少し時系列等いじくってますが大筋は変わってないので気にしないでください。
『トリオン供給機関破損
風間さんが落ちてしまった…分けわからん攻撃もどんなのか知りたいんだけど、無駄死に終わりそうだし。
それに体内に入り込む攻撃なら、その前に防ぐ用にシールドとか必要だろうしね…まあマスクみたいにして防いで、その攻撃が何かが分かったときは僕も
そんなふうに考えていると、全員退くべきという考えは一致していたらしく、先輩達に退けと言われたあと僕も退けと風間さんに言われた。
支援課室
戦闘を離脱した僕は支援課室に戻ったと同時に、パソコンをいじくり始める。
…と仕事を始める前に本部長に連絡しよう。
「二階堂です。風間隊とともに戦ったブラックトリガーの情報を纏める作業に入ります。ブラックトリガーについてはスタアメーカーで位置把握可能なので、そちらのパソコンに位置情報を送っておきます」
それを聞いた本部長が言う。
「ご苦労。一は、解析やオペレーターが間に合っていないところを支援しろ」
「了解」
とりあえずの仕事はそれだよね…。
本部長は続けて太刀川さんに話しかける。
「慶は東部地区に向え。風間隊に代わってトリオン兵を排除しろ。C級と市民を守るんだ」
「太刀川、了解」
開発室長とかがブラックトリガーとやらんのかと言ってるけど、位置が分かってるなら近づきそうなら向かえばいいってことだろうな、C級の避難が今は最優先なわけだし…。
でも、太刀川さんは、ブラックトリガー来いとか思ってんだろうな。本部長が来たらやっていいと言ったときの返事が嬉しそうだったもん。
というかあれだな。今思ったら、あいつ地下のシェルター行く可能性もわりと考えられるかもな…こっちがC級の保護目的ってバレてるならそこつけば、あいつから見たそれないの
まあ今気にすることでもないかな…。
そんなことを考えていると、太刀川さんが聞いてくる。
「一。新型を斬ることにはなってるんだが、東部方面できつそうなとこあるか」
「そうですね…」
新型の目撃情報と…その多さとか対処人数から考えて、
「村上先輩が一人で三匹相手にしてますね…位置情報送ります」
「助かる」
太刀川さんに位置情報を送る。
村上先輩新型相手に一人で三匹抑えてるとか半端ないな…流石。村上先輩にも伝えなきゃな。
「村上先輩、二階堂です。今そちらに太刀川さんが向ってるというのと、折角なんで情報を纏めたいので、もう少し耐えてください」
「おまえ後半が本音だろ」
「ははは」
まっさかー。
「でも太刀川さんが来るなら希望が持てる。それまで解析を頼む」
「了解」
そこから村上先輩からの助言をもらいながら、解析を始める。
村上先輩によると、おそらく攻撃方法は3種類あって一匹が色を変えることで攻撃方法を変えるらしい…一体に一性能じゃないとかやっかい以外のなにものでもないよ、本当にさ。
それで…今村上先輩の正面に居座って変な攻撃をしてるのが、その性能のひとつなわけか。
わざわざ液体になって下から攻撃を…さっき見たなこれ。
もしかして、人型のトリガーをもとに作ってるのかな、この新型…なるほど。
これなら、あのブラックトリガーの情報纏めながらでも新型の解析ができるな…ラッキー。
それに残りの2つも人型を参考にしてるなら、これを解析すれば今いるさっきの以外の人型のうち上手くいけば2名の情報の足しになるかもしれんしな…。
思った以上に重要だな、これ。
よし…やるか。
まず、一つ目は液体化攻撃だ。
これは先ほどのブラックトリガーのやつなのは明らかだ。でもこっちは良く分からん攻撃はしないみたいだ…それは救いかな。いやしてくれたら、こっちで解析できたからあった方が良かったかも。まあいいや。
ついでに人型の方は…全身液体化できて、固体化によるブレードによる攻撃や伝達脳とか弱点の硬質化による防御が可能で、またそれを体内に多量につくることで弱点のダミーの生成も可能。だがこの点に関しては、色付けが完了しているため弱点に関しては問題ないと思われる。またこれ以外に解析できていない不明の攻撃方法あり。
それで性格については、基本こちらが弱く自分が負けるわけないと思っているからか、舐めていて思い通りにいかないと周りが多少見えなくなる傾向がある。しかし、何も考えず、ただ自分の力のゴリ押しかと言われるとそうではなく、負けないための考えは持ち合わせている…て感じかな、うん。
…人型はこれでいいかな、うん。
「本部長、ブラックトリガーの情報を纏めました。とりあえずそちらに情報を送ります」
「ご苦労。引き続き頼む」
「了解」
響子先生に情報を送る…まあ後で全体に情報送るだろ。
さてと、次の攻撃方法は、口からの砲撃のタイプか。
これも、人型参考なのか?
えーと…来てる情報によると…砲撃タイプって判明してるのは基地南部の人型だな。東先生のとこじゃん、本気でかからなくてわ。
新型のほうは、一回の砲撃が威力相当高いな。これで参考してるなら人型のほうが鬼畜だぞ…そういや南部
新型では、捕えるってより破壊の方に重点が置かれるようだ…新型って捕獲目的じゃないのか。
それとこの性能になると飛ぶ能力が備わるらしい…で人型の方はまだ飛んでないのか。
南部の人型は飛ぶ可能性あり…と。
これに関してはこんなもんでいいか。
「太刀川さんはまだか」
「後2分もないです。こちらもそろそろ終わるんでもう少しお願いします」
「…分かった」
もう少し耐えてください、村上先輩。
それで最後の性能が…よく分からないらしい。
村上先輩曰く、このタイプになると先ほどの2つよりかは攻撃が消極的になるらしい。でも見た感じ腹から何か飛ばして攻撃するようだ…うんよく分からん。
ただ、この攻撃を食らうと…動けなくなったり逆に向こう側に動いてしまったりらしい。その攻撃を食らってしまったので、咄嗟に村上先輩は右腕斬って逃げたみたいだし。
動きの無効化…というよりも動きの制御か?
このタイプの攻撃をまだ見れてないから何も言えないんだけど…どっちかというと押し付けられたり引っ張られたりという感覚らしい。
押したり、引いたり…まだよく分からないけど、食らわなきゃ大丈夫みたいだし。影響ないところで防御ができれば問題ないかな、うん。
解析を続けていると、液体型の新型が真っ二つに切断される。
「よう、村上。俺、忍田さんにこいつら斬って来いって言われてんだ」
太刀川さんの到着である。
「もらっていいか」
「…どうぞ」
奇遇ですね村上先輩、僕も今この人ただ単にやりたいだけだろって思いました。
その後残り2体も瞬殺する太刀川さん…なんなのこの人。
今ので太刀川さんはトップタイらしいけど、村上先輩が2体を撃破したようにしたようだ。撃破数には興味ないとか、流石は戦闘バ…いや何でもない。
そんなことを思っていると太刀川さんから話しかけられる。
「一。次はどこだ?」
「えーと…あっちですね。位置情報送ります」
「了解」
太刀川さんが行ってしまう。
「先輩はどうします」
「トリオンがきついけど、もう少し残る」
「了解です。一応ここら辺の新型の情報だけ送っときますね」
「助かる」
さてと…とりあえず本部長に連絡か。
「二階堂です。現時点で判明してる攻撃方法が違う新型とそれに付随した情報をそちらに送ります。確認と全隊に送ってもらうようお願いします」
「分かった。引き続き頼む」
「了解」
次はきついとこのオペレーターだな…人型のとこが厳しいと考えると東先生がいる南部か人型2名の南西部か、どっちかだな。
南西部のほうがC級いるし、そっちのほうがいいか。
よし、連絡取ってみるか。
そう思って玉狛との通信をONにしようとしたとき支援課室の扉が開く…誰?
「どもども。頑張ってる?」
迅さんである。
いや本当に何でいるのよ?あなた基地西部の担当でしょうが…。
僕がそう思っていることが分かったのか迅さんが何食わぬ顔で言ってくる。
「ん?ああ天羽に任せてきた」
「は…はぁ」
防衛戦争ってことを考えると迅さんフリーにすべきなんだろうけど、ボーダーのこと考えると渇いた笑いしかでないぞ…根付さんの仕事が増えるね、はは。
天羽先輩の
と今はとりあえずそのことじゃなくて、
「何か頼みごとですか?」
わざわざここに来たってことはそういうことだろう。
「話が早くて助かる。で、早速本題なんだけど…」
迅さんが話始める。
話を纏めるとこうらしい。
もう少ししたら本部付近で敵がC級を本格的に狙いにくるらしい…さっきのブラックトリガーのやつとは別に。
それで、そのとき援護射撃を上から当真先輩達に頼んだから、僕はスナイパー組の守護をやれっていうことらしい。
うん、なるほど。となると時期か…それは、あっちの誰かから通信で入れるか。
わざわざ来るのも迅さんくらいか…そうだな。
というか
「敵は本部を直接攻め込むほど状況が切迫するんですか?」
あのブラックトリガーは単なる興味で来るだろうけど…今の位置情報から考えるとフリーにはなってないから、たぶん敵の大将かそれに匹敵する人しか来れないだろうし。
「さあね。敵のことは俺にはよく分からんよ」
「は…はあ」
はははと笑いながら言う迅さん…言う気ないなこの人。
と思ったら急に真顔になって、僕の肩を叩きながら言う。
「未来ってのは言っちゃならないこともあるんだよ、少年よ」
「はぁ」
まあこういうときは深く突っ込まないのがいいんだろう。
「じゃ、そういうわけだから頑張ってなー」
支援課室を出ていく迅さん。
さて仕事しよ…人型のフォローだなと思いながらもう一度パソコンに向き直る僕。
ちょうどそのときに連絡が入る。
「あ、ようやく繋がったね。はじめくん手伝ってもらっていい~?」
国近先輩である。
「人型ですか?」
今きついって言ったら人型だしな、そうだろう。
「流石、はじめくん。話が早くて助かるよ」
僕の問いかけにそう言ってくれる国近先輩。
「…ど、どうも」
いや、別に嬉しくないし。嘘です褒めてくれるのは嬉しいです、はい。ん?単純?知ってる。
そんな会話をしていると
「はじめ、お取込み中ごめんね。柚宇さん、ヤツの情報ちょうだい。米屋と緑川の分も」
もっと会話したかったなんて思ってないんだからねっ!!…キモイな。
「ほ~い。東さんたちの戦闘記録送るよ。詳しいことは東さんたちに聞いてね。はじめくんは持ってるよね」
「はい大丈夫です」
さっきは時間無くて視覚情報はまだ見てなかったんだけど…見なくてわ。
「ヤバ過ぎだろ…」
思わずそう呟いてしまう僕。
火力凄いとは聞いてたけどこれは確かに鬼畜だし、瞬殺されるわ…角付きがノーマルでもこれぐらいあるのか。シールドも1枚じゃ一点集中でも無理だよね、うん。
しかも色々な狙撃方法あるみたいだし、防御もできるし…でこっちではまだだけど飛べるんでしょ…十分チートだろこれ。
米屋先輩達も驚いたのか、驚いている…そちらの弾バカの火力以上だしな、仕方ないね。
「誰が弾バカだ、オペバカ」
…いや僕何も言ってないんですけど。
その後東先生達による解説を聞く僕達…やっぱ火力か。速射性能も段違いらしいし、ゴツイ癖して動きとかも半端ないし。
さてさて射撃系である以上は、出来る限り近くで接近戦に持ち込むべきかな。いや近寄ってあの火力で一発いかれたら無理あるか…。
うーん、自分のスタイルが確立してるタイプじゃん。それでそのスタイルは…東先生曰く大雑把に見えるけど違うってことらしいし。
先生は先生でなんかもう動いてるし。後は気づけってことなんだろう…あの人は。
大雑把に見えるっていうのはとりあえず敵を気にせず進んで自分で攻撃しているからだろう…そしてその中で防御ができているのが現在の状況である。
とすると、敵を気にしなきゃいけない状況に持ち込めば…そういうMAPはというと、これかな。
MAPを探し終え3人に渡そうとすると、国近先輩が先に言ってしまう。
「はじめくんがそういうと思ってもう準備してるよ~。旧・三門市立大学のMAPだよ」
流石はA級1位オペレーターだわ、仕事早いな。でもほら前半の言い方が色々とまずい気がするんですよ、ね?
「「「流石。通じ合ってる」」」
ほれ見ろ、バカ3人衆が食らいついてきちゃったじゃん。
…いや、別にオペレーターとして普通のことだからね、別にそういうアレじゃないよ。国近先輩も、すごいでしょーとか言わなくていいですから。
ニヤニヤした後米屋先輩が言う。
「まあ、はじめのことは後々掘り下げるとして…行くか。作戦はMAPを見て決めようぜ」
…掘り下げるのやめてください、マジで。
そこから3人で作戦会議を始める先輩2人と駿。
A級3人だし大丈夫だろ…そうだ忠告しなければ。
「おそらくきつくなったら飛び始めるんで警戒よろしくお願いします」
「マジか…空飛ぶゴリラか」
そうだけど、そういうことじゃないと思うな、米屋先輩。
とりあえず見てればいいかなと思っていると、東先生から連絡が入る。
「飛ぶのがやつの余裕を考える上で重要なら、飛んだあとの処理をもうしておくぞ。誘い込める場所を探しておいてくれ」
「…了解です」
先の事も考えとかないとね、うん。
「誘い込んだ先で決める感じですか?」
「ああ、アタッカーを配置する。そしたら…来馬」
「はい」
そこから東先生が策の説明をする。
こっちの仕事は…
「国近先輩は、駿のほうをよろしくお願いします。米屋先輩と奥寺先輩の分はこっちでやります」
「りょうか~い」
よし、えっとここら辺で隠れられそうなとこを探そう。
であっちの様子というと、米屋先輩が首を狙って避けられたところだった。
駿の回り込みも射撃で避ける。
本当にヤバいな、背中からとか。
ただそこから出水先輩が、トマホークを撃って追撃を試みる…本当に何秒とかってレベルじゃないよなこの人の合成弾…。
しかしそれをガードする敵。こっちもこっちで半端ない。
そしてついに敵は飛んで3人の分断に入る。
「こりゃヤベーわ」
ありゃりゃって顔をしながらそう言う出水先輩…同感です。
そして分断に成功した人型は、駿との一対一に持ち込む。
大丈夫かなと少し心配したが、敵はまた飛行して逃げた…ほう足一本なくなってるし、やるなー。正確には見えなかったけど、流石だわ。
と同級生のスペックの高さに驚きながら、駿と米屋先輩に連絡を入れる。
「これからやつを誘い込みます。その位置情報は米屋先輩は僕が渡します。駿は国近先輩からもらって」
「「了解」」
奥寺先輩にも渡したしいよいよ大詰めだ。
敵は出水先輩のハウンドやスナイパー組の射撃を避けながら飛び回り応戦してくる…ここで反撃の精度上げてくんのか、やりづらいな。
おそらく敵は、先生の読み通り浮いた兵を探してるんだろう…来馬先輩が見つかった、そっちか。
「米屋先輩、来ました」
「了解」
そう言っていいタイミングで飛び込む米屋先輩。
すると…敵は気づいて歩みをやめ上に向って狙撃をしてくる。
「なるほど。こうして敵を呼び込むわけか、よく理解できたよ」
そう言う敵に米屋先輩が含みのある笑顔でこう言う。
「…と思うじゃん?」
そうここからだ。
米屋先輩がそう言うんのと同時に全員でフルガードをして米屋先輩を守る。
「こっちは
米屋先輩の槍が敵の心臓を貫く。