グリモア ~私立グリモワール魔法学園~(名称仮) 作:グリモアっておもしろいね
クロックワークラブロマンスのヤンデレ感が物凄く良かったですね!
僕はまた夢をみた。何時の時代の何処のなのかすらも分からない、それでいて夢だと気づけなかった夢。起きる頃には夢の内容なんて思い出せなかったんだ。
でも目が覚めたら…泣きそうで泣きそうで、涙が零れ落ちる──そんな夢。
僕は今日、そんな悲しい夢を見た。
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「ごめん…今でも…スッゴい大好き……だ…よ………」
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走る、走る、走る。
ひたすら走る。
何かに追われてるように、ひたすら逃げるように、走る、走る、走る。
「しつこい…急がないと間に合わない…っ!」
背中に人を背負いながら走って逃げてた。
すると回り込まれたかのように目の前にソレは現れた。
「邪魔を…するなぁぁぁ!!」
驚きに顔を染めたのは一瞬、でも足は止めず怒りの表情でそのまま走っていくと右手に携えていた刀を上から獣型の狼のようなソレ──【
最後に残った三体目は後ろから飛びかかっていったものの背中に人を背負ったまましゃがまれ鋭い爪は空を切り次には下から刀で貫かれていた。
「大丈夫、拠点まで急ぐから持ちこたえて──智花──」
その少年は背中に背負った少女、南智花に語りかけるとまた急いで走り出した。
彼ら少年少女は今、第七次侵攻の真っ只中にいた。
智花と呼ばれた少女は気絶してるのか反応はなく足に怪我をして少年に背負われていた。
また少年は疲労を感じさせる気配を漂わせながらひたすら背中の少女の為に走り霧の魔物を切り裂いていった。
少女のそれは明らかに深手とも言える怪我が有るものの如何なる理由かは
不明だが出血自体は遅く、少なからずとも然るべき治療を受ければ出血死は免れるで有ろうという量にしか零れ落ちてなかった。
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「此処はまだ無事で良かった…」
少年は拠点と思われる場所にまで無事にたどり着くと南智花を回復魔法の使い手に預けて、人と対話をしていた。
「残念だけど防衛ラインはどんどん狭くなってるけどね」
短髪気味な少年に比べて年上な少女は自嘲も込められたような口調で現状を言った。
「こんな混戦乱戦状態の混沌とした戦場でまだどうにか出来てる辺りまだマシなのかもしれませんね」
「実際パニック祭りなんだろうさ、精鋭部隊が死に物狂いで対処してるんだろうね」
「うわぁ…絶対見たくないタイプのお祭りだなぁ…」
「ふふっ…こういう中でもそう言うことを言える君はおかしな人だね、それじゃあボクももう救援に向かうとするよ」
「了解です、先輩。僕も少し休んだら別の場所に言って走り回ってきますね」
「君の能力は非常に便利でオマケに君自身物理的戦闘力が高いから忙しくさせて済まないね、でも状況が状況だ。それに……」
「別にいいんです、状況が状況なので智花があんなになるのも……」
「冷たいとかと思われるかもしれないけど彼女は世界に置いて数少ない『
ボーイッシュとも呼べる少女はそれを言うと返事も待たずに何処へと去っていった。
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第七次侵攻の結果は悲惨だったんだ。
軍の作戦は失敗して半壊、学園生も多かれ少なかれ傷を負った、心身ともに。
智花は怪我自体は完治して問題ない。
学園はボロボロとなって生徒たちは常に変身状態で居ることになった。
追い討ちと言わんばかりに協力体制だったJGJという企業の裏切りだったんだ。
結果的に学園生の何十人、下手したら百を超える程という死者が生まれ生き残った学園生の中にもPTSDを患った生徒まで居た始末。
そのまま傷痕をひたすら残したまま先輩方は卒業、生徒会長には風紀委員長がなった。
もしも第八次侵攻が始まったら十中八九──最早断定出来るくらい耐えきれず学園生の大半は死ぬことになるだようと思っている。
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「巻き、戻ってくれたら…今更もう遅いか…願うなら、みんな笑顔で入れる世界があったらいいな……」