違う作品の世界から十六夜が来るそうですよ?(1) 作:ゆっくり分隊長
「では、このスキマの中に入ってくれ。」
「一体誰と戦うんだ?」
「私とだ。」
「へぇ・・・強いのか?」
十六夜は試すすように藍を見る。
「当然。紫様の〝式神”と言う立場だが、そこらの妖怪よりはずっと強い。」
「それは楽しみだな・・・此処か?」
そこは、円形になっていて、下には土が敷いてあった。
「下は土か・・・闘技場の様だな」
「土は嫌か?」
その質問に、十六夜は不敵な笑みで答える。
「いいや?・・・・・ただ、藍が土まみれになるのは面白そうだな・・・と思って」
「大丈夫だ。その前に勝者は決まっているからな。」
「ふぅん・・・・じゃあ・・・・・・・・
・・・始めるか」
そう言った瞬間、十六夜は一瞬で藍に接近し、右手で殴りかかろうとする。
しかし、
「!?・・かはっ・・・!」
藍はそれを右手で右側に受け流し、それによってがら空きになった十六夜の背中に裏拳を打ちこんだ。
「私が能力に溺れているとでも思ったか?これ位は朝飯前だ」
そして、体勢を直そうとしている十六夜に膝蹴りを叩きこむ。
更に、少し体を仰け反らせた十六夜に向かって、上げたままの脚を伸ばす要領で顎を打ち抜く。
辛うじて距離を取る事に成功した十六夜は、改めて藍の強さを感じる。
(並の攻撃じゃ全くダメージの無いこの体がここまでダメージを負うとは・・・やはり妖怪は人間とは基本出力が全然違う・・・)
その瞬間、十六夜は半ば無意識に右に向かって跳ぶ。
十六夜の居た所には、大きな穴が開いていた。
「・・・なんだ?これは」
「これが幻想郷での戦闘方法だ。本来は非殺傷なのだが、今回は横を掠めるだけでも人間を木端微塵に出来る威力だ。スピードもその分速い。いくら体が頑丈だからって、10発、50発と当たれば確実に生きては居られないだろう。」
(距離を詰めないと攻撃出来ない、でも詰めても攻撃する前にやられる・・・だからって距離を取ると弾幕が飛んで来る・・・仕方ない、賭けだ)
その時、またも弾が飛んで来る。数は5、左右に散らばっている。
「左右が駄目でも上なら!」
十六夜は上に跳び、弾幕を躱す。しかし
空中で身動きが取れない所に、まるで予知したかのように既に弾幕が飛来して来ていた。
それを何とか身を捩って回避し、そして脚が地面に着いた瞬間すぐ伏せる。
「ずいぶん無茶をするな。さっさと墜ちればいいものを」
「生憎俺の辞書に敗北と言う文字は、無い!」
その頭上ギリギリには、20発以上の弾幕が通り過ぎていた。それを躱した直後、
十六夜はクラウチングスタートの様な体制を取る。
そして、衝撃波を出しながら第三宇宙速度で突撃する。
「吹っ飛べ!」
「断る」
常人では反応できない速度に対し、藍は素早く避ける。
十六夜はそのまま反対側の壁まで突き進む。その間にも十六夜の背中に弾が接近していた。
「もう、慣れた、ん、だよっ!!」
右、左、更に左そして上。十六夜は後ろを見ずに追って来た弾幕16発を躱す。そして闘技場の外側の円に沿って猛スピードで走る。
スピードを一気に落としたり、その速度のままスライディングをしたりして、一周の間に撃たれた弾幕180発を避けきり、改めて再接近する。
「それしか脳が無いのか!」
藍はそれを当然の様に躱そうとする。しかし、
藍の手前で一気にスピードを落とす。そしてそのまま—————
「甘い」
—————殴る前に後ろ回し蹴りを受けた。
「甘いのは・・・テメェだッ・・・・!!」
しかしその脚を何とか捕まえると、一気に引っ張る。
藍は僅かに体制が崩れる。
「俺も一応これ位は出来るんだよ!」
その隙を逃さず、素早く脚を掛ける。そして仰向けに倒れかけている藍の背中を膝で下から蹴り上げ、そして、
拳を打ち下ろした。
今回は急いで作ったので誤字が多発していると思いますので、見つけた場合はご指摘をお願いします。
後今回の戦闘シーンは少しバラバラだったと思いますが、それは書きながら戦闘シーンを考えているせいです。リアルタイムで頭に浮かんだものをそのまま書いているので、意味不明な所があるかもしれません(言い訳)。
次回は戦闘に対する評価と紫です、多分。
次回からは更に更新速度が落ちると思います(涙目)