fate/break   作:胡狼

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第2話

原作を遵守すると言ったな。アレは嘘だ。

と言ったな。アレは嘘だ。

どのみち私という存在が影響できる範囲など限られているだろうし、これはこれで一つのルートとなってしまうだろう。

原作をブレイクすることは出来ても、原作そのものを破滅させるような展開には出来ないということだ。ニュード武器を撒き散らしてこの世界そのものを一旦終わらせることで聖杯戦争そのものをなかったことにすると事も可能だというのに、それをしていないしするつもりも起きない、というのがなにかしらの抑止力が働いているのだろう。守護者は、召喚されているだろうが。

そう言えばセイバーは何処に行ったのだろう。この後で凛に聞いてみよう。

そんな感じで言峰教会に辿り着く。

確かに何か禍々しい。夜の教会というシチュエーションも相まっていて異質な雰囲気を醸し出している。

アーチャーは教会には入らないようで、私は霊体化もせずに士郎と並び入る。

 

「ようこそ。歓迎しよう・・・盛大にな」

 

言峰綺礼・・・神父である。

疑問符が付くほどには神父らしくない。

どちらかと言うと生臭坊主ではないのかと、原作からの印象だったが、実際に見てみても同じ感想だった。

士郎と綺礼がやり取りしているのを見る。

ここでの決定には違いは無いだろう。

士郎は、衛宮士郎が衛宮士郎たる理由と存在定義である大火災の話を綺礼より聞かされて、この戦争に参加する決意を宣言する。

 

「喜べ少年。君の願いは、ようやく叶う・・・」

 

士郎の去り際に綺礼が一言だけ付け加える。

士郎が振り返らずに教会の扉を閉めるのを見て、私は教会に残り、綺礼に問う。

 

「セイバーは召喚されているのか? アサシンのマスターよ」

「人違い、でもないのだが。まあ良い。サーヴァントは揃った。そうでもなければ、この聖杯戦争は始まらないのだ」

 

綺礼はランサーを偵察に当たらせている。アルトリアペンドラゴンが召喚されているかどうか、試しに聞いてみる事にした。

 

「アーサー王がか? それはこの中立の立場ある私には答えられない、としか言えぬ。そしてそれを知るのは、存外に早いのではないのかな? イレギュラーよ」

「聖杯戦争が始まったから戦いになればわかると申すか。クク、全く神父の言葉とは思えないわ」

「聖杯戦争を監督する役目を負っているだけだ。私は至極真っ当な聖職者だが?」

「どの口がそれを言うのだろうか、聖堂教会の扉を叩いているのだから真っ当なということはないだろう」

「そんな知識まで聖杯は与えるのだから、聖杯にかける望みはおおよそどのようなものでも叶うのだろう。励むと良い。」

「そんなものは無い。喜べ、言峰綺礼。貴様の願いは、ようやく叶う・・・」

「フン。願いなど私には無い」

「英雄王にその辺り説教というか小言を言われてなかったか? 10年ほど前に。」

「・・・最早語るべき言は無い。早々に立ち去るが良い。」

「愉悦を感じようとして、愉悦を感じないか。そういう意味では、言峰綺礼。貴様が一番、哀れだな。嗚呼、憐れだ。伽藍の堂にも結果的に中身はあったと言うのにな・・・」

 

私は意味深な台詞を連発して教会を出る。ランサーが、後ろから狙っていたかも知れないが言いたいことの殆どを綺礼に叩きつけてどや顔で扉を閉めていたら士郎と凛に変な顔をされた。

 

「今日のところはこれで解散ね。」

「わかった。ありがとう、遠坂」

「明日からは敵同士よ。お礼なんて要らないわ」

 

そんなやり取りをする2人を見ながら思案する。

バーサーカーが来てアレコレなるはずなんだろうがどうなるのだろうか。

セイバーも気になるし、学校に結界も張られるだろうし、明日は忙しくなりそうだ・・・




みじかいですが更新頻度あげつた推敲出来るようにしたいと思います。すみません。


ボーダーの兵装。

強襲兵装
スピード重視。機動性を重視しするが汎用性に富む。火力もある武器が多い。
重火力兵装
拠点進行や拠点防衛、一対多の状況などで高火力の武器でもって敵の無力化を行なう兵装。鈍重な傾向がある。
狙撃兵装
遠距離からの一方的な攻撃、跳躍地雷やセントリーガン、光学迷彩で以って引っ掻き回したりする。奇襲や支援火力を送る。
支援兵装
ショットガンや爆弾で武装する。名前通り偵察や修理などのサポートが主な役割。
要請兵器
真名を開帳すると使える。
バラム重機砲、爆撃通信機、偵察要請兵器が運用可能。
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