UBW~倫敦魔術綺譚 (未改訂版)   作:冬霞@ハーメルン

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これは『UBW〜倫敦魔術綺譚』に登場するキャラクターの設定集です。
基本的にオリキャラ達のものを掲載しています。
ネタバレを含みますので、できれば最新話まで読んでから読むことをお勧めします。
※挿絵は“明智あるく”氏と、東方鼬紀行文で著名な辰松氏に頂戴致しました。
あるく氏のpixiv URL = http://www.pixiv.net/member.php?id=1290035
辰松氏の“小説家になろう”マイページ = http://mypage.syosetu.com/73358/

10/18 紫遙の能力設定が高すぎたので下方修正。
    ガブローシュ追加。執事の真名関連追加。
 
11/14 ハドソン夫人追加。

11/16 ルードヴィヒ・フォン・デム・オストローデ追加

12/15 紫遙の魔眼関係追加

05/27 紫遙の情報編集。フォルテ、美遊、院長先生追加。

01/29 モンパルナスとジャン・プリュベール追加。
    コンラート・E・ヴィドヘルツル追加。
    現代の魔女追加。
 
06/10 紫遙の項目を微修正。
    ジョバンニ・デ・サンセバスティアーノ追加。
    村崎嗣郎追加。
    加藤信一郎追加。
    須藤龍勢、五島海追加。
    オクタヴィア・レイランド・フォン・ゼッケンドルフ追加。
 
07/22 グランテール追加。
    エヴァン・シュヴァンクマイエル追加。

1.8.6  こっそりあちこち修正


設定集 『登場人物紹介』

 

 

■ 蒼崎紫遙 {IMG416}{IMG696}

 

誕生日:不明

 

身長:175cm/体重:63kg

 

イメージカラー:薄紫

 

特技:準備の類。後始末の類。

 

趣味:クラシックやオペラ、ミュージカルの鑑賞

 

好きな物:平穏と騒動

 

苦手な物:孤独

 

天敵:コンラート・E・ヴィドヘルツル

 

 とある街で蒼崎姉妹に拾われた天涯孤独の存在。二人の義弟となり、現在は魔術師として時計塔に所属している。

 

 【略歴】

 

 橙子が隠れ棲んでいたとある街で雨の中、捨て犬のように傷だらけで転がっていた少年。橙子に拾われた後は義弟として英才(スパルタ)教育を受ける。

 魔術師としてちょっと仲直りした二人の義姉の元で様々な研鑽を積み、高校卒業と共に時計塔の鉱石学科へと問答無用で強制留学させられた。

 時計塔では入学後すぐにルヴィアと知り合い、諸々あって無二の親友となる。互いに互いを信頼しており、今では研究内容についても論議を交わすパートナーである。

 

 【人物】

 

 魔術の家系の出ではないにせよ一流の英才教育を施された一流の魔術師であるが、お人好しで人情に厚い青年。

 魔術師としての思考が一番最初に来るが、義姉に似たのか身内にはかなり甘い。

 士郎とは真逆のアプローチによって刷り込まれたポリシーとして、女性に優しくがモットー。というより綺麗な女性に弱い。

 ひきこもり気質だが、運動性能は並の上。手先は器用だが料理は苦手で、作れるのは炒飯か拉麺ぐらい。またある程度食事に関しては許容できる性格のため、最低限の保存食料で一週間工房に篭もりっきりといったこともザラ。

 この世界において知り得ないはずの知識を持ち、それらを想起させようとすると世界からの修正として“嫌がらせ”のような圧力を受ける。例えば意味もなく不安になったり、意味もなく何かに怯えたり。酷いものになると夜も眠れない。

 これは義姉達の長年の精神教育、訓練によって昔ほどの影響はなくなっているが、たまに再発する。

 

 【能力】

 

 魔術師としては準一流。戦闘向きの魔術師ではないために荒事には不向きだが、下の義姉に無理矢理連れ回されているために実戦経験はまぁまぁで、研究者としては既にそれなりの評価を得ている。

 基本的な魔術はある程度のレベルで発現できるが、自己暗示を丁寧に行う癖があり、詠唱が長めなのが欠点。魔術回路は左右あわせて十四本。属性は風、炎、氷の三天元素収束《トリニティ・エレメンツ》という比較的稀少なものだが、属性魔術はそれほど得意ではない。ちなみにメインは風。

 特性の異なる鉱石や金属を複数組み合わせて作り上げた魔術礼装、『魔弾の射手(デア・フライシュツ)』を荒事用に所持している。

 また式に手慰み代わりに手ほどきを受けたため、ナイフを用いた接近戦もある程度はこなす。

 

 鉱石学科に所属しているが、鉱石魔術を得意としているわけではない。その本来の研究は『魔眼の習得』である。魔術回路を形成する際に目の周辺に集中したがために、魔眼の習得に秀でている。

 本来魔術では再現できないはずの超能力も自らのものにしており、現在習得している魔眼は『歪曲』『魅了(暗示)』『幻覚』『炎焼』『束縛(重圧)』『透視(千里眼)』の六種類(九種類)。

 ただしどの魔眼も“研究用に所持しているだけ”であって大した威力はない。

 

 

 

■ 教授

 

 鉱石学科で教鞭をとる一級講師。

 座学や研究が本分であり、鉱石魔術に関する知識は超一流。ただし実技、というか戦闘が苦手で、溢れる才能に任せて魔弾の撃ち合いをするあくまとけものを教壇の陰で震えながら見ているのが大概。

 噂によると自分の机の引き出しにいつでも提出できるように辞表を用意してあるらしい。

 

 

■ 師範

 

 両儀流古流武術倫敦支部の道場主を務める武芸者。両儀の血筋ではない。息子と娘がいて齢既に40後半へと達するが、それを感じさせない程に若々しい。

 道場を立てた当初、式の紹介で紫遙を門下生にしようと勧誘していた。退魔とは何ら関係ない一般人ではあるが、下手な混血なら返り討ちに出来る程の実力があるらしい。

 現在は士郎を相手に稽古をつけているため、士郎の我流剣術にも両儀流が多分に混ざりつつある。

 

 

■ ジョージ・アラカワ

 

 倫敦の街でキャブの運転手をしている男性。ナイスミドルで気っ風の良いおっちゃん。セイバーさんの現地調達の友人第一号。

 その運転スキルは最早騎乗Aにも迫る勢い。倫敦の街のあらゆる路地裏を知り尽くし、リアルタイムで警察の警邏回路や信号機の色まで把握しているという。

 日系人で、日本に飲食店を経営している同名の従兄弟が一人と、秘密組織に所属している父方の親戚が一人いる。

 cv中●譲●。

 

 

■ オーギュスト

 

 エーデルフェルト別邸の執事長。士郎を自分の後継者にするべく日々厳しい指導を続けている。

 

 

■ ガブローシュ

 

 倫敦の街の小学校に通う少年。フランス系。セイバーさんの現地調達の友人第二号。

 倫敦中の悪ガキ共のリーダーで、主に下水道及びマンホールを利用した裏道によって何時でも何処にでも出没する。ちょっとセイバーに恋慕してるらしいが、まだ憧れと恋愛感情の区別がつかない子供。

 ちなみに父親は煙突掃除屋で、彼も将来は家業を継ぐ予定。人と握手をするのが好き。

 

 

■ ハドソン夫人

 

 倫敦遠坂邸がある地区の町内会長のようなことをやっている人。

 犬耳犬鼻犬尻尾が似合いそうな子犬系の若き未亡人で、世話焼き。倫敦で凜が唯一勝てない人。

 料理の腕はイギリス基準で達人。士郎に言わせれば「物足りない」。ただしお菓子作りは非常に上手で、特にスコーンとショートブレットがセイバーの大好物。

 

 

■ ルードヴィヒ・フォン・デム・オストローデ

 

 ドイツのハルツ地方、ブロッケン山周辺を領地とする古参の強力な死徒。

 以前戯れに作ってみた死都を蒼崎姉弟———主に青子———に殲滅され、自身も命からがら逃げ帰ったために二人を深く憎んでいる。

 死徒としての特殊能力は『融合』。外物に対する肉体や魂の拒絶反応が極度に低い。隆々とした体格、非常に強い膂力、優れた復元呪詛なども。

 腕に武器を埋め込んでの接近戦を好み、また他者を生きたまま取り込んで命のストックとすることができる。ただし容量に限りがあり、一度に数人しか取り込めない。

 相性はルドルフ。《死なずのルードヴィヒ》で通っているために本名が知れたのは第三十七話が初めてだった。

 

 

■ フォルテ

 

 魔術協会の封印指定の執行者の部隊に所属する若き才女。風を使った魔術を得意とし、特に戦闘に関しては同期の中でも群を抜く才能を発揮する。

 それなりに古い家系の出ではあったが、受け継がれた魔術礼装が戦闘用のものであったことから研究する魔術もそちらに偏り、結果として執行部隊に所属することになってしまった。が、本人はあまり気にしていない。

 基本的に女らしからぬ明瞭簡潔な性格ではあるのだが、それでありながら日常生活では非常に細かい部分に気を遣う神経質な一面もあるので、バゼットとは上手く噛み合ってしまっている。

 というか噛み合ってしまったのが運の尽きで、以後はトラブルメイカー気質のバゼットとことあるごとにペアを組まされることになり、また彼女たちが親しくするようになるためには更に十話程度を要するのだが‥‥割愛。

 二つ名は“風使いのフォルテ”または“素晴らしきフォルテ”。

 青味がかった銀の長髪ロングの(男らしい性格に反して)ゆるふわ愛され系の美人で、随所に軽装甲を施した戦闘礼装(バトルドレス)を纏う。

  

 

■ 美遊・エーデルフェルト

 

 冬木市は新都の丘の上にひっそりと建つ孤児院に住む少女。理由は不明ながらも天涯孤独の身であり、普段は孤児院の名前を名字として名乗っていた。

 文武両道の言葉を体現したかのような存在。学業は義務教育レベルを優に越え、基礎教科以外の教養も並大抵の一般人のレベルを超えている上に、身体能力も同年代では最高クラス。

 ルヴィアと紫遙、バゼットがゼルレッチの任務を受けて向かった冬木で夜中に遭遇。夜中にトラックに轢かれたところをサファイアと契約することで一命を取り留める。以後はルヴィアに拾われ、エーデルフェルトの性を名乗るようになった。

 無表情がデフォルトではあるが、心を許した相手と対面している際には結構な百面相。

 

 

■ 院長先生

 

 美遊が居住している孤児院の管理者。預かっている子供達の教育にも非常に熱心で冬木市の住人達からは人格者として認知されており、彼が毎週日曜日に行っている講演には毎週かなりの聴講者が訪れる。

 常に笑顔を絶やさぬ人物で子供達にも優しく、慕われてはいるが、料理の嗜好が発達途上の子供達に与えるには不的確に過ぎる程に中華で外道で刺激的であり、そこだけが唯一の欠点として子供達からは諦めの視線を向けられていた。

 彼は美遊のことを非常に買っていたが、それと同時に他の子供達とは違った接し方もしていて、そこが美遊の一見複雑な性格を形作る原因の一つともなっている。

 ルヴィアが美遊を引き取る際には少なからぬ額を孤児院への寄付金として提示されたのだが、その全てを一切の躊躇無く断ったことも暫く後に知られ、また冬木市の住人達からの尊敬を集めることとなる。

 cv●田●治

 

 

■ モンパルナスとジャン・プリュベール

 

 鉱石学科の学生の一人。魔術師としては中流の家系の出身者であり、実力は中の下。こう聞くと残念な魔術師に聞こえるかもしれないが、これでも時計塔の学生としては並である。

 紫遙が留守の隙を突いて工房へと忍び込もうとしたが、失敗。秩序の沼に捕らわれて寂しく救出を待っていた。

 ちょっとばかし他人の研究におんぶにだっこしようとしただけの普通の学生。結局のところ紫遙の本来の研究は鉱石魔術ではないので、骨折り損の儲け無しだったが。

 

 

■ コンラート・E・ヴィドヘルツル

 

誕生日:不明

 

身長:180cm/体重:48kg

 

イメージカラー:くすんだ金色

 

特技:基本的に何でも出来る

 

好きな物:探求

 

苦手な物:根源

 

天敵:特になし

 

 冬木の地に『クラスカード』という大迷惑な魔術具をばら撒いた張本人。

 根源(アカシックレコード)以上の存在を求めて冬木で実験を行い、結果として紫遙を見出して拉致しようと企み、恋に落ちる(←ココ重要)

 既に齢は百を超えるが若々しく、くすんだ金髪の青年に見える。眉目秀麗であるが、全体的に卑屈で傲慢な表情をしているために不気味な雰囲気を湛えている。

 

 【略歴】

 

 先代死徒二十七祖第七位アインナッシュの系譜に属する魔術師で、歴代最高の天才。

 魔術師として師である父を超えるまでに成長した若年期に出奔。以後、両親が死んで後継者がコンラートのみになるまで一切連絡を絶ち音信不通状態になっていた。

 最終的にヴィドヘルツルの領土の管理の補佐をしていた魔術師に発見され、管理者(セカンドオーナー)を拝命するが特に何かするというわけではなく、基本的に管理は補佐の魔術師に任せている。

 以前にイタリアの地方都市ポンペイにて魔術的な実験を行い、それを理由に封印指定となった。が、一霊地の管理者(セカンドオーナー)であったこと、そして血統や純粋な資質によってのみ再現できる術式というわけではなかったために執行は凍結されていた。

 

 【人物】

 

 歴代の尽くを凌ぐ魔術回路の質と数。決して驕ることない克己心と向上心。そして深い観察力、洞察力など魔術師として必要なものを殆ど備えている。

 冷静に客観的に魔術師的に考えて、自身こそが最高の魔術師であるとみなしており、その最高の魔術師である自身がどうしても辿り着けなかった根源(アカシックレコード)を憎み、最終的に見限った。

 その経緯から根源(アカシックレコード)以上の存在を確信し、ありとあらゆる手段と実験によって追い求めている。

 何十年もの長きにわたり追い求めた根源以上の存在への手がかりである紫遙に出会って恋が芽生えたが、それは彼自身に恋愛感というものが男女のものという認識がないため。恋という感情の定義だけが知識としてあり、結果として同姓である紫遙に恋愛感情を抱いた。

 

 【能力】

 

 ヴィドヘルツル家はアインナッシュの家系の傍流であるが、その精神干渉の技術は本家亡き今となっては最高峰。

 その中でもコンラートのポテンシャルは突然変異と言っても過言ではなく、単純な精神干渉の力こそ先代アインナッシュに劣るが、純粋な魔術師としての力量は凌駕する。

 基盤となる技術である精神干渉のみならず、およそ技術で補えるありとあらゆる魔術を習得しており、その分野の超一流には及ばずとも一流レベルを優に超えている

 

 ただしコンラートの性能(スペック)とは魔術師としてのものであり、戦闘者としては決して上位のものではない。単純に殴り合うなら士郎や凜に辛勝できるレベル。

 故に恐るべきは、魔術師として最高峰のレベルにあるために採れる手段が尋常でない程に豊富であること。ただし彼自身が戦闘者でないために発想の応用力に欠けるのが弱点。

 封印指定に至った疑似固有結界『メモリー』については用語集を参照。

 

 

■ 現代の魔女

 

 紫遙の友人であり、呪詛科(ジグマリエ)で薬草学の講師として教鞭をとる生粋の魔女。魔術師とは異なり、魔術師に軽蔑される存在でありながら魔術師を凌駕する知識を持つ本物。時計塔に在籍しながら忌み嫌われ、存在から目を逸らされる日本人。

 凜達が来る前から長期休暇の期間だけ時計塔に来ていた。紫遙と知り合ったのはその時で、以来こまめに文通などを交わし、共同研究なども行っている。

 現在は高校を卒業して正式に時計塔へとやって来たが、基本的には自分の工房に閉じこもって講義以外では滅多に出てこない。実際には出てきているのだが、時計塔の中では全く注目されていない存在なので誰も気にせず、工房に籠もりっぱなしという認識になっている。

 飄々とした眼鏡っ子であり、基本的に他者には無関心だが、魔女としての性質から他者からの求めには応じる。特に友人にはかなり甘いところがあり、紫遙からの頼みに応えて致死性の毒を用意した。

 ちなみに今期の特待生について思うところはあるらしいが、紫遙に対しては黙秘を貫いている。紫遙自身も彼女の出身地等を知らないからか特に勘ぐってはいない。

 

 

■ ジョバンニ・デ・サンセバスティアーノ

 

 ポンペイ教会に叙任されていた司祭。また、ポンペイの管理者(セカンドオーナー)でもある。

 代行者でありながら魔術師で、バチカンに程近いポンペイで魔術協会と聖堂協会との橋渡し役として活動していた。

 現在は齢六十を超え七十に届くほどの老齢であるが、ポンペイを継いで隠居同然の身になるまでは優秀な代行者として異端狩りに勤しんでいた。

 彼の一族は代々、教会と協会の双方に所属し、ポンペイの町を守っていた。彼もその例に漏れず、生まれ故郷であるポンペイを愛し、命に代えても守ろうと誓っていた。

 が、ある日フラリと訪れたヴィドヘルツルによる魔術で街の住民の一部が命を落とし、彼もまた町を守るためにヴィドヘルツルと対峙するが、あえなく敗れることになる。

 ちなみに苗字を名乗らなかったのは、血統を重視するわけではない代行者としての色が強かったから。今回はヴィドヘルツル及び魔術協会への牽制の意味もあった。

 

 

■ 村崎嗣郎

 

 東京郊外に住んでいる男子高校生。

 少年漫画とRPGなどのゲームが好きで、クラシックやオペラ、ミュージカルの鑑賞が趣味という微妙に渋い趣味を持った帰宅部員。

 ちなみに名前の由来は、『人と人との仲を嗣ぐ良き友人であるように』。

 人当りが良くて世話焼きだが積極的に他人との交流を試みるタイプではないので、少ないながらも堅実な友人環境の中にいる。なお家族仲は良好で、ごくごく平凡ながらも楽しい毎日を過ごしていた。

 筋金入りのヲタクである友人から、何を勘違いしたのか勧められるままにPS2版のFateを借りてプレイしてしまった。このまま何事もなく大学生になっていたら、間違いなく順調に道を踏み外したと思われる。

 ただし現段階ではサブカルチャーについて深く踏み込んでいない、どこにでもいる少し漫画やアニメ、ゲームが好きなだけのお人よしな高校生。

 

 

■ 加藤信一郎

 

 村崎嗣郎の中学校以来の親友。柔道部所属、柔道二段。

 ガタイの良い武道家でありながら筋金入りのヲタクであり、一般人には理解出来ないだろう難解な例え話やフレーズを時たま口にしては『気にすんな』と言うのが癖である。エロゲ、ギャルゲ、格ゲー、落ちゲー、STG、FPS、ラノベ漫画アニメ何でもござれのヲタクの代名詞。

 一方で非常に陽気でリーダーシップもあり、学内外問わず非常に顔が広いクラスの人気者。『自分一人で出来ないことは皆でやればいいじゃない』とばかりに課題の貸し借りの間を持ったり、自分も貸して貰ったりと活躍している。

 なお、背後から友人に近寄っては裸絞めを見舞うという悪癖がある。

 

 

■ 須藤龍勢《すどう りゅうせい》、五島海《いしま うみ》

 

 嗣郎のクラスメイト。グループは違うが、加藤を通じての知り合いである。

 須藤は生徒会に所属している秀才で、五島は加藤と同じくお調子者でクラスの人気者。

 

 

 

 ■ オクタヴィア・レイランド・フォン・ゼッケンドルフ(未登場)

 

 ノーリッジ学生寮にて受付嬢をしているドイツ人の少女。何故かドイツ人の職員が多い気がするけど、きっと気のせいだろう。

 受付嬢をしてはいるが武闘派の魔術師の一人で、『運命の車輪』という魔術礼装を使った戦闘を得意とする。故に日々ことあるごとに騒ぎを起こす学生たちの制圧に忙しい。

 紫遙とはクラシックを愛好する同志として、レコードの貸し借りを行う仲。

 

 

 ■ グランテール

 

 鉱石学科所属の学生。年長の部類に入り、酒と煙草と釣りをこよなく愛する詩人。

 紫遙の数少ない友人の一人であり、よく一緒にパブで飲み交わす仲。

 

 

 ■ エヴァン・シュヴァンクマイエル

 

 |降霊学科《ユリフィス〉所属の学生。

 ゴーレム作成を得意とする魔術師であり、自らが内部に搭乗する珍しいゴーレムを扱う。またそれでよく廊下を爆走しており、騒動の種ともなっている。

 チェコ出身で、かなりの名家。鉱石学科には聴講に来ている。

 

 


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