IS 一般→事故→一般→助手→生徒の人生。   作:mik.

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mik.です。ちょっと時間空いた割に今回短いです。


束さんのキャラ崩壊が激しい……。ま、うちの束さんはこんな人ってことで。あれ、前にも言った気がする。


ちなみに更新間隔がのびてきているのは主にベースの練習(趣味)とテイルズオブジアビスをプレイしているからです。指先が痛い。ルークかわいい。ティアさんかわいい。はよ続き書け私。


あ、本編どうぞ。


第2章
EP:04 研究の前に


 

 

 

 

 

「ぅ、ん……」

 

目を開く。

ゆっくりと、(黒崎 観風)の意識がはっきりしてくる。

 

まず目に入ったのは、白っぽい色の天井。何処かで見た気がするなぁーという気持ちを抱きつつも、ここがその場所ではないのはなんとなくわかっていた。

あそこは、もっと、なんというか…居心地の良さとか、そういったものが全くなかった。存在しているのに、存在していない感じとでもいうのかな……?何せ、変な気分だった。

でもここは違う。そもそも床、というか寝ている場所が柔らかいっていうのもあるんだろうけど、もう少し寝ていたくなるような、そんな気分だった。

 

「よっ、と」

 

身体を起こす。どうやらどこかの部屋のようだ。白を基調にした6畳ほどのシンプルな部屋。照明も白い。

自分が寝ていたベッドに、デスク(上には俺のカバンがある)とイスが1セットと、窓。これまた白の厚いカーテンが閉められており、外の様子をうかがうことはできない。が、明らかに日が差し込んでいないところを見ると、どうやら今は夜のようだ。扉は二つあるが、片方は埋め込み式クローゼットの扉に似ている。まぁそういうことなんだろう。

 

「えっと……」

 

確か篠ノ乃博士と一緒に研究する、というのが決まったところまでは覚えてる。けどその後の記憶がない。どうなったんだっけ……?篠ノ乃博士はどこに行ったんだろう?

 

というか、

 

「ここどこ?」

 

そう。俺はここを見たことがない。転生前にいた部屋に似ている気はしたが、さっきも言った通り違う場所だろう。

 

カチャ

 

「ここは私のお家だよん」

 

そう言いつつドアを開けて入ってきたのは、ちょうどどこに行ったのかわからなかった篠ノ乃博士だった。

 

「博士……俺は……?」

 

「あぁ、私が眠らせたんだよ」

 

「博士が?方法はともかく、なんでそんなことを?普通に連れてきてくれればよかったのに」

 

「んー、お家(ここ)がどこにあるのかっていうのは知らなくてもいいことだし、それにあの山からここにくるのはとっっっっっても時間がかかるからねー。退屈だろうと思って♪」

 

「かといって急に眠らせることはないでしょう……」

 

「だってキミの驚いた顔がみたかったんだもん。てへ」

 

てへ、って……。

 

「ま、いっか。俺はここで暮すんですか?」

 

「そ、ここがキミ専用の部屋。何もないけど、まぁ問題ないよね?」

 

「ええ、別に大丈夫だと思いますよ?博士の部屋は?」

 

「ん?私の部屋はここの向かい。とりあえず案内するから、ついてきて」

 

「わかりました」

 

ベッドから降りて、部屋から出た博士についていく。

扉をくぐると、廊下のようなところに出た。すぐ目の前にはさっきくぐったのと同じ扉がある。ここが博士の部屋だろう。

 

「こっちがリビングとキッチン。廊下の突き当たりにトイレ、手前の扉の先が洗面所とお風呂。おっけー?」

 

「ふむふむ。割と普通の家なんですね?」

 

「そだよ?どんなのを想像してた?」

 

「なんというか、研究所みたいなのです」

 

もっとでっかい施設が周囲の景色を利用したカモフラージュで隠れていて……みたいな。

 

「ふふふん。それは後で見せてあげるよん」

 

「あ、やっぱりあるんですね」

 

「ないとISの研究ができないでしょ?」

 

「それはたしかに」

 

ふむ、ちゃんと研究施設はあるんだ。それならそこで研究づくめの生活が待っているのだろうか。

別に辛そうだとは感じない。むしろ、自分のやりたいことができるのはとてもありがたい。ここでなら、真っ当な研究生活ができそうだ。

そんな事を考えつつ、リビングへ。

 

「お茶でよければすぐ出せるよ?」

 

「あ、お願いします」

 

そういえばのどが渇いている。おなかはそうでもない気がするけど。

テーブルのそばの椅子に座ると、博士の言ったとおりすぐにお茶の入ったグラスが出された。

 

「はい、どうぞ。冷たいけど大丈夫?」

 

「ええ、ありがとうございます」

 

「それで、当面の予定なんだけどね」

 

博士は俺の対面に座り、話を始める。俺はお茶を飲みながら聞くことにする。

あ、麦茶だ。

 

「はい」

 

「まずはキミの論文に書いてある『PA(プライマル・アーマー)』を開発しちゃおっか。バリアの形成方法も書いてあるみたいだし、多分あんまり時間かからないと思うよ」

 

「なるほど。その後に『AA(アサルト・アーマー)』ですね」

 

「うん。これは少し時間がかかるかも。何せエネルギーの性質を真逆にするんだからね。色々とデータをとりつつになるかな」

 

「データ、ですか……。でもデータをとるには誰かがISを動かさなきゃいけないんじゃ?」

 

「そうだね。だから私がテキトーに動かして、キミにデータの抽出をお願いするよ」

 

「わかりました。さすがに俺にはISは動かせませんしね」

 

まあ、動かせるはずなんだけどね。

 

「ふふふ、キミみたいな顔と声なら出来るかも知れないよ?ISがキミのことを女の子と勘違いしちゃったりして」

 

博士はニヤニヤしながらこちらを見ている。

 

「からかわないで下さいよ、博士……」

 

ISに触れる機会はまだまだこれから山のようにあるだろうし、起動に関してはもう少し後でもいいかな。

 

「ま、そんなところ。でもその前に」

 

「?」

 

「ここの生活になじんでもらわないとね~」

 

「あー」

 

確かに。ここがどこなのかもわからない状況では暮らし辛い。この家の周囲のことを知っておくべきだろう。

 

「わかりました。じゃあ、俺は何をすればいいですか?」

 

「んー、そうだなぁ……。まずは、その口調と仕草の矯正からかな」

 

「……は?」

 

「キミは確かに男の子かもしれないけど、周囲から見れば見た目と声なら完全に女の子なんだよねー。だから、ついでに行動や話し方も女の子にしちゃおう♪」

 

何を言っているんだこの天災、もとい天才は。

 

「えーと、それは誰が得をs「私」あそうですか」

 

ぶっちゃけ反抗はしたいが、この人相手にどれだけ抗っても無駄な気しかしない。

 

「はぁ……。もう好きにしてください」

 

直後、博士の目がキュピーンという音を立てて光る。あ、これ選択を誤ったな……。

 

「ふふふん、言ったね~?なら容赦はしないよっ!」

 

博士の後ろにはやる気の炎が燃え盛っている。

 

 

 

 

 

この時点で、俺は、ここでの真っ当な研究生活を諦めた。

 

 

 

 

 




オリジナルISの名前についてですが、頂いたリクエストは正式には『()クリプス・グリント』でした。私勘違いして『()クリプス・グリント』って書いてましたね……。
でもイクリプスの方が発音的にも正しいし、こちらの方が音がいいのでこのまま行こうと思います。
せっかくリクエストしていただいたのに申し訳ありません。


あ、もちろんまだまだ募集中ですよ?多分次回かその次くらいには出てくるかなぁ、と。

……出せるといいなぁ。


感想や一言についてですが、些細なお言葉でも非常に私のやる気値がアップします!いっぱいいただけたら嬉しいです!あと評価も。

ここはこうした方がいいんじゃないか、誤字脱字見つけた、等々
コメントしていただけると非常に喜びます。
あんまりキツイお言葉は私の心がバッキバキに折れてしまうのでやめていただけると幸いです。


それでは、次回を気長にお待ちくださいっ!

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