好き 作:たまご
家のコトなどでなかなか更新出来ませんでした。
凛と由衣が教室で話している頃、颯人の方では優太が昨日の放課後について「どうだった?」と言わんばかりの顔で、近づいてくる。
「なに?」
「なにじゃーねぇよ! 昨日の放課後どうだった?」
優太のこの質問にクラスの男子生徒たちが、会話を止め颯人の次の言葉に集中する。次の言葉次第では、男子生徒たちのアイドルが噂の男に盗られ、毎晩枕を濡らして寝る夜になるからだ。
「別になにもないけど」
「ふーん……まぁ、悩みが出てきたら相談相手にはなるよ」
「ああ、ありがとう」
優太は颯人の側から立ち去り、何処かへ歩いて行った。それと同時に周りにいた男子生徒たちは、安心して自分たちの会話を続ける。
◇
あ、何かありそうだったけど……
忘れたし別にいいよな
◇
颯人の忘れていたのは、凛が何かを言おうとした時に颯人の携帯が鳴り言えたかったコトだが、優太が立ち去ったあとに思い出した。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り教室が煩かったのが、担任が入ると静まり大人しくなる。
「今日は、特に連絡事項はないが……4時間目の体育は体力測定をやるからな」
颯人は別にどうでもいいと思い、ゆっくりと目を閉じて早速寝るような姿勢なる。
1時間目が始まる頃には起きて、1時間目が終わる頃に寝て2時間目が始まる頃には起きての繰り返しで、あっという間に体力測定の4時間目に入っていた。
「よーし、50メートル走からやるからな! その間………」
女子から始めると最初に言われていたので、颯人たち男子は他の測定をする。
「……ん? 颯人、アレ」
順番が来るまで座ってた颯人に優太が、校舎からグランドを見ている人にに気付き呼ぶ。
「なに? 俺の順番まだのバズだけど」
「いいから、アレ」
優太が校舎に指差すと、昨日の放課後に話した凛がグランドを見つめていた。
グランドから校舎は、距離があるのに颯人と凛はお互いの目をしっかり見ている様な気がしてドキドキしていた。
「っ……」
「ん? どうした?」
「いや、なんでも」
◇
何で今、ドッキってした?
別に俺を見ている訳じゃないのに
◇
ーー☆★☆★☆ーー
学校が終わり颯人は、すぐにバイトに向かう。バイトに向かう途中に、病気で倒れていた凛を家まで送ったり昨日の放課後のコトを思い出したりしている颯人は胸が、いつもより激しく動いているのが分かる。
◇
だから、何でアイツのコトを考えてるんだ俺は!!
変態と一緒か!!
同じクラスにもの女がいるのに何で、アイツのコトを……
って、また考えてる
◇
誰かを想ってドキドキするするときは、胸が締め付けられそうな感じで、どんな表情をしていいか分からない。
「アレー! 颯人くん、どーしたの?」
「なにがです?」
ゴチャゴチャ考えている内にバイト先のロッカー室に着いた颯人は、同じバイト先の人と話していた。
「いつもより、楽しそうな顔になっているから」
「そんなコトないと思いますケド……」
◇
実際、アイツのコト考えていると時間が早く……
………はぁ、また考えて
◇
颯人に話しかけたバイト先の人は、歌谷 亜香里 で颯人の2つ上の人。バイトでは、面倒見がよく中心となって働く女性で、忙しくなったら、キレそうになる。
そんな、亜香里は颯人に冗談ぽっく「彼女のコト?」と聞く。
「そうじゃ、ないです。先に行ってますんで」
キツそうな表情に戻った颯人は、ロッカー室からそっと出ていき静かにドアを閉めた。
Tシャツの上から店の制服を着るだけなので、ロッカー室は男女一所になっている。
「うーん……気になるかも」
亜香里は誰もいないロッカー室で、そっと呟いた。
短くなりすみません!
才文が欲しいです……