見づらいかもしれません。
インフィニット・ストラトス。通称IS。
10年前、とある科学者が宇宙開発用に提案したパワードスーツ。しかし当時は全く評価されず、ある事件によって軍事利用しかされなくなった悲しい機械である。この機械は従来にない様々な利点をもつ。代表的なのは粒子変換機能。これにより通常ではコストとなる持ち運びが容易になった。また、ハイパーセンサーや操縦者の身体調整なども行う。
しかし、それを上回る欠点を抱えていたのである。そもそもこの機械を動かすには『コア』と呼ばれるパーツが必要不可欠なのだが、開発者が情報提供を拒んだことにより増産出来ず、唯一の生産者の開発者は雲隠れしてしまい現在は完全に生産出来ていないのである。また、この機械は非常にエネルギーを消費する。元々は宇宙開発用なのに開発されて10年たってもエネルギー問題が解決しないとは。開発当時の低評価もエネルギーの消費が問題だったのではないかと言われる程だ。
最大の欠点は操縦者が極端に限定されることである。そう、ISは女にしか操縦出来ないのである。そのため人材確保の為に憲法を無視して女性を優先する法律を制定した。それにより男性は肩身の狭い日々を送るようになった。
そんな現状を生み出したISは、現在アラスカ条約により現存する兵器(殲滅型を含む)を上回る性能にも関わらずスポーツと落ち着いた。
しかし2028年1月、世界中に震撼が走った。それまで不可能と
彼の名前は織斑一夏。かの有名な元世界王者、ブリュンヒルデ、織斑千冬の弟である。
そして、世界ではある疑問が広まっていった。「探せばもう一人ぐらいいるんじゃないか?」というものだ。それにより、世界中でIS適性を持つ男探しが始まった。しかし老若すべては資金的に調査は困難だったらしく織斑一夏と同じ中高生のみに限定したらしい。
大掛かりな調査にも関わらず、なかなか成果が出ないまま時間だけが過ぎていた。調査開始からニ月が経ちマスコミが別の話題に移り変えようとするころ、次のニュースが流れた。
「日本にてニ人目のIS適性を持つ男性が発見されました!」
???サイド
2028年3月下旬(ニュースが流れる3日前)
俺は暇つぶしに見ていたMMOTODAYの記事から顔を上げ、再度時間を確認してからつぶやいた。
「まったく、人を呼びだしといて遅刻かよ」
俺は今話しがあるからと呼び出してきた相手を待っている。場所は新宿の店。庶民の俺とは縁のない店である。・・・さっきから店員の目が怖い。まあ、ろくに注文もせずに店に留まっている俺が悪いんだが。
『ケーキかなんか頼んだら?代金はあいつに請求すればいいし』
『こんな店で吐きたくない』
『・・・まあ、仕方ないけどさ』
というか俺の事情知っていて喫茶店に呼びやがって。
『今度ALOのクエストで
『さすがに可哀相じゃない?』
『冗談だ。禍根を残すのはよくない』
『・・・でも確かに遅いね』
まあ、あいつはそういうことには無頓着なところがあるから仕方ないか。
「やあ、遅くなったね。ごめんごめん」
ようやくやってきたのは今日、俺を呼び出した相手である菊岡さん。こうみえて役人さんである。
「1時間も遅れといてそれだけかよ」
「まあ、まずはスイーツでも食べながら「喧嘩売っているのか」冗談だよ、冗談。そんな目で見ないでくれ。じゃあ本題に入るけど。
青野ユウキくん。君には二人目の男性操縦者としてIS学園に入学してもらう。これは日本政府からの依頼だ」