海鳴のスカさん家   作:ピーナ

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体調が悪い時期がずっと続いていたんで、投稿の気力が湧きませんでした。まだ、回復はしきっていませんが、余裕があればしていきます。

寝る間隔がずれているので、こんな時間に投稿になりました。


第十七話 これが八雲の必殺技!

どうも、八雲です。

僕が危惧した通り、フェイトがなのはとぶつかっていました。僕が見たというわけじゃなくてなのはが正体不明の魔導師と戦ったという話を聞いて、その見た目から十中八九そうだろうという予想だけど。

ただ、なのはは怒っているとかそんなんではなく、話を聞きたいのと友達になりたいとの事。……なのはとぶつかったのは不幸中の幸いってことなのかな。いや、誰と当たってもこうなってたかも。

それ以降は誰も遭遇してません。多分、アースラでの組織立った収集を出来ている僕たちと単独行動のフェイトの差が出てるのだと思う。しかし、ジュエルシードの方もここ2,3日めっきり見つからなくなった。アースラからだと波の影響とかで探しにくい海にあるんじゃないかというのが執務官のクロノと技術やロストロギアのアドバイザーとして協力している父さんの見解だ。

そんな感じで数日過ぎた休日のある日、僕は食材の買い出しを終えて一人家でのんびりしていたら、クロノから連絡が入った。

 

「どしたの、クロノ」

『フェイトが見つかった』

「あっ、そうなの? そりゃ良かった」

 

って事は父さんに頼まれてた件をするのは、今晩か明日って事になるのかな。

 

『ただな……なぜか、フェイトとなのはが戦闘を始めてな』

「……はあっ!?」

 

フェイトの事はプレシアさんも交えて皆に伝えてあるよな? 

 

「なんでそんな事になったのさ?」

『よく分からない。まあ、フェイトは思い込んだら一直線だからな』

「なのはも同じタイプだし、お互いの意見に決着がつかずって感じかねえ」

『一番それがありそうだな。でだ、八雲には止めに行ってもらいたい』

「僕に? 他の皆は?」

 

別に止めるだけなら誰でも出来そうだけど。

 

『どうも、皆勢いに押されているらしい』

「なるほど、真剣勝負に水は差せないと。……ってか、僕に水を差せと?」

『ああ。お前なら空気を読まない事も出来るだろう?』

「それって喜ぶ所? それとも怒る所?」

『読めないなら馬鹿にしているが、読まないなら褒めてるぞ』

「なら良いけど。んじゃ、行ってくるよ」

 

せっかく、アリシアの回復する手立てが見つかったんだ。なのにここでフェイトがケガしちゃ、意味がない。起きたアリシアも喜ばないだろう。幼馴染の涙をほっとけるほど冷たい人間でもないから、止めに行くか。

 

 

 

エイミィさんに教えてもらった座標に転移して現場に行くとそこには戦闘しているなのはとフェイト。それを眺めるしかない大和、アリサ、すずか、ユーノ、刀奈、簪。そしてすごい穴だらけの地面が目に入った。地面や折れた木に関しては封時結界をユーノが張ってくれてたから問題ないけど、これ、かなりの環境破壊だよねえ。

 

「あっ、八雲君」

 

一番最初に気付いたのは偶然視線を下していた簪。その声に反応して見ていた皆も僕の方を向く。

 

「二人結構激しく戦ってるねえ。こりゃ、止めるの難しいわな」

 

手っ取り早く終わらせるのは二人をノックアウトする事だけど、真剣勝負に入るという事は結構危ない。皆の実力はかなり拮抗しているし。それに誰かが怪我するかもしれないしね。

 

「で、どうするのよ、八雲?」

「介入して止めるだけだよ、アリサ」

「それが難しくて皆見てるだけだったんだけど?」

「まあ、我に秘策ありってね。安心してよ刀奈」

 

あっ、そうだ。

 

「大和、ユーノ。多分、二人とも落ちてくると思うからちゃんと受け止めてあげてね」

「「はい?」」

「さて、今はとっととやる事を終わらせますか! 必殺!」

「いや、止めるのに必殺って!?」

 

すずかが何か言ってたけど、スルーして僕はこのタイミングで使うべき魔法を発射する。

 

「ピコレイン!」

 

詠唱とともに沢山のピコピコハンマーが降ってくる。……自分で作って使っておいてなんだけど中々にシュールな画だね。

だけど、その効果はかなり強力。当たれば強制的に気絶させる事が出来るのだ。まあ、便利そうなんだけど一対一なら気づかれて当たらず、範囲も広めなので誤爆の可能性もあるから使い所の難しい技なんだけどね。

 

「な、なに!?」

「なんなの~!?」

 

咄嗟に回避行動をしてるけど、避けきれず落ちてく二人。地面へ墜落する前にフェイトを大和が、なのはをユーノがキャッチする。

 

「兄貴、なんなんだよあの技?」

「昔、見た目重視で組んだ魔法だよ。気絶させれるっていう実用性はあるんだけど、使い所が難しいし、そもそも今回のジュエルシードの異相体に効くか怪しかったから使わなかっただけさね」

「近い効果のでスタンバレットって射撃魔法があるけど、直射かつ弾速も遅くて使いにくいからね。強力な効果の物はそういうものだよ」

「だね。んじゃ、とりあえず、アースラに運びますか」

 

 

この後、アースラで意識を取り戻したフェイトはプレシアさんにしっかり怒られた。フェイトも心配をかけたのは分かっているから素直に受けていた。

さて、後はアリシアの治療だけだね。それは僕にかかってるんだから頑張らないと。勝負は今晩だね。




本当はピコレインはアリシアの技にしようと思ってました。(中の人的に)
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