「ターゲット確認」
タン・・・タン・・・タン・・・
「ターゲット、現在睡眠状態。時間帯からしておそらく昼寝中」
「射程圏内に移動完了。強化魔法発動」
バァン!!! 推奨BGM「感情の摩天楼」
「成功。そのまま第二段階までチャージ」
「成功。そのまま第三段階までチャージと同時に攻撃姿勢に入る」
「脚。百八十度開脚。胴体。地面と平行。右足の移動場所。障害物無し」
「ターゲットロック。成功」
「第三段階チャージ完了。体調。良好」
「
居候狩り「聖三段全力強化蹴り」
ズガッ!!
ドゴッ!!!
バコォォォォン!!!!!!
「ぐふぇmふぇうぃあじまs、ふじこmをいあじゃ;l
BGM終了
「聖よ」
「何ですか?二ツ岩さん」
「なぜ名字で呼ぶ。じゃなくて、言いたいことがあるならなぜ昼寝中を襲うのじゃ?」
「私は、僧侶です。だから欲はありません」
「で?」
「しかしストレスは溜まります。だからその発散と修業を兼ねて二ツ岩さんを蹴りました」
「つまり儂で溜まったストレスを儂で発散したということじゃな」
「物分かりがいいですね。二ツ岩さん」
「その呼び方。やめてくれんかのう。調子が狂う」
「何言ってるんですか?私が知人を苗字さん付けで呼ぶのは、大抵怒ってる時ですよ」
「そうなのか?ぬえとかもそう呼ぶのか?」
「えぇ。封獣さんもですよ」
「お主が言うと違和感バリバリじゃな」
「貴方がカタカナ語を言っても違和感がありませんのにね」
「一応、儂、自力で結界を超えてきたのじゃが」
「そういえばそうでしたね。ネットでおばあちゃんと言われてたので忘れてました」
「どこでその情報を手に入れたんじゃ?」
「ナズーリンちゃんのパソコンを借りたんです。この間、無縁塚でウイン何とかというものが手に入ったと喜んでました」
「ナズめ。覚えていろよ」
「さて本題に入りましょうか」
「本題とは?」
「出てってください」
「ずいぶんとストレートじゃの」
「当たり前じゃないですか。貴方、一人で生活できるでしょ」
「こういう時は連れてきたぬえに言うものじゃないのか?」
「ぬえちゃんは良いんです。ちゃんと修行もしてるし、貴方を連れてきたのも私たちのためですし」
「そうじゃったのう」
「しかし貴方はどうでしょう?毎日、お寺のご飯を食べて「ボリュームがないのう」と愚痴を吐き、お寺で何をするわけでもなくゴロゴロしていたかと思えば、ふらりと人里に行って酔って帰ってきて大声で皆を叫び起こしてギャンギャン騒いでガーガー寝る」
「う・・・」
「これでストレスが溜まらないわけないですよね」
「そうじゃのう・・・」
「出て行ってください」
「しかしなぁ」
「しかし?」
「儂もここでの生活が気に入ってるからのう」
「余計、出て行ってください」
「分かった分かった。儂が悪かった」
「悪かったじゃないです。もう一度蹴りましょうか?」
「少し前はあの蹴り、三段じゃ無かっただろう?」
「私、気づいたんです。蹴った相手が飛ぶ前にもう一度蹴ればいいんだって」
「それで三段蹴り・・・」
「どうでしたか?結構自信技なんですよ」
「持ち過ぎじゃ。蹴られたとこ全部が物凄く痛い」
「それは良かった」
「技の出来具合ならまだしも、スペルカードとしては使えんな」
「そうですか。話がそれてますね」
「儂は正直出ていきたくないのぉ」
「だったら修行するなり、掃除するなり、何でもいいですからやって下さい」
「そうじゃのう。それぐらいはやらんとな」
「ではこの間、雨漏りしたんで直しといてください」
「分かった。ポン太」
タヌッ
「やっといてくれ」
タヌッ!!
「これでいいじゃろ」
「・・・・・・腑に落ちないわ」
今日も命蓮寺は平和です。