宴会の直後。みんなは帰ったなか、俺 鷲影キクは何故かまだこの博麗神社にいる。
となりでは、今日あまり飲んでいないはずの霊夢が寝ている。
経緯を説明しよう。
まず、宴会が終わって俺は魔理沙と中心になってかたずけをした。
みんなが少しずつ帰る中、魔理沙も帰り、俺も帰るかと腰をあげたそのとき。袖を掴まれる感覚が。
そして今に至る。強引でも腕を事もできるし、片手が空いているからスペカ発動して離すこともできるが、俺にはそんな選択肢はなかった。
霊「・・zz・・スヤスヤ」
キ「・・・・」
霊夢が、俺の知っている霊夢ではなかった 。普段は口煩くあれやこれやと言うのだが、
今は全く違う。完全に"巫女"ではなく、"幻想郷に住む女の子"だったのだ。
いうなれば、寝顔がかわいい。
一人でも充分暮らせるくせに、離そうとしたら逆に握り返してくる。まるで、こんな俺を
求めているかのように。
キ「なんだ、こいつにもかわいいとこあったんだな」
そう思うと、意識が遠のいていき、眠りに着いた。
翌朝。気が付くと布団の中にいて、寝ていたハズの霊夢がとなりでお茶を啜っている。
キ「・・・・ふぁーあ・・」
霊「・・・起きたわね。おはよう」
キ「ああ、おはよう。えーと、昨日は宴会で帰ろうとして ・・」
霊 「おっと。それ以上はだーめ♪」
霊夢が俺の唇に人差し指を当ててくる。どうやら意識はあったようだ。
布団をなおして、早速問いかける。
キ「なあ、霊夢。どうやら昨日は意識あっったようだけどさ。何故にかたずけに参加しなかった?」
霊「・・魔理沙がかたずける場所を知っているから」
たしかに無理はない。話を進めると、準備が霊夢でかたずけが魔理沙だったようだ。
キクは今、帰路に着いている。でもやはり、昨日のことが頭から離れない。
キ「霊夢はいつもよりも飲んではいなかった。そしたら霊夢が横になってくるって言って、縁側で横になった。それからだ。」
かたずけは役割が決まっていた。でもその後。魔理沙を止めずになんで俺を止めたのか。
キ「・・・なにか意味深だな・・」
そのことに関しては霊夢も一緒だった。なぜ、キクを止めたのか。無意識というわけではない。
紫「ふうん・・なるほどねえ」
霊「それが気になって」
紫「意味深ね。相談に乗ってあげるわ」
霊「・・・ありがと」
霊夢は、一部始終を紫に話した。
紫「・・・。なるほど。答えは簡単よ」
霊「え?」
紫「うーん・・、言うなれば"誰"に対する"想い"よ。」
霊「・・・」
紫「だって、霊夢ってキクがいるとすごい笑顔になるんだもの」
霊「そうなの!?」
紫「・・私だけにでも教えて。貴方の気持ちを。」
霊夢は、伝えた。 私はキクのことが好きだということを。
キクがいると安心して、少し心がモゾモゾするけど楽しい。
でもキクがいなくなると、不思議と不安に晒されるということを。
紫「やっぱり。でも、なかなか誘えないのでしょう?」
霊「・・・うん。」
紫「(キクから誘ってもらうしかなさそうね。お年頃だもの。霊夢は)」
そのころ、俺は地霊殿へ向かっていた。主であるさとりに聞こうと思ったからだ。
でも、実際に相談に乗ったのはさとりのペット 火焔描燐 と 霊烏路空 だった。
早速一部始終を伝える。
燐「・・なーるほど。だから、キクさんはここに来たのですね。」
空「霊夢もそういうきとするんだ。普通の女の子だね」
キ「ま、まあな。んで、質問だ。どうして霊夢は俺にそうしたのだろうか」
二人は声を揃えて言った。答えは簡単だからだ。
「霊夢さんは、キクさんに好意寄せている!」と。
キ「・・・こうい?」
空「(ガクッ)そこからかい」
燐「直球に言うなら、 好き なんですよ。キクさんのことが。」
キ「え、ええええ!?!?」
燐&空「いまさらかい」
さ「かなり困惑しているようね」
燐&空「さとり様!」
キ「悪い、お邪魔させてもらってるよ」
さ「気にしなくていいわ。それで、どうなの?キク、あなたの気持ちは」
キ「俺はーー」
いままで隠していた。そう。 霊夢が好き ということを。
・・・・でも、もうやめた。自分の気持ちに素直になろう。
そういう思いが込み上がってきた。
さ「ならば・・」
キ「誘わないとな!」
もはや、キクの表情に迷いはない。決心したような表情。さとりは、安堵の気持ちになった。お燐とお空もそうだ。
燐「さすが。もはや悩みはどっかへ飛んでいきましたね」
空「すぐには出来ないかもだけど、挑戦してみたら?止まらずに」
キ「ああ、お燐、お空、そしてさとり。ありがとな!」
キクは駆け出していった。まるで、急ぐかのように。
数日後、俺は霊夢に「人里へ行かないか?」と誘った。
相談してから3ヶ月後。今日はクリスマス。辺り一面がイルミネーションで彩られる。
もちろん、俺と霊夢もいたわけで。
キ「・・・・ふう・・」
キクは、今日告白する。そう。隣にいる彼女に。
花火が打ち上がっているなか、霊夢がキクに寄り添った。体と身体が触れ合うように。
キ「(今だ!!)」
キ「霊夢。」
霊「ん?なに・・?・・・・ンッ」
霊夢を抱きしめた。いままでの気持ちを注ぐかのように。
キ「霊夢、俺はお前が好きだ!いままでどっかいこうと誘ったときも、一度断らなかった。
いつでも優しい笑顔支えてくれる。そんか霊夢が好きだ!だから、結婚を前提に付き合ってくれ!」
そう言うと霊夢は、顔を上げてくったくのない笑顔でこう言った。
「こんな私でよかったら、お願いします♪」
その瞬間、夜空にはハート型の花火が咲き、今年初の新雪が降った。
そして今。俺の隣には霊夢がちょこんと座っていて、俺が書いている姿をジッと眺めていた。
霊「キク、これで終わり?」
キ「いいや。これは単なる序章。」
俺は、霊夢と向かい合わせになる。
キ「これから作っていくんだぜ。俺と霊夢の物語を。」
そう言うと、俺は霊夢の唇にキスをした。
〜 終〜
次は魔理沙か妖夢かなー?
みなさんと作っていきたいので、コメント等よろです( ̄^ ̄)ゞ