違う作品の世界から十六夜が来るそうですよ?(1) 作:ゆっくり分隊長
・・・実際はお詫びと言うより
この小説の方向転換の為に内容が増えるんですけどね(汗)
変更内容は、オリキャラ1名追加です。
そのオリキャラとは、今後出す予定のメイン作品の主人公です。
今後、他の作品にもこの人物は登場する予定です。
前書きがとんでもない長さになりそうですが、一応此処で簡単な紹介をします。
名前:香取博斗(カトリ ヒロト)
性別:男性
家族構成:妹に十六夜咲夜(香取涼香)
幻想郷での仕事:神主兼軍人
こんな感じですかね?咲夜の名前はレミリアが付けたもので、本名は香取涼香です(メイン作品では)
色々突っ込み所があると思いますが、
今回彼が主人公と言う訳では無く、メイン作品のネタバレも嫌なので、
なんで幻想郷に軍人が居るんだよや、なんで神主なのに軍人なんだよなどの疑問は心の中で留めて下さい。
そこは結構重要な所な上に結構複雑なので、バッサリカット&簡略化をしています。
・・・・後このオリキャラは箱庭には行きません。完全に十六夜強化
の為だけに居るキャラです(笑)
「・・・・・・・」
闘技場(の様な物)が一瞬静寂に包まれる。
その静寂を破ったのは、
「・・・・負け、か」
十六夜だった。
「ハァ・・・・勝てると思ったんだけどなぁ・・・」
あの時十六夜は倒れかけている藍に向かって拳を打ち下ろした。しかし、藍はそれを身を捩って回避、その勢いで十六夜と位置を入れ替え、逆に妖力を纏わせた拳で打ち下ろしていたのだ。
十六夜はその一撃で〝一瞬〟意識を無くしていた。しかし倒れる前に意識は戻っていた。
だが、〝一瞬〟でも意識を失った時点で負けは確定していた。実力者を相手に一瞬は余りにも大きすぎるのだ。
「別にまだ戦闘できるようだし、まだ続けても良いんだぞ?」
「・・・いや、いい。あの時点で負けは確定していたし、それに俺に体制を崩された時、藍は全く焦った顔をしていなかった。あれでも無理なら後何回やっても同じ結果だ。」
「まぁ確かにそうだな。では紫様に結果を聞いてみよう。」
「なんだやっぱりアイツ覗いてたのか・・・」
「覗きとは失礼ね。ただ見てただけよ。」
紫はスキマの中から上半身だけ出して少し拗ねる様に言った。
「それで紫様、結果はどうでしたか?」
紫は扇子で口元を隠しながら、結果を言った。
「結果はまぁまぁね。期待通りだけれど、想像通りだったわ。」
「俺も結構自信あったんだけどな・・・紫がこれより強いって言うのなら、俺はこの幻想郷で最弱の部類かもな」
「そんな自信を無くさなくても良いわよ。貴方は幻想郷でも十分通用するわ。」
その言葉に対し、十六夜は自虐的な笑みを浮かべる。
「ハッ・・・勝者たちの慰め程虚しいものは無いな。」
それに対し紫は真剣な声音で問う。
「逆廻十六夜、貴方が今までどれだけ勝ち続けて来たかは分からない。
しかし、私と以前の金糸雀の時と今回の藍。この三人に負けた事により、今までの慢心ぶりは分かったでしょう?」
「あぁ、痛い程にな・・・」
十六夜は苦虫を噛み潰した様な顔をする。
「だが、紫が言うに俺はこの世界でも十分やっていけるんだろう?」
「えぇ。私達の実力は幻想郷でもかなり上位。それに喰いついて行ったのだから、貴方はかなり強いわよ。」
その言葉に反応する十六夜。しかし、さっきとは顔色が変わっていた。
「お褒めの言葉光栄ですってか?まぁこの二人には負けたが、他の奴には負けない。
2人のお蔭で幻想郷のレベルも分かったし、戦闘方法も分かった。これでもう幻想郷に慣れてないから負けた、なんてはならないからな。ま、さっき藍が出してた弾の出し方は分からないから幻想郷の戦い方ってやつは出来ないがな。」
その発言に対し、藍が説明をする。
「その事だが、十六夜の場合は後数日幻想郷に居れば体が幻想郷に慣れて弾幕が撃てるようになると思う。」
藍の言葉に十六夜は瞳を輝かせる。
「マジか!??それなら何としてでも幻想郷に居ないと駄目だな!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スキマから出た十六夜は幻想郷観光に行って来ると言い、次の瞬間には猛スピードで駆けていった。
「ふぅ・・・何とか出来ましたね、紫様。」
「えぇ。彼は一度完璧に挫折させてから自分の力で立ち直らせた方が速く成長するわ。
まぁ思っていた以上に立ち直りは早かったけれど、今後数日彼の精神が折れなければ大丈夫よ。」
その時、一人の男性が空から降りて来た。
「私を呼びだして何の様だ?八雲紫殿。」
「正確には呼び出したのは天魔である貴方だけでは無いわ。今日、此処幻想郷の実力者達で会議を行うの。」
それに対し〝天魔〟と呼ばれている男性は少し呆れ気味になる。
「なんだそんな事か・・・。だが、実力者となると、〝彼〟も来るのだろう?」
「えぇ、その通りよ。」
「なら何をするのかは分からんが全部彼に任せればどうだ?争い事なら彼が適任だと思うが、彼以外も集めると言う事は争い事ではないのか?」
「いえ、争い事よ。でも、彼一人では勝てるかどうか分からない。」
今まで負けた所を見た事が無い〝彼〟が勝てるかどうか分からないという言葉に、天魔は耳を疑う。
「何だと?彼が勝てるか分からない程の実力者とは?」
「まぁ正確に言えばその場所の人口次第ね。神群とかも結構存在しているらしいし。」
「まぁ我々が全員彼と一緒に戦闘しても、どれだけ彼の役に立てるかは分からないがな。」
「・・・・その通りね。続きは全員集まってからにしましょう。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
博麗神社
「さて、まずはガイド役が必要だから博麗神社に来た訳だが・・・」
十六夜の視線の先には縁側で横になって寝てる霊夢の姿があった。
「・・・余り表情を顔に出さないコイツだが、内心結構焦ったりしているんだな・・・」
十六夜は、文に霊夢の秘密を聞いた事を思い出す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、秘密ってなんなんだ?」
十六夜の楽しそうな声音に文は少し申し訳なさげになる。
「まぁ大したことでは無いのですが・・・」
「そうか?かなり慌てていたぞ?」
「まぁあの時は魔理沙さんが居ましたからね・・・」
「と言う事は魔理沙が関係しているのか?」
「はい。」
「でその秘密は?」
2度目の質問。しかし、今度は少し真剣な表情になっていた。
「えぇ。実は霊夢さん、夜中に一人でずっと修行していたんです。いつも全く修行しない霊夢さんが、ですよ?」
「・・・成程、そう言う事か。確かにあの性格なら隠したいだろうな、魔理沙の実力が自分に追いつきそうだから焦って修行をしているなんて。」
「あやや、修行というだけでもう分かったのですか。そう、その通りです。魔理沙さんの成長はかなり早い。今はまだ魔理沙さんより強いですが、このままだといずれ抜かされる、と思ったんでしょうね。」
・・・・・・・・・・・・・・・
十六夜は無言で霊夢の横に座り、霊夢の頭を自分の膝に乗せる。
(霊夢をライバル視している魔理沙だが、霊夢を目標としている様にも感じられた。多分霊夢もそれを感じ、いつまでも魔理沙の目標である為に頑張り過ぎたんだな・・・)
案外子供っぽい所もあるな・・・と思いながら、十六夜も子供の様な事を思いつく。
(そうだ・・・このまま膝枕続けて、起きた時にどんな反応をするか観察しよう・・!)
結局その後霊夢が起きるまで30分掛かった。
~その後の霊夢の反応は皆様の想像に任せます~
今回、話は闘技場(の様な物)→スキマの外→博麗神社→回想→再び博麗神社でした。
霊夢の膝枕は、まぁ各自ご想像ください。私はほのぼのした優しい感じを想像して書きました。問題児の十六夜と飛鳥&耀のあれとは違い、今回は膝枕ドッキリ(?)は成功しますので、ご安心を。
今回の天魔の様に、幻想郷に男性キャラは結構出て来ます。
今後オリキャラで女性が出て来た場合、余りにも女性が多いと
パワーバランスが崩れてしまうので・・・。
次回はテスト明け(来週以降)になりそうです・・・スミマセン
次回は観光案内と紅魔館とオリキャラ(香取君)になる予定です。
・・・後、彼は軍人とか言ってますけど、まだ18歳ですよ(皆さん、常識に囚われてはいけません(言い訳))