デジモンアドベンチャー 運命を変えし9番目   作:ALHA

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PSP版デジモンアドベンチャーは要所要所が抜けてる気が……、とは言っても試験勉強中なので大して進められていないALHAでございます。

さっさと試験終われよ……おかげでこの1ヶ月足らずの間にSAOのことだったりこれだったりデジモンのゲームだったりやりたいことがどんどん蓄積している……

さて、そんなこんなは置いておき、やっとプロローグ超えて本編入っていきます。
では、どぞ~!


第一話 ~知られずの接触~

冬side

 

 時は既に物語開始の八月一日の夜。

 光が丘のマンモン、光が丘~お台場の道中のゲソモン……僕が見た光景通り、ヤマトさん達とヴァンデモンの一派が日本へ渡ってきている。

 

 そして、今日はもう一つ事件が起こる。

 

「さて、フォースモン、出かけるぞ!」

「出かけるってこんな遅くにか!?何しに行くんだよ、こんな時間に……」

 

 フォースモンが呆れた様子で返してくる。まぁ、確かに夜11時に出かけるなんて普通の小学生だったらまずありえない。

 

「何を寝惚けたこと言ってるんだ、フォースモン。お前もニュースは見ただろう? 僕らが出かけるのはデジモン絡みだ」

「あぁ、そういえば今日って言ってたね……つまり、実戦?」

「そのとおり!ヴァンデモンとの対決までおそらくはあと2日で迎えてしまう。多少は実戦をしておかなければ、お前も実際の戦闘での動きが分からないんじゃないか?」

「確かにね、成熟期進化はできるようになったとはいえ日は浅いし、正直今の状態でヴァンデモンとは戦いたくはないね」

「だろ、そういう事だよ」

 僕は部屋の窓を開け、枠に手をかける。

「ねぇ、まさかとは思うんだけど……跳び下りる気なの?」

「当然♪」

 部屋から普通に出たのでは父さんや母さんに余計な迷惑をかけてしまう。

 僕はこの日の為にこの一年間父さんや母さんが床に付く深夜一時までは寝ずに起き、部屋の中を見ないというのは確認済みである。……ごめん父さん、母さん。

 

「じゃあ……行くぜ、フォースモン!」

「了解!」

 僕らはリビングに届かない程度の声量で言葉を交わし、部屋の窓から跳び下りた。

 

 

芝浦

 

「さて、到着っと。」

 途中、何度か人目に遭いそうだったが何んとか芝浦に到着する事が出来、既にヘドロの塊の様なデジモン「レアモン」が暴れていた。

 うん、あいつはやっぱり意思の様なものを感じない……安らかに生まれ変わってください。

 

「うん、これも前世で見た通りだね。フォースモン、初の実戦の相手が成熟期だけど成長期のままいける?」

「成熟期程度ならたぶん大丈夫だよ。では、白星を飾ってくるとしますか!」

 フォースモンはそう言いながらレアモンの下へ向かった。

 

 ……さてと、僕もお仕事開始と行きますか!僕はレアモンの向かっている先へと走り出した。

 

フォースモンside

 

「あちゃあ、もう終わりそうじゃん……、もうちょい早く来れてたらなぁ……」

 

 僕が到着した時には既にレアモンとカブテリモンが戦闘を開始していた。

 僕が見ている光景ではレアモンが湾内へ身を潜めているものの、カブテリモンがレアモンを押して湾へ誘導したってトコ……かな?

 となるとカブテリモンが完全に優勢……僕が入る必要なし、か。

 あぁ、白星飾るどころか実戦できそうにないなぁ~、僕としてはヴァンデモンと戦う前に少し実戦しておきたかったけど……残念。

 

 

バッシャアン!!!

 

 

「うん?」

 冬のサポートをしにでも行こうかなとか思って湾を背にした数瞬後、大きな水音がし、振り返って見たらカブテリモンもレアモンもそこにはいなかった……

 

「カブテリモンが湾の中に引きずり込まれた?……チャンス!」

 

 翼を使って空高く跳び上がり、錐揉み回転を加えて湾の中へ突入した。

「行くよ、ハリケーンクロウ!」

 

 僕の体にかかった回転は湾の中に入っても勢いを殺さずに回転で出来た渦を纏いながら、カブテリモンを拘束しているレアモンの腕を引きちぎり、水面に戻る為に湾の底でUターンをして、ついでにあいつの胴体に風穴を開けてやった。

 

 僕は湾から出て近くの足場に着地し、見るとカブテリモンも既に空中に上がっていた。

 

「助かりました……、あんさんは?」

 う~ん、どう答えようかなぁ、僕としては早くばらしたいけど、まだ冬はばれたくないって言っているし……。

 

「私の事は八匹目もしくは九匹目とご認識ください、カブテリモン」

 ま、冬の意見を尊重しておくか。

 

 言い終わった途端、レアモンが体を修復して湾の中からヘドロで攻撃してきた。遅いし簡単に避けられるけど、不意打ちとはいい度胸。

 ホントはメガブラスター当りでも叩き込んでくれたら終わるだろうけど、僕も攻撃しないと気が済まない!

 

 僕は空中に跳び上がって飛弾し続けるヘドロを躱し、翼を大きく羽ばたかせた。

「フブキタチ!」

 翼から生成された氷のかまいたちがレアモンを攻撃のヘドロごと凍結させていく。少し経った後そこにはレアモンの氷像が出来上がっていた。

 

「カブテリモン、今です!」

「!?……メガブラスター!」

 

 カブテリモンは一瞬動かなかったが、直ぐにメガブラスターを放ちレアモンを爆殺した。初戦闘無事終了、冬の所へ戻るとしますか。

 

「では、またいずれお会いしましょう。カブテリモン。」

「あ、ちょう……」

 

 カブテリモンが何か言いかけていたが正体隠さないとなんで無視一択で冬のトコへ向かった。

 

 

 

冬side

 

 僕は今フォースモンと別れて、ヒカリちゃんのデジヴァイスを探している。原作通りであれば、この辺りにミーコが落としたデジヴァイスがある筈だが……

「ミャー!!」

 横をミーコが通り過ぎて行った……、方向は合っていたようだが、ちょっと急いだ方が良いかもしれないな……

 

 

 ミーコとすれ違った場所からちょっと速い自転車程度のスピードで、約1分のトコにデジヴァイスはあった。

 カラスが上に来てたから危なかったな……

 

 さて、こいつを回収したから家に戻るとするか、っとその前にフォースモンと合流しないとなとか思ってたら、僕の背後に小さな蝙蝠が現れた。

 

「見つけたぞ、8人目!!」

 ……はぁ、めんどくさいのが出てきたなぁ~。早くしないと光子郎さん来ちゃうじゃん。

 

 まぁ、幸いフードを被っているから姿がばれる事はないだろう。

 それに、フォースモンとガチを張れる僕がこんな弱小成長期に遅れを取るとは到底思えない……が―――

 

「8人目っていうのが何の事かはよく分からないけど、僕は今急いでいるんだ、じゃあね!」

 

―――僕はピコデビモンを前に見据えることなく、その場を超速で立ち去ろうとした。

 

「あ、こら!ピコダーツ!」

 ……本っ気でめんどくさいなぁ。しょうがない、ちょっと……しばくか!

 

 超速から急停止して投げられたピコダーツを全て横から蹴り砕きピコデビモンに接近する。それに気付いたピコデビモンはピコダーツを連投してくるがそれを僕は砕いたり避けたりで掻い潜って手を伸ばしピコデビモンを鷲掴みにする。

 

「わぁ!ク……クソッ!は、離せ、人間!!」

「悪戯する奴は仕置きという名の罰を受けないと駄目でしょ」

 

 そう言って笑顔で僕はピコデビモンを宙高く放り投げる。

 

「うわあああああ!」

「さて、もう離したから何しても良いよね?」

「ま、待て!そんな訳……」

「答えは聞いてない!!」

「ギャアぁアアあ!!」

 

 ピコデビモンをボールにしてバレーの要領で湾目がけてスパイクを決めてやった。

 

「さて、ではフォースモン拾ってさっさと帰るとしましょうかね。早くしないと光子郎さん達に見つかっちゃうし」

 僕はあの蝙蝠から抜け出しその場を後にした。

 

光子郎side

 

 

「ギャアぁアアあ!!」

 聞き覚えのある悲鳴を聞き、声のした方へ急いだ。

 

 

 声のした所に到着した時、既にそこには誰もいなかった。さっきまでのデジヴァイスの反応も消えてしまっている。

「さっきの声は、間違いなくピコデビモン……。此処らへんにはレアモンは来ていないから、仲間(レアモン)による誤爆はあり得ない……。って事はやっぱりこの辺りに僕たち7人以外の選ばれし子供が居たんだ……」

 でも、周囲には夜の静寂しか感じることができない……、ましてや人影も当然の様に確認することが出来ない、遅かった……。

 

「光子郎は~ん!」

 僕が困っているとカブテリモンが帰ってきた。

 

「カブテリモン!無事レアモンは倒したんだね」

「えぇ、それと8匹目もしくは9匹目を名乗るデジモンが加勢してくれて、けど、レアモンを倒した後はすぐにどっかへ消えてしもうて……」

「!?」

 やっぱり、この辺りに新しい選ばれし子供が居るのは間違いないみたいだ。

 

「……とりあえず、帰ろう。もうこんなに遅いし……」

 僕はカブテリモンの背中に乗り帰路へ着いた。

 

「しかし、残念でしたなぁ~、新しい選ばれし子供が見つからのうて……」

「いや、少なくとも一人がこの辺りに住んでいると分かっただけでも収穫だよ。明日太一さん達にこの事を伝えないと……」

 

 僕はそんな事を決意しつつ家へ帰った。




あまり修正加えられていませんね……

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