そして、お互い同時に叫んだ。
「連続斬りだ!」
「跳んでアイアンテール!」
梔子は素早く指示に従い一回目の斬撃を上に避け、次いでサマーソルトでアイアンテールを入れる。しかしレベル差が大きいのかそれほど大ダメージになっている様子はない。手助けを入れてもこれではヌオーを倒すのにどれだけの時間がかかるか分からない。
「連続斬りで追え! ヌオーは水鉄砲乱射!」
「スピードスターで相殺、コロトックにも攻撃! 梔子は電光石火で足元をすくって!」
紫苑は手助けを中断して尻尾を何度も振るい、何回分ものスピードスターで水鉄砲を押し返す。
次いで梔子が電光石火でコロトックの足元をするっと通過し、尻尾を引っかけた。慌てて足踏みをしたコロトックは連続斬りの体制のまま後ろに倒れ、そこに紫苑が撃ったスピードスターが入る。
次々と着弾する星形の弾幕の周囲から煙が立つ。
一瞬の沈黙。
周りの糸がゆらゆらと揺れてすぐに煙も晴れていく。
だがこんなときに指示をせず突っ立ったままなのはフラグになると私は知っている。
「梔子は近場の木の上に登って避難。紫苑はいつでも技が撃てるようにしてて」
「凍える風で吹き飛ばせぇ!」
煙が冷たい風で流されていく。まずい、そんなに習熟度は高くなさそうだがこれは全体攻撃。ヌオーが特殊攻撃を苦手としていると言ってもレベル差があるしこれはまずい。
「梔子こっちに逃げて!」
「させるかぁ! 追って
煙が晴れると木と木の間を移動してこようとした梔子が「糸を吐く」で追いかけてきたコロトックに叩き落とされるところが目に入る。
まずい!
「紫苑スピードスターでコロトックを打ち落としてヌオーにシグナルビーム!」
紫苑が足止めしている間にモンスターボールを使う、が体制を立て直した梔子がそれを避けてしまう。
「ちょっと! 梔子、狙われてるのはあなたなんだから早くこっちに!」
「ウウウ!」
梔子の目線の先には紫苑。ああ、なるほど。紫苑一人に任せるのは姉弟として嫌なんだね。分かったよ。
「コロトックゥ! てめぇはアレを捕獲しろ! ヌオーはマッドショット!」
糸を吐いて梔子を狙い始めるコロトック。というか現在使えないはずの過去技を使えるのか。重大な発見をしたがこれを活かすには全員で帰らなければならない。しかしこれで三匹目がいる可能性は限りなく低くなったからまだ希望が見える。森を糸だらけにしたのはきっとコロトックなのだろうし。
「梔子は逃げることに集中して!糸に捕まったら強制的に戻すからね! 紫苑はシグナルビームで泥を拡散して!」
だが三匹目がいない可能性が上がったとは言えジリ貧なのは百も承知。どうにかしなければ、どうにかしなければ梔子が連れて行かれる! そんなのは絶対に駄目だ!
「っち」
男の舌打ちが相手のポケモンたちの動きに拍車をかける。
足踏みをしながら泥を纏い、勝手に泥遊びをするヌオー。
連続斬りと糸を吐くで追い詰めていくコロトック。
いい加減相殺の手が煩わしくなったのか紫苑を狙い始めたヌオーのマッドショット。
まてよ、泥を
「…… そっか。梔子!電磁波を纏って電光石火!コロトックの横をすり抜けてこっちに来なさい!」
そっか、そうなんだ。電磁波を広範囲にばら撒けないのならば制御できる範囲で扱えばいいだけの話。氷の牙も雷の牙も体の一部に一定のエネルギーを纏う技だ。それをあの子ができないはずがない。
「ンミィ!」
「! 、!?」
素早く動いた梔子が前足に電気を纏い、蹴とばすようにコロトックの横をすり抜けてこちらに駆け寄ってくる。コロトックは腹の弦を動かしていないせいか驚くような動作をしただけで鳴き声を上げることはない。だが、その瞬間コロトックの体に目で分かるほどの電流が走った。麻痺の合図だ。
「よし、電光石火で駆け回りながら隙を見てアイアンテール。紫苑はあっちがやってたみたいにスピードスターで避けさせないように範囲を狭めて!」
「さっさと仕留めろ! 何手間取ってるんだ!」
どうにかコロトックを倒すことはできそうだが問題はヌオーだ。梔子の存在を知っていて対策として連れて来たのか、はたまた偶然かヌオーはコリンク達電気タイプの天敵である地面タイプが複合されているから電磁波も使えないし動きも封じづらい。
コロトックが次々とやってくるスピードスターを避けて四方八方へと移動して行く。それに向かい、電光石火で駆けて行く梔子は息も切れてきていてそろそろ体力的にも辛そうだ。紫苑もスピードスターの精度が鈍ってきている。早めに決着をつけないと本当に梔子と会えなくなってしまうかもしれない。
「みぃ!」
右に、横に、コロトックが避けてこちらへ向かって来る。
それを向かい打つ梔子。
所々砂埃を出しながら着弾するスピードスター。
避け場を潰されてたたらを踏むコロトック。
そしてコロトックが逃げ場を探して一歩踏み出した瞬間、電流が走ってその動きに制限をかけた。
「今! 紫苑は手助けしてヌオーの足止め! 行くよ梔子、全力でアイアンテール!」
「ヌオー防げ!」
ヌオーがワンテンポ遅くマッドショットを放つが紫苑が放ったシグナルビームで押し返され、拮抗状態になる。
「みぃぃぃぃ!」
威力がそれほど高くないマッドショットとシグナルビームが拮抗していることからレベルの差が伺えた。早めに決着をつけなければ。
弾丸のように駆け抜ける梔子が動けないコロトックの真上へと飛び上がり、尻尾を光らせる。
「ウウウウウ!」
ぐるんと空中で前転し、硬質化された尻尾がコロトックの脳天へと勢いよく叩きつけられる。
流石に限界が来たのかコロトックはそのまま目を回して倒れた。
「っ、戻れ。ヌオー前に出ろ! くそっ、どれだけレベル差があると思ってやがるんだ!」
「負けるわけにはいきませんからね、当たり前でしょう?」
そんなことも分かんないのかコノヤロウ。こっちも必死なんだから当たり前だろうが。集中できないからあんまりイライラさせないでほしいよ。
指示出しのときには普通に喋っているからキャラ作りは失敗してるようなものだが突っ込みが入らないから別にいいよね。
私は余裕に見えるようわざとらしい丁寧語で話した。煽って怒らせることが目的だが相手の怒りように少し怖くなってきた。…… しっかり本音も混ざってるけど。
男は苛立っている様子でヌオーに指示を出している。相手が焦っている今が畳みかけるチャンス…… と言いたいところだけれど推定レベル20相手にレベル10もいっていないこの子達が太刀打ちできるとは流石に考えられない。
私にできることは二つ。早く応援が来てくれることを祈ることと二匹をボールに戻して全速力で逃走することだ。
逃げるが勝ちとも言うし、何も、アイツをぶん殴ることだけが勝利の形ではない。
頭に血が上って勝つことしか考えていなかったが、
だけれど、来るかも分からない応援をだらだら待っているよりはやはり積極的に勝ちを狙いに行くしかない。
「やるしかないってことだよね」
ヌオーを視界に捉えて素早く思考を開始する。
ヌオーは水・地面タイプ。今分かっているヌオーの技は四つ。泥遊び・水鉄砲・マッドショット・凍える風。コリンクは電気タイプだからマッドショットが当たれば大ダメージが入ってしまう。
梔子と紫苑で一番威力の高い技はアイアンテールだが鋼タイプ技は水タイプに相性が悪いから半減される。相対的に一番通りやすくて威力が高いのが紫苑のシグナルビームと梔子の辻斬り。紫苑の手助けを考慮すれば梔子の辻斬りのほうが期待できるだろうか。技の特性上急所に入ればラッキー程度に思っとけばいいかな。
「梔子電光石火で辻斬り! 次いで電光石火したまま離脱して!」
「オー?」
のっしのっしと歩いて前衛に来るヌオーへとすれ違いざまに手助けされた辻斬りが入るがよろけもせず、本人は何をされたのかも分かっていない様子。
鈍いだけなのかそれとも体力が高すぎて蚊に刺された程度にしか思っていないのか。うん、きっと後者だな。ああもう、本格的にやばい。
「マッドショットォ!」
「ヌオーン」
口から泥を砲撃するヌオー。やはり動きはそれほど良くなく、電光石火を使って逃げ回る梔子の方が早い。これならじりじり削っていくこともできるんじゃないか?
「アイアンテールとスピードスターで打ち返せ!」
紫苑がスピードスターで拡散させた泥をジャンプした梔子が打ち返す。
「ヌオ~」
丁度泥が目に入ったのか手のヒレでごしごしと目を拭いだすヌオーにチャンスを見出して私は声を上げる。
「梔子全力で辻斬り!」
梔子なりに威力を出そうとしたんだと思う。
彼は近場の木へと駆け上がり、勢いを利用してその手を光らせてヌオーの頭上に落ちていく。
「いちいちぴょんぴょん飛び跳ねやがって! ヌオーのしかかりだ!」
ヌオーが目の泥を振り払ったのは少し遅かったし、その動きも比較的ゆっくりで問題ないはずだった。そう、その
「オンッ」
重力と手助けによって上乗せされた辻斬りがヌオーの頭に入り、小さな悲鳴が漏れる。
「梔子、すぐに離脱!」
ずっと走り回っていた梔子だ。とっくに限界が訪れていることなど分かっていたはずなのにそれでもボールに戻さなかったのはそうしないと戦況が危なくなりそうなのと姉を守ろうとする姉弟愛に共感したから。
走り出す梔子の足は少し鈍り、指示からワンテンポ遅れて電光石火で離脱する。
先に気が付いたのは紫苑だった。手助けで電光石火の速度を上げていたものの紫苑はいち早く異変に気が付き、走り出す。
「紫苑!?」
「ヌオーン!」
ヌオーの脇を通って離脱しようとした梔子は
まったくあれがのしかかりだって? 叩きつけるの間違いじゃなくてか?
しかし重い一撃の乗った尻尾で攻撃された梔子はひとたまりもなく倒れる。
ビリビリと体を這う麻痺に顔を顰めながら足を懸命に動かし、立ち上がろうとしているがそれも上手くできないようだ。
ゲヒた笑みを浮かべる男に反応して先に行った紫苑を私は追う。
「んみゃみゃみゃみゃみゃみゃ!」
弟のピンチにいち早く気がついた彼女は電光石火で走りながら四方八方にスピードスターを放ち、梔子とヌオーの周囲で土煙が起こり始める。
「戻って梔子!」
「ウウウ」
この期に及んでまだ戻りたくないのかこの子は!
ボールの光を辛うじて立っている状態で避ける梔子を捕まえ、抱きしめて後ずさる。紫苑も横に追従してくれるのでこの煙に乗じてどうにか逃げられないかな。
「水鉄砲で砂埃を払え!」
「え、うそ!」
失礼だがそんな方法を思いつくような人だとは思っていなかったからこのまま逃げられると高を括っていた。
水が拡散されて舞っていた土埃が収まり、私たちの姿が丸見えになる。
「し、紫苑シグナルビームでもう一回!」
「凍える風だ!」
キラキラと輝く冷たい風が渦巻く中でシオンのシグナルビームがヌオーに当たる。
だが紫苑も疲労していてヌオーの凍える風を食らうのは二回目だし、梔子だって物理技の強いヌオーののしかかり食らってるからそろそろまずい。
「みうぅぅ」
次々と飛んでくるマッドショットをなんとかスピードスターとシグナルビームで相殺しているがそろそろ限界か。
「ごめんね紫苑、もう少し、もう少し頑張って」
「みいぃ!」
「ンミィ!」
腕の中で暴れる梔子の頭を手で押さえつけ、「あんたが出てってどうするの」と言って窘める。バトル好きも大概にしないと紫苑まで悲しむことになる。そのことを分かっていてやってるのか?
「オーン」
そして私はすぐ傍にべしゃりと落ちてきた泥に戦慄した。
あれ、段々こちらに届くようになっていないか?
慌てて紫苑を見るといつの間に掻い潜られたのか手足や頭が泥を被ったように汚れていた。
「ちょっと紫苑大丈夫!?」
「み、ぃ」
そこにあったのは跳ねた泥が体にぶち当たってもよろけもせず、ひるみもせずただひたすら技の相殺を続ける紫苑の姿。既に無意識の領域で立っていることは丸分かりだ。もう限界を超えているはずなのに揺るがない紫苑。これじゃあいつ倒れてもおかしくない。
「ウウミィ!」
「ちょっと梔子!」
一層暴れ出した梔子に耐えられずに腕を離す。
「ウウゥアァァァウ゛!」
私の腕から解放された梔子が無鉄砲にも走り出す。ビリビリとその動きを阻害する痺れに打ち勝つように。抗うように。振り払うように。
次の瞬間走る梔子からどこか赤い光が漏れていることに気がつく。
それは電気。真っ赤な色をした電流だった。
まるで逆境に立ってから初めて猛火が発動したかのヒコザルのように。
「嘘だ、だって梔子の特性は威嚇のはずでしょ!?」
一人呟き目を離さぬようにその光景を食い入るように見つめる。
夢特性、いや、
〝根性〟で状態異常のまま駆け、梔子はその牙を眩しく光らせる。
牙に纏ったその光は電気でもなく、炎でもなく、ましてや氷でもなかった。ただの純粋な光。それがなんとなく分かって私は震える声を出す。
──そう、彼の期待に応えるように。
「梔子!全力の〝空元気〟を叩き込め!」
ヌオーは紫苑へと砲撃していた口を止め、ゆったりとした動きで梔子へと撃つ態勢になる。
「ヌーオー」
「ウウウガァウ!」
梔子が牙を光らせたままヌオーの尻尾に噛みつき、転倒させる。
この段階で初めてヌオーがよろけたがそれだけだ。
「うそー……」
特性根性の場合状態以上のときに威力が上がり、更に空元気は状態以上時に威力が上がるからタイプ一致の技でないにしても高威力で反動のあるワイルドボルトよりも威力が高いはずだ。なのによろけさせただけだって? 対戦でも現実でも耐久型のポケモンがどれだけ恐ろしいかを実感して冷や汗が出る。
もしかしたらこれで倒れてくれるかもしれないと思っていたが流石にそんな上手くいかないか。耐久型ヌオー怖い。これで 〝欠伸〟 とか 〝のろい〟 とか 〝アンコール〟 とか 〝自己再生〟 とか使ってこなくて本当に良かったと安堵しているが根性空元気があんまり効いていないことに大分ショックを受けた。
「っ、紫苑シグナルビームで煙立ててその間に梔子は戻ってきなさい!」
そう言った時だった。相手が凍える風を指示したわけでもないのに背筋がぞっと寒くなり頬の横をキラキラとした水色の閃光が通過した。
「オオオウ!?」
それは梔子を追おうとしたヌオーの足元に着弾し、みるみるうちに氷の壁を作って行った。しかしそれも一時的な足止めにしかならず、ヌオーが相手の指示で尻尾を使い氷を砕く。
「誰だ!」
「え、誰!?」
突然放たれた技に驚く私と私の背後を見て驚く男。
ずるり、ずるり、と何かを引きずりながらやってくるその音に聞き覚えがあって私は期待を込めて振り向いた。
「粘土!」
「ぽわぁぁぁ」
間延びのした声で答えた彼は確かにここでは私の家を除き生息していないはずの青色トリトドンだった。
隣室で泊まっていたトリトドンの粘土が応援にやってきてくれたのだ!
ただ彼は足も遅く、匂いも上手く追えないようなのでここに辿り着くまで随分と時間がかかったようだ。一緒にいたはずのミミロップは見かけない。両親を起こしているか警察に行っているのかもしれない。
「ぽわわわぁ」
「っち、邪魔が入ったか」
男は舌打ちをして粘土のことをじっくりと見た後にやりと笑う。
こいつさえ倒せばどうとでもなるとでも思ったのか男はすぐさま指示を出した。
「ヌオー水鉄砲!」
「ぽわん? ぽわぁ~」
放たれた複数の水鉄砲は私や梔子を狙い飛んでくる。だが私は動かない。粘土が何とかしてくれると分かっていたからだ。
粘土は状況を見、飛んで行く技を見、そのまま微動だにせずただ見守る。動かない粘土に笑みを浮かべていた男はその水鉄砲の軌道が無理矢理変化させられ青いトリトドンに向かっていることに驚き、慌てて技をマッドショットに切り替えた。
弱いとは言えぬ水流が弧を描き粘土の柔らかい体に降り注ぐ。そうしてみるみるうちにその体に水を纏わせダメージなど感じさせることなく動き出す。そう、粘土の特性は呼び水。水タイプの技を必ず受け、自分の特攻を上げる特性だ。男はそんな特性を持つトリトドンがいる場で水鉄砲を迂闊にも使ってしまったのだ。
もしかしたら彼はカラナクシやトリトドンがあまりいない環境で育ったのかもしれない。でなければシンオウでも多く知られる「呼び水」持ちのポケモン相手にそんなことはしない。
潜伏しているギンガ団の可能性も無きにしも非ずだがここまで堂々としてるのもおかしいし、過激とはいえ原作でも一回しかポケモン強盗をしていないギンガ団がこんなに熱心に色違いポケモンを集めて資金にするとは思えない。今のところ出せる結論は他地方からやって来たただの密猟者と言う可能性が最も高いってことかな。
べしゃり、べしゃりと次々と吐き出されるマッドショットに場が湿っていく。そして大したダメージもなくそれを眺めていた粘土から地面を伝って青いリングが広がっていく。
「水の波動?」
普通水の波動は水球に相手を閉じ込めその中で波動を浴びせる技だ。縦向きにリングを作って浴びせる技なのだが、粘土はそれを横向きにして地面に這わせるように、波紋を広げるように地面を濡らしていったのだ。しかしヌオーも水タイプ。それを気にせずマッドショットを撃つ姿をしり目に粘土は地面に向かって冷凍ビームを撃ち始めた。
「何やってんだよ! 今の内だ早くしろ!マッドショット連射!」
みるみるうちに濡れた地面はそれこそ波紋が広がるように氷漬けになっていき、そこにヌオーの撃つマッドショットが着弾していく。私たちの目の前まで一面氷のフィールドとなったときには既に氷は泥で覆われ始めていた。
泥で覆われた氷のフィールドは滑りやすく、それぞれのトレーナーの目の前まで迫るそれに男も動けず、私も動けない。私は戻ってきた梔子をがっちりと腕の中に抱えたままで、気が抜けたように座り込んだ紫苑は何が起こっているのか分からずに目をぱちくり。
「なんのためにこんな……」
なぜ、こんなに大掛かりなことをしたのだろう。疑問すら湧くその光景を私は食い入るように見ていた。
そしてその疑問はすぐに氷解することになる。
粘土が氷を覆う泥を利用してスケートリンクのように素早く滑りだしたのだ。
トリトドンは地面にしっかりとくっついて動くのでその動きは鈍い。それは氷のフィールドでも同じことだ。だけれど粘土は氷の上に降り注ぐ相手の泥を潤滑剤代わりにして素早く移動することに成功したのだ。
「ヌゥゥオォォ」
ヌオーは慣れない氷上で尻尾を重りにしてどうにか立っている状態。あれでは動くこともできずあの状態で物理攻撃技を当てるなどできるわけがない。だがあちらも水・地面タイプ。こちらも水・地面タイプ。活路を開くには別のタイプの技を使うしかないだろう。これは詰みか。
「使いたくなかったが、くそったれ!」
男が叫ぶ。
その叫びに反応したトリトドンが動き、私たちの前に滑ってくる。
「ふぶき!」
男の声と私の周りに緑色の膜ができたタイミングは同時だった。
「粘土!」
粘土は「守る」の範囲外に出ており、突然起きた吹雪に飲み込まれて行く。
「守る」が自分以外にかけられることも初めて知ったし、氷のフィールドで下がった温度が切っ掛けになり簡単に起こった吹雪に要因さえあれば命中率の低い技が当たりやすくなるのも初耳だ。
しかし何を考えているのかさっぱり分からない粘土が守るの範囲外にいるのも事実。流石に高レベルのポケモンであっても高威力の吹雪相手ではひとたまりもない。そう思って悲鳴を上げたとき、吹雪に飲み込まれたはずの彼の体が怪しげに光った。
「ぽわぁぁぁぁぁぁぁ!」
赤く、ワインレッドの燐光に輝く彼の前で渦巻く豪雪。
鳴き声と一緒に捩じられ、渦巻き、吹き荒れていた吹雪が向きを変える。ゆっくりと見えたその光景と遅く聴こえる男の驚く声。私はただその光景に見入って梔子をぎゅっと抱きしめた。
「みぃ」
「ミ」
目が釘付けになって離れない。
その美しい光景が脳裏に焼け付く。
それは梔子も紫苑も同じなようでただ守られながら粘土の雄姿を見せつけられていた。
「オオオオオオオオオ!」
無理矢理捩じられ、何倍にも膨れ上がって向きを変えた吹雪が一歩も動けないヌオーを覆い尽くして蹂躙する。そして何も出来ぬままに吹き荒れる豪雪に倒れ、目を回した。相手のポケモンはもういないはずだ。これで終わりだ。そう終わり。
心のどこかでもっと彼のバトルを見ていたい。そう思う自分がいることに気づき腕の中の梔子と紫苑に交互に見て目を合わせる。
「いつか、あんな風になりたいね」
「ミィ」
「みゃっ!」
無言のまま私たちの前で佇み、吹雪の名残で散る粉雪を背景に今度は緑色の優しい光に包まれている彼の背中が大きく感じて思わず声をかけた。
「粘土」
「ぽわぁん?」
彼は優し気に鳴いて可愛らしく首を傾げる。
普段は間の抜けた彼の声が今だけは少し格好良く思えた。
「ありがとう」
「ぽわぁ~」
全てが終わった後で一息つき傍らにいる紫苑と梔子を一緒に抱きしめ、俯く。
「よかっ、たぁ」
気が緩んだのか、安心してしまったのか、涙腺が緩んで仕方ない。ああ、私ってこんなに涙腺が緩かったっけ。そんなことはなかったはずなのになぁ。
「ミィ~」
目を瞑り、抱きしめたまま頬擦りをする私に迷惑そうに鳴いていた梔子も仕方ないなと言ったように鳴いてざらりとした舌で私の頬を舐める。紫苑もまるで泣かないでというように頬を小さな前足でてしてしと叩き、しきりに頭を押し付けてくる。
ああもう。
本当に無事で良かった。
「バトルしたかったんだよね、そうだよね。練習するだけじゃつまらないよね」
「ミー」
バツが悪そうに顔を背ける梔子に 「分かってあげられなくてごめんね」 と言って笑う。泣き笑いになっていそうだけれど、この子たちが無事だったからもういいのだ。これからはちゃんとお互いに向き合いたい。
今までは私の独りよがりだった。彼の不満に気づけなかったから危険な目に遭わせてしまった。だからこれからはお互いがやりたいことをちゃんと考えよう。
絆を繋ぐ前に急ぎすぎてしまったのがいけなかった。
お互いを知らずに強制してしまったのがいけなかった。
私を選んでくれたことで無条件に絆を築けていると勘違いしてしまった。図鑑で見た性格が全てだと勘違いしていた。そう、彼らはデータがすべての存在ではないのだから。
ちゃんと彼らが生き物であることを分かっていたはずなのに、私はどこか機械的にこうすれば強くなれると決めつけていた。彼らには好き嫌いがあればストレスもあるのだから。
「今度からはちゃんとバトルもしようね」
「ミィ!」
「みっ!」
「ぽわあぁぁぁぁ!」
そうして私たちが抱き合っていると突然粘土が声を上げて冷凍ビームを放った。
「え、な、なに?」
戸惑いで声を上げると先ほど男がいた位置に巨大な氷の檻が出来上がっていることに気が付く。次いで、男の悲鳴が上がった。
「おわぁ!?」
「そっか、密猟者捕まえないといけないもんね」
粘土が氷のフィールドを後始末とばかりに「地ならし」と「熱湯」で砕き、溶かしていく。
「み?み!」
「ミー」
「どうしたの?」
耳をぴくりと動かした二匹が森の入り口付近を見て鳴く。なにか聞こえるのだろうかと耳を澄ますとサイレンのような音と共にばさりばさりと上空に旋回する鳥ポケモンの羽音が聞こえてきた。
「ピィィィィ!」
笛のようなその鳴き声を上げたのは青いバンダナを身に着けたムクホーク。そして茂みをかき分けて飛び出てきたのはミミロップのミミさんだった。
「ローーップ!」
無事を確認するように抱きしめられて上から下まで怪我をしていないかを確認され、もう一度抱きしめられる。その後ろから現れたジュンサーさんと両親の姿にああ、人を呼んでくれていたんだなと納得した。
「ケイカちゃん大丈夫!?」
「はい、大丈夫です。怪我もありません。ただこの子達が瀕死寸前なので早めにポケモンセンターに行きたいのですが」
「じゃあこれを使って頂戴」
渡されたのは回復の薬二個。太っ腹すぎやしませんかね、ジュンサーさんや。
「ケイカ、何があった?」
「頑張ったわねぇ、はいポフィン」
お母さんは周りの惨状から察したのか二匹を労い、お父さんは厳しい顔で質問する。それに私は簡潔に 「密猟者」 とだけ答えると氷でできた檻を指さした。
ジュンサーさんはそれだけで全て察したようでもう一匹ガーディを出すと氷の檻を溶かし始めた。
ガーディは火炎放射。ムクホークは上空から熱風で溶かし、ミミさんが草結びの準備をしながら待機している。協力するらしい。
その日、密猟者は無事逮捕された。
勿論家に帰ってから散々叱られたがそれも仕方ないことだと思う。何せ二回も騒動を起こしてしまったのだ。叱られるだけで済んで良かったくらい。
両親がそれだけで済ませたのは私たちの関係がなんとなく変化したのが分かったからかもしれない。
「そういえば一回見てみるか」
そして梔子の特性を確認してやっぱり、と呟く。
前見たときは「威嚇」だったのに今は「根性」に変化している。それにレベルも2上がって9になっているから充電も覚えているようだ。
「紫苑も見ようねー、ってはぁ!?」
コリンク♀ N.N 紫苑
生後六か月程度 Lv11 特性
素直な性格 好奇心が強い
技一覧
・雷の牙
・電光石火
・アイアンテール
・手助け
・スピードスター
・シグナルビーム
・充電
・つぶらな瞳
寝るときもずっと疑問の渦がぐるぐると回っていて、翌日寝坊したのは当然のことだった。
・密猟者
手持ちはヌオーとコロトック。レベルは25と15。色違いコリンクの情報を入手して対策してきたようだが親の存在を忘れていたらしい。紫苑たちだけでやっても良かったのですが密猟者がレベル低いポケモンしか持ってないというのも違和感ありますからね。
・ワタルのカイリュー
進化レベルに達していないはずなのに何故か進化してるカイリュー。あと最近ゲーチスのサザンドラもそれだと気がついた。
今回出たポケモン・使った技
ヌオー
特性 湿り気
・水鉄砲
・マッドショット
・叩きつける
・凍える風
・吹雪
コロトック
特性 虫の知らせ
・我慢
・連続斬り
・叩き落とす
・糸を吐く
トリトドン(粘土)
・ミラーコート
・自己再生
・守る
・冷凍ビーム
・水の波動