いつかまた平和な海へ   作:VI号鷲型

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どうもお久しぶりです。ストライクイーグルです。
更新が遅くなり、申し訳ありません。
それと今回は突貫工事の為、各部に置いて不具合(誤字脱字)が多々あります。それから安定と信頼のいつもの文です。
《そんなもん知らねぇ!イジェーークト!!》
と申される方のみお進みくださいませ。
それではどうぞ!


第十八話 日本上陸

アリューシャン列島付近の冷たい海原を進む六隻の駆逐艦がいた。遠征任務中の第202護衛駆逐隊である。

これらは対潜能力に長けた松型駆逐艦で4隻で構成されており、主な任務は輸送船団護衛や、対潜掃討だ。

旗艦の松は周囲を警戒しつつ、輸送船3隻に目を向ける。あの輸送船の中身はキスカ島に配備する電探関連のものだ。

 

「松さん、日が出てきました。」

 

見張り妖精が指さす先に雲の切れ間から海面に光が差していた。それは神秘的な光景だった。

 

「もしかしたら今回の遠征は上手くいくかもしれませんね。」

「はい!」

 

妖精はすぐに持ち場に戻る。松は艦橋を出て前部甲板に出る。少し寒い風が松の頬を撫でた。持っていた双眼鏡で空を監視する。

すると雲の切れ間からエイのような航空機を目撃する。

 

「あれは?」

 

その時、輸送船が爆発すると同時に警報が鳴り響く。松は急いで艦橋に戻る。

艦橋は騒然としていた。

そして、攻撃をしてきた張本人が舞い降りる。

 

「なんだ!?

ぜ、前方に巨大な航空機!!こちらに向かってきます!」

「対空戦闘開始!」

 

迷ってる暇はない。反撃しなければこちらがやられる。すると、見張り妖精が叫ぶ。

 

「敵機、噴進弾発射!」

「回避運動始め!」

 

船団は一斉に回頭する。だが、輸送船は逃げ切ることが出来ずに被弾する。

 

「輸送船両艦共に大破、炎上中!駆逐艦樫も被弾炎上中!駆逐艦竹、轟沈!」

 

松は自身の足が震えていることに気付いたが無視した。すると巨大航空機は松に機銃掃射を行う。

無いに等しい装甲で受け止めきれず貫通する。艦内は貫通した銃弾が跳ね回り、その度に乗組員を殺傷する。

 

「被害報告!」

「機関室浸水、通信室及び電探室応答なし、各部浸水発生!」

「こちら医務室、負傷者多数!手に負えない!」

 

この時、松は第202護衛駆逐隊が松を残して全滅していたのに気付いたのは戦闘終了後だった。

そして、松の視界あの大型航空機が立ち去るのを最後に真っ暗になった。

 

 

 

 

 

 

演習を終えたトラック泊地では慌ただしく物資の積み込み作業を行っていた。

理由は提督の元に届いた一枚の指令書が原因だった。その内容は

五日後に横須賀で会議を行う為、各鎮守府から招集をかけているというものだ。

提督は必要な物をカバンに詰め込み。急いで派遣艦隊を編成したのだ。それとパルバラ島から帰還した海兵隊と特殊部隊も同行する事になった。

 

「日本か……

どんな国なんだろう?」

 

バザードはまだ見ぬ異国にあれこれと想像を膨らませていた。

今回は金剛を旗艦とし、随伴艦としてバザード、シバリー、雷、電の四隻が参加する事になった。

ちなみに、留守の間は海月少佐が代理になった。

 

「さてと、それじゃお偉方の小言を聞いてくるとするか。」

 

提督は金剛に乗りこみ、本土行きの艦隊が出航した。約3300kmの船旅だ。

 

艦隊は単縦陣をとり、一路日本を目指した。

途中、マリアナ諸島を経由し日本行きの輸送船団を護衛しながら進む。

そんなこんなで三日過ぎ、横須賀に到着した。

既に各鎮守府からの派遣艦隊が集結していた。中にはラバウル所属の大和まで停泊していた。

 

「こりゃ…………またえらいことになってるな。

さて、俺達はここらに腰を据えるとしますか。」

「久しぶりのJapanネ!」

 

トラック艦隊は艦隊司令部から近くも遠くもない場所にところに接舷する。

やはり、トラック艦隊は注目の的だった。

 

「おい、見てみろよ。かなりでかい空母だな。」

「噂じゃ、艦載機は全部噴式機らしいぞ。」

「あの軽巡、やけに軽武装だな。」

 

等と話している。提督は書類カバンを携えてタラップを降り、迎えの車に乗り込む。目的地はもちろん司令部だ。

 

「そう言えば、矢坂大佐は司令部で話題になっているんですよ。」

「そうなのか?」

「えぇ。」

 

そのままドライバーと他愛もない会話をして数分、目的の場所に到着する。

司令部入口をくぐるとそこにはあの中将が待っていた。

 

「中将殿!?」

「おお!来たか。会議が前倒しで始まることになった。早く会議室へ行こう。」

「は、はぁ……………」

 

何故かテンションの高い中将の後をついて行くことにする。階段を上がり、とある一部屋に入る。

そこでは既にほとんどの高官が集まっていた。提督も指定の席に着く。ちなみにその隣は勿論中将だ。

そして、会議は始まった。

 

「えー今回、君達に集まってもらったのは他でもない。最近、出没するようになっている新種の深海棲艦への対策だ。

そこでまずこれをご覧いただきたい。」

 

部屋が暗くなり、スクリーンに画像が映し出される。そこには複数の見たことない深海棲艦がいた。

 

「まずはこれだ。戦艦レ級。これはよく目撃されるようになった。

外観の通り戦闘空母とも言える。長門型とも対等に渡り合える砲撃力を持ち、艦載機も飛ばせる厄介な奴だ。」

 

進行役の士官は画像を変える。それを見た将官達は動揺した。

その画像にはピンぼけしているが巨大な航空機が映されていた。

 

「最近、北方戦線で急激に目撃情報が増えた。それにこれと交戦した第202護衛駆逐隊が駆逐艦 松を残して全滅した。

だが、性能、大きさ全てにおいて不明な点が多い。」

 

すると一人が立ち上がり噛み付く。

 

「そんな情報が信用できるか!

敵の偽情報か欺瞞工作ではないのか!?」

 

その言葉に同意し始める周りの将官達。だが、ある映像によってその意見を消し去った。

スクリーンには対空射撃を行っている動画が流れる。

すると一人の妖精が指を指す。

その先には写真にあった巨大航空機がはっきりと写っていた。そして巨大航空機から閃光が走り、画面は真っ暗になった。

 

「これは!?」

「おいおい、嘘だろ…………」

「本当なのか…………」

 

将官達は未だに信じられないといった様子だ。進行役の士官が画像を変える。

今度は小さな島が映し出される。

 

「これは?」

 

矢坂が尋ねると拡大写真に変わる。すると八基の大型固定砲が砲身を真上に上げていた。

 

「なんだ、巨大な固定砲か?」

「分かりません。稼働した様子もありませんのでなんとも言えない状況です。」

 

会議室に重苦しい空気が漂う。

明らかに次元の違う固定砲と誰もが確信していた。士官は画像を変える。

 

「それから、深海棲艦が噴式機を手に入れたとの情報があります。」

 

細長い胴体に三角形の翼を持った単発エンジンの機体が映る。

 

「いやはやどうなってるか。奴らの技術進化は我々よりも早いではないか。」

「そうだ。仮に量産されてしまえば我々が圧倒的に不利だ。」

 

将官達の間に不安が感じられる。

結局、会議というより報告会になってしまった。

司令部を出た提督の前に二人の男が立ちはだかる。

 

「な、なんだお前達は?」

「貴様には関係ない。」

 

冷たい声で男は提督に短刀を振りかざす。提督は書類カバンを犠牲にするも回避する事に成功する。

 

「流石は元陸戦隊だな。」

「そりゃどうも。」

 

すると背後からもう一人が殴りかかる。辛くも避けるが、その間に短刀持ちが提督の腕を斬る。

 

「………………!」

 

後ろに飛ぶ提督だが、容赦無く襲いかかる二人。提督は覚悟を決め、臨戦態勢に入った瞬間、一人が力無く倒れる。

同時にエンジン音が近づいてくる。

 

「提督!ご無事でありますか!」

 

駆けつけたハンヴィーからフル武装のベルツ中尉と海兵隊員が降りる。男は逃走しようと近くの車に向かって走り出すも、サプレッサー付きM4が正確に男の足を狙い撃った。

 

「奴を確保しろ!それから提督を車内へ!」

「提督こちらへ!」

 

ハンヴィーの周りを固める海兵隊員達、男にはすでにプラスチック製の手錠がかけられていた。

そして、遅れて憲兵も駆けつける。

 

「矢坂大佐、大丈夫でありますか!?」

 

提督は憲兵に笑ってみせる。それを見た憲兵は安心し、男の元へと走っていく。

 

「しかし、何だったんだ?」

 

提督は車内で応急手当てを済ませてハンヴィーを降りる。男は憲兵に引き渡され、尋問室へと連れて行かれた。




いかがでしょうか?
今回、不穏な奴ら&超兵器組を出撃させてみました。
それと、次から少しの間はほのぼのとした日常が入ると思われます。
それと日本本土を終えたら、パルバラ島の戦闘を書くかも知れません。
その場合は………………よろしくおねがいします(汗)
それではまた次話でお会いしましょう!
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