問題児達と最強で最高の邪神が異世界から来るそうですよ? 作:水凪刹那
第三話 世界の果て明を受けたあと一誠達は箱庭に向かって歩いていた。
「あ、黒ウサギー!!」
しばらく歩き見えてきた門の前に居た少年が黒ウサギに声をかけた。
「ジン坊っちゃーん!!新しい方々を連れてきましたよー!!」
黒ウサギの知り合いらしい少年は駆け寄ってきて
「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性二人と男性一人が?」
「はいな、こちらの四人の方々が―――」
クルリ、と振り替える黒ウサギ。
カチン、と固まる黒ウサギ。
「…………え、あれ?もう一方いませんでしたっけ?ちょっと目付きが悪くて、かなり口が悪くて、全身から“俺問題児!!”ってオーラを放ってる殿方が」
「ああ、十六夜君のこと?彼なら『ちょっと世界の果てを見てくるぜ!!』って走っていったわよ?あっちの方に」
そう言って飛鳥が指差した先にあったのは断崖絶壁。
箱庭への落下時に見えていたところだ。
街道の真ん中で呆然となった黒ウサギは、ウサ耳を逆立てながらふたりに問いただす。
「な、なんで止めてくれなかったんですか!」
「『止めてくれるなよ』って言われたもの」
「なら、どうして黒ウサギに教えてくれなかったんですか!?」
「『黒ウサギには言うなよ』って言われたから」
「嘘です、絶対嘘です!!実はめんどくさかっただけでしょう、お二方!!」
「「うん」」
ガクリ、と前のめりに倒れる黒ウサギ。
新たな人材に心踊らせていた何時間か前の自分が妬ましい。
そのウサギに近づきながら一誠が
「大丈夫だ、あの金髪はそんじょそこらの奴に負けるような柔な奴じゃない」
「で、ですが!?」
「金髪には俺の本体が付いていってるからな」
一誠の発言に「ん?」となる黒ウサギ
「言い忘れたが、ここにいる俺は分身体の1体だぞ?」
「な、なら、本物の一誠さんは?」
黒ウサギは切羽詰まった様子で問いただしてくる
「いま、本体は世界の果ての滝にいる、っとどうやら戦闘開始らしいな…くくく♪」
「何を笑っているのかしら?」
飛鳥が聞いてくるが
「面白いな、神聖な気配はするがそこまで強大なものじゃない…となると何かしらの加護を受けたものか?だが蛇をここまで強化するとなるとかなりの実力者か…」
ぶつぶつと独り言のように呟く一誠に春日部が
「…一誠、十六夜は?」
「ああ、金髪なら、滝の中から出てきた蛇…ここはひとつ蛇神と言っておこう…んでその蛇神を殴り飛ばしてどうやら何かの苗を貰ったらしいぞ、多分だかギフトゲームに勝利したんだろうな、そろそろここまで帰ってくるぞ」
その言葉を聞いて安心すると同時に黒ウサギから
「えっ?もう帰ってくるのですか?」
「ああ、どうやら本体が転移を…「ただいま」使ったな」
「おつかれ、分身戻っていいぞ」「了解」
一誠は分身を消しながら十六夜と共に近づき
「世界の果ても大したことないのな?」
「ああ、全くだ、これじゃあ箱庭の上層か一誠と戦うことしか楽しみがないぜ」
「ははは、俺と戦いたかったら、最低限一人で神殺しを成し遂げてからこいや」
「神殺しかよ、そいつは骨が折れそうだな、ヤハハハ」
軽口を叩きながら歩いてきた
飛鳥はやれやれと首を降り、春日部は少し微笑みながら手を降り、ジン坊っちゃんとやらは安心した顔をして、黒ウサギは、髪の色が青からピンクにかわって
「このー…問題児様方!!」
と、大声で突っ込みをいれた
「それで、世界の果てでどんなことをしていたの?」
飛鳥が質問をして来た、それに便乗するように春日部が
「どんな、動物がいた?」
と、聞いてきた。ジンと黒ウサギは苗をみて嬉しそうに微笑んでいたが、こちらの話に興味を持ったのか耳を傾けてきている。
「そうだな…先ずは、向かうまでの道のりから話すか…俺が語り部で構わないか十六夜?」
「ああ、構わないぜ一誠」
ニヤっと笑みを浮かべながら俺は語り出した
「世界の果て?」
黒ウサギに連れられて箱庭に向かっているときに十六夜から提案されたのは世界の果てに行かないかっと言うものだった。
「そうだ、ここに来るときに空で見たんだが、どでかい滝が見えたんだそこに向かわないか?」
「ああ、あの滝か…面白そうだ、少し待て準備する」
俺は懐から魔導書を取り出して
「発動…分身」
自分の分身を作り出した
「さて、行くか」
「へ~…やっぱりお前が一番面白いな」
「ハイハイ、行くならさっさと行くぞ。黒ウサギにバレると面倒だ」
「おう、ってことだ二人とも頼んだぞ?」
俺たちは飛鳥と春日部に断りをいれてと世界の果てに向かっていった
しばらく森のなかを進んでいくと大滝が見えた。
「へぇ…なかなかでけぇじゃん」
「ああ、こいつは見事だ」
隣に立っている逆廻が滝を見て誉めるのに同乗する
「所で兵藤」
「ん?なんだ」
「どっちが相手する?」
「あの程度なら倒せるだろ?お前の力見せてみろよ」
「へぇ、言ってくれるじゃねぇか!!」
俺たちの後ろの水面に影が写るのと逆廻が飛び出すのはほぼ同時だった
「はっ!!見ろよ逆廻!!でかい鰻だぜ!!」
「違うな兵藤!!そいつは鰻に失礼だ!!こいつは鯰だろ!!」
「なるほどな!!」
出てきた巨大蛇を前にして俺たちは互いに相手の神経を逆撫でする用に煽った
『貴様らぁ!!試練を選べ!!水神たる我の力を見せてくれよう!!』
こいつ、自分を水神って言ったのか?
「おいおいおい高々この程度の神力で水神とか笑わせんなよ」
「兵藤、譲れよ?」
「好きにしな、格下過ぎて相手にもならしねぇ、こいつにはお前を試す力もねぇ」
『人間の分際で!!なめるなぁ!!』
逆廻と自称水神のギフトゲームが始まった
ギフトゲームは終始十六夜の優勢で進んでいた
水神の繰り出した攻撃を十六夜は難なく躱しそのまま胴体に拳を打ち込む。
起き上がった水神に追い討ちをかける十六夜とそれを見ている兵藤、端から見ればただ水神を痛め付けているようにしか見えなかったそして、
『ま、参った…』
「終わったぜ兵藤」
十六夜の勝ちで終了した