海鳴のスカさん家   作:ピーナ

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ここから何話かは出稽古編になります。まずは導入部。


話は変わりますが、年末という事で部屋の片づけをしていたら、やたらキャラクタースリーブが出てくる。しかも使ってない奴が。
そこで友人の言った「キャラスリはファングッツだから、好きなキャラのが出たら買っとけ。再生産は無いし」という言葉を思い出しました。今日もFEのアイクとミスト、アイマスのクリスマスと晴れ着のを買ってきまして、20個近くあります。
来週もアイマスとモバマスのを買う予定ですし。
何が言いたいかと言うと……この作品のヒロイン候補の子達のスリーブを出してください!



第九話 出稽古!

どうも八雲です。

ハプニングもあったけど、概ね楽しかったプールに遊びに行った日の翌日、僕は大和と恭也さんと一緒に士郎さんの車で士郎さんの友人の方の家に向かっています。その家の方も古流武術を代々継いでいる方なので所謂出稽古って奴です。

こういう流れになったのは実は僕が理由らしいです。

ここ2~3週間ほどスランプ、不調に陥っていて、今まで勝ち越していた大和にめっきり勝てなくなった。確実に大和の腕が上がっているのもありますが、どうも自分の感覚が狂っていて大和の攻撃が避けられない。だから、ジュエルシード戦で大和に前衛を任せて魔法のぶっ放しばかりしているんだけど。

 

 

「でっけえなあ……」

 

件のお宅に到着した大和の一言目がこれだった。

確かに大きい。我が家も高町家も一般家庭という事も考えると結構な大きさだと思うけど、そんなの目じゃない程の大きさだ。ぶっちゃけ規模ならアリサとすずかの家に匹敵するかも。

 

「恭也、二日振りだね」

 

門の前に立っていた男の人が恭也さんに話しかけた。

 

「そうだな。八雲、大和、紹介するよ。こいつは布仏実。同級生だ」

「初めまして。八雲・スカリエッティです」

「大和・スカリエッティっす」

「僕は布仏実。この屋敷で代々従者をやらせてもらってるよ。よろしくね八雲君、大和君」

「「よろしくお願いします!」」

 

恭也さんと実さんの関係って僕達となのはみたいな物かな? あ、でも僕達となのはって親戚だから少し違うか。

 

「実君、楯無は道場かい?」

「はい、旦那様は朝から準備していましたので」

 

実さんの案内で僕達は屋敷の中に入る。

従者っていうのは、アリサの所の鮫島さんやすずかの所のノエルさん、ファリンさんみたいな人って事かな?

 

「あれ? 八雲君?」

 

初めてきたはずのこの家で何故か僕の名前が呼ばれた。僕が振り返ると刀奈が居た。……ひょっとして

 

「ここ、刀奈の家なのか?」

「そうだよ」

 

海女がお嬢様学校って聞いてたけど、ホントだったんだな。……並んで呼ばれる名門校である聖祥大付属に僕と大和を通わせてるウチの家計は大丈夫なんだろうか?

 

「兄貴、知り合い?」

「まあ、少し前に偶然ね」

 

大和に聞かれたのでそう答える。まあ、あれは偶然としか言いようがないと思う。

 

「更識刀奈よ。よろしくね」

「大和・スカリエッティだ。よろしくな」

 

二人が自己紹介を終えると刀奈が実さんに話しかけた。

 

「実さん、お父さんの言ってた出稽古相手って八雲君達の事だったの?」

「ええ。お嬢様もそこに隠れている簪様たちも如何です?」

 

実さんがそう言うと、三人の女の子が出て来た。一人は刀奈にとてもそっくりで、後の二人は実さんと同じ色の髪。実さんの妹さん達かな?

という事は、このお屋敷の娘さんが刀奈とその妹っぽい子、そこでお仕えする家の人が実さんと後二人の子って事だよな。

 

「兄さん、お客様ですか?」

「旦那様が昨日言ってたね。虚、本音、挨拶を」

「布仏虚です。よろしくお願いします」

「布仏本音だよ~、よろしく~」

 

……ここまで反対な姉妹っていうのも珍しいんじゃないかな?

 

「ほら、簪ちゃんも!」

「更識簪……です」

 

と思ったらこっちも正反対だなあ。

 

「八雲・スカリエッティです。よろしくです」

「弟の大和・スカリエッティだ。よろしくな」

「そろそろ行かないと、楯無の奴が待ちくたびれているんじゃないかな?」

 

士郎さんの一声で総勢9人の大所帯になってこの家にあるという道場に向かう。

 

「ねえ、八雲君」

 

その道中、僕の横に並んで歩くのは刀奈。さっきまで横に居た大和は僕の前の方で簪さんと本音さんに捕まって話している。見た感じ積極的なのは本音さんの方で簪さんは巻き込まれて二人の話を聞いてるっぽいかな。

 

「何?」

「大和君の目、オッドアイって言うんだっけ? 左右違うのって元からなの?」

「そうだよ。ちなみに右目が父さんの左目が母さんの色なんだ」

「へえ~。って事は八雲君はお母さん似なんだ」

「うん。ちょっと前に母さんの子供の頃の写真見せてもらったけど、自分でも似てるって思ったくらいだし」

 

違いは性別だけって言っても良いと思う。母さんの昔を知っている母さんのお兄さんである士郎さんなんかは「たまに見間違える」って言ってたし。

僕としては大和のオッドアイは結構羨ましい。なんでかっていうと、見た目的に僕は父さんの血が薄いから。

大和は顔のパーツは父さん似だけどオッドアイで分かりやすけど、僕はそういう要素が無い。

 

「そうなんだ。あっ、道場に着いたよ」

 

刀奈と話していたらいつの間にか道場に着いていた。

高町家にある道場も立派だけど、ここにあるのもそれに比べて同じ位立派だ。

中に入ると一人の男性が居た。今までの会話から考えるとこの人が刀奈と簪のお父さん。

……多分だけど、士郎さん並に強そう。なんとなく、僕の勘だけど。

 

「久しぶりだね、楯無」

「そうだな。恭也君も」

「お久しぶりです」

「それで、その子達が?」

「ああ、甥っ子達だよ」

「大和・スカリエッティです!」

「兄の八雲です」

 

簡単に挨拶を済ませたら、士郎さんが爆弾を投下した。

 

「さて、八雲君。君にはここに居る楯無と戦ってもらう。楯無、本気で頼むよ」

 

そう、特大の爆弾を。




オリジナル話の導入と共に、以前出した刀奈の関係者の紹介も兼ねました。

八雲・スカリエッティ

接近戦は不調。なので、後衛に徹していた。しかし、強化フラグが立つ。

布仏真

作者の別の作品に登場したオリジナルキャラクター。あれも更新しないとなあ……。

布仏虚
布仏本音

とりあえず、この話を思いついた時に出しておこうと思ったキャラクター。どう関わらせるかは未定。

更識簪

このオリジナル話の重要な位置に居るかもしれないキャラ。姉が魔導師の資質を持っているという事は……。

次回は八雲の試合のお話です。出来たら明日に上げます。
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