最低でもブレイクアーツの全ての要素を伝えるまでは続けたいと思います。、
until the start
3…
2…
1…
race start
レース開始の合図と同時に動き出すものがある、それは人型の角張ったロボットで、悪く言えば不恰好、良く言えば愛嬌のある見た目をしている。そんなロボットが三機、それぞれが光の軌跡を残しながら真っ暗な空間に浮かぶトラックをやや四角くした様なコースを走っていく。初めは三機とも横並びだったがコースを一周する頃には一番インコースを走っていた機体が先頭に立っていた。機体一つ分の差が開いた時後ろの二機が動く、先頭を走る機体に向け腕部から光線をいくつも放つ。先頭も当たるまいと機体を左右に振り回避するが一度被弾すると衝撃でバランスを崩してしまい立て続けに光線を浴びてしまうことになる。被弾時の衝撃によるイレギュラーな加速が手伝い半周するまでの間二機からの攻撃から逃げていたが、ついに機体の限界が訪れ、まばゆい光を放ちながらガラスのように砕け散ってしまう。先頭の機体を破壊した後の二機は、一機が前に出ようと加速し、もう一機が前に出た機体も破壊せんと両腕部から光線を放っていた。数秒後、砕け散った機体は元に戻り再び走りだすが、元に戻るまでに開けられた差は縮められず前方の二機の攻防を眺めることしかできなかった。そして前に出ていた一機が撃たれながらもゴールラインを過ぎ『先頭がゴールしました』の表示とともにレースは終了した。
break arts
それは、とある企業が発表した意識を電脳世界に落とし込む技術を利用したレースである。特徴的な点を挙げるとすれば、他の機体を攻撃して良いことだろう。現実世界のレースでは人命に関わる様な妨害はできないが、電脳世界ならば前を行く機体を蜂の巣にしても、一切の危険は無い。高速でコースを駆け、前を行く機体を派手な演出とともに破壊する様は世界中の人々の心を掴み今では世界大会が行われる程の人気である。レースに使用する機体はアーキテクチャと言い多数のパーツから組み合わせることにより時に速さを、時に強さを、そして浪漫を追い求めた機体を作ることが出来る。そんなアーキテクチャを操縦する者はアーティストと呼ばれ、世界大会で優勝した者には最強の称号と巨万の富が与えられる。
この物語りはそんなこととは一切関係なくアーキテクチャ同士のゆるーい会話を楽しんでいただきたい。
course00
ここは、何も無い空間が消されたはずだった試作コースだ。所謂空き地みたいなものと考えて良いだろう。そしてそこに三機のアーキテクチャが現れた。アーキテクチャ名はBLOCKHEAD。初心者用のアーキテクチャである。
「あー疲れたー」
「そうだねぇ、それにしても僕たち三機だけのレースって結構久しぶりじゃない」
「確かに最近は色んなアーキテクチャが出てきて僕たちは使われなくなったからね」
「はぁ〜時代を感じさせられるよ全く」
「じゃあさ、どうしたら僕たちがレースで使われるか考えてみようよ」
「おぉ〜良いね〜」
「レースで使って貰うには僕たちの長所というか特徴をもっとアピールするべきだと僕は思うんだ」
「僕たちの特徴と言ったらまずは一番最初に作られたアーキテクチャってことかな」
「その甲斐あってか新人アーティストには必ず僕たちが支給されるんだよね」
「でも皆んな新しいアーキテクチャが手に入るとすぐに使わなくなっちゃうよ」
「それを言ったらおしまいだよ…」
「「「はぁ…」」」
「だいたい僕たちのBLOCKHEADって名前はいくら何でも酷すぎると思うんだよ!」
「そうだ!そうだ!」
「なんだよ!うすのろってあんまりじゃあないか!」
「あと、あの猫最近は見かけないけど人のことを散々馬鹿にして挙げ句の果てには走る観光名所とまで言ってくれちゃって!」
p-p-p- <オーバーライドを発動します>
「うわぁっ!あまりの怒りでORが発動しちゃった!」
「OR、ん?それだ!」
「あぁ〜誰か止めて〜」
「ORがどうしたの?」
「た〜す〜け〜て〜」
「OR中はブーストや武器の消費エネルギーが0で常時ブースト状態になるうえにブレーキ性能も上がる必殺技みたいなものだ」
「目が回る〜」
「それは知っているよ」
「あ〜れ〜」
「それを一番長く使えるのが僕たちなんだ!」
「無視するなよ〜」
「おぉ!それじゃあ背部パーツを高速機のと入れ替えたら新しいアーキテクチャとも互角に戦えるのか!」
「………」パシュッパシュッパシュッパシュッ
「今からこのことを皆んなに広めに行k<ブレイク>
「………」パシュッパシュッパシュッパシュッ
「僕たちの未来は明r<ブレイク>
<ORを駆逐しました>
「ふぅ…」
<再構築完了>
「もう、いったい何なのさ!」
<再構築完了>
「いきなり何するんだよ!」
「ごめん、ついカッとなっちゃって」
「あれ?ところで僕たち何の話をしてたんだっけ?」
「さぁ何話してたっけ?」
「そんなことよりさぁこの間さ………
頑張れBLOCKHEAD
負けるなBLOCKHEAD
いつか輝くその日まで
次回ノマラ三兄弟現る