レッド「何というか」 作:丹近
身体が痛いです
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ジョーイ「…ありがとうございました」
レッド「…」
普段は明るいジョーイさんが、何か言いたげな雰囲気を纏ったまま挨拶をくれた
もう限界が来ているとは思わなかった
来るとしてもまだ先だろハッハーと、安易な考えをしていた
ナツメ「…ごめんなさい」
レッド「…いいんだよ、別に」
教えてくれなくたって、誰かが教えてくれたって
レッド(どうせ変わりはしないんだからさ)
…限界が来たと知ってしまった、ならば尚更のんびりは出来ない
レッド「…先を急ごう」
ナツメ「生き急がないようにね」
レッド「分かってるよ」
…こうして、冗談を言いあえるのはいつまでなのだろうか
今の僕には、知る由もない
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手持ちがいつの間にか強化されていたので、オツキミ山はさっさと登ってサッと降りてしまった
…ピッピの踊りはおろか、月さえ見れなかったのが心残りではあるけれど…
レッド「まだ真っ昼間だし、仕方無い…っと、さっさとジムに行こう」
レッド「…あれ?」
レッド(…メガトンの二人は何処に行ったんだ?場所はあるのに…あれ、いないぞ…?)
…パンチもキックも覚えられるポケモンがいなかったから、居たとしてもどうしようもないけど
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ハナダジム
レッド「たのもー」
…たのもーって、別に言わなくても問題ないんじゃないか…?
「あーっ!レッド!」
入るや否やこの高い声。不意討ちとは卑怯な…
レッド「…おう、カスミ」
カスミ「何よテンション低いわねー!五年前はもっと明るかったのに!」
レッド「五年前は五年前だよ、カスミこそ色々変わっちゃって…」
気づかなかったけど、髪型…そんなんだったっけ?
カスミ「そりゃ変わるわよ、五年よ?」
レッド「僕もさっき同じ事を言ったよ」
カスミ「…」
カスミ「…ま、まあ仕方ないわ!来たって事はバトルでしょ?受けて立つわ!」
レッド「ああ、…手持ちは五年前のでお願い出来るか?」
カスミ「タケシから聞いてるわ、用意してあるわよ」
レッド「じゃあ…行くぞ」
カスミ「本気、見せるわよ!」
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…何とか勝てた…
手持ちは変わってない、レベルも上がってたのに…スターミー…相変わらず強いな…
スターミー「ヘアッ」
レッド「返事しなくても…というか読めてる?ひょっとして僕の頭の中読めてる?」
スターミー「ヘアッ」
レッド「…そうか…」
あれだな?読めるし分かるけど会話は出来ないんだな?
スターミー「ヘアッ」
レッド「おーよしよし、そろそろ戻れよー」
スターミー「ヘアッ」
レッド「何とか勝てたよ、ありがとう」
カスミ「礼なんて良いのよ…何とかって、言う程ピンチでもなかったじゃない」
カスミ「二体も残して勝たれるとは思わなかったわ」
レッド「そうかな?実際残り一体は使うべきじゃなかったから実質一体だけだよ」
カスミ「ふーん…ま、結局勝ったんだしよかったじゃない」
普通なら掘り下げてくる所を空気を読んで掘り下げない所が、カスミの良い所なんだろう
レッド「ああ…また今度バトルしよう、今度は本気でさ」
カスミ「望む所よ、今度こそ勝ってやるんだから!」
あの頃よりも快活な声を背中に受け、手を振ってジムを出る
…プールの匂いって…良いよね…
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ジョーイ「またのお越しをお待ちしております!」
レッド「はい、ではまた」
…さてどうしようか?
きっとこのままでも余裕で進められる
だが、それでは面白味に欠ける
レッド「…新しいポケモンを仲間にしよう」
カントーのポケモン以外で…何だろう
レッド「…よし、今から3番目に会ったポケモンにしよう」
進化する子が来ますように…
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野生のビリリダマが飛び出してきた!
レッド「うん…」
野生のヒノヤコマが飛び出してきた!
レッド「う…ん!?」
何だこの赤い鳥、初めて見るぞ
レッド「名残惜しいけど…」
ヒノヤコマ「ピョー」
レッド「…」
ヒノヤコマ「…」キラキラ
レッド「…えい」
ヒノヤコマ「ピョー」
ボンッ
やったー!ヒノヤコマを捕まえたぞ!
レッド「ヒノヤコマ…よろしくな」
ヒノヤコマ「ピョー」
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ヒノヤコマ ♀ Lv.22
わんぱくな性格
Lv.22の時、9番道路で出会った
特性:ほのおのからだ(触れた相手を火傷にすることがある)
技
・ニトロチャージ
・つつく
・羽休め
・鋼の翼
持ち物:なし
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レッド「…」
ヒノヤコマ「…」
レッド「…これから頑張ろう」
ヒノヤコマ「ピョッ」
強さとしては申し分ないが、安定してるかと言えば微妙なところである
レッド「…さて、次は…イワヤマトンネルか」
…また洞窟とかのダンジョン系ですか…
…ん、待てよ…?ここって確か…
フラッシュがないと物凄く時間が掛かる所じゃなかったか…?
レッド「…」
拝啓、お母様。
レッド「…」
僕は今、引き返せない一本道を歩いているようです。
レッド「ユニラン、フラッシュ使えるか?」
ナツメ様。
ユニラン「ゆー」フルフル
先立つ不幸を御許しください。
レッド