「今日の十一時永遠亭に来い。来ないとこの写真をばらまく。 輝夜より」
玄関の前にこんな手紙が置かれていた。手紙の中に入っていた写真は慧音が私を押し倒しているように見えるものだった。これってこの前慧音が私の家に来た時にうかっり転んでしまった時のものだと思う。背景が私の家のものだからだ。だが、あいつがどうやってこの写真をとれたんだ。呼び出しは十一時だったな。今十時か、ちょうどいい時間だから向かうとするか。
少女移動中…
十一時ちょっと前に永遠亭についた。私は永遠亭の戸を叩く。中から奴の声が聞こえた。中に入ると引籠りが出てきた。
「今私のことを引きこもりと思ったわね。妹紅。私は姫だから別に何もしなくていいのよ」
「私に何の用だ。輝夜」
「そのことね。妹紅、ゲームやってもらうわよ」
「私はお前みたいに毎日やっていないから全然わからないぞ」
「それは大丈夫よ。普段私がやっているような奴じゃないから」
「拒否権はあるか?」
「無論ないわよ。写真はちゃんと予備もとっているから。やってくれるんだったらこの写真は予備ごと燃やすわ」
「そうか。ならやってもいい」
「ありがと~もこたん。初期設定はやっているからいつでもできるわ。でも、十二時から始まるのよこのゲーム。だから一時間ほど待って頂戴」
「それなら、最初から十二時に呼び出しておけよ。あともこたんと呼ぶな。お前が言うと虫唾が走る」
「なんとなくよ。大丈夫よ暇つぶしの相手も用意しておいたから。ちょうどいいタイミングで来てくれたわ」
ちょうど戸をたたく音が聞こえた。輝夜がどうぞとその人を永遠亭にいれた。訪ねてきた人は慧音だ。
「永遠亭の姫様が何の用だ。何でここに妹紅がいる。この手紙の中に入っていたものについて話してもらおうか」
「そんないっぺんには無理よ。最初の質問から返していくわ。貴方にもゲームをやってもらいたいのよ。妹紅は貴方と同じようにゲームをやってもらうために来たわ。貴方にも妹紅の奴にいれたものを入れたわ。ちょうど家に念写ができる天狗が訪ねてきたものだからちょっととってもらったらこんな写真が撮れたのよ。まあゲームをやることに拒否さえしなければこれは後で本人たちの前で燃やすわ」
「そうか。で、やってもらうゲームとはなんだ」
「これよこれ」
と言って輝夜が取り出したのはヘルメットみたいなものだった。
「これはヘッドギアと言ってこれをかぶってゲームの世界に入ってもらうのよ。結構大変なのよこれ手に入れるの。妖怪賢者曰く外界ではこれがブームらしいわ。妖怪賢者に頼んでこれを取り寄せてもらったのよ。少し条件があったけどね」
妖怪賢者とは八雲紫のことだろう。
「でもなんで私たちなんだ。ほかにもたくさんいただろう」
「それが妖怪賢者の条件のうちの一つよ」
「そういうことか」
「もうそろそろ時間ですよ。姫」
「わかったわ永琳。じゃあ行きましょうか」
私たちは輝夜について行く。ついた場所には布団が敷かれていた。そこに兎詐欺こと因幡てゐと本人曰く薬師の弟子の鈴仙・優曇華院・イナバがいた。二人ともヘッドギアをかぶって寝ている。
「ここに仰向けになってこれかぶってね。十二時ちょうどになったら勝手に始まるから」
言われた通りヘッドセットをかぶって仰向けになった。私の視界は、時計らしき文字が秒数を刻んでいる。これがゼロになったらゲーム開始らしい。秒数は後三十秒ほどだ。一体どんなものだろうか。そう考えているうちに残り時間が尽きた。
ご指摘ありがとうございました。
永夜抄のセリフのことを忘れていました。