いつかまた平和な海へ   作:VI号鷲型

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どうもまたもやストライクイーグルです。
今回は艦これを書く上で欠かせぬ開発をさせてみました。(後半ですが。)
相変わらず酷い文章ですが、「そんな文章なんか怖くねぇ!野郎読んでやる!」
という方はこのままお進み下さい。
それではどうぞ!


第八話 開発

パルバラ島にはジャングルと草原に囲まれた島だ。そこには小高い丘と廃村が幾つかある。深海棲艦陸戦隊はそこを拠点としていた。

そのある一つの村に深海棲艦が構築した監視所があった。村に塹壕や無線などを配置した海岸沿いの監視所だ。そこには小隊規模の部隊が駐屯していた。

その近くの森から4人の刺客が現れた。

「目標確認。敵の監視所です。」

カイルは双眼鏡を除きながら報告する。

「敵守備隊は恐らく、歩兵一個小隊、無線用のアンテナと海岸沿い塹壕を確認、それと櫓が一つあります。」

ダンも双眼鏡を覗く。カークスは自前のスナイパーライフルで辺りを索敵する。アレンは茂み等を警戒していた。

「よし、カークスはここで援護射撃。残りは俺に付いて来い。襲撃終了後は反対側で落ち合うぞ。」

「了解だ。向こう側で会おう。」

カークスはうつ伏せになり、獲物を探し始める。ダン率いる3人は姿勢を低く保ちながら村の外周に近付く。

「これより、英米軍の掃討作戦支援の為の作戦を伝える。」

とりついた建物の中から話声が漏れる。

「我が小隊はここ205丘陵に向かい味方の戦車部隊を支援する。そして…………」

ずっと聞き耳を立てていたいが時間がない。そっと、TNTを仕掛けて建物から離れた。

ダンは小声でそれぞれに指示を与えた。

「カイル、お前は車両に爆薬を仕掛けろ。派手に吹っ飛ぶようにな。

アレンはバンカーの敵を掃討しろ。いいな?爆薬を仕掛け終わったらあの武器庫で合流だ。

それでは行動開始。」

それぞれが静かに行動を始める。

ダンはカークスに合図を送る。

手始めに櫓の歩哨に照準を合わせる。サイトスコープのクロスと頭が重なり、引き金を引いた。金属の弾丸が歩哨の頭を貫通した。銃声を聞きつけた歩哨達は一斉に警戒態勢に入る。その瞬間、待機していた車両が吹き飛ぶ。歩哨の約半数は車両置き場と吹き飛んだ建物へと駆ける。その隙にアレンはバンカーへと近付く。中では数人が雑談をしているようだ。アレンはバンカーに登り通気孔を探す。小さな煙突を見つけ雨除けを外した。中を覗くと誰かが居た。手榴弾のピンを外し2秒程待って通気孔に投下した。すぐさま通気孔から離れ伏せる。バンカー内で爆発が起こる。アレンは出入り口に向かいM1A1を構える。すると目をやられた兵士が出てくると同時にアレンは引き金を引き、敵を蜂の巣にする。バンカーに侵入すると中には焦げた死体しか無かった。

カイルは車両を吹き飛ばした後、速やかに武器庫へと向かった。その時、角から歩哨が現れる。咄嗟にナイフを引き抜き、歩哨の喉元を切り裂いた。声を上げることが出来なくなった歩哨はカイルに銃を向けるが、カイルの方が早かった。

3人は仕事を終え、所定の合流地点に集結した。

「アレン、お前は中に入って爆薬を仕掛けろ。カイルも中に入れ、それから俺達の使っている弾薬があったら根こそぎ奪えいいな?

俺はカークスの奴を待つ。」

2人は頷き武器庫に入る。中には様々な武器弾薬が収められていた。カイルは持参した袋を取り出し積める分だけ弾薬や手榴弾を詰め込んだ。アレンは武器庫の爆薬も使用し武器庫周辺の建物にも仕掛けた。

カークスも合流し、分隊全員が集まった。

「よし、あとは洞窟までトンズラだ。ズラかるぞ。」

4人はさながら銀行から去る押し込み強盗の様に走り出す。それと同時に背後でかなり大きい爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

トラック泊地では毎日来る輸送機や、輸送船をさばいていた。そんなある日、

「そう言えば、海月と葛城は開発をした事があるか?」

ふと提督は思いつき海月と葛城、そしてバザードを呼び出した。すると全員、首を横に降った。

「なら今日は実習だ。全員に開発を体験してもらう。ついて来い。」

提督達は工廠の技術開発棟へと向かう。途中でバザードに乗艦していた海兵隊妖精と会いついてきた。そこはありとあらゆる資材が無造作に置かれ、広い筈の部屋がえらく狭苦しく感じた。

「はぁ…………ここはいつ来て整理がなってないな。」

提督を先頭に単縦陣で資材の山を進む。山を相手に苦戦する事30分、遂に開発部にたどり着いた。そこには

『安全第一、品質第一、何が出るかは自己責任』

の標語が掲げられ、ヘルメットをした妖精達が慌ただしく作業していた。その中から責任者と思しき妖精が現れた。

「お久しぶりですてーとく。今日はお客さん付きですか。どうぞ控え室へ。

キンキンに冷えた麦茶を用意して!」

妖精の一声で人数分の麦茶が出される。

「ここに来るという事は開発ですね!」

目が爛々と輝く妖精。提督はため息をついた。

「あぁ、新しく来た奴らに開発を経験させたくてな。サポート頼んだぞ。」

ビシッと直立不動で敬礼する妖精。そして机の中をまさぐり、ある紙を配る。

「それじゃあ、皆さんその紙に開発に費やす資源の量を書いてください。」

配られた紙には燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイトと書かれておりその脇には四角い空欄があった。

「投入量を決めたら下にある利用規約を読んで署名してくださいね。」

書かれていた利用規約は次の様に書かれていた。

一、この書類は開発及び建造する際に使用するもので、無断複製を固く禁ず。

二、開発した際に何があっても自己責任。開発局は一切の責任を負いません。

三、返品不可。どうしてもという場合は別紙の解体許可証明書を用意してください。

四、近代化改修及び改造は別紙の改修及び改造依頼書持参と改修及び改造する艦娘を連れて来てください。

五、開発と建造は人間、艦娘問いません 。

とこのようなものだ。それぞれが書類にサインすると責任者妖精がそれを持って何処かへ行った。

「ところで海月はどこの出だ?」

海月は出身地を名乗る。

「はっ、自分は千葉県であります。」

提督はこくりと頷くと机に伏せて眠りについた。窓から作業場の様子が見える。ヘルメットを被った妖精が一層忙しく動いていた。しばらくして責任者妖精が控え室に入ってきた。

「えーと、まずは海月 早苗さん?からです。」

「は、はい!」

呼ばれて思わず立ち上がる海月だが、ハッと立ち上がってしまった事に気付き頬が赤くなる。

「緊張しなくていいですよ。

えーと、手元の資料によるとALL200ですね。これがその開発されたものです。」

そう言いながら一枚の紙を渡す。そこには『12.7mm連装機関砲』と書かれていた。対空射撃もしくは小型船艇 の駆除に役立つ装備だ。海月は信じられないといった表情だ。

「それから………葛城さんは艦載機レシピでしたね。これになります!」

渡された紙には『零式艦上戦闘機五二型』記されていた。思わぬ成果に驚きを隠せない葛城だ。

「今度はバザードさんです!バザードさんは低コストですね。」

ニコニコ笑いながら紙を渡す。それに嫌な予感がした。恐る恐る紙を見ると『30mm増設機関砲』だった。少しうなだれるバザード。それを見た提督は励ますが、

「そのよゆーは今の内ですよ。」

と、苦笑いしながら紙を渡した。その紙には『7.7mm機関銃』と書かれていた。この紙を見た瞬間に提督は机に頭を打ち付ける。

「チキショー!折角制限ギリギリのALL500だったのに!!」

全員が苦笑した。そして、その内の一人が手を挙げる。

「私のがまだなのだが?」

海兵隊妖精は不思議そうに責任者妖精を見つめる。その瞬間、責任者妖精の顔から溢れんばかりの汗が流れる。

「まさかゴミになったとか言うなよな!?」

思わず立ち上がり、責任者妖精を威嚇する。

「お、落ち着いて!一応、形になっていますから!」

そう言いながら4枚の紙を恐る恐る渡す。それを見た全員は驚く。

「あなたまさか指定した制限量より多く入れたの!?」

海月が噛み付いてくる。海兵隊妖精もよく分かっていないようだ。

「わ、わかんないよ!数値は全部350にしたんだぞ!」

そう言いながら紙を全てめくる。そこには、『M1A2エイブラムス』、『M1151ハンヴィー』、『M2A3ブラッドレー』、『M109A6パラディン』だ。しかも、全て名前の横に×4と書かれていた。

「「………………」」

一同が沈黙する。船に搭載出来る固定機関砲等なら分かるが、これらは全て陸戦兵器だ。しかもオーバーテクノロジーだ。すると海兵隊妖精が机を叩く。

「ひっ!」

明らかに先ほどとは違うオーラが出ていた。そのままゆっくりと責任者妖精に近付く。

「そ、そんなつもりは無いんです。ど、どうかお慈悲を………」

そして、海兵隊妖精の口が開き、責任者妖精は死を覚悟した。

「お前は本当に天才だな!こんな良いものを開発してしまうとはな!!」

責任者妖精の背中をバシバシ叩く海兵隊妖精。余程、気に入ったのか紙をじっと見つめていた。責任者妖精はと言うと命の危険が去り、へなへなと床に座り込んでしまった。

一同は技術開発棟から出て、隣接している格納庫へと向かった。

そこには先ほど開発した兵器が並んでいた。その中に砲身を携えた陸の王者達が眠っていた。

「おおっ!」

興奮気味の葛城と海兵隊妖精をなんとか抑えながら自分の開発した兵器を観察する。提督は隅で体育座りをしていた。すると、エイブラムスのハッチが開いた。

「ふぁ〜、よく寝たってここ何処?」

迷彩服を着た少女がエイブラムスから出てくる。彼女は妖精とはまた違った雰囲気を持っていた。

「貴女は?」

海月が尋ねると、

「アタシはエイブラムスだよ。まぁ、適当に愛称つけて呼んでくれ!

よく戦車とかは似た奴が多いって言うバカがいるが皆それぞれ個性を持っているからそこんトコよろしくな!」

すると別の戦車や自走砲、歩兵戦闘車のハッチから似たような迷彩服を着た少女がゾロゾロと集まる。

「よっし、お前ら!車種事に整列!」

すると5秒と経たずに綺麗な二列横隊を作る。どうやらリーダーは決まっているようだ。

「これは頼もしいな!俺はこのトラック泊地の提督をしている八坂 拓海だ!よろしくな!」

いつの間にか復活していた提督が全員に握手をして回る。

「なぁ提督、コイツら私の部隊に入れてもいい?」

目を輝かせて提督を凝視する。その熱い気持ちに負けたのか

「良いんじゃないか?陸軍も居るけど彼らに扱えそうにないしな。」

ガッツポーズをする海兵隊妖精。すると今度は葛城が提督の前に出る。

「あの子達、私の艦載機で良いわよね!」

葛城の指さす先には先程の五二型があった。こくりと頷く提督に抱きつく葛城。そもそもトラック泊地に所属していた艦載機の更新が問題だった為これは提督にとっても嬉しいものだった。

しかし、ここで一つの問題が発覚する。

「あーごめん、アタシらあんたらの上陸用船艇に乗れないかもよ?」

とエイブラムスが一言伝えた。

そう、 現代MBTは第二次世界大戦で使用された重戦車よりも大きく重い。日本軍の主力戦車はトラック泊地守備隊 でも使用されている九七式中戦車で重さは約15t、比べてエイブラムスは約63.09t、赤ん坊と大人くらいの差が出ている。そんな重いデカブツが載れば、大発は敵弾を受けずに沈没していまう。

「あっ、なんか悪ぃ。まぁブラッドレーとかハンヴィーなら乗れるかもよ?」

フォローをいれるエイブラムスだが更なる凶報が入る。

「すみません。わたし達もたぶん無理です。」

ブラッドレーの車重は約30t。大発動艇の許容搭載重は11t、ハンヴィー4両分だ。

「なんてこった………。まさかこ時代にLCACが有るとは思えないし。」

海兵隊妖精も頭を悩ませる。すると提督は

「今、頭をフル回転させたところでいい案は思いつかないだろうし、それはおいおい考えよう。」

と思考を中断させる。エイブラムス達も頷きそれぞれの車両に戻っていく。

「あーそうだ妖精さん。あいつらも入る車庫を作ってくれないか?陸軍の奴からも要請が来ていたし。」

責任者妖精は直立不動で敬礼して全速力で技術開発棟へと戻った。そこへある人物が現れた。

「おぅ八坂!久しぶり!」




いかがでしょうか?
なんとなく開発の様子を想像して書いてみました。
ダメですかねぇ?
あとアドバイスや感想をお願い致します。
それではまた次話でお会いしましょう!
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