DECADE ~記憶を辿る旅~   作:ソルラス

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決める覚悟

[ATTACK RIDE ROCKET]

 

 

Dフォーゼは右腕に『ロケットモジュール』を装着するとジェットで飛び、アントロードを弾き飛ばす。

 

「オラオラオラァ!!」

 

「グガアアアアア!?」

 

吹き飛ばされたアントロードをセシリアのブルーティアーズが狙い撃ち、倒していく。

 

「来流さん!! 一ヶ所に固めて!!」

 

「任せろ!!」

 

 

[ATTACK RIDE NET]

 

 

右足に[ネットモジュール]を装着したDフォーゼはアントロードを網でとらえる。

 

「離れて!!」

 

そこに鈴の甲龍の衝撃砲『龍砲』が炸裂。纏めてアントロードを吹き飛ばす。

 

「流石だな。ならこっちも!!」

 

 

[FORM RIDE FIRE]

 

[ATTACK RIDE RNCHRE]

 

[ATTACK RIDE GTRING]

 

 

『ファイアーステイツ』となったDフォーゼは『ランチャーモジュール』と『ガトリングモジュール』を装着。

シャルロットの『ラファール・リブァイブ・カスタムⅡ』と共に一斉射撃を放つ。

 

「ラウラ!! AICを!!」

 

「効くかどうかはわからないが……分かった!!」

 

ラウラがISの動きを止める『AICシステム』を作動させる。

どうやらアンノウンにも聞くらしく、多数のアントロードの動きが止まった。

その隙に紅椿が飛来して次々と切り裂いていく。

 

「よし!!」

 

「数は多いけど……行けるよ!!」

 

「ええ!! この調子で」

 

「頭に乗るな人間共!!」

 

と、スタッグロードが持っていた剣を投げつける。

 

「くっ!?」

 

「キャア!!」

 

「うわっ!!」

 

ブーメランのように飛ぶ剣は鈴、セシリア、シャルロットを斬る。

更に箒に向かった所をDフォーゼがロケットモジュールで弾いた。

 

「ハサミにはハサミ!!」

 

 

[ATTACK RIDE SIZARS]

 

 

『シザースモジュール』を装着したDフォーゼはスタッグロードに斬りかかる。

激しく互いの鋏を打ち合うが、地力はスタッグロードの方が上らしく、だんだんと押されていく。

 

「うぐ………」

 

「ハア!!」

 

「ぐああああっ!!」

 

胴体を切り上げられたDフォーゼは変身が解除され、来流は空中を舞って地面に落ちた。

 

「がっ!!」

 

「来流!! しっかりしろ来流!!」

 

箒が駆け寄り、他の四人が守るようにスタッグロードに立ち塞がる。

 

「邪魔をするな!!!」

 

しかし相手が放った剣が4体のISの武装を破壊した。

 

「嘘!?」

 

「退け」

 

スタッグロードはそのまま来流に向かって剣を振り下ろし……

 

 

ズドォン!!

 

 

「ぐっ!?」

 

しかし、スタッグロードは爆発で大きく後退した。

 

「なんだ……!?」

 

「来流さん!!」

 

見ると、艤装を装着した大和が46cm主砲をスタッグロードに向けていた。

 

「大和!?」

 

「私にも……できることがあるのなら!!」

 

「………ありがとな。助かった!」

 

更に、エンジン音が轟き、彼らの前に二台のバイクが現れる。

片方に乗っているのは織斑千冬。もう一台は、

 

 

「待たせたな。助けに来たぞ!!」

 

 

完全に復活した織斑一夏だった。

 

「い、一夏……」

 

「悪かったな皆。心配かけて……でももう大丈夫だ」

 

「……全く、遅いのよ!」

 

「ですが……信じていましたわ」

 

「流石は私の嫁だな」

 

「良かった……本当に」

 

「ああ……お帰り、一夏」

 

安堵した様子の彼女達に一夏は申し訳なさそうな笑みを見せた。

 

「下らん……今更集まった所で貴様らのISは俺が破壊する!!」

 

「……何故貴方はISを破壊しようとするのですか?」

 

大和の問いにスタッグロードはさも当然とばかりに、

 

「決まっている!! 愚かな人間は力を持てば過った使い方しかしない。貴様ら人間は我らが管理する!! 力など必要ない!!」

 

「確かに人間は愚かだろうよ。力を得たばかりに周りを見下したり、異形の存在を蔑んだりな。けどな……」

 

来流は一度一夏達を見てから続ける。

 

「それでもその力を誰かを守ったり支えたりするために使う人間も、正義の為に力に恐れながら戦う人間だっているんだよ。手前の勝手で人間を嘗めるなよ虫野郎が!!」

 

一夏もまた、立ち上がってスタッグロードを見る。

 

「俺は……自分の守りたいものを守る!!」

 

そう言った彼の胴体にオルタリングが出現。

来流の所有する白紙のカードにも色がつく。

一枚は赤い角と金の瞳のアギト。他はクウガのと似たような構図だった。

 

「アギト!?」

 

「一夏、立ち上がれ。俺が支えてやる」

 

「貴様……何者だ!?」

 

「聞くなら死ぬまで覚えときな……通りすがりの仮面ライダーだ!!」

 

来流、一夏、千冬が立ち並び、一斉に叫ぶ。

 

 

「「「変身!!」」」

 

 

[KAMEN RIDE DECADE]

 

 

仮面ライダーディケイド

仮面ライダーアギト

仮面ライダーアナザーアギト

三人のライダーが揃った。

 

「おのれ……!」

 

残ったアントロードが迫ってくる。

と、アギトが前に出て、

 

「俺に任せてくれ」

 

そういうとグランド・フレイム・ストームが揃った『トリニティフォーム』になる。

アギトはフレイムセイバーとストームハルバートを巧みに操り、アントロードを薙ぎ倒していく。

 

「ハアアアアアア!!」

 

『ファイアーストーム・アタック』により、アントロードは全て倒された。

 

「一夏……凄い」

 

「よくも私の僕を!!」

 

と、アントロードのボス、クィーンアントロードがアギトに襲いかかるがそれをアナザーアギトが阻止。

グランドフォームに戻ったアギトもそれに加勢する。

 

「おのれアギト……」

 

「お前の相手は俺だ!!」

 

スタッグロードに飛びかかったディケイドがライドブッカーで切りつける。

怒涛の追い込みでスタッグロードを追い詰めるディケイド。

 

「ハッ!! ダアッ!!」

 

「りゃあ!!」

 

二人のアギトがクィーンを蹴り飛ばす。

 

「流石だな千冬姉!」

 

「お前はまだまだだな。来るぞ!!」

 

「消し飛べ!!」

 

クィーンが放った光弾を二人は横に跳んで回避。

そのままアナザーアギトに向け光弾を飛ばし続けるが素早い動きでかわす。

 

「このやろ!!」

 

その隙にアギトがクィーンの杖を掴み、へし折る。

 

「ぬう!!」

 

「一夏さん!! 避けてください!!」

 

そこに大和が連続で砲撃を叩き込む。

 

「ぐううううっ!?」

 

フラフラとよろめいた所に二人のアギトは、

 

「行くぞ!!」

 

「ああ!!」

 

アギトの『クロスホーン』が六本に展開。アナザーアギトのクラッシャーも開く。

そして二人の足下にそれぞれの紋章が浮かび上がる。

それが収束、力を込めた二人は跳躍し『ライダーキック』と『アサルトキック』をクィーンに放つ。

 

「「ハアアアアアア!!!」」

 

「ギャアアアアア!!」

 

クィーンは堪らず爆発。アギトが残心の構えを取るとアナザーアギトが膝をつき、千冬に戻った。

 

「千冬姉!?」

 

「………すまない……私のアギトの力はもう限界だ……後は頼むぞ。一夏」

 

「……ああ。分かった!!」

 

スタッグロードに向かって駆けていく一夏を見て千冬は静かに微笑む。

 

「成長したな……一夏」

 

 

 

「大和!!」

 

「はい!!」

 

 

[FINAL ATTACK RIDE DE・DE・DECADE]

 

 

ディケイドがライドブッカーから撃つ『ディメンションシュート』と大和の一斉射撃がスタッグロードに炸裂。

 

「ぐ、ぐうううおおあああああぁ!!!」

 

しかし、スタッグロードはそれを耐えた。

 

「チッ……クワガタだけあって装甲が固いな」

 

「ですが今の一撃は効いているはずです! あともう一撃あれば………」

 

「来流!! 大和!!」

 

そこにアギトが走ってくる。

 

「あと少しなんだな!? だったら俺のライダーキックで………」

 

「まあ待て。それよりいいのがある」

 

そういうとディケイドは一枚のカードをセットする。

 

 

[FINAL ATTACK RIDE A・A・AGITO]

 

 

「ちょっとくすぐったいぞ」

 

「え、ちょ、何を……うっ!?」

 

ディケイドがアギトの背中に手を突っ込むとエンジンが展開。

アギトの体が回転しながら宙に浮き、専用バイクの『マシントルネイダー』に似た『アギトトルネイダー』に変わる。

 

「い、一夏さん!?」

 

「ああ。大和は初めてか。大丈夫。ちょっと痛いだけだ」

 

『いや割と痛いぞ!?』

 

「気にすんな。行くぞ!!」

 

アギトトルネイダーに飛び乗ったディケイド。

スタッグロードが投げる剣をかわしながらライドブッカーで切り裂く。

 

「がっ!?」

 

「大和!! 乗れ!!」

 

「え、はい!!」

 

ディケイドの手を取って大和が飛び乗る。

 

『重っ!?』

 

「す、すみません!!」

 

「大和だから仕方ないけど女の子に重いはないだろ」

 

そう言いながらも飛び、スタッグロードを大和が撃つ。

 

「ぐっ……ぐあ!!」

 

「あと一撃です!! 来流さん!! 一夏さん!!」

 

「ああ!!」

 

 

[FINAL ATTACK RIDE A・A・AGITO]

 

 

アギトトルネイダーの正面にアギトの紋様が浮かび上がる。

そのままライドブッカーでディケイドが切り裂く『ディケイドトルネード』を放つ!!

 

「ぐ、が、ガアアアアアアアアア!!!」

 

ダメージが溜まっていたスタッグロードは爆発した。

 

「降りるぞ」

 

「はい」

 

二人が飛び降りるとアギトも元に戻る。

変身を解いた一夏の元に箒達が駆け寄る。

 

「……皆、ただいま」

 

彼女達に笑顔を見せた一夏に来流と大和も顔を見合わせて微笑んだ。

 

 

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「来流。ありがとな」

 

「ん?」

 

「お前が居たから皆を守れたし、俺もアギトとして戦う決意がついた。ありがとう」

 

「………俺よりも皆に感謝しな。それよりまだアンノウンはいるぞ」

 

「大丈夫だ。皆がいるからな」

 

「それに、束も対策を考えてくれている。『G3-X』という対アンノウン兵装が完成するらしい」

 

「そうか。なら大丈夫かな。まあ頑張れよ」

 

「ああ。そっちも頑張れ」

 

そういって来流は一夏、千冬と握手をする。

大和も箒達と握手で別れを告げた。

 

 

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「一夏さん。立ち直れて良かったですね」

 

「確かにアギトに対する差別はあるかもしれない。けど彼奴には支えてくれる仲間がいるんだ。それが分かっていれば問題ない」

 

「………………」

 

「ん? どうした大和」

 

少し寂しげな大和に来流が訊ねる。

 

「いえ……他の艦娘が心配になってしまって………皆さんの為にも頑張りましょうね!!」

 

「ああ。次の世界に行くか!!」

 

「はい!!」

 

 

パラパラパラッ……

 

 

と、タイミングよく掛軸が捲れる。

近代的な建物と風力発電所が建ち並び、赤い龍が飛翔する絵。

 

「次はどんな世界でしょうか……?」

 

 

 

「『学園都市と龍騎の世界』だな」

 




次回予告

「ライダーバトルか」

「この世界が末路よ……」

「上等じゃねェか……かかってきな三下ァ!!」

「こんな戦いになんの意味があるんだよ!!」

「大丈夫……絶対に」

「お前の信念……気に入ったぜ」

「第一位になるのは俺だ!!」

「頼む。力を貸してくれ」

→『とある魔術の禁書目録』と『仮面ライダー龍騎』が融合した世界

全てを繋ぎ、記憶を紡げ!!
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