ポケガイル   作:三概井那多

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ポケモンのΩRΑSが発売が決定されたとき、

「ジュカインも、リザードンとミュウツーと同じ枠でXYのメガシンカに別れるんだろうな~。たぶんあり得そうなところでもう一つのところが悪、草だな」

そんなことを思っている時期がありました!


投稿遅れてすいません。
どうぞ、お楽しみください!


捻くれ者の冒険譚編
ヒキガヤハチマンが引きこもりからトレーナーに転向するそうですよ


「あ、お兄ちゃん、手紙が来ているよ」

 

 

朝食。……というには午前十時とは少し遅いくらいの時間帯(というか、普通に遅い。もう朝食というよりもおやつの時間帯だ。食っているのもパンケーキだし)にテレビのニュースを見ながら優雅に朝食をとっていると、妹のコマチが偏差値が低そうな雑誌を読みながら不思議なことを言ってきた。

 

何が不思議か?俺に手紙が来るってことが不思議だ。

 

俺、ヒキガヤハチマンは4年前程度にトレーナーズスクールを卒業して以来ーーー現在14才となるまでの間ーーーに手紙のやりあいするような引っ越していった可愛い幼馴染みといったもの存在がいるラブコメ的要素のある展開もなければ、親しい友人もいない。

 

ホント、漫画とかゲームとかの制作会社は俺に謝り来るべきだよね。フラグ立てれるような彼女いないし、人生は安くないし、なので結論的には妹さえいればいいのだ。

 

全く、ガガガ文庫は色々教えてくれるぜ!

 

こっちとらフラグを立てるどころか回収すべきフラグみつかんねえぞ、おい。

 

コマチが「カーくん!!」とカマクラのことを呼ぶ。その間、俺は甘いイチゴジャムをたっぷりと塗ったパンケーキをフォークで一口サイズに切りとって口の中へと運ぶ。ん、うまい。やっぱり働かず昼近くで寝ていて食べる飯はマジウマシ。もう、この生活を手放すことなんて考えられない。旅とかするやつホント、一体何が楽しいの?

 

ほら、ニュースでも今ちょうど眼鏡を掛けた赤い髪のきれいなお姉さんが『町で物が消えるの事件多発』とか『森に凶暴な虫ポケモンの出現』とかなんとか言ってるぜ。

 

家で親に養ってもらっていた方が両親は安心するし、俺は働かなくていい。

 

ほら、俺マジ親孝行してる。そのうち、この世でもっとも親孝行している息子としててギネスに乗るぜ!

 

などと余韻に浸っているとコマチが雑誌から目を離してこちらへと向けてくる。

 

 

「お兄ちゃん聞いてるの?」

 

「ん、ああ、聞いてるよ。で、なんの不幸の手紙?あるいはチェーンメールか?」

 

 

んん、と首を振って否定するコマチ。

 

 

「お兄ちゃんにそんな手紙来るわけないじゃん。逆に送ったらその人が不幸になりそうじゃん」

 

「なに、そのありえそうな話。お前、スクール時代のクラスメートなの?」

 

 

そういえば、似たようなことがあったな~と、今でも鮮明に思い出しながら、パンケーキをもう一口食べる。

 

あれ、おかしいな? 甘かったのに、なんだか味がしょっぱくなっているのはなぜだろう。そして、目元から出てくるこの水は何だろう?ーーー人はそれを涙と言う。

 

トラウマを思い出しているとトコトコ、可愛らしい足音と共に現れたのは一匹のニャスパー。うちのポケモンでニックネームはカマクラだ。

 

カマクラの手には手紙を持っており、その手紙を渡してきた。ーーー小町に。

 

 

「カーくん、それ私じゃなくてお兄ちゃんのだから」

 

 

すると、ニャスパーは顔をしかめてから"ねんりき"を使って俺の顔へと手紙を投げてきた。目の付近だったため結構痛かった。

 

おいコラこのバカ猫いきなし何すんだ!角だったら失明することわかってのか!

 

ガルル~!とグラエナのように威嚇してみるが、ヘッ、と嘲笑される。

 

可愛いと評判のあるポケモンなのだが、残念ながらヒキガヤ家のニャスパーは可愛くないことで有名だ。

 

何、このふてぶてしい顔。一体誰に似たのかしら。

 

 

「ニャス!」

 

 

考えていることが伝わったのか、目を細めて睨んでくるカマクラ。ほらその表情だよ、可愛くないの。つーか、何で考えていることが伝わってんだよ。

 

なに?エスパータイプだからテレパシー的なあれ?お前の特性は"鋭い目"だろうが。ああ、だから目付き悪いのか。

 

一人で納得しながら、一応、手紙を見る。

 

これが本当にチェーンメールとか不幸の手紙ならスゴく怖い。特に『○人までこれと同じ手紙を送ってください』と、そんなことが書かれていたら本当に怖い。余裕でその指定数を下回る自信がある。

 

なにそれヤバイ! 今の俺の現状の方が一番怖い!

 

危機感を覚えながら、恐る恐る手紙の差出人を確認する。

 

 

「……プラターヌ…………博士か?」

 

 

プラターヌと名を聞けばカロス地方に住む人間ならば知らぬという者の方が少ないだろう。

 

プラターヌ、もといプラターヌ博士はカロス地方のミアレシティを拠点にするポケモン研究家だ。元々は、『ポケモンの進化』をテーマにしたシンオウ地方はナナカマド博士の助手とか師弟関係とかだったらしいが、今は独立してカロス地方で進化の研究をしていると聞いているが。

 

あ、やっべー。手紙の内容何となく分かっちゃったかも。

 

早々に読む気が失せたので静かにテーブルの上に置き、残りのパンケーキを口の中に詰めると、モーモーミルクと練乳がたっぷり入った特製のマッカンを流し込む。

 

うむ、やはりこの食べ方が嗜好! 一番旨いだよな。

 

おいしい朝食(おやつ)を食べ終えて食器を炊事場に下げる。

 

これでも将来的には専業主夫になろうとしている身、使った食器を下げるくらい当然だ。当然すぎてむしろ専業主夫は関係ないまである。

 

さてと、今日もゲームして、本読んで、寝て、夕方からある古いアニメの再放送を見るという大変忙しい毎日が始まる。全く、やれやれだぜ。

 

さっさと自室に戻ろうとするが小町から呼び止められる。

 

 

「あれ?お兄ちゃん手紙って結局なんだったの?」

 

「ん、ああ。なんかチェーンメールとかじゃなかったから安心しろ」

 

「うん、みたいだね。え~と、何々『ヒキガヤハチマン君。初めまして、私はプラターヌという者です』って、プラターヌ博士からじゃん!」

 

「おいコラ、人の手紙をかってに読んでじゃねーよ」

 

 

急いでコマチの方へと近づいて手紙を引ったくろうとするが、すらすらと避けるコマチ。

 

 

「カー君!"ねんりき"でお兄ちゃんの動きを止めて」

 

「ニャス!」

 

 

瞬間、ニャスパーの目が青く光っては念力で俺は宙に浮かされて身動きがとれなくなる。

 

なんとか、念力から逃れようと抗うが結果もなんだか、水中で溺れている人みたいな格好になったため早急諦めた。「押してだめなら諦めろ」の信条をもつ、俺としては体力の無駄遣いは極力避けて生きたい!

 

この「いきたい」をわざと誤字にするとこポイントな。

 

ふむふむなるほどな~、とさっきほどの読んでいた偏差値低そうな雑誌と似たような感心の声をあげていた。

 

 

「お兄ちゃんお兄ちゃん、大変だよ。博士がポケモンをただでくれるって! この不景気の時代なのに!」

 

「ああ、うん。しってる」

 

 

予想通りの手紙の内容だった。

 

プラターヌ博士はカロス地方で新人トレーナーに最初の御三家たる、草、火、水、タイプのポケモンのどれか一匹を与える役目も担っている。……たぶん不景気は関係ない。

 

どうやってだか知らないが、ポケモンをまだ持っていない俺に対してポケモンを与えようと思い、こんな手紙を送ったんだろう……。

 

個人情報の流通怖っ!

 

軽い恐怖で身震いしていると、反対に目を爛々と輝かせながら興奮気味のコマチ。

 

 

「やったね、お兄ちゃん!これで"引きこもりボッチ"から進化して"ボッチトレーナー"だよ!種族値の防御と特防以外にも素早さが上がるよ!」

 

「ばか、おま、素早さとかチョー三百余裕越えの四百族だぞ、俺は。あまりの素早さにスクール時代の帰宅時とか誰からも「一緒に帰ろ」の声をかかんないくらいだ」

 

 

で、ついたアダ名が"テッカニンのヒキガヤ"。

 

で、その後「やっだ~、テッカニンが可哀想」「いや、テッカニンはきもいからいいよ」「虫ポケモンホントキモい」「ヒキタニって虫っぽいところあるもんね」「ヒキタニもテッカニンも両方キモい」「うわぁー、ヒキタニ同列にキモがられるテッカニンマジ可哀想」「もう、ヒキタニがキモいでいいよ」などと色々と言われて、最終的に"キモタニ"になった。

 

いや誰だよ、ヒキタニって。ヒキガヤだよ、ヒキガヤ。最初と最後って、結局のところ『テッカニン<俺』の関係に戻ってるし。いやある意味『テッカニン>俺』の関係なのかもしれない。

 

スクール時代の同級生、マジ許すまじ!

 

怒りのあまりに"うらみ"とか"おんねん"の技を覚えそうになる。やっだ~、PPを減らす技とかそれはテッカニンどころかヌケニンまで進化してるよ。……前から気になってたけど、ヌケニンのあれって進化でいいの?分離じゃないの?

 

 

「ほら、早く貰いにいこうよ!」

 

 

早く早く! とせかせかと急かす、コマチはまるで自分がポケモンをもらえるかのようにはしゃぐ。

 

 

「…………別にお前がもらう訳じゃないだろう」

 

「何をいってるの!お兄ちゃんにポケモンが手にはいるんだよ!これってボッチ脱着のチャンスだよ!」

 

「お、おう……」

 

 

いつになく真剣な表情で訴えてくるコマチに思わず圧倒される。

 

自分こそ、まだポケモンを持っていなくてほしい年頃なのに……。コマチの俺を思う気持ちに感動のあまり涙がでそうになーーー

 

 

「あ、でも、フォッコは取らないでね。お兄ちゃんがもらった後に、残ったポケモンとして貰えるかもしれないし」

 

「それが狙いかよ……」

 

 

堂々と打算的な一言で、一瞬で涙が引っ込んでしまった。

 

「ほらその腐った目を洗って着替えて荷物まとめて行く準備してきなよ」

 

「洗うのは顔だろうが。というか、なんで荷物まとめて来る必要あんだよ?旅に出るつもりはねぇーよ」

 

 

確かにポケモンを貰う=旅立ちという、負の伝統が存在するが俺は別に旅に出ようとは思わない。

 

朝起きれば朝食が用意されて、昼になれば昼食が用意されて、日が落ちれば夕食が用意される。しかも一日中ごろごろしていようと何していようと咎められない。

 

こんな快適な暮らしを手放すなんて考えられない!!

 

そう目で訴えるのだがコマチは笑顔で告げる。

 

 

「カー君!"天井ドン"!」

 

 

「ちょいま、グゴッ!?」

 

 

説明しよう。"天井ドン"とは"壁ドン""床ドン"といった恋愛ドンシリーズの最も上級クラスの技。天井に頭を打った主人公が、意中の相手に看護してもらう、というナイチンゲール的効果をも発揮される、……などといったラノベ主人公補正的なものでなく、純粋に念力で持ち上げられて天井にドンする技。その上念力が解除されてそのまま床ドンへと。

 

後頭部とお腹にダイレクトにあたり、衝撃が走ってはそのまま転げ回る。

 

何すんだこのクソガキにバカ猫!泣かすぞコラ!と痛みをこらえながら睨みつけると、はぁーとわざとらしく大きなため息をはきながら「このごみぃちゃんは」と聞き分けのない子を見るような目で返してくる。

 

 

「お兄ちゃん、このままだとコマチとお母さんが、近所から『比企谷さん家のお兄さんはまだ、旅にも出ないんですか?(笑)』って嫌みを言われ続けられるんだよ」

 

「………………ダウト、近所の人が俺のことをちゃんと覚えているはずはない…………たぶん」

 

 

途中からだんだん声が小さくなっていき、胸が締め付けられるような心情。色んなの意味で悲しくなるダウト宣伝だった。

 

そんな俺の心中を察してか、コマチは優しい目をしながら語りかけてくる。

 

 

「おにいちゃん。人ってね……、他者の悪い噂は信じる生き物なんだよ。そして、それが真実なら余計に叩くんだよ」

 

「おい、追い打ちやめろ!そこは優しく慰めてくれる場面じゃないんですかコマチさん」

 

 

交代するわけでもないのに大ダメージを食らい、HPが真っ赤なった気分。事実が重すぎてもう、瀕死どころかうっかり死んじゃおうかなとか真剣に考えてしまう。

 

クソッ、誰だ!『ポケモンを貰う=旅立ち』の方程式作ったやつ!数学得意じゃないけどそれは間違いだと言うことは証明できるぞ!!……過程は説明できないけど。

 

げっそりと腐った目をさらに腐らせていると、やれやれといった調子のコマチ。

 

 

「だから、お兄ちゃん。ポケモン貰いにいって旅にいこうよ。ほら、夏はポケモンで冒険だよ!」

 

「ポケウッドの宣伝かよ……」

 

 

まったく、夏は家でクーラーで過ごすのがヒキガヤ家の鉄の掟でしょ。『掟を破るやつは忍者の屑』だって少年時代のカカシ先生が口酸っぱくして言ってたよ。

 

ガシガシと頭を掻きむしりながらそもそもの疑問をコマチにぶっつけてみる。

 

 

「つーか、なんでわざわざ旅に出る必要があんだよ?」

 

 

旅に出る理由。それが俺にはよく理解できない。ポケモンを貰える、ここまではまだいい理解できる。

 

しかし、そこからなんで旅に出る必要があるのかが分からない。

 

何かの夢を叶えるため、……例えば、リーグチャンピオンになるやらトップコーディネーターになるやら、エトセトラエトセトラ。そんな夢を叶えるための修行の旅、という名目があるならばまだいいが、俺のように夢や目標を持っていないような奴は旅というものに消極的でなぜする必要があるのか今一つ理解できん。

 

それ以前に旅する以上は危険がある。長距離間の交通費、危険な野性のポケモンとの遭遇、その日の宿泊費、ポケモンハンターなどといった犯罪者、食費、町によった際の消耗品の補充費、町で遊ぶ金、邪魔になった荷物を実家に送る配達費、それにあとは……金な!

 

要するに旅する以上の金がかなりの額が必要になってくる。

 

確かにバトルをすれば金をもらえるが、それはあくまでも買った場合であるし、それにそこらにいる『短パン』やら『ミニスカ』とバトルしても精々五百円前後。一日相手どれるとしても三、四人が限界だろう。そして運良く勝利することができたとしても二千円に至るか至らないか微妙なところ。

 

一体どんな黄金伝説繰り広げてんだよ。一ヶ月一万円生活も消費税とか上がったことでやりたくてもやれないという現状を知らんのかね。

 

それに比べて家にいれば、働いてくれる両親が払ってくれるのでその心配もない。

 

つまり、家で専業主夫として働くのことに限るのである。結婚してないけど。

 

 

「え、でもお兄ちゃん、昔『俺はここに宣言する、必ずポケモンマスターになる。そして、お父さんとお母さんに楽させてあげる』とか言ってたじゃん」

 

「昔の話だろう。あと、後半は言ってねぇーよ」

 

 

確か、テレビで放送された多地方のポケモンリーグを見ていた興奮からそんなことを口走ったな。子供の頃ってほんと、影響されやすくて純粋に夢を見られてほんとよかったよな~。目も腐ってなかったし。

 

 

「でも、あの頃のお兄ちゃんは目が腐ってなかったから爛々と光らせて夢を語ってたよね。今じゃあドロドロで嫌な現実は語るけど」

 

「コマチ、夢はいつかは覚める、だが愛は不滅なんだ。つまり、専業主夫は不滅だ!!」

 

「はいはい、ドロドロな夢は語ったらなくていいからね」

 

 

せっかく名言を引用したのに流されてしまった。

 

む、ケンガンの玲さんじゃあ伝わりにくかったか。やっぱり、バキか北斗の方で例えた方が伝わりやすかったかもしれない。

 

いい例えがないかと考え込んでいると、コマチはもう一度わざとらしい大袈裟な溜め息を吐く。

 

 

「はぁー、あの可愛くて素直な目の腐ってないお兄ちゃんは何処にいったんだろうね……」

 

 

感慨にふけるような呟きを溢すコマチ。お前はおかんか。

 

いい加減付き合ってきれなくなったので部屋に戻ろうとするもそれを阻むコマチ。

 

 

「何処に行くの?」

 

「何処って、部屋に戻るんだけど」

 

「旅の準備?」

 

「違う」

 

 

旅には行かないつってんだろうが。何度言えばいいんだ。

 

しかし、それでも突っ掛かってくるコマチ。それを無視するかのようにコマチを押し退けて階段の一歩を踏み出す。

 

 

「でもでも、ポケモンをただでもらえることはかなりお得なんじゃない?」

 

 

踏み出したあと二本目が踏み出させず、立ち止まってしまう。

 

 

ムッ、コマチめ、戦法を変えてきやがったな。

 

人間とは基本的に単純な生き物なので『ただ』や『お得』『本日限りの限定品』などといった言葉には弱いのだ。特に俺のような専業主夫を志しているものにはより効果的な一言。

 

効果有りと判断したのか、口角をつり上げてニヤリと笑うコマチ。さらに畳み掛けようと口を開こうとするが、俺はそれを最大の一言を放って阻止する。

 

 

「ポケモンが俺のことをなつくわけないだろう」

 

 

ソースはカマクラ。もう一緒に住んで七年目経つが、今だに俺のことをなついている様子は見えない。言うこと聞いて技を出すのもおかんとコマチくらいだ。

 

うん? ああ、クソ親父の言うことは全く聞かないよ。聞かないどころか近づいてさえもいないし、親父のほうから近づいたら普通に移動するからな。念力使って押し退けるようなこともせず、普通にスルーするような形で。ずいぶん前に逃走用アイテムの『エネコのしっぽ』のオモチャ版を使って気を引こうとしたが、普通に無視されたこともあった。

 

…………あの時、親父の目から溢れたものをなんというのか僕はまだ知らないし、これからもできるだけ知りたくない。

 

 

「ん~、カー君の場合はお兄ちゃんと一緒でひねデレだからね。好きだからひねくれちゃってるというかな~」

 

「ひねデレってなんだよ……。親父ことか?」

 

「パパのことは普通に嫌いだよ」

 

「お、おう……」

 

 

思っきし、素の反応で返ってきたことに驚いてしまった。もちろんカマクラのことだよね? コマチ『が』じゃないよね?

 

恐くてそんなことを聞けないでいる心の弱い俺を許してくれ、親父。

 

心の中で謝罪しては、『ま、親父だから仕方ないよね』と割り切ってしまう。うん、仕方ない仕方ない。俺も嫌われないように気を付けよう。

 

「最近さ、パパが色々と面倒くさいし、臭いからちょっと距離を置きたいんだよね。この間も『彼氏できたんじゃないのか!?』ってしつこく聞いてくるし」

 

「ほうほう。…………できたのか?」

 

「いるわけないじゃん。お兄ちゃんの面倒みるのに忙しいのに。だから、『お兄ちゃんが大好きだから、できないよ』って言ったんだよ。あ、今のコマチ的ポイント高い!」

 

「ここ最近の俺に対する親父の風当たりが強かった原因はそれかよ」

 

 

道理で、ことある度に色々とネチネチ言われるなと思ったよ。

 

流石は俺のクソ親父なだけあって言うタイミングとか声の大きさが嫌みを言うのには適切すぎて『あれ、働いた方がいいのかな?』とか不安になっちゃったぜ。もちろん、クソ親父の言うことだからと思ってすぐにそんな考えは撤回したけど。

 

 

「だからパパから離れるためにお兄ちゃんに旅にでも出てもらえないと。コマチはそれに便乗するから!」

 

「最終的に自分のためかよ」

 

 

だったら、おかんに頼んで説得してもらえよ。親父は大黒柱という名のお飾りを持っているだけで、この家では一番地位が低いんだから二人係なら問題ないだろう。と言うと今度はここが大事と言わんばかりの真剣な顔をしたコマチ。

 

 

「お母さんは『行くならハチマンも連れてて、アイツ本当働けよ』って」

 

「どんだけこの家の住人は俺を厄介払いしたいんだよ…………」

 

 

一体、俺が何を悪いことしたっていうんだ!?

 

俺はただ、ひたすらに、真面目に、もくもくと、飯食ってゲームしてテレビ見て本読んでアニメ見て寝ては、一日中だらだらと過ごしてきたのに!……うん、追い出したくなるよな、はい。

 

 

「お兄ちゃん、そろそろ現実見よう。ほら、ゆっくりでいいからさ。とりあえず、旅に出ることから始めてみよ。そうすれば多少は周囲の視線は変わるからさ」

 

 

社会不適合の人を改心する人みたく優しい目と声で語りかけてくるコマチ。

 

やめろ!その介護慣れ感じの台詞を聞くとじっくりと良心が痛んでうるっと、涙が出て「こんな僕でも、…………変われるかな?」とか思ちゃうから!

 

 

「…………はぁ~、分かった。とりあえずポケモンは貰いに行くことにする。旅については今夜、親父とお袋とでも話すか」

 

 

べ、別に今までの話で心が折れて改心しようとか思ったわけじゃないからね! ただ、コマチが可愛くて説得に心が傾いただけだからね!

 

そんな脳内ツンデレみたいな言い訳をしていると、コマチは喜びの声をあげるコマチ。

 

 

「やった、来たこれ! ボッチ進化! ボッチトレーナー!!幼少期から成長期の進化だね、次は成熟期のトレーナーだよ。進化条件はポケモンの一体所持!」

 

「俺はデジ○ンかよ……。しかも安いな、進化条件」

 

 

ボッチトレーナーの概念が何なのか気にな、いやならないな。うん。

 

コマチは急げ急げと言わんばかりの勢いで準備を始める。具体的にはその場で着ていた服を脱ぎ出しては下着姿というあられもない姿になり、自分の部屋へと階段をかけ上がっていく。

 

 

「部屋で脱げよ…………」

 

 

流石に兄妹であるがゆえに、性的な感情とかも抱かない。いや抱いたら色々アウトなんだけどね。

 

例えそれが、健康的な育った白く、ぷにっとしていそうな柔肌に、慎ましくも年相応に膨らみ始めた胸に可愛いらしいお尻を天使の布切れが如く、大切な部分を隠すスポーツブラに白と水色の縞パンなど興奮など皆無であり、決してイヤラシイ目などでない。

 

いやホントだよ。ただ、昔お風呂入ったときよりも成長したなぁ~、って関心するくらいの生暖かい目しか向けてないよ。

 

ワタシ、ウソツカナイ。

 

 

「服よりも品性を身に付け、ろと!」

 

 

脱ぎ散らかった服を洗濯かごにダストシュートしながら、部屋へと戻り、出掛ける準備を始める。

 

べ、別にポケモンを貰えるからって楽しみなんか全然してないんだからね!

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

俺達が住む町、"メイスイタウン"ではポケモンセンターこそないが、回復施設やポケモンに必要な回復アイテムや捕獲のボール、旅の必需品などいった道具類は豊満に揃っている長閑な田舎町である。

 

その南に位置するカフェテリアが待ち合わせの場所。そこにプラターヌ博士の助手の一人がいるとの話なのだが。

 

ここ二、三日ほど悪天候で大雨が続いたのだが、今日に限っては至って晴天そのもの。雲の一つとさえないときた。

 

 

「いよいよだね、お兄ちゃんのトレーナーデビュー!! これを名付けるなら『ドロドロ☆ボッチトレーナーの誕生!!』だね」

 

「お前はルチアか」

 

 

ホウエン地方のコンテスト活躍するポケモンコーディネーターのルチアがやるような名前付けをされたことにジト目で突っ込むが清々しく無視してくるコマチ。

 

因みに着替えたコマチの格好は、赤色のニット帽に白黒のチェックの柄の上着、フリフリのついたミニスカート、黒ソックスという格好だ。あざと可愛い。

 

え、俺? 俺はコマチのセンスで青のフルジップジャケットにスキニージーンズという格好だぜ。流石はコマチなだけであってチョーかっこいいやつな。かっこよ過ぎて、俺の腐った目で台無し感パないぜ!

 

コレを始めて着替えた時の、コマチとお袋の「あー…………」は今でも覚えている。

 

最初に「あ」が入るときって基本的に良いことってないよね。

 

 

「あ、お兄ちゃんアレじゃない?」

 

「ん?」

 

 

また「あ」が出たってことは嫌なこと何だろうな、とか一瞬思ったがコマチが指を指す方を見ると白衣姿の黒髪の女性と、白い帽子と同い年くらい少女がテラス席にいた。

 

少女の方は知らんが、たぶん女性の方はプラターヌの助手であることはあり得そうだ。だって、白衣来てるもん。

 

 

「よし、コマチ話しかけてこい」

 

「いや、ポケモン貰うのお兄ちゃん何だからお兄ちゃんが話しかけてきなよ」

 

「バッカ、おま、知らない女の人とか話すのなんて緊張するだろうが」

 

 

ボッチは人と話すのは苦手だし、自意識過剰の生き物である。ほら、間違えたときは恥ずかしいしナンパとか勘違いされたら死んじゃうってくらいのレベル。 失敗するのは怖くないが、失敗して恥ずかしい思いをするのが怖いのだ。

 

これだからごみぃちゃんは、と悪態つくコマチ。

 

 

「これからトレーナーになるっていうのに女の人が苦手でどうすんの? コマチが行く街々で『お姉さんキープ! お兄ちゃんをシルブプレ』っていった方がいい?」

 

「それはやめろ」

 

 

こんなろくでもない男に引っ掛かちゃったらかわいそすぎるだろう。あいや、OKもらえるとは思ってないけど…………。

 

そんなことやり取りしている、白衣の女性がこちらに気づいたのか、手招きをして呼んでいる。どうやら目的の人物のようだ。

 

俺とコマチは手招きに導かれながら彼女等の方へと歩んでいった。

 

 

「えーと、プラターヌ博士の助手しゃんでしゅか?」

「……………………」

「……………………」

「……………………」

 

 

盛大に噛んでしまった。しかも、噛み方が良い感じに赤ちゃん言葉でも発するかのような噛み具合だったため、その、なんだ。…………全力走り出してこの場から逃げ出してしまいたい。

 

いや、待て様子しだいではまだ取り返せるぞ!そう思い、恐る恐る女性陣三者の反応を伺うと。

 

 

白衣の女性は優しい目をして微笑み、

白い帽子の少女は視線を落としてはいるが口から溢れる「……ぷ」という笑い声を抑えて、

そして、コマチは大袈裟に手を頭に抱えて「これだからはごみぃちゃんは…………」と呆れられる。

 

 

……………………。

 

 

うぇ~~ん!!僕もう帰る~~!! これだから、お外に出たくなかったんだよ!!!

 

 

もう家に帰って、ベットに「うわぁぁぁーーー~~~~」って悶絶してしまいたい。

 

もう死んじゃおうかな。

 

完全に心が折れてしまった俺だったが、遅めのフォローが入られる。

 

 

「ああそうだ。私がプラターヌ博士のヒラツカシズカだ。君がヒキガヤハチマン君でよかったのかな?」

 

「…………うっす」

 

 

返事を返すとヒラツカ助手はじっ、と俺の瞳の奥を覗くように見つめられる。

 

それに釣られて先程の羞恥心は何処かへと行き、俺の鼓動はドクドクと高鳴っていく。芯のあるような強い瞳を持つ美人に見つめあっているとまるで恋に落ちたかのように思えてくる。

 

うむ、と納得のしたような声をあげる。

 

 

「写真で見たよりもずっと腐った目をしているな。根性も腐ってそうだ」

 

「…………あ、そっすか」

 

 

一瞬で恋心が冷めていく。

 

ヒラツカ助手の視線は俺から移し、コマチへと向けられる。

 

 

「えーと、君は?」

 

「私は妹のコマチって言います。コマチもポケモンを持ってないけど、お兄ちゃんがポケモンを貰えることが心から嬉しいです!あ、今のコマチ的にポイント高い!」

 

 

流石はコマチ。自分もポケモンを持ってないことを最初に言っておくことで後でおこぼれを貰える可能を高くしやがった。まさに小悪魔コマチだ。

 

しかし、ヒラツカ助手は少し困ったこと顔をし、申し訳なさそうに言ってきた。

 

「すまないが、君の分のポケモンはないんだ。三匹用意してきたんだが、そのうちの一匹は一番早く来た子が先に選んで行ってしまってもう二匹ーーーつまり、君のお兄さんの分と彼女の分しかないのだ」

 

 

と、ここで彼女の紹介を始める。それに反応する白いキャスケット帽を被った少女。

 

 

「え、あ、わ、私はユイガハマユイ。よろしく!」

 

少し慌てた様子で立ち上がりながら挨拶をする、白いキャスケット帽の少女ことユイガハマ。

 

 

「はい、ユイさんですね。よろしくお願いします。ほら、お兄ちゃんも挨拶して」

 

「あ、おう。ヒキガヤハチマンだ。えーと、よろしく?」

 

「なんで疑問系なの? あ、よろしく」

 

 

互いにちぐはぐしながらの挨拶だった。

 

ユイガハマの格好は白いキャスケット帽にそこから出ているピンク色の髪。服は赤色パーカー、その下にはオレンジのプリントTシャツ。下はデニムのショートパンツにオーバーニーソックス、ハイカットのスニーカー。

 

背丈事態は平均よりやや低いように思えるが、こう、なんというか、成長期としての発展が著しい場所があるというか、男の子桃源郷というか………、"身が育っている"というよりも"実が育っている"いった方が正しいような気がする。……ゴクリ。

 

 

「ユイガハマは一昨日、ホウエン地方から此方へと引っ越してきたばかりでだな。今はアサメタウンに住んでいるそうだ。それでカロス地方を知るためにも旅をするのが一番だと博士が配慮してくれたんだ」

 

 

ヒラツカ助手がするかのように付け足してきた。

 

 

「あ、そうなんですか。ねぇ、ユイさん、ホウエン地方ってどんなところですか?コマチ、行ったことないからよくわかんなくて」

 

 

コマチがユイガハマに質問するが、実際にコレは地方どうのこうの知りたいという特別勉強熱心なところでなく、たぶんユイガハマとのコミュニケーションを図るためのもの。

 

引っ越してきたばかりで色々と不安であろう、ユイガハマに気を使って、仲を取り繕うために質問。俺とは違い、人の気遣いや配慮を考えるコマチだからこそできるものだ。

 

……え、これくらいは普通の人誰でもできるの? ふ、ふぅ~ん。そ、そうなんだ。

 

少し考えてから、ユイガハマは答える。

 

 

「えーと、…………うん。ポケモンが色んなところにいっぱいいるよ!」

 

「それは普通だ」

 

 

答えが答えなだけに冷静に突っ込んでしまった。アハハと苦笑いしながら「あれ、え、えーと」と自分でホウエン地方のいいところを思い出そうと必死になる。いやいや、そんな必死になって思い出すことか?

 

 

「色々とあるだろう。秘密基地とかダイビングとかフエン火山、流星の滝、トクサネ宇宙センターに、あ、あとナマケロの生息地で有名だろう。20時間も眠っては葉っぱを三枚しか食べないとかチョーエコなポケモンじゃねーか。しかも、川も長距離で泳いで渡ることもできるなんて、もうナマケロとか名前を解明すべきだよな」

 

「なんでそんなに知ってるし、…………キモ」

 

「……………………」

 

 

普通に引かれてしまった。キモとか言うなよ、泣きたくなるだろう。

 

 

「ハイ、そこまでだ」

 

 

俺の心のHPバーが真っ赤な状態になったところでヒラツカ助手にストップをかけられる。

 

 

「色々と仲良く話したいのはよくわかるが、まぁ、それはあとにしてくれ」

 

 

今の状況をどうみれば仲良くの状態に見えるのか少々、疑問に思うがそれはまぁいいとして。

 

どうやらお目当てのものを頂けるようだ。

 

ヒラツカ助手は「まぁ、座りたまえ」と言い、俺たちは黙って指示にしたがい椅子に腰かける。

 

テーブルには俺達を待っている間に注文したのであろう、飲みかけのコーヒーとオレンジジュース、そしてバックが置かれていた。

 

ヒラツカ助手はそのバックは開けると、その中にはボールと端末のようなものが入っていた。

 

ヒラツカ助手は少年のような笑みを浮かべながら言う。

 

 

「このボールの中に君たちのパートナーとなるポケモンたちが入っている」

 

 

その一言で、胸のなかにグッと熱いものが込み上げてくるのような感じがする。

 

初めてのポケモン、初めての旅、初めてのバトル、初めてのゲット、初めてのジム戦、そしてーーーポケモンリーグ。

 

男の子なら、いや、トレーナーになった誰もが夢を見るあの夢の舞台。子供の頃、まだ目も腐ってなくキラキラと目を輝せながら見ていた、多地方のポケモンリーグの放送。

 

白熱のバトルの数々、力と力、土壇場で思い付く作戦、ポケモンとトレーナーとの絆。

 

そう、俺はあの人たちのようになりたくて、スクールに入ったんだ。

 

スクールに入ったあと、友達こそできなかったが、充実してポケモンのことを学ぶことができた。初めてのことを知ることが嬉しくて、面白くて、楽しくかった。

 

そして、あの日の初めてのことももちろん覚えている。

あの日は、日は傾く夕暮れの時。夏の終わりを告げるような涼しくも、どこか寂しい風が吹いている日だった。

 

当時の俺は生き物係でクラスで面倒を見ていたポケモンーーーコフキムシの世話が終わったときだった。一緒にコフキムシを世話している女子が「明日も頑張ろうね、バイバイ」とさよならの挨拶してきたのだ。

 

このとき俺はすべて理解した、彼女は俺のことを好きなのだと。

 

だって、そう考えなければ色々と可笑しいな点が多かったのだ。

 

元々、彼女はクラスの中では大人しいほうで友達などはいるものの一人でいることが多い子だった。

 

他のクラスではジグザクマ、ホルビー、ヤナップなどの可愛くも愛想のいいポケモンばかりなのにウチのクラスは虫ポケモンで可愛がってもなついてこないコフキムシなのだ。しかも、多くの虫ポケモンの幼虫時期や蛹時期の評判は女子に受けが良くない。ストライクやヘラクロスは別。

 

しかも、男子の当番は俺なのだ(自分で言っていて悲しくなるな)。

 

虫ポケモンに俺との最悪の組み合わせにも関わらずに積極的に奉仕的に労ってくれるなんて。相当なコフキムシ好きか、俺のことを惚れているかのどちらしかないと考えて、俺がコフキムシに負けるはずがないと確信した!!…………具体的にはさよならの挨拶されての10秒間に。

 

さよならのアピールが一番よかったです。はい。

 

係りを一緒になるなんて可愛いところがあるじゃないかと思い、シャイで可愛い子のためにも一歩を踏み出すことにした。

 

 

『ね、ねぇ。好きな人名前をお、教えて!イニシャルだけでいいからさ!!』

『え、…………H、かな?』

『H…………。ハッ、それって俺の』

『それはないから。キモいからやめて』

『アハハ……ですよね…………。じょ、冗談だから』

『あ、うん、それじゃ』

『うん、バイバイ…………』

 

 

これが初めての失恋だった。

 

そして、そのあとクラス中どころか学校中にこの噂が広がり、『ナルガニ』とのあだ名がついた。いやだからなんでヒキタニベースでアダ名がつけられんだよ!ヒキガヤだよ、ヒキガヤ!

 

 

「では、ポケモンの紹介をっと、どうしたヒキガヤ? 涙目になってそんなに嬉しいのか?」

 

「嬉しさよりもトラウマが…………あ、いや何でもないっす」

 

「? そうかならいいんだが」

 

 

トラウマを思い出して涙を流していたなんて恥ずかしくて言えない。

 

なんだよ、初めての経験って良いことなんてねぇじゃん、大人しい系女子の悪魔率マジ異常!

 

過去の傷心を労りつつも、そんな過去を切り捨てて今の幸せを噛み締めようと思う。

 

とりあえず、今はポケモンゲットだせ!

 

 

「では、この二匹が君らのパートナーとなるポケモン達だ」

 

 

ヒラツカ助手は空高くへとボールを投げては、ボールの開閉スイッチが開かれるーーー直後だった。

 

 

「うわっ!?」

 

「キャア!?」

 

 

コマチとユイガハマに悲鳴を上げ、俺は大きく仰け反った。

 

 

突如、テーブルが跳んだのだ。

 

 




次回、ポケモンゲットだぜ!
ま、ヒッキーの選ぶ御三家が何なのか、察しのいい皆さんなら分かっているでしょう。
それと同時にあるポケモンをゲット!
ヒントはポケダン。

赤、青、時、闇、空、マグナゲートと無限大迷宮。

ポケダン発売日までには投稿する予定。

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