やはり俺のE組生活はまちがっている。   作:狂笑

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第三話

旧校舎に到着し、教室を目指す。

相変わらずここはボロッちいままだな。地震とか大丈夫か?倒壊して死傷者が出ようものなら都から人がやって来そうだ。

 

 

教室に入ると既に十人以上が登校しているらしく、少々騒がしい。

その内何人かが俺の存在に気付いたらしく、コソコソと何か話している。

 

「あれ、あんな奴いたっけ」

 

「転校生か?」

 

「赤羽みたいに停学明けとか?」

 

「そして何故にか両手に華状態、だと……」

 

「いや、お前はそれよくやっているだろ」

 

「猫背にアホ毛、濁った目の長身……もしかして彼って“虎”じゃない?」

 

「何それ」

 

「あれ、カルマ君聞いたことない?“龍”浅野学秀とはぼ同等の実力を持ち、同じく支配者の遺伝子を持つと言われている生徒らしいよ。噂によると、如何やらいとこ関係らしいし」

 

「そ、そんな人がいるんですか!」

 

「てか、ソイツが何でE組にいるんだ?」

 

「学校側からの刺客、とか?」

 

「でも虎ってさ、最終的に退治されること多いよね。ホラ、『姫の虎退治』とか」

 

「……三年後に虎は復活したし、姫は鞍替えに失敗して消えていったけどね」

 

「つかこの場合、誰が姫になるんだよ……」

 

 

……なんか皆さん好き勝手言ってくれますね。

てか虎とか懐かしいなオイ。

しかも2007年の参議院選挙のネタまで持ってきましたか。

ま、そんなことはどうでもいいんだが。

それよりも席に荷物置いて職員室に挨拶に行った方がいいな。

……席どこだ?

 

「速水、俺の席どこか知ってるか?」

 

「確か……あそこ」

 

ワォ、マジかよ。

速水が指をさした席は教室最後列の窓から三番目、赤髪の不良崩れやら水色髪の男装女子やら紫がかった黒髪三つ編みの引っ込み思案そうな少女とかリストバンドをした少年とか緑髪の小柄な少女やらがたむろっている所の隣だった。

 

……絡まれないうちにとっとと荷物置いて職員室行くか。

念のためステルスヒッキー発動しておこう。

 

 

 

×××

 

 

 

職員室の扉をノックし、開く

 

「失礼します。今日から停学明けの比企谷です。挨拶に来ました」

 

そこにいたのは三人?の教師。

一人はまだ駆け出し感の拭えない金髪の女性暗殺者。

一人は親父の元部下である懐かしい顔。

一人?は服を着たタコ。

 

「久し振りだな、比企谷君」

 

親父の元部下の方に声をかけられた。

その時、一つのいたずら心が生まれた。

だからあえて――階級付きで返してみた

 

「ええ、お久し振りです烏間曹長」

 

「ここでは先生で頼む。あと分からないことはアレにでも聞いてくれ」

 

そう言って烏間先生は指をさす。その先にあったのは入室時からこっちを見ている黄色い生物だ。

 

「初めまして、比企谷です」

 

「君が比企谷君ですね。私は私のことは……まあ殺せんせーとでも呼んでください。君の担任です」

 

「じゃあ、殺せんせーが俺のターゲット、ということでいいんですね」

 

「ええ、まあどうせ殺せませんけどね。ヌルフフフ」

 

殺せんせーは緑の縞模様の顔に変化した。

確かこれは……相手をナメている顔だったっけ。

にしても煽るような言い方するな。俺がこんなもので冷静さを失うとでも思っているのか?

そもそも暗殺者や軍人は冷静さを失ったら負けだ。これくらいで冷静さを失うくらいならとっくに死んでいる。

だから、軽く言い返すくらいが丁度いい。

 

「まあ見てて下さい。俺は確実に殺しますから」

 

「君の暗殺が楽しみですね~あとホームルーム前に自己紹介してもらうので内容を考えておいて下さい。前に出てやってもらうのでその時に暗殺しても構いませんよ」

 

面白い。見せてやろう、俺の暗殺を。

手の内全てを晒すような馬鹿な真似はする気はないが。

 

個人的には地球滅亡で全員死亡のある意味平等のハッピーエンド(主観)でも構わない。

だが、今の俺にはそう出来ない理由がある。小町を13年の人生で終わらせる訳にはいかない。

だから――

 

「アンタを殺すぜ、殺せんせー」

 




あれ、神崎の霊圧が消えた。

次回(予定)、比企谷八幡の暗殺
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