目覚めると金剛に…   作:mothership

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いつも見てくださっている方、ありがとうございます!
一昨日まで3日間北海道に行っており、昨日東京に一時帰宅
今日から名古屋というちょっとハードなスケジュールを送っています
そういえば、帰りの新千歳空港で迷彩ファントムがドラッグシュートを出しながら走行している姿と政府専用機を見れるという幸運がありました(笑)

話が脱線しましたが、今回の5話目でようやくこの話の出だしが終わりました
次の話からは日常を書いていこうと思っています
例によって間違えがあると思いますがご容赦ください


勝浦鎮守府の資料室

…なるほど

とんでもない所に来てしまった

 

 

 

自殺を試み意識を失ってしまった金剛に憑依した私…

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪だー!!

 

 

 

 

 

今後どんな顔して生活すればいいのよ!

 

一応記憶喪失ってことで処理されたみたいだけど横須賀鎮守府の人達とどう接すればいいの!?

 

 

当たり前すぎて気付かなかったけど、今している指輪ってその提督と金剛のものだよね!?

 

 

 

 

 

 

やってくれたな仏様!

 

 

 

 

 

…そんなとんでもない状況にいる私は今、山のように積まれた資料に囲まれている

 

何をするにもとりあえずこの世界の事情を知っておかなければ何も始まらない

 

 

若干引き気味の提督に見守られながらありとあらゆる資料を漁っていると、横須賀鎮守府での記録が出てきたので早速見てみた

 

 

そして見なければ良かったと後悔の念にかられている私なのである

 

 

 

 

 

…というかこの資料を見て分かったけど横須賀鎮守府での戦闘が12月

今が3月ってことは約3ヶ月間意識不明だったってことだよね?

 

 

 

それにしては私が起きた時提督は全く驚いていなかったような…

 

なんでだ

もし私が提督だったら3回ぐらい自分をビンタするだろう

 

 

 

 

 

…別にMとかじゃないけど

 

 

 

 

「Hey! テートク?」

 

 

 

「んー?何だー?」

 

 

 

「ワタシが起きた時落ち着いてましたが驚かなかったデスカー?」

 

 

 

「あぁ、それならめっちゃ驚いたぞ」

 

 

 

「ンー?でもテートク冷静だったネー」

 

 

 

「お前の前ではな

まぁ妖精から報告を受けた時はコーヒー吹いたけど」

 

 

 

 

 

なんだそれ

 

 

 

…うちの提督は驚くとコーヒーを吹くそうです

 

メモメモ

 

 

 

 

 

…あれ?

 

 

 

 

 

「…妖精はどうやってワタシが起きたことに気付いたデスカー?」

 

 

 

「ん?そりゃ24時間体制で監視カメラで観察してたからなー」

 

 

 

 

 

 

…そうなのか

随分さらっと言うな~

 

 

意識不明の人を監視するのはわかるけど、1日中監視してたのなら別にカメラじゃなくったっていいじゃん

起きた時に知らない場所で独りきりって想像以上 に不安だったんだから…

 

 

 

 

 

まぁ最早そんなことはどうでもいいか

さっさと終わらせよう

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間資料との格闘の末、大体この世界のことは把握できた

 

 

 

ちなみに提督は資料を枕にして寝ている

 

 

 

仕事しなくていいのかーテートクー

 

 

 

 

 

…まぁいっか

 

とりあえず分かったことをまとめてみよう

 

まず深海棲艦

どうやら1999年7月を境に世界中の海に現れたらしい

 

ノストラダムスもビックリ

こちらの世界ではまさかの予言的中なのである

 

 

人々を無差別に攻撃してくる深海棲艦はどこで生まれてどこから現れるのか

何でできていて目的は何なのかがさっぱり分からない

 

現代兵器では全く歯がたたない深海棲艦に為す術が無かった人類だったが、あるアメリカの科学者が何を血迷ったのか自分の娘に対して人体実験を施し、奇跡的に自分の意識のみで兵器を操れる種ができてしまった

 

それが艦娘の原型

 

その実験を日本の科学者が更に応用させてできたのが現在の艦娘だとか

 

しかし、実験自体非人道的ということで公には公表されておらず、一部の科学者と政府関係者、海軍関係者のみがその事実を知る

 

世間では「艦娘」という単語自体知らされず、一般の兵士に最新の兵器を載せて深海棲艦と戦っている、と報道されているようだ

 

 

そして深海棲艦に対して歯がたたなかった現代兵器だったが、全く使えないかというとそうでもなく

例えば戦闘機

 

ミサイルや機銃は使えないが、艦娘がそうであるように相手も所詮太平洋戦争時代のスペックの航空機なので速度が遅い

つまり現代戦闘機の速さを使えば追いつかれることもなければ運が悪くない限り撃ち落とされることもない

 

そこで戦闘機の活用方法として、哨戒や機密文章の輸送、更には絶対に死なせられない外交官などの重要人物の輸送にもあたっているようだ

 

ただし途中で給油をしなければならないので頻繁には行われない

 

だから戦闘機以外にも普通の航空機での輸送も行われている

 

 

 

ところで、戦闘機で人を輸送するのであれば複座型でなければならない

そして戦争は99年から始まっている

つまり何が言いたいかというと

 

 

 

 

 

 

 

 

…ほう

 

 

 

 

 

まだF14が運用されてるじゃん

 

あいにく日本ではファントムや訓練機兼用のT4を使用してるみたいだからこの世界でもF14を所有してないけど、アメリカからたまに横須賀鎮守府にくるみたいだ

 

 

 

よし、今度日本に来る時にどさくさに紛れてお邪魔してこよう♪

 

 

 

 

 

次に貿易

貿易は現代社会において必要不可欠なことだけれど、深海棲艦が現れたことで船による輸送が出来なくなり市場は大混乱

品物不足や資源不足に悩まされた

 

特に日本は資源も食料自給率も低い為に一時期は戦後の様な状況が続いた

 

そこで政府は少ない資源を艦娘へ投入

 

ここ数年は艦娘技術の向上により深海棲艦の数が減ったので船での輸送が回復し、徐々に元の生活に戻りつつある

 

 

 

なぜ船の輸送が大事なのか

飛行機は確かに安全ではあるけれど一回の運搬量が船に比べると劣っている

しかもただでさえ貴重な燃料が大量に消費されるのはあまりよろしくはないことだ

 

 

ちなみに現在日本で使われている空港は全部内陸部にあり、羽田や関西といった海沿いにある空港は閉鎖されてしまった

 

しかし、いくら深海棲艦が減ったからといっても一般の船だけで航海するのは当然危険なこと

 

 

 

そこで私達艦娘の出番である

 

 

 

ここ勝浦鎮守府の仕事は勿論深海棲艦駆除もあるけれど、主に輸送船の護衛に就くこと

と、さっき提督から説明を受けた

 

 

 

 

 

あ、今更だけどこの鎮守府に所属している艦娘は誰なんだろ?

 

 

 

所属表、所属表っと…

 

 

 

 

あれ?ないな

来た時はここの棚に入ってるの見たんだけど…

 

 

 

 

 

…もしかして

 

 

 

 

 

 

…おい提督

 

 

 

 

 

資料を枕にして寝るのはイイけどさぁ、時間と場所をわきまえなよぉ!

 

 

 

 

 

ってことで

 

 

 

 

 

「ていっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

”バチッ”

 

 

 

 

 

 

 

「っ!いっーーーてぇーーーー!

くっそ、お前上司になにしやがるんだ!!」

 

 

 

「テートクのデコにflickしたネ~

Sleepingしてるテートクが悪いんですよ?

 

 

それよりもその資料をワタシにくだサーイ」

 

 

 

「お前なぁ仮にも戦艦なんだからもう少し力加減をだな…

 

あと仕事はもう終わらせたからいいんだよ

だから罰として今後お前秘書艦として働け」

 

 

 

「Joking!?

ワタシさっき起きたばかりデスよ!?

 

 

それと早く資料をくだサーイ 」

 

 

 

「さっきまで休ませてあげよーかなーって思ってたけど気が変わったわ

まぁ元気そうだしいけるでしょ」

 

 

 

「Shit!

どうやら来る場所を間違えたようデース…

 

 

テートクー資料くだサーイ」

 

 

 

「俺はお前が来てくれて嬉しいぞ

お前がいればこの鎮守府は安泰だろうし」

 

 

 

…くっ、そんな言われ方したら断りずらいじゃん

一応罪悪感もあるし

卑怯だな~…

 

 

 

 

「…分かったネー 秘書艦やりマース…

 

…あとテートクわざと無視してるの?」

 

 

 

「おぉ本当にやってくれるのか(笑)

じゃあよろしくねー

 

お前が見たいのはこれだろ?

えーっと、ここに所属してるのは睦月 如月 弥生 望月とお前の妹達、戦いはしないけど明石だよ

 

今は護衛任務中で明石と弥生しかいないけど明日には帰ってくるよー」

 

 

 

 

なる程、そういうメンバーか

 

 

 

睦月型の4人は2代目第30駆逐隊だったはず

でも確か佐世保鎮守府所属だったような…

 

 

 

 

 

っていうか最初っからそれを言ってよ

 

なんでデコピンしただけで秘書艦になってるの

 

 

 

 

 

…って、え?

比叡 榛名 霧島って沈んだはずじゃなかったっけ?

 

 

 

もしかしてお化け艦娘?

 

 

 

…そんなわけない

どっかの資料に何か書いてあるはずだ

 

 

まだ読んでない提督の枕となっていた資料をパラパラとめくる

 

 

 

 

 

…あった

 

 

 

 

 

艦娘の製造

艦娘は基本的に同じ子が同時にいることはないけれど死んでしまったら新たに作ることが可能らしい

 

しかし前の子の記憶は引き継がれておらず、中身は全く違う子ようだ

 

ということは、あの横須賀鎮守府での戦闘の時の彼女達とは別の存在ということか

 

 

 

 

 

…世の中は不思議なことだらけだなぁ

 

 

 

 

私が上の空になっていると今度は提督が話しかけてきた

 

 

 

「あ、そうそう

たぶん2人とも工廠にいると思うから挨拶してきなよ

 

 

それと艦娘以外は俺ともう2人ここで働いてる人いるから会ったらでいいから挨拶しときな」

 

 

 

…提督にしてはまともなことを言うな

じゃあお言葉に甘えまして

 

 

 

 

「Okー!行ってくるネー!

 

資料はput awayしておいてくだサーイ!」

 

 

 

「Put away…

いや、お前が片付けていけよ!金剛!

おいーーー!」

 

 

 

 

なんか聞こえてきたけどしーらない♪

よし、工廠までレッツゴー!

 

 

 

てなわけで私は提督に後片付けをなすりつけて工廠に向かった

 

 

 

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