小説 DRAGONBALL XENOVERSE 作:桂ヒナギク
トキトキ都の一角。
桃色長髪の端正な顔立ちをした尻尾の生えた一人の女性が、突如現れた光の中から出て来た。
「では、さらばだ」
その声に女性が振り返ると、
神龍はドラゴンボールの中に戻り、その球はどこかへ飛び散っていった。
「驚いてますよね」
その声に振り返ると、トランクスの姿があった。
「でも、先ずは」
トランクスが剣を手に女性へ襲い掛かる。
女性は攻撃をかわし、トランクスの腹部を思いっきり蹴る。
「うわ!」
吹っ飛ぶトランクス。
「なかなかやりますね」
トランクスが剣を上空へ投げ、こちらへ歩いてきて、女性の目前に来ると、落下してきた剣を鞘に収めた。
「俺の名前はトランクス。貴方みたいな強い人を捜してました」
「…………?」
「貴方は何というんですか?」
「メロ」
「では、メロさん、俺に付いてきて下さい」
メロはトランクスに時の巣へ案内される。
「ここは時の巣。あらゆる歴史の流れを管理しています」
そして──と、
メロは頷く。
「では行きましょう」
二人は刻蔵庫に入った。
歴史の書が黒いオーラを放っており、開いてみると、
「早速ですが、お願いします」
メロは巻物の中に入った。
「お父さんを、いじめるなー!」
キレた
地面に転がった悟飯に気功波を放つ。
ドーン!──爆発を起こし、砂煙が立ち込める。
やがて砂煙が晴れると、そこではメロが悟飯を庇っていた。
「孫、お前の知り合いか?」
「さあな。だけんど、一緒に戦ってくれるみてえだぜ」
ラディッツが三人に気功波を放つ。
三人は気功波をかわす。
三人がかりでラディッツに戦いを挑む。
「ピッコロ、お前はさっきの技の準備をしとけ」
悟空がそう言うと、ピッコロは魔貫光殺砲の準備に入った。
メロと悟空がラディッツをジワジワと弱らせ、隙を突いて悟空がラディッツを羽交い締めにした。
「今だピッコロ! やれ──っ!」
「魔貫光殺砲──っ!」
ピッコロが指先に溜めた気を一気に放出する。
魔貫光殺砲はラディッツを悟空もろとも貫通し、二人はその場に倒れた。
「へ……へへ、死ぬって、辛えもんだな……」
メロは元の世界へ帰還した。
ピッコロがメロを見ようとすると、誰もいなかった。
「何だったんだ、あいつは……?」
刻蔵庫へと戻ってくるメロ。
「素晴らしい戦いでしたよ」
「悟空さんは?」
「悟空さんなら、ドラゴンボールで生き返りますのでご安心下さい」
では──と、続けるトランクス。「次の時代へ行く準備が出来たら声をかけて下さい」
刻蔵庫を出る二人。
すると、時の界王神とトキトキが現れた。
トランクスが二人を紹介した。