デジモンアドベンチャー 運命を変えし9番目   作:ALHA

13 / 14
第九話 ~潜入~

 さてと、バケモン達の監視も甘かったからな。余裕でビッグサイトには着けたな。まぁ、住宅地への早朝急襲から逃げられる奴はいないと踏んで街中の監視は甘かったんだろうな。

「ウィザーモン。こっからは別行動だ。君は目立つだろうけど隠密行動でテイルモンを救出してくれ。こっちは中に潜入したら派手に暴れてヴァンデモンをおびき出す」

「分かった。そっちの方が危険になるんだ。無茶はするなよ?」

 そうは言っても忍び込むまではこっちのほうが簡単だ。フォースモンはデジヴァイスの中に隠れてるんだから見つからないし、奴らの選ばれし子供の発見法は基本的に自分の知識と照らし合わせるしかない。つまり、顔を見られていないから楽なもんだ。

「そっちも気をつけろよ。そっちの方が目立つんだからさ」

「そうだな、こっちも細心の注意を払わなければだな」

 そう言って彼は東の入口に消えていった。

 

 僕は原作の知識とビッグサイトの中を照らし合わせる。空さん達が捕まってた場所は確かゆりかもめを下りた場所から直で行ける西口の風景だ。でも西口は完全に固められてるからな。隠し通路から行くか。つっても業務用の搬入口だ。

 前世通りだったらこの辺に……

「ん?」

「!?」

「人間、はっけぇーん!」

 バケモンさんのご登場です、皆さん拍手。なんて言ってる場合じゃねぇ。潰そう。

「ふっ!」

「ギャッ!!」

 顔面パンチ。僕のそれによって搬入口のシャッターにぶつかり気絶するバケモン。フォースモンと鍛え合ってるせいで、僕の格闘は人間に使うなら危険なことこの上ないがさすがに成熟期のデジモン相手だったら殺しもしないし、気絶させるにはもってこいだ。ほんとは仲間を呼ばれる前になんとかしたかったがいきなりだったからちょっと反応が遅れたな。まさかこんなトコをうろついてやがるとは……。 じゃなくて、さっさと侵入しないと。確かこの辺に……あった。

「頼む。フォースモン」

『任せろ、はっ!!』

 デジヴァイスの中からフォースモンが目の前の扉に跳び蹴りを放ちながら出現する。当然ながらドアは吹っ飛ぶ。記憶によればこの扉の奥はビッグサイト内部の店の中に繋がっている。そしてそのお店を出ればすぐに空さんやミミさんの捕まってる場所だ。何でこんなことを知っているのかと聞かれれば前世そこでバイトをしたことがあるからだ。

 

 階段を駆け上がり、そこでも会ってしまったバケモン軍団にフォースモンと一緒に蹴りをかまし気絶させ分厚い扉を押し開ける。とりあえず店の中には誰もいないらしいので、そこまでは入る。 たしか、この後は男性陣が暴動起こして捕まってる人たちを逃がそうとするはずだ。そこからトゲモンたちも暴れだすだろうからそしたら僕の出番だ。ウィザーモンがうまくテイルモンを救出できればヒカリちゃんも捕まる必要はない。

「「「うぉおおおおおおおお!!!」」」

「(……噂をすれば何とやら。動き出したな。では早速……)」

 店の出入り口を開け、ビッグサイトの内部に侵入する。思った通り、大人の男性と着ぐるみが見張りのバケモン達と交戦してる。出来ればミミさんの紋章の発動を邪魔したくはないからこっちで適当に大人達に加勢しときますか。

「セイッ!」

 後ろに気配を消したつもりなのか、近づいてきたバケモンに振り向かずに肘打ちを食らわせ、ドアにぶつける。……やっぱし弱いな。一時コイツって成長期じゃねぇのと勘違いした自分は許してほしい。だって、成長期のアグモン達でさえ簡単に追い払える程度なんだよ?普通に弱いじゃん。これで耐久もなかったら自分の中では成長期認定だね。幸いだか何だか知らないけど耐久は多少はあるから僕の攻撃一発じゃデリートまで行かないから成熟期の意地はあるのかな。

「(又後ろに気配……せ)」

 後ろの気配に向かって裏拳をしようとした所、大人の一人がバケモンをボコしていた。まぁ、反応できたけどお礼くらいは言っておこうか。

「あ、どうも」

「なんで子供がまだいるんだ!? ここを下に降りて行った所に女性と子供の集団が居る筈だ。合流して一緒に逃げるんだ!」

 よくよく見ればこの人見覚えがあるな。……たしか、そうだ。太一さんのお父さんだ。ここで変に突っかかる理由も無いしそろそろ時間だ。

「(……行きますか)ありがとうございます。どうかお気をつけて」

「おぅ、こっちは俺らが引きとめる。君らは安心して逃げるんだ」

 まぁ原作だと引き留めることもできないんですけどね。だからって責める気はないけど。相手は完全体含むデジモン集団だ。僕みたいな特殊な境遇でもないとそんなこと不可能に近い。

「行くぞ、フォースモン」

「うわっ、何すんだ冬!」

 僕は近くで戦っていたフォースモンに着ていたパーカーを強引に被せてその場を離脱した。

 

 下に降りていけばたしかに空さんやミミさんに合流は出来るけど次の展開的には……このまま上の出口を抜けるのが好都合。

「悪い悪い。大人達を突破するんだったらお前の姿見られない方が良いと思ってな」

「全く。びっくりしたよ。後ろの気配は冬しか感じなかったのに急に視界がブラックアウトする事態になるとは思ってもいなかった」

 適当にフォースモンをなだめながら走る。ここのドアを出た所が確か……!

「よッ……と!!」

 ドアを突き破るような形で表に出る。そこにはダークティラノモンとトゲモンが進化したリリモンが交戦していた。つってもリリモンが一方的に遊んでる形にしか見えないんだけどね。

「タイミングバッチシ!行くよ、フォースモン!!」

「見た感じ何がバッチシなのか不明なんだけど、まぁいいや。フォースモン、進化!!ドラグモン!!」

 まぁすぐ分かるだろうよ。この後、確実にアイツが来る!!




進まねぇな。まぁ、デジモンの方は文をどこで切るかは割と適当だったりするんですけどね。

とりあえず原作と前世の知識フル活用してビッグサイトに侵入しました。因みに冬君のビッグサイトに関する知識=私のバイト経験で得た知識ですw

なので、テイルモンと子供達を合わせていた場所、分かりませんでした。分かってたらウィザーモンに言及したんですけどね。

今回はこの辺で。デジモンだけ見ている方は又再来週に。ではでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。